プロが教える「定期保険の選び方」
定期保険を選ぶときには、損得ではなく、目的に合わせて選ぶという観点が大切
定期保険のイメージとして、「掛け捨ての保険だから損」と考えている方も多いのではないでしょうか。確かに、定期保険は、保障期間が一定期間であり、保障期間が満了すると保障を受けることができません。しかし定期保険は、一定期間しか保障期間がない代わりに、一生涯保障を受けられる終身保険よりも割安な保険料で加入することができます。損得ではなく、目的に合わせて選ぶという観点が大切です。賢く定期保険を活用することで、保険料負担の軽減につなげられる可能性があります。

鳥取・女性・43歳
業務歴:11年
得意分野:住宅ローン相談、家計相談、保険相談、ライフプランニング、教育資金相談、老後資金相談
資格:AFP、宅地建物取引士、社会福祉士
賢い選び方
必要な死亡保障は、ライフスタイルや世帯構成、保障の目的などによって異なります。定期保険は、例えば、教育費に対する保障など、一定期間だけ保障が必要であるものに対して適しています。
まずは、ご自身の状況に合わせて、どのような目的でどれくらいの期間、保障を準備する必要があるのかを考えることが大切です。
例えば、一般的な定期保険で死亡保障を準備するのが適しているものの一例として、以下のようなものが考えられます。
・教育費に対する保障
お子さんの誕生から社会人として独立するまでの期間中に想定される教育費総額、または大きく費用がかかるといわれる高校卒業後の進学費用
・カーローンなどの借入金に対する保障
団体信用生命保険による保障のない借入金
定期保険の保険期間
保険期間には、「年満了」と「歳満了」があります。
「年満了」は、10年、15年といった年単位で保険期間を設定します。
「歳満了」は60歳、65歳までなど、被保険者(保険の対象となる方)の年齢で保険期間を設定します。保険会社によって、設定できる保険期間は異なりますが、目的や保障が必要な期間に合わせて、保険期間を年単位で細かく設定できる商品もあります。
定期保険の貯蓄性
定期保険は、貯蓄性が低いという面があります。ただし、冒頭でもお話しした通り、定期保険を選ぶ際、損得ではなく、目的に合わせて選ぶという観点が大切なので貯蓄性に着目する必要性は低いでしょう。
ちなみに、保険会社によっては、100歳満了など、長期の保険期間を設定できる定期保険を扱っている場合もあります。長期の保険期間の定期保険であれば、貯蓄性を有している場合もあります。
定期保険の種類
定期保険は、更新型と全期型に大別されます。
・更新型
更新型は、契約時に保障期間を設定し、原則として一定年齢まで同一の保障内容が自動更新されます。更新時の年齢で保険料が再計算されるため、更新ごとに保険料負担は重くなります。また更新可能年齢は、保険会社によって決められており、その年齢以降の更新はできません。
保障が必要な期間が不明であるという場合には、更新型を活用するのもよいでしょう。注意したいのは、先述のとおり、同一内容のまま自動更新をすると、更新ごとに保険料負担は重くなる点です。ただし、必要に応じて保険金額の見直し(減額)を行うメンテナンスを行えば、保険料負担の増大を抑えることは可能です。
・全期型
全期型は、契約時に設定した保障期間満了後の自動更新はされません。なお保障期間中の保険料は一定です。そのため更新型よりも、全期型の方が保険料総額は低くなります。
また、全期型には、逓減(ていげん)型(逓減定期保険・収入保障保険)もあります。文字通り、保険期間中、保険金額が逓減(次第に減少)する定期保険です。
逓減定期保険は、被保険者(保険の対象者)の死亡時に対応する保険金額が一時金で支払われます。一方、収入保障保険は、契約時に決めた一定額が毎月または毎年、保険金として支払われます。
※収入保障保険の活用例
夫婦と長男3歳(妻は専業主婦)の世帯で、夫が死亡した場合、長男が18歳になるまでの15年間、毎月10万円の生活費の保障が必要であるケースを考えてみましょう。
長男3歳時点での必要保障総額は1,800万円です。しかし、1年間夫が保険金の支払事由に該当しなければ、長男4歳時には1年分の保障額(120万円)が不要となり、必要保障額は1,680万円となります。つまり、必要保障額は年々減少していきます。
このような場合に、保険期間15年、年金月額10万円と設定した収入保障保険に加入すれば、妻は夫死亡時から保険期間満了時まで毎月10万円を受け取ることができます。以下は、ある保険会社の保険料例(30歳男性)ですが、保険の種類によって、同じ保険金額でも保険料が大きく異なります。目的や保障が必要な期間に合わせて、定期保険を活用する必要性を感じていただけるのではないでしょうか。
定期保険の保険料
定期保険は、一定期間に保険金支払事由が生じたら、保険金が支払われるといったシンプルなものです。商品ごとに保障内容は大きく変わりません。
しかし、保険料は、同じ保険金額でも保険会社によって様々です。同条件で比較して、保険料の低い商品を選択するとよいでしょう。
おすすめ定期保険ランキング上位5社について
おすすめ定期保険の上位5社は、以下の通りです。
今回は、平準定期保険にスポットを当ててランキングしています。ランキングを考慮するにあたり、保険料は30歳男性、保険金額1,000万円で比較し、設定バリエーション、保険料に重点を置いています。
ここ数年の間に保険料が下がった定期保険はとってもシンプルな保険。だからこそ「選び方」がとても重要。3つのポイントからご自身にぴったりな定期保険を見つけましょう。
「定期保険の選び方」は次の3つのポイントに集約されます。第一に「保険金額と保険期間」を決めること、第二にご自身の「健康状態」を確認すること、第三に「ネット申し込み」か「コンサルティング希望」なのかを選択します。この順番で検討していくとご自身にぴったりな定期保険が見つかります。CMなどで見たことのある会社だけで選択するのではなくご自身が必要と思う保障をきちんと提供してくれる保険会社で決めてください。ただ、その前に本当に大事なことは人生100年時代を見越したご自身のライフプランをきちんと考えることです。その結果必要な商品であれば購入すべきです。
定期保険って?
