プロ2人が選んだ「外貨預金おすすめ銀行ランキング」6選。プロが教える「外貨預金の銀行の選び方」

プロが教える「外貨預金の選び方」

FP 田中和紀
外貨預金はどこで始めるのがよい?銀行を選ぶポイント

外貨預金は、日本よりも金利の高い国の通貨を持つことで高い金利(利息)が得られ、預け入れた時よりも円安になれば、為替レートの差分(為替差益)が得られるというメリットがあります。外貨預金というと、一昔前までは手数料が高い印象がありましが、最近ではネット銀行を中心に低コスト化が進んでいます。預けられる通貨の種類も増え、サービス内容も充実しています。ここでは、「為替手数料」「金利」「取り扱い通貨」を中心に、銀行選びのポイントをご紹介していきます。

東京・男性・49歳
業務歴:13年
得意分野:家計相談、ライフプランニング、老後資金相談
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選ぶポイントの基本は「為替手数料」と「金利」

外貨預金を始める際には円を外貨に交換する必要があり、外貨預金を解約する際には外貨を円に交換する必要があります。

この「円を外貨に」また「外貨を円に」交換する際に、為替レートに上乗せされる額が「為替手数料」となります。

以下の表は、主要銀行の外貨預金の為替手数料と金利の一覧になります。

例えば、住信SBIネット銀行の場合、為替手数料は「4銭」となっており、「円を外貨に」する際に4銭、「外貨を円に」する際に4銭、合計8銭が交換する際の為替レートに上乗せされるということになります。

為替手数料は銀行により異なり、GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行では低コストで取引ができます。

一方、メガバンクでは、インターネットバンキング経由でも、ネット銀行に比べて為替手数料は高めで、店頭での申し込みではさらに高くなります。

※2020年6月現在。筆者が各社HPより抜粋。一部、預入金額や取引コース等により為替手数料や金利が異なる場合があります。

※三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の為替手数料はインターネットバンキング経由での水準となります。

また、外貨預金は海外の高金利が魅力のひとつとなりますが、金利水準も銀行によって大きく差があります。米ドル定期預金1年もので見ると、新生銀行が0.5%、住信SBIネット銀行とauじぶん銀行が0.3%と他の銀行に比べて高水準です。

為替手数料が安くても金利は低いというケースもあるため注意が必要です。

では、「為替手数料」と「金利」どちらを重視すべきかというと、それはご自身の外貨預金の運用方針や活用方法によって変わってきます。

高金利の複利効果を期待して長期間外貨預金に預けておきたいという運用方針であれば、「金利」の高さを重視すると良く、比較的短期間で、為替変動による利益(為替差益)を狙いたいという運用方針であれば、少しの為替変動でも利益が出せるように「為替手数料」の安さを重視した方が良いでしょう。

また、海外で外貨を使うために外貨普通預金に外貨を預けておきたいといった「両替」目的の場合も「為替手数料」重視になるのではないでしょうか。

取り扱い通貨の豊富さも選ぶポイントのひとつ

外貨預金は、米ドルやユーロなどの主要通貨が多くを占めますが、最近では、金利の高い「南アフリカランド」、「トルコリラ」、「ブラジルレアル」、「メキシコペソ」などの通貨にも注目が集まっています。

通貨の取り扱い数も銀行により様々で、みずほ銀行と三井住友銀行では主要6通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン)のみですが、他では「南アフリカランド」、新生銀行では「トルコリラ」「ブラジルレアル」、楽天銀行では「メキシコぺソ」を取り扱っています。

また、三菱UFJ銀行では、店頭での申し込み限定ではありますが、22種類の通貨で外貨定期預金ができます。

米ドルやユーロ以外の通貨で外貨預金を始めたい場合や、いろいろな通貨に分散して外貨預金を始めたい場合は、希望する通貨の取り扱いがあるかどうがが銀行を選ぶポイントのひとつになるでしょう。

なお、米ドル以外の通貨についても、各銀行で為替手数料や金利に大きな差がありますので、併せてチェックし比較することをおすすめします。

※2020年6月現在。筆者が各社HPより抜粋。一部、預入金額や取引コース等により為替手数料や金利が異なる場合があります。

※三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の為替手数料はインターネットバンキング経由での水準となります。

その他金融機関選びで知っておくべきポイント

◆付随する便利なサービスで選ぶ

今では、ほとんどの銀行でインターネットを通じて24時間取引ができたり、スマートフォンのアプリで為替レートを常にチェックできたりと、外貨預金に付随するサービスも拡充しています。

