プロ1人が選んだ「投資信託おすすめ証券会社ランキング」5選。プロが教える「投資信託の証券会社の選び方」

プロが教える「投資信託で証券会社の選び方」

FP 佐藤彰
投資信託を購入する証券会社は、取扱商品数、運用効率(手数料、ポイント等)、投資情報という観点で選ぶのがポイントです。

日本で販売されている投資信託の数は6,000種類以上あります。数が多すぎてそれらの投資信託の1つ1つ中身を検討するのは、事実上不可能に近いです。そのため、ある程度スクリーニングが必要になりますが、その際に必要なのは自分に合ったタイプの投資信託を選べることです。その入り口として、そもそも投資信託を購入する証券会社選びをどうするかという視点が第一のポイントになります。そこで今回は、投資信託を購入する証券会社の選び方という観点で記載いたします。

東京・男性・39歳
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得意分野:家計相談、ライフプランニング、教育資金相談、老後資金相談
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証券会社を選ぶ際のポイントは2つ

おすすめの証券会社を選ぶポイントは2つあります。

それは、「どのタイプの証券会社から選ぶか」という視点と「同種の証券会社からどのように選ぶか」という視点です。

以下、それぞれ解説いたします。

証券会社のタイプ比較

証券会社のタイプは大きく分けると、対面型とネット型に分けることができます。

結論から記載しますと、対面型証券会社よりもネット型証券会社を利用する方がおすすめです。特に投資初心者の方の場合はそうです。

対面型証券会社では店舗があるため、直接相談することが可能です。しかし、販売商品は高コスト商品が中心です。これは対面型証券会社のビジネスモデルそのものが、大量の人員と多店舗を要する高コスト型だからです。そのコストを稼ぐために高額の手数料を要するビジネスモデルになっているのが、対面型証券会社です。

一方でネット型証券会社では、店舗がないため直接相談することができず、自分で投資に必要な情報を収集することが必要です。しかし低コスト商品の品揃えも多く、長期投資に馴染む商品を選びやすいです。これはネット型証券会社のビジネスモデルそのものが、多くの人員を要さず店舗も持たない比較的低コスト型だからです。ですので、対面型証券会社ほど高コスト商品で手数料を稼がなくても経営が成り立ちます。

実際のデータに基づく比較

下記の図をご覧ください。これは「投資信託の預り残高上位20銘柄のコスト・リターン」を金融機関のタイプ別に比較している金融庁作成の資料です。図を見ると、ネット型証券会社の低コスト高リターンが顕著です。一方で対面型証券会社では、高コスト商品が多く、それに見合った収益を必ずしも上げられていません

出典:金融庁ホームページ 「顧客本位の業務運営」の取組成果の公表状況 P6

実際のデータからも、対面型証券会社は高コスト商品の販売が中心で、ネット型証券会社は低コスト商品の販売が中心であることがわかります。

この点、高コストでも高リターンであれば問題はありません。しかし、対面型証券会社にてメインで販売されている高コスト商品は、むしろネット型証券会社の低コスト商品よりも運用成績が劣っている商品が少なくありません。

対面型証券会社を選ぶ余地は全くないか?

対面型証券会社でも高コストながら高リターンの投資信託がないわけではありません。ですので、投資経験がそれなりにあり、証券会社の営業員の意見に左右されず自分で商品を選択することのできる方にとっては、資産の一部を対面型証券会社にて保有することは1つの選択肢として検討の余地はあります。

もちろんこれはある程度の上級者向けの戦略ですので、対面型証券会社を利用する場合は慎重さを要します。

個々の証券会社の比較

ネット型証券会社の中でどの証券会社を選ぶかという視点では、以下の4点がポイントです。

  • 取扱商品数
  • 手数料
  • 投資情報
  • ポイント制度

取扱商品数

まずは取扱商品数の豊富さです。資産運用では自分に合った商品タイプを選ぶことが必要です。投資信託の場合は、投資する資産(株、債券、不動産など)によるタイプの違いもあれば、投資する国(国内、国外など)によるタイプの違いもありますし、それらの配分割合の違いによってもタイプが分かれてきます。

特に投資信託での資産運用は長期投資になるため、ライフステージによって商品を変更することも場合によっては必要になります。そのため、長い期間にわたって自分に合う商品を選ぶために、取扱商品の豊富さがとても重要な項目になります。