定期保険とは、保険の対象となっている人(被保険者)が一定の期間中に万が一の時や高度障害になってしまった時に支払われる保険です。
死亡時は、ご遺族など保険受取人が保険金を受け取り、高度障害時には一般的に被保険者ご本人が受け取ります。
死亡保障は「亡くなった時に受け取れる保障」です。高度障害保障は生存中に高度障害状態になった時に受け取れる保障ですが、保険会社によって定義が異なります。よくある条件では、「両目の視力を全く永久に失った状態」や「言語または咀嚼機能を全く永久に失った状態」などです。
死亡保険は基本的に「一定期間の保障に対して割安な保険料で加入できる」ことが最大のメリットになりますが、保険料は「掛け捨て」なことが多く、満期になっても「死亡」や「高度障害」に該当しない場合支払った保険料は戻りませんし、途中で解約した場合も支払った保険料は戻りません。
ただ立ち止まって考えてください。そもそも「定期保険」をなぜ選ぶのかということです。
万が一になった時の保険は「定期保険」以外に「終身保険」や「収入保障保険」もあります。
それぞれ特徴がありますが、定期保険は一定の期間に一定の大きな保障を確保し、保険料を抑えたいという目的には一番ぴったりな保険です。
2018年4月に標準生命表が11年ぶりに改定されました。平均寿命が延びた結果、死亡保障のリスクの減少により各保険会社が一斉に保険料の見直しに入りました。ここ数年以前に加入している方は保険料が下がる可能性があります。
定期保険を選ぶ前にすべきこと
では、何を基準に定期保険を選べば良いのでしょうか?
まずはライフプランをきちんと考えてみましょう。
今後どんなライフイベントがあるか、結婚、出産、転職、住宅購入、教育費、子供独立、老後等どの程度のリスク(支出)があるのかを把握します。そのうえで、公的な保障(遺族年金)がどの程度支払われるのかを確認しましょう。
保険の対象となっている人が亡くなったら(高度障害になったら)遺族年金は「幾らくらいの年金額」そして「どの程度の期間」受け取れるのか把握することです(障害年金も確認出来ればなお良いですね)。インターネット上にも簡易的に計算できるサイトがありますので色々試算してみてください。
そして最後に公的保障で足りない時期や足りないと予想される金額を定期保険でカバーします。なお年金給付内容は自営業なのか会社員なのかにもよりますし、家族構成や年収にもよります。
また、住宅購入した場合、銀行のローンに「団体信用生命保険」が付加されているケースが多いので確認しておきましょう。
定期保険の具体的な選び方は?
保険商品の選び方のポイントは大きく分けて3つあります。
1.保険金額と保険期間を考える
保険会社によって選択できる内容が異なります。結婚や出産、住宅購入、子供の独立、老後等ライフプランの、見直しの時期は色々あります。いつまでどのくらいの保障が必要か考えた上で検討していきます。
また保険期間の選び方として「歳満了」と「年満了」があります。
一般的に「歳満了」タイプを選択しますと、その年齢に到達するまで保険料が変わらず保障を得ることが出来ます。
「年満了」の場合、当初定めた期間中は保険料が変わらず保障を得ることが出来ます。期間到達時には、多くの保険会社がその時の健康状態に関わらず自動更新で80歳や90歳まで継続出来ます。
まだ先々のライフプランが決まってない場合は「10年更新」など選んでおいて状況に応じてその都度見直すという考え方もあります。ただし保険料は更新時のご年齢によって決まりますので今までの保険料よりは上がります。
2.健康に自信があるか?
保険会社によっては「健康優良体」という保険料割引を持っています。
適用条件は各社様々ですが、「過去1年以内の喫煙の有無」、「身長、体重、血圧の数値が所定の数値内」の場合に割安な保険料を受けられます。
加入時に優良体を受けることが出来なくても数年後に健康であれば他社への切り替えや同じ保険会社でも見直すことによって保険料が安くなるケースがあります。
「年満了」の定期保険を選択した場合には、加入後の健康状態に関わらず保険を自動更新することが出来ます。
3.インターネットで加入するか、相談して加入するか?
定期保険はシンプルな保険ですので、ご自身で必要な保険金額や保険期間を考えてインターネットですぐに告知のみで手続きが出来るケースが多いです。高額な保険金額で加入したい場合は健康診断書の写しや病院での診査が必要になります。
ご自身のライフプランを第三者と打ち合わせしながら必要な保障内容を決めたい方は保険会社や保険代理店の方と打ち合わせると安心です。
「定期保険」は定められた期間に亡くなった時などに支払われる、いわゆる「掛け捨て」の保険。加入目的をはっきりさせ必要な保障を必要なだけ無駄なく加入することが必要。
最近はインターネット専用の商品もあり、安く簡単に加入することができます。満期を迎えた時点で戻りがないのが定期保険ですから、保険料が安い商品を選ぶのはとても大切です。
選ぶポイントは「安さ」だけではなく、付帯出来る特約や無料付帯サービスなども確認しましょう。例えば、ガンなどの特定疾病で所定の状態になった場合に以後の保険料が免除され保障は続く「特定疾病保険料免除特約」を付けられる商品や、付帯サービスとして無料でセカンドオピニオンサービスが受けられる商品を選ぶのも選択肢の一つです。
あなたにとって何が必要で何が不要なのかを明確にし、期間と保障を決めた上でご自身に合った定期保険を選んでください。

東京・女性・61歳
業務歴:27年
得意分野:住宅ローン相談、保険相談、ライフプランニング、老後資金相談、相続・終活相談
資格:2級FP技能士、AFP、相続診断士、終活カウンセラー
そもそも何で定期保険?