住信SBIネット銀行、ソニー銀行、ジャパンネット銀行では、あらかじめ取引する為替レートを指定しておき、その後為替変動により為替レートが指定したレートに到達したら自動的に外貨預金へ預け入れができる「指値注文」が可能など機能性が高まっています。

また、海外滞在時の外貨現金の引き出しや、外貨のまま決済できるデビットカードやクレジットカードのサービスを提供している銀行もあります。

このような外貨預金に付随する便利なサービスから銀行を選ぶものよいでしょう。

◆経営状況が安定している銀行を選ぶ

ペイオフとは、金融機関が破綻した場合に、「預金保険機構」により預金者を保護する制度のことで、金融機関破綻時にペイオフ対象の金融商品を銀行等に預けている場合は、一定額が保護されるようになっています。

しかし、外貨預金はこのペイオフの対象外の商品となっており、万が一、外貨預金をしている銀行が破綻しても一切保護されません。

そのため「会社の信用リスク」が気になる場合は、経営状況が安定している銀行を選ぶと安心でしょう。

その他、キャンペーンで為替手数料の割引や金利の上乗せなどをしていたり、他の商品の取引状況や外貨預金の預入金額によって優遇があったりと、各銀行で多種多様なサービスを展開しています。最新情報をHPなどでチェックして最適な銀行を選びましょう。

FP 志塚洋介
外貨預金の銀行選びは、為替手数料や取扱通貨の多さなど目に見える数字で比較

日本国内では長らく低金利の時代が続いています。普通預金はもちろんのこと、定期預金に預けてもほとんど利息は付きません。できれば少しでも利息の高いところに預けておきたいと思いませんか?そんな時海外の比較的高金利の通貨にお金を預けて、利回りをアップさせることはとても有効な手段です。また、一般的に資産運用において分散投資をする際、外貨資産は当然のように投資先の一つとして組み入れられます。この記事では、外貨預金をする際にどこの銀行を選ぶべきか、どこに注目すべきかを見ていきたいと思います。

東京・男性・36歳
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金利

金利とは利息を計算する際のレートのことで、1年あたりの利率をもって表示されるのが一般的です。ですので半年定期や5年定期でも、1年あたりに受け取れる利率が表示されます。

冒頭に書いた通り、日本の金利は超低金利の状態が続いており、金利はほぼ一定といっていい水準です。普通預金でも定期預金でも銀行間で差が出ることはほとんどありません。

一方、外国の通貨は円預金に比べると銀行間で金利に差があります。もちろん金利が高く設定されている銀行を選ぶ必要があります。

特に定期預金は銀行によって金利は様々です。また、円から1ヶ月定期で預けた場合にキャンペーン金利として特別高い金利を設定している銀行も多いですので、各銀行のキャンペーン内容をチェックすることも重要です。

為替手数料

外貨預金を行う場合には、為替手数料のことを知っておかなければいけません。

為替手数料とは、円を外国の通貨に交換するとき、または反対に外国の通貨から円に交換するときに銀行に支払う手数料のことです。例えば、米ドルに預金する場合、円を米ドルに換えるときと、米ドルを円に換えるときにそれぞれ為替手数料が発生します。手数料は何%という形ではなく、1ドルに対して○○銭、○○円という形で課せられることが多いです。

為替手数料は円から外貨に交換するときに必ず発生するコストですので、手数料の低い銀行を選ぶことが重要です。

取扱通貨

外貨預金を取り扱っている銀行でも、取り扱う通貨は様々です。米ドル・豪ドルなど主要な通貨しか扱っていない銀行から、南アフリカランドといった新興国通貨まで扱っている銀行もあります。

預ける通貨が決まっている場合はその通貨を取り扱っている銀行を選べばよいですが、金利の動向を考えたり、為替を見て通貨を選択したりしたい場合は取扱通貨が多い銀行を選びましょう。

利便性

メガバンクや地銀などのネットバンキングやネット銀行を使う際に、そのサイトの使いやすさなども重要な要素となります。

まず、口座開設のしやすさ、口座開設までの期間や入力画面のわかりやすさ、本人確認書類などの郵送が不要かどうかといった点を確認しましょう。なるべくスピーディーに取引を開始できる銀行を選びたいところです。

次に、実際に預金する際の利用のしやすさも大事です。

買為替・売為替がわかりやすく表示されているか、注文方法などの説明がわかりやすいかといった点も大きなポイントです。さらに、上記の点がPC、スマホ、アプリなどで使いやすさが異なる場合がありますので、その点も確認しておきましょう。