手数料

次に手数料の安さです。特に長期投資では、単年度の負担では他の投資信託と大きな差がなくても、毎年積み重なっていけばそれなりの大きな金額になります。その負担が運用パフォーマンスに悪影響を与える側面は無視できません。

また、「投資信託の預り残高上位20銘柄のコスト・リターン」に関する各証券会社のデータにあった通り、高コスト商品の運用成績は必ずしも高リターンとはいえません。

こういった観点から、投資信託での資産運用の基本は低コスト運用になるので、手数料も無視できない項目です。

投資情報

さらには証券会社が提供する投資情報も挙げられます。資産運用では、自ら知識や情報を収集し勉強することが大切です。それらがあってこそ、投資判断が可能となります。特にネット型証券会社を利用する場合は、証券会社の社員からアドバイスを受ける機会がないため、特にこの傾向が強まります。

投資情報には質と量の2つの観点に加え、さらに投資判断に必要な情報を効率的に収集できるかどうかという点も重要になります。

ポイント制度

最後はポイント制度です。証券会社によっては資産運用に関連して各種ポイントを配布しているところもあります。もちろん、一回でもらえるポイント数はわずかなものです。

しかし長期投資の場合は、それらが重なっていくとばかにできない量になります。実質的に運用効率を上げることにつながるため、ここも気にするべき項目の1つになります。

プロが教える「投資信託おすすめ証券会社ランキング」

楽天証券 100点(1名/1名中)

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「1位」におすすめする理由

投資信託取扱数がネット型証券会社最大級で、手数料が低コスト。ポイントサービスも魅力。

投資信託取扱数がネット型証券会社最大級の2,670本以上(2020年6月22日時点)です。販売時手数料は無料で保有中の手数料が低コストなタイプも多いです。

買付時に楽天カードから積立すると、100円につき1ポイント楽天スーパーポイントが貯まり、さらに保有残高に対して各種ポイントが貯まるサービスもあります。

投資情報では商品選定サポートの各種制度、HP以外に投資メディアやユーチューブ番組もあり、質と量の観点でも優れています。

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SBI証券 100点(1名/1名中)

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「2位」におすすめする理由

投資信託取扱数がネット型証券会社最大級で、積立投資のサポートも充実

投資信託取扱数が楽天証券とともにネット型証券会社最大級の2,652本(2020年5月13日時点)です。販売時手数料は無料で保有中の手数料が低コストなものも多いです。

月間平均保有額に応じTポイントが貯まるサービスがあり、保有額1,000万円以上で最大0.2%です。

投資情報についてはHPの情報の質量ともに充実していますが、特に積立投資のサポートが充実しています。スマホアプリでも「かんたん積立アプリ」といったものまであります。

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松井証券 100点(1名/1名中)

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「3位」におすすめする理由

投資判断に必要な情報を収集するきめ細かいサポートが強み

上位2社と比較すると投資信託取扱数は半分程度で劣後しますが、販売時手数料は無料で保有中の手数料が低コストなタイプも少なくありません。

特徴は、投資判断に必要な情報を収集するきめ細かいサポートの充実です。具体的には、ロボットアドバイザーにより商品選びや保有後の資産ポートフォリオのリバランス提案まで可能なサービスがあります。加えて電話でも投信サポートという専門スタッフによるサービスまであります。

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マネックス証券 100点(1名/1名中)

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「4位」におすすめする理由

投資判断に必要な情報を収集するサポートの充実

上位2社と比較し取扱商品数は半分程度で劣後しますが、販売時手数料無料で保有中手数料は低コスト型も少なくありません。

特徴は、松井証券同様に投資判断に必要な情報を収集するサポートの充実です。「MONEX VISION」や「投信ポートフォリオ診断」等で商品購入時サポート、追加投資・リバランス、生涯収支シミュレーションまで利用でき、使いこなせば非常に便利です。

また少額ながら月内平均残高に対するポイント制度もあります。

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SMBC日興証券 100点(1名/1名中)

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「5位」におすすめする理由

対面型とネット型の両方のよい部分をバランスよく取り入れて利用することが可能

厳密には対面型証券ですが、ネット型証券に近いサービスもあるため掲載いたしました。販売時手数料は全てではないものの無料なものもあります。「fund eye Plus」というツールがあり、投資信託選びだけでなく、定期的にポートフォリオに関する通知をしてくれる保有後のリバランスに関するサービスが充実しています。

使いこなせば、対面型とネット型の両方のよい部分をバランスよく取り入れて利用することが可能な証券会社です。

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