まずライフプランをたてて表にしてみましょう。ご自身が必要な保障が可視化されます。
ご家族への経済的な責任のために、どの様な形で保障を作りますか?
終身保険:一生の保障があり貯蓄性がある(保険料は定期保険に比べて高い)
定期保険:一定の期間安くて大きな保障に加入できる。保険期間が満期を迎えても戻りはない(保険料は終身保険に比べて安い)
必要に応じて保障を上乗せするために定期保険を選ぶことも選択肢の一つです。
何を目的として、定期保険を選ぶのかを明確にし、最近とても安くなった定期保険を有効に活用して「一生の支出で住宅の次に多い保険の支出」を少なくしていきましょう。
必要な保険期間と保険金額を確認しましょう
いつまで死亡保障が必要なのか?ライフプラン表があれば見てください。
定期保険は死亡保障です。自分が亡くなった時にご家族に支払われます。
では必要な期間は、
お子さんが成人するまで?
お子さんの教育が終わるまで?
いえいえ、妻が夫が老齢年金を受け取るまで?
・・・一生必要という場合は、定期保険ではなく終身保険の役割です。
次に保険金額・保障額を決めていきましょう。
生活費を元に計算していきます。あなたが亡くなった時、ご家族には遺族年金が支払われます(ここは定期保険を主にご説明したいので、年金に関しての詳細は割愛させてください)。
例えば、遺族年金が15万円あるとしたら月々の生活費25万円のご家庭は
25万円-15万円=10万円
このご家庭の場合、月々10万円が不足します。
例えば保障が20年間必要なら、
10万円×12か月×20年=2,400万円
2,400万円が必要な保障金額となりますね。
※生活費の考え方として、夫に万一のことがあり家族が一人減った場合は現在の生活費×80%と計算します。住宅ローンを借りていて団体信用生命保険に加入してれば、住宅ローンの支払いが無くなりますので、生活費から引いて計算します。
必要な保険期間と保険金額を確認出来たら、自分に合った保険金額が選べるものを選択してください。
定期保険の年満了と歳満了、更新型と全期型の違いを知る
定期保険には、満期が10年、20年という年満了と60歳、70歳、80歳などの歳満了があります。
年満了の場合、満期を迎えて保険を続けたい場合は、「更新」することが出来ます。
「更新」とは、満期の年齢で計算しなおした保険料で同じ期間の保険を続けることが可能です。
その場合、健康状態などを問う「告知」がありません。病気になっていて新しい保険に加入することが出来ない場合にも保険料は上がってしまいますが保険を続けることが出来ます。
ライフプランに応じて更新毎に保障額を見直し減額していく方法もあります。1年更新、5年更新などを設定できる商品もあります。また商品によって最長何歳まで更新できるかが違いますから確認しておくといいでしょう。
年満了の期間を長くする(全期型)
10年・15年で更新していくよりも、例えば30年などで設定すると当初の保険料は高いですが、全ての期間の支払いを比べると更新するより支払い保険料合計額は少なくなります。
歳満了の場合、更新はできません。ただし必要な年齢まで先に加入しておけば、途中で保険料が上がることはありません。
先に確認した保険期間に基づいて、ご自身に合った期間で設定できる定期保険を選んでください。
「安さ」だけではなく確認しておきたい付帯特約と付帯サービス
保険会社や商品によって付いている特約やサービスが違う場合があります。
ほとんどの定期保険に無料で付加されている「リビングニーズ特約」(余命6か月と診断されたときに先に保障が受け取れる)や「保険料払込免除特約」(不慮の事故により所定の障害状態になった時に以後の保険料が免除される)などは、一部の定期保険には付いていません。
また、ガンなど特定疾病で所定状態の場合に保険料が免除される「特定疾病保険料免除特約」が付けられる商品、無料でセカンドオピニオンサービスやメンタルサービスが付帯されているものもあります。
ここを確認することも定期保険を選ぶ時のポイントです。
もっと安くするには?