また、分析ツールが豊富かどうかも重要です。

外貨預金は元本保証商品ではありません。為替の変動により、外貨から円に戻した時に円安になっていれば為替差益が、円高になっていれば為替差損が発生します。いくら海外の通貨が高金利だといっても為替で損失が発生してしまうと元も子もありません。

そこで、為替チャートや、レポートなどの情報を利用できれば将来の為替想定に役立てることができますので、将来の為替を分析するツールが豊富に用意されているかどうかという点が資産形成にはとても重要になります。

サービス内容

外貨預金といっても、先にも述べた外貨普通預金、外貨定期預金という基本的な預金サービスのほかに、自動積立や海外送金などさまざまなサービスが用意されている銀行もあります。

また、最近ではAIやロボアドバイザーなどを活用した外貨自動積立サービスなども用意されており、顧客の様々なニーズに応えてくれています。

提供されているサービスを上手に活用できるよう、あらかじめどういったサービスがあるのかを確認するようにしましょう。

財務の健全性

一般的な円の普通預金や定期預金は、銀行が破綻してしまっても「預金保険制度」により元本1,000万円とその利息までは保証される仕組みになっています。

しかし、外貨預金はこの預金保険制度の対象外とされており、銀行が破綻した場合、預金が戻ってくる保証はありません。そのため、外貨預金を行う場合には特に預け先の銀行の安全性についても確認しておくことが必要です。

一般的にネット銀行はメガバンクなどと比べると資産規模が小さいことが多いので、大きな企業グループの子会社である、もしくは資本業務提携しているなど資本関係がどうなっているかで安全性を判断しましょう。

プロが教える「おすすめ外貨預金ランキング」

住信SBIネット銀行 100点(2名/2名中)

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「1位」におすすめする理由

最低水準の為替手数料と高い金利で取引できるのが最大の魅力

最安ではないものの、どの通貨も最低水準の為替手数料と高い金利で取引ができるのが最大の魅力と言えます。

外貨預金専用のスマホアプリが用意されていて、為替が大きく動いたときなどにPUSH通知を受取れるなど、便利な機能で快適な取引をすることができる点も評価できます。

また、住信SBIネット銀行は外貨決済のサービスが充実しており、デビットカードが一体になったキャッシュカード「ミライノ デビット」を通じて、海外サイトや現地での買い物、海外のATM利用の際に外貨普通預金口座から外貨のままで支払うことができます。(米ドルのみ)

コスト面、サービス面から総合的に判断して1位とさせていただきました。

FP 田中和紀「外貨預金の銀行の選び方」

FP 田中和紀

「1位」におすすめする理由

米ドルの為替手数料が4銭という業界最低水準、サービス面も魅力的

住信SBIネット銀行は何といっても米ドルの為替手数料が4銭という業界最低水準であるところが強みです。その他の通貨も他行と比べて特段見劣りするわけではありませんし、上記の通貨のほか、英ポンド、カナダドル、スイスフラン、南アフリカランドなども取り扱っています。

また、住信SBIのスマホ用総合アプリのほか、外貨預金用のアプリも用意されており、為替の急騰・急落時のアラート通知やチャーチ画面など、便利な機能が多く利便性も高くなっています。条件を満たせばATMの手数料が最大月15回無料になるなど、サービス面においても魅力が多いです。
FP 志塚洋介「外貨預金の選び方」

FP 志塚洋介

auじぶん銀行 100点(2名/2名中)

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「3位」におすすめする理由

高水準の金利とAI外貨積立サービスなど、ユニークなサービスが利用可能

2019年12月に手数料改訂が行われ、預入時の為替手数料は0円となっています。払い戻し(外貨→円)時には米ドルで25銭の為替手数料が発生するため、決して競争力は高くありません。ただ金利については高水準となっており、特に南アフリカランドについては、為替手数料は比較的安く、金利は高水準となっています。

また、AI(人工知能)が買い時を判断して外貨を積み立てる「AI外貨積立サービス」というユニークなサービスが利用できる点も魅力の一つと言えます。

FP 田中和紀「外貨預金の銀行の選び方」

FP 田中和紀

「4位」におすすめする理由

全8通貨の取引を行うことが可能、外貨自動積立や為替変動をAIが分析するなど様々なサービスを提供

auじぶん銀行では、韓国ウォンを含む全8通貨の取引を行うことができます。取引は100円から行うことができAIを使った外貨自動積立や為替変動をAIが分析・予測し、購入タイミングを教えてくれるなど様々なサービスを提供しています。