非喫煙体料率、健康体料率等がある商品があります。
血圧などの健康状態やBMIが一定の基準値内、決まった年数以上煙草を吸っていない方の保険料が通常より割安になります。
煙草を吸わない方は、選択肢の一つと考えていただきたいです。
収入保障保険という考え方も
不足分の月々の生活費を受取るという考え方の収入保障保険も定期保険の一種と考えます。
必要な時期までの不足している生活費の合計額は、年々減っていきます。
この定期保険の四角の部分のなくても良い部分を減らすことで、保険料は安くなります。
最後に
シンプルな定期保険でも、選ぶのは大変です。迷ったら専門家と相談されることもお勧めします。
「必要な保障を必要なだけ」無駄なく加入するために、定期保険を上手に活用してください。
定期保険はライフステージに合わせて積極的に活用するべきもの
定期保険は、生命保険を象徴する役割があり、基本的な保険の一つです。一家の大黒柱や経営者に万が一にも死亡するような不幸があると残された家族や会社は大変です。あってはいけないことですが、万が一のそのような事態に家族や会社が困らないように備えるのが、定期保険の基本的な役割と言えます。定期保険の代表的なデメリットは、基本的に貯蓄性はなく掛け捨てのため、万が一の死亡が発生しなければ、かけてきた保険料が戻ってこない点があげられます。その一方で、割安な保険料で、大きな保障が得られることが特徴とメリットであり、ライフステージに合わせて積極的に活用するべきものと言えます。
定期保険の保障内容
定期保険の保障内容は、基本的に死亡保障と高度障害保障になります。
死亡保障の保障内容は分かりやすいです。保険期間中に万が一にも被保険者が亡くなった場合、設定した保険金額を受取人が受け取ることができます。一般的には保険金額は保険期間にわたって一定のものが多いのですが、保険期間の終期に向けて「逓増」していくタイプのものや逆に「逓減」していくタイプのものもあります。
高度障害保障は、少々説明が必要です。高度障害保険金は、生存中に高度障害状態になったときに受け取れる保障になります。高度障害の状態の定義は保険会社によって異なり一括りに説明できませんが、「両目の視力を全く永久に失った状態」「言語またはそしゃく機能を全く永久に失った状態」などが挙げられます。
そう簡単にはならない状態と言えそうですが、万が一はいつ訪れるかはわかりません。筆者の相談者の中には、病床のベッドから床に転落して、足腰に障害が残ったことで高度障害給付金をご家族が受け取られた方がおられます。高度障害給付金は同居親族による代理請求が一般的に可能で、しかも非課税所得となる点はおさえておきたいポイントです。
保険期間はどうなっているのか
定期保険の保険期間は一定期間となっており、10年、15年、20年と期間を設定する場合と、60歳まで65歳までのようにある一定の年齢に到達するまでの期間を設定する場合の2通りに分かれます。前者を「年満了」、後者を「歳満了」と呼んでいます。
2つのなかでは、できれば年満了を選んだ方が良いと筆者は考ています。例えば40歳の方が「20年満了」の契約を選ばれた場合、保険の期間としては「60歳満了」と同じと言えます。ところが、「年満了」の契約の多くは、「自動更新」という健康状態に関わらず、20年間の保険期間が満了すれば、再度20年間の保険期間で更新する仕組みが備わっています。
万一59歳10ケ月で悪性新生物が見つかって、余命宣告を受けたときのことを想像してみてください。あと2か月で保険期間が切れると思うと、ご家族もご本人も気が気ではないことでしょう。年満了で自動更新の機能が付いていれば、万一61歳で他界しなければいけないことになった場合でも、保障は守られることになります。
自動更新は保険会社によっても取り扱いが異なります。更新のときには保険料が高くなることになりますから、更新するかしないかは判断が必要ですが、更新の機能があるかどうかは加入時に必ず確認するようにしましょう。
定期保険の加入を検討するべき人
前述のとおり定期保険は期間を限定して保障を得られる保険です。限定された期間に保障を必要としている方は、加入を検討すべきと言えます。
では、具体的にはどのような人が加入を検討すべきかを考えていきましょう。
1. 子育て真っ最中の一家の大黒柱であるご主人
大黒柱の定期保険への加入は、保険の一般的なイメージに近いものがあると思います。結婚して子宝に恵まれて、家族の未来を背負って仕事に邁進するお父さん、時に辛い仕事も家族のためならと、ぐっとこらえて踏ん張って家族を守っています。
そんなお父さんが、万一の病気や交通事故で他界をしてしまったとしたら、残された家族は路頭に迷いかねません。少なくとも子供が成人するまでの期間(10年間~20年くらい)は、一家の大黒柱が持つ家族への責任の「期間」です。この期間は必要な「定期保険」への加入を検討すべきでしょう。
2. 銀行借り入れをしている会社経営者
事業を立ち上げて、継続するうえで、他人資本の力は大きなものです。銀行借り入れをすることで、自己資本だけで取り組む事業よりも、スケールは大きく、社会への影響も大きくなります。
一方で会社が銀行借り入れをする場合、社長個人が連帯保証人にならなければいけないことが今でも一般的です。連帯保証人となることで、会社と経営者個人は同等の返済義務を負うことになります。社長個人に万が一の場合、連帯保証債務はご遺族が引き継ぐことになります。これでは残された家族の不安はますます深まりますから、債務を帳消しにするだけの定期保険は積極的に活用すべきです。
同じように借金がある場合は、会社経営者でなくともご遺族が安心できるように定期保険を活用しましょう。代表的なケースとして、住宅ローンを組む場合があげられます。一般的には住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険という、万一の際に住宅ローンの返済を生命保険で弁済する仕組みが案内されます。加入しておくのが安心と言えます。
定期保険の加入を検討しなくて良い人
加入を検討すべき人の裏返しの話になりますが、少し具体的に考えましょう。
高校・大学を卒業して社会に出るとご両親などから「社会人になったのだから、保険くらい入らないとだめだよ」と促されて、それもそうかと生命保険に入られる方は大勢いらっしゃいます。もちろん学生時代からすると社会に対する責任は大きなものになりますが、学生結婚でもしていなければ、社会人になったとたん家族を支える立場になることはあまりありません。
この時期になんとなく勧められるがまま定期保険に加入されている方をよくお見かけします。家計を支えているわけでないのであれば、万一亡くなることで多額の保険金をのこす必要はないのではないでしょうか。
話が少しそれるかもしれませんが、「結婚したら保険は見直しするものと聞きます。定期保険などを手厚くするべきでしょうか?」という質問をよく頂きます。筆者の答えは「受取人の変更は必要でしょうが、結婚というだけの理由で、見直す必要は基本的にないと考えています」とお返事しています。
新婚時代、まだ子供がいない場合、若い夫婦二人で生計を立てている場合は、パートナーに万が一のことがあった場合、元の独身の暮らしに戻るだけです。今は男性女性ともに「働く」時代ですから、経済的な面だけ捉えると、独身に戻って元の暮らしをするというのは現実的な道です。
もちろん、結婚して何年も連れ添っている等それぞれの状況はありますし、個々人の考え方がありますから、ケースバイケースで選択が必要です。「結婚」=「保険の見直し」とは必ずしも言えないという観点はお持ち頂くことも必要かと思います。
どのように定期保険を選べば良いか
保献金額や期間をどうするかは個別の家庭事情(子供の人数や年齢、マイホームか賃貸か、社会保険の加入状況等)に応じて、信頼できる専門家のアドバイスを元にして決めることをお勧めします。
インターネットの情報やご自身の勉強や判断も大切ではありますが、ご自身だけで情報収集、判断してしまうと、どうしても全体像と大切なポイントを見落としがちです。
保険金額と期間が決まれば、基本的に掛け金の安い保険会社の定期保険を探して選ぶと良いです。掛け捨ての定期保険の多くは、解約してもお戻し金がありませんから、同じ保障をえるためのコストは少ない方が良いですね。
煙草を吸わない方向けの料率、所定の健康診断を通して健康と証明された方向けの割安な保険料率が設定できる会社もあります。事前に確認するようにしましょう。
定期保険は基本的には掛け捨てで、安い保険料が特長です。お子さんが成人になるまでの期間やこの年齢までの保障を準備しておきたいという方には大変おすすめです。
生命保険と言ったら、死亡保障をイメージされる方が多いかと思いますが、その典型的な保険と言ったらこの定期保険ではないでしょうか。定期保険は名前のとおりで、あらかじめ保険の対象期間が決まっています。その対象期間内に死亡や高度障害になった際に保険金が支払われます。期間限定で保障を準備したい方には大変おすすめの保険となっています。ただし、定期保険にもデメリットと言いますか、注意点がありますので、加入されている保険がございましたら、ご自身の保険内容を確認していただきたいです。
定期保険とは
まずは定期保険とはどんな保険なのかという疑問を解消したいのですが、他の保険よりもシンプルで、あらかじめこの保険の対象となる期間が決まっていて、その対象期間に死亡や高度障害状態になったときに金額が支払われる保険です。
保険の用語で「掛け捨て」という言葉がありますが、この定期保険は基本的に掛け捨ての保険となりますので、解約した際にお金が戻ってくるなどの貯蓄性の保険ではありません。
まず保険に加入したいと思われた方は、自分がどのような目的で保険を活用したいのかを明確にしておきますと、保険選びの際にスムーズに進みます。
基本的にこのように死亡保険金がある生命保険は、
- 定期保険
- 終身保険
- 養老保険
の3つが一般的となります。
終身保険は、定期保険と比べて保険対象期間が長く、養老保険は満期になると死亡しなくても保険金が出る貯蓄性の高い保険となります。
定期保険の仕組み
定期保険は保険の対象となる期間が決まっていると先ほど言いましたが、この期間保険料や保険金額はずっと一緒です。
たとえば保険期間が10年となっていたら、加入してから10年間がこの保険対象期間となります。この10年が過ぎれば、保険対象期間ではなくなりますので保障は終了となります。保障される期間が限定的となりますので、この点は注意が必要です。
最近の保険は特約などのオプションも多く、ご自身が加入されている保険内容が一見わかりづらいです。メインで加入している保険の証券や内容のわかる書類を確認し、加入している保険が、定期なのか終身なのか、貯蓄性のある養老保険なのかぐらいは確認しておきたいところです。
話を元に戻しますと、期間が終わると保障も終了し、ほとんどの定期保険は解約返礼金がないと思っていた方がよろしいでしょう。簡単に言いますと、途中で解約しても、払い続けた保険料は戻ってきません。
このように期間が限定医的で、解約しても保険料が戻らないため、保険料は安く抑えられるようになっています。
保険期間について
定期保険に加入される際に、「定期」となる期間を選択しますが、5年、10年といったように何年といった形で期間を定める、「年満了」と80歳までといった年齢で定める「歳満了」の2つを選択できます。
ただしここでも注意が必要な点があります。一般的に、5年、10年といった年満了のタイプの定期保険は、保険期間が終了したら、更新することができます。逆に80歳までといった歳満了の定期保険は更新ができずこの時点で保険が終了します。
年満了は更新ができますが、更新と同時に年齢も加入時より上がっているので、当然保険料も上がってしまいます。保険料は加入時の年齢で決められていることがほとんどで、年齢が上がれば上がるほど、死亡や病気のリスクが高くなるからです。
定期保険のメリットとデメリット
ここで定期保険のメリットとデメリットを整理してみたいと思います。
メリットとしては何と言っても、「保険料の安さ」が一番に挙げられるでしょう。
掛け捨てで、保険期間が限定されているため他の保険と比べても保険料は割安です。このメリットはぜひ保険選びの際には活かしていただきたいポイントで、特に20代30代の若い世代の方が安い保険料で、大きな保障が必要な際にはおすすめです。