また、auじぶん銀行はKDDIの子会社であるため、auの携帯を利用している方に様々な特典が用意されており、auユーザーには特に使いやすくなっています。もちろんauユーザーでない方も利用可能です。
FP 志塚洋介「外貨預金の選び方」

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ソニー銀行 100点(2名/2名中)

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「4位」におすすめする理由

通貨が12種類と豊富、海外によく行く方に便利なサービスが多い

為替手数料はやや高めに設定されているものの、通貨が12種類と豊富で、「ブラジルレアル」「人民元」「スウェーデンクローナ」などの取引も可能となっています。

また、11通貨に対応した「Sony Bank WALLET」という、外貨預金に預けた外貨を海外でのショッピングの決済に使えたり、ATMでの現地通貨の引き出しに使えるデビットカードの提供や、ANAマイルが貯まる外貨定期預金を利用できるなど、海外によく行かれる方には嬉しいサービスが多いのが特徴です。

FP 田中和紀「外貨預金の銀行の選び方」

FP 田中和紀

「2位」におすすめする理由

為替手数料が低水準で、通貨の種類も12種類と豊富に取り扱いがある

ソニー銀行は主要4つに関して為替手数料がかなり低水準に設定されており、特にユーロの為替手数料は業界最低水準の10銭に設定されています。また、ソニー銀行は取扱い通貨も豊富で、英ポンド、カナダドル、スウェーデンクローナなどの先進国通貨から南アランド、ブラジルレアル、人民元などの新興国通貨まで12通貨の取り扱いがあります。

さらに親会社であるソニーフィナンシャルホールディングスのマーケットレポートも用意されており、今後の動向を予測するのに役立てることができます。

FP 志塚洋介「外貨預金の選び方」

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楽天銀行 100点(2名/2名中)

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「5位」におすすめする理由

「7日」「14日」と超短期の取引ができ、南アフリカランドでは1年定期で5%と金利が高く設定

為替手数料については競争力に欠けるものの、金利は高水準となっており、南アフリカランドでは1年定期で5%と他の銀行に比べてかなり高く設定されています。

外貨定期預金の預入期間は8種類から選ぶことができ、「7日」「14日」といった超短期の取引ができるのが特徴的です。「7日」の外貨定期預金では、米ドルで2%、豪ドルで12%、南アフリカランドで40%という魅力的な金利で取引することができます(金利は2020年6月時点)。

FP 田中和紀「外貨預金の銀行の選び方」

FP 田中和紀

「5位」におすすめする理由

金利面での優遇が多く、キャンペーンで特別金利が設定されていることも

楽天銀行では、金利面での優遇が多く、キャンペーンで特別金利が設定されていることがあります。また、1週間・2週間定期といった比較的短期の定期預金なども用意されています。

また、楽天グループであることから、楽天ポイントを1ポイント=1円と換算して50ポイントから外貨の預け入れに利用することができます。取扱通貨は人民元や南アランドを含んだ全7通貨が用意されています。「楽天銀行アプリ」からも外貨預金の取引を行うことができ、為替のチェックも容易に行うことができますので利便性が高いです。

FP 志塚洋介「外貨預金の選び方」

FP 志塚洋介

新生銀行 50点(1名/2名中)

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「2位」におすすめする理由

高水準の金利と外貨関連サービスも充実

為替手数料はやや高めに設定されているものの、金利は高水準となっており、特に米ドルの定期預金金利の高さが魅力です。通貨の取り扱いも13種類と豊富で、高金利で人気の「トルコリラ」「ブラジルレアル」などの取引も可能となっています。

また、外貨4通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル)をチャージして日本でも世界でも利用できるプリペイドカードや、外貨を自宅まで届けてくれる外貨宅配サービスなどユニークなサービスを提供していて、外貨関連サービスに力を入れている銀行という印象が強いです。

FP 田中和紀「外貨預金の銀行の選び方」

FP 田中和紀

ジャパンネット銀行 50点(1名/2名中)

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「3位」におすすめする理由

基本的なサービス内容がわかりやすく、シンプルに取引がしたい方におすすめ

ジャパンネット銀行は、為替手数料が比較的低額であるのと、取扱通貨も全9通貨と、ネット銀行で扱われていることが多い通貨はほぼカバーされています。またログイン後の画面では豊富な為替情報を無料で閲覧することができます。

外貨預金についてはその他のサービス内容が豊富というよりも、基本的なサービス内容がわかりやすく用意されていて、シンプルな取引を行いたい方に使いやすい銀行といえるでしょう。

FP 志塚洋介「外貨預金の選び方」

FP 志塚洋介

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