デメリットとしては、更新の際に保険料が上がる、保障期間が限定的、掛け捨てなどが挙げられますが、定期保険はメリットである保険料の安さを活かしていただきたいです。
加入するタイミング
死亡保険金が必要となる状況はどんな時かと言いますと、たとえば家計を支えている方がもし亡くなってしまったら、残された家族は収入がなく生活を維持することができなくなります。
その後残された家族が無事生活をできるようにするために、定期保険に加入するとか、事業などをされている方であれば、残された従業員が引き継ぐにも、事業を辞めるにもお金がかかるので、定期保険に加入するといったシチュエーションが浮かびます。
そして加入する際には、なるべく若いうち(年齢が低い)の方がよろしいでしょう。その方が保険料も安く、保障は大きくできます。必要以上の保障を準備する必要はありませんが、ざっくりでも良いので、どのくらいの保障が必要かぐらいは試算しておくとよろしいでしょう。
定期保険は期間の定めはありますが、子供が成人するまでとか目的にあわせて利用すると大変使い勝手の良い保険となります。さらい保険料が割安であれば、その差額を貯金や投資に回すことも可能です。
お付き合いで保険に加入している方であれば、定期保険に切り替えることで家計にもゆとりが生まれるかもしれません。まずは加入している保険を再点検するところから始めましょう。以下では私がおすすめします定期保険をランキング形式でご紹介します。ぜひご参考になさってください。
プロが教える「おすすめ定期保険ランキング」
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評価コメント
「5位」におすすめする理由
保険期間設定の選択肢は保険料が割安な商品の中では6パターンと比較的多く、パソコンやスマートフォンで手軽に契約申し込み可能
保険期間設定の選択肢は保険料が割安な商品の中では比較的多く、年満了(10年、20年、30年)、歳満了(65歳・80歳・90歳)の6パターンの中から選ぶことができます。保険金額は、500万円~1億円の範囲で100万円単位の設定ができます。なお、51歳以上の場合は、300万円から保険金額を設定できます。
パソコンやスマートフォンで手軽に契約申し込みができるのも嬉しいポイントです。
※設定バリエーション、保険料に注目してランキングを考えています。
FP キムラミキ
「5位」におすすめする理由
インターネットで申し込み可能なシンプル保障で保険料がお手頃な商品
インターネットで申し込み可能なシンプル保障で保険料がお手頃な商品です。保険金額は500万円(51歳以上は300万円)から最高1億円まで設定可能ですが、契約時の年齢によって告知のみで申し込み可能な保険金額が設定されています。
20歳から70歳まで申し込み可能です。「歳満了」は65歳、80歳、90歳の選択が出来、「年満了」は10年、20年、30年の選択となります。「年満了」は加入後の健康状態に関わらず90歳まで自動更新が可能です。
余命6ヶ月と宣告された場合に受け取れるリビングニーズ特約は取り扱ってませんが、約款に定めた障害状態になった時に「高度障害保険金」が受け取れます。
FP 渡辺知光
「4位」におすすめする理由
シンプルで簡単、インターネット専用の商品
シンプルで簡単、インターネット専用の商品です。加入できる年齢は、20才から70才まで、保険期間は10年・20年・30年、65才・80才・90才、更新は最長90才まで可能です。
保障は、500万円(51才以上は300万円)から1億円まで100万円単位で設定出来ます。
余命6カ月と診断されたときに指定の保険金額を支払われる「リビングニーズ特約」が付いていないのが残念ですが、他にご紹介した商品より選択肢は少なく、逆にシンプルで迷わず選ぶことが出来るのではないかと思います。
FP 高橋まどか
業界最安水準の保険料が魅力
インターネット申込に限定することでお手軽な保険料を実現、保険料水準も「業界最安水準」をうたっています。
保険市場「2020年版 昨年最も選ばれた保険ランキング」や「価格.com保険アワード2020年版」でも1位の高評価を得ています。
FP 森拓哉
特約がないのでシンプル
ライフネット生命のかぞくへの保険はとにかくシンプルな設計が特長です。ネット申し込みの掛け捨てタイプで、特約がありません。ただ保険金額と保険期間を選ぶだけ。
男性35歳で、保険金額1,000万円の保険期間10年で保険料を試算すると月額保険料は1,378円。保険金額は、500万円~1億円で自由に設計でき、健康診断書が原則不要なので手続きが簡単なのもありがたいです。
FP 奥山茂仁
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評価コメント
「3位」におすすめする理由
保険期間設定の選択肢は保険料が割安な商品の中では比較的多く、非喫煙者・血圧等が所定の基準値を満たす方は保険料の割引を受けられる
保険期間設定の選択肢は保険料が割安な商品の中では比較的多く、年満了(10年)、歳満了(55歳・60歳・65歳・70歳・90歳)の6パターンから選ぶことができます。保険金額は少額の200万円から1億円まで100万円単位で設定できますが、契約年齢、保険期間によって保険金額設定に制限があることには注意が必要です。
なお、非喫煙者、血圧等が所定の基準値を満たす方は、保険料の割引を受けることができます。
※設定バリエーション、保険料に注目してランキングを考えています。
FP キムラミキ
「3位」におすすめする理由
健康な方の保険料が安くなる保険
健康な方の保険料が安くなる保険です。保険金額は200万円から設定可能で、喫煙の有無と最高血圧と最低血圧の数値に応じて「非喫煙優良体」と「標準体」に区分されます。20歳から69歳まで申し込み可能です。「歳満了」は55歳、60歳、65歳、70歳、90歳と選択可能です。「年満了」は10年のみですが、90歳まで更新可能となります。
オプションとして「ストレス性疾病保障付就業不能保障特約」と「就業不能状態保険料払込免除特約」があります。所定の就労不能状態になった場合でも、働き盛りの方が安心して治療に専念できる保障です。
FP 渡辺知光
シンプルな健康状態の診査で、割安な保険料で加入できる
「たばこを吸わない」かつ「血圧値が基準値を満たす」というシンプルな健康状態の診査で割安な保険料で加入することができます。
就業不能特約を付加することができるのも魅力の一つです。
FP 森拓哉
喫煙されない方で血圧等が所定の基準を満たす方の保険料が下がる
チューリッヒ生命も定期保険プレミアムDXは、喫煙されていない方で血圧等が所定の基準を満たす方の保険料が下がる、「非喫煙型優良体型」が用意されています。
例えば、30歳男性で、保険金額1,000万円、保険期間60歳満了の場合、標準は2,390円のところ、上記の条件をクリアしていれば、29%割引の月額1,680円の保険料となります。
FP 奥山茂仁
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「1位」におすすめする理由
設定できる保険期間が幅広く、目的や保障が必要な期間に合わせて柔軟に保障設計することができ、保険料も割安
インターネット申込専用定期保険です。設定できる保険期間が、年満了(10年・15年・20年・25年・30年)、歳満了(55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳)から選べます。
また、保険金額も300万円から1億円まで選べるため、目的や保障が必要な期間に合わせて柔軟に保障設計することができます。その上に保険料も割安になっているので、コストパフォーマンスは断トツです。最短で、請求日当日に死亡保険金を受け取ることができるので万一の際にも安心です。
※設定バリエーション、保険料に注目してランキングを考えています。
FP キムラミキ
「1位」におすすめする理由
必要なオプションが付いていながら保険料も安く、バランスの良い商品
インターネット専用の保険です。必要なオプションが付いていながら保険料も安く、バランスの良い商品です。オプションとして不慮の事故で亡くなった場合に割増で受けられる「災害割増特約」や電話健康相談、メンタル相談なども付いています。
保険期間は、10年~30年まで55才~80才までそれぞれ5年刻みで選択可能、保障額も300万円~1億円までと比較的高額な保障まで設定出来ます。
金額の上限など制限がありますが、死亡保険がその日の内に支払われるサービスが心強いですね。
FP 高橋まどか
インターネット申込限定にすることで保険料も安く、告知書扱いで一定の保険金額まで加入できる
告知書扱いで一定の保険金額まで加入することができ、インターネット申込限定にすることで保険料水準も「業界最安水準」をうたっています。
対面による説明を煩わしく感じる場合に、インターネットで手軽に加入することができます。
FP 森拓哉「定期保険の選び方」
FP 森拓哉
ネットで短い時間で申し込み完了
SBI生命のクリック定期!Neoは、ネットからの申込みが短時間で行える定期保険です。保障内容をシンプルにしている分、お手頃な保険料で加入が可能です。保障金額は300万円から1億円までと幅広く選べます。
例えば男性で、35歳、保険金額が1,000万円で保険期間が10年間で保険料を試算してみると、月額1,310円となります。(特約なし)健康・医療に関するご相談に、専門家が無料でお答えする安心健康サービスも付いています。
FP 奥山茂仁
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「4位」におすすめする理由
保険期間は年満了・歳満了と幅広く選ぶことができ、契約年齢も15歳から75歳と幅広い
保険期間は年満了(10年・15年・20年・25年・30年・35年満了)、歳満了(60歳・65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳満了)から選ぶことができ、契約年齢も15歳~75歳と幅広いです。
ただし、保険料がやや高いのが難点です。保険期間のバリエーションは少なくなりますが、同社で扱っているインターネット申込専用定期保険、定期保険Bridgeは保険料が割安になっていますので比較されてみることをお勧めします。
※設定バリエーション、保険料に注目してランキングを考えています。
FP キムラミキ
「1位」におすすめする理由
設計自由度が非常に高い商品で、ライフステージに合わせて、将来「定期保険」から「終身保険」に変更可能
設計自由度が非常に高い商品です。対面販売になりますが、保険金額は200万円から設定できます。15歳から75歳まで申し込み可能です。「歳満了」と「年満了」から選択可能です。
「歳満了」は60歳。65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳と長期間の保障含めて幅広い選択が可能です。「年満了」は10年、15年、20年、25年、30年、35年と選択可能で、健康状態に関わらず、同一の保障期間で最長90歳まで契約自体の更新が可能になります。
また「特定疾病保険料払込免除特則」を歳満了の場合オプションで付加出来ます。またライフステージに合わせて、将来「定期保険」から「終身保険」に変更可能です。
FP 渡辺知光
「3位」におすすめする理由
とてもフレキシブルに設計出来る商品で、対面と郵送で申し込みが可能
とてもフレキシブルに設計出来る商品です。対面と郵送で申し込みが出来ます。保険期間は10年~35年、60歳~90歳までそれぞれ5年刻みで、更新型は最長90歳まで更新出来ます。保障額は200万円~5,000万円まで100万円単位で設定できます。
オプションで、歳満了型にはガン等の特定疾病で所定の状態になった時に保険料払込が免除される「特定疾病保険料免除特約」が付けられます。長期間で設定するときには付加することをお勧めします。
加入年齢も75歳までと比較的高齢でも加入することが出来ます。
FP 高橋まどか
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「2位」におすすめする理由
喫煙の有無や血圧、体格に応じて4段階の保険料率に分かれており、健康状態に自信のある方におすすめ
健康状態に自信のある方はまず検討すべき商品です。保険金額は500万円から設定可能で、喫煙の有無や血圧、体格に応じて4段階の保険料率「非喫煙優良体、非喫煙標準体、喫煙優良体、標準体」に分かれます。割引率は最大約54%になります。
「歳満了」と「年満了」から選択可能で、「歳満了」は60歳と65歳、「年満了」は10年と20年からの選択となります。「年満了」を契約は最長80歳まで更新可能になります。契約時の保険料率は以後の健康状態に関わらずそのまま維持され更新可能となります。加入して2年経過しますと契約している保険金額の範囲内で他の個人保険に切り替え可能となります。
FP 渡辺知光
「2位」におすすめする理由
煙草を吸わない方には割引率が高く、選んでいただきたい商品
煙草を吸わない方には割引率が高く、選んでいただきたい商品です。非喫煙者割引と優良体割引があり、組み合わせによって最大で54%の割引があります。(保険金額1,000万円/35歳・男性/20年の場合)
契約時の健康状態による保険料率を更新時も最長80歳まで適用されます。保険金額は500万円~3,000万円の間で100万円単位、保険期間は更新型10年・20年(最長80才まで更新可能)、歳満了型60歳、65歳が設定出来ます。
セカンドオピニオンや健康相談、メンタルヘルス相談などのサービスが無料で付いています。
FP 高橋まどか
喫煙の有無、健康状態に応じて、保険料が4つの料率に区分され、「非喫煙優良体」はかなり割安な保険料で加入できる
喫煙の有無、健康状態に応じて、保険料が4つの料率に区分されています。
「たばこを吸わない」かつ所定の診査を通して「優良体」と判定された場合に、「非喫煙優良体」のかなり割安な保険料で加入することができます。
FP 森拓哉「定期保険の選び方」
FP 森拓哉
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「4位」におすすめする理由
即日保障開始が可能で、告知のみで申し込み手続きが完了できる
インターネット販売専用商品です。即日保障開始が可能で、告知のみで申し込み手続きが完了します。契約年齢によりますが、保険金額は500万円から100万円単位で最高3000万円まで設定可能です。
20歳から65歳まで申し込み可能です。「年満了」は10年から30年まで5年ごとに選択出来、「歳満了」は60歳から80歳まで5歳ごとに選択可能です。対面販売の同じオリックス生命の商品(ファインセーブ)とは異なり「年満了」の自動更新は80歳までとなります。ご自身で保障金額や保険期間を決めた方には割安で加入しやすい商品です。
FP 渡辺知光
インターネット申込専用にすることでお手頃な保険料
オリックス生命の定期保険Bridgeは、インターネット専用申込にすることでお手頃な保険料を実現。
30歳男性で保険金額1,500万円、保険期間は10年で試算してみると月額1,639円となります。
そして病気、不慮の事故などにより、約款所定の高度障害状態に該当した場合でも、死亡保険金と同額の高度障害保険金をお支払いします。余命6カ月以内と判断されたとき、生存中に保険金をお支払いもとてもありがたい内容です。
FP 奥山茂仁
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「2位」におすすめする理由
設定できる保険期間が年満了:10年~35年、歳満了:50歳~90歳と幅広く、目的や保障が必要な期間に合わせて柔軟に保障設計が可能
設定できる保険期間が、年満了:10年~35年(5年きざみ)、歳満了:50歳~90歳(5歳きざみ)と幅広く、保険金額も300万円から3億円まで100万円単位で選べるため、目的や保障が必要な期間に合わせて柔軟に保障設計することができます。契約年齢も15~75歳となっています。ただし、その分保険料が他の商品に比べると割高になっていることに注意が必要です。
※設定バリエーション、保険料に注目してランキングを考えています。
FP キムラミキ
おすすめしているプロ
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「5位」におすすめする理由
持病がある方でも加入できる、引受基準緩和型の商品
持病がある方でも加入できる、引受基準緩和型の商品です。
一定期間の保障が必要、でも持病を持っていて定期保険をあきらめている方も、引受基準緩和型の定期保険が登場したことにより、選択肢が広がりました。他にオリックス生命の「ファイン・サポート・プラス」等もありますが、今回は保険料が安いアクサダイレクトのこの商品を選びました。告知などの条件は違いますのでご自身に合った商品を選んでください。
また、引受基準緩和型の商品は保険料が割高になっているため注意が必要です。
FP 高橋まどか
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加入の手軽さと保険料の安さを兼ね備えた保険
告知書扱いで一定の保険金額まで加入することができます。
保険料水準もホームページ上で「業界最安水準」をうたっており、加入の手軽さと割安さを兼ね備えた保険と言えそうです。
FP 森拓哉「定期保険の選び方」
FP 森拓哉
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医師の審査なしで死亡時最大1億円の高額保障
アクサダイレクト生命のアクサダイレクトの定期保険2も、インターネットを駆使した販売により、人件費など従来の保険販売にかかる経費を削減し、お求めやすさにこだわっており、お申し込み手続きから解約までネットで可。
インターネットでもお申し込みで、死亡・高度障害時に1億円の高度保障が可能で、基本的には医師の審査は不要となっています。(健康診断結果等を提出する場合もあり)
FP 奥山茂仁