ネット銀行でコンビニATM手数料、時間外ATM手数料、振込手数料を節約する方法。手数料を節約しながらデビットカードのキャッシュバックでお得になる!

「コンビニATMは、良く使いますが、手数料は意識したことがなかった。」
「手数料って、そんなに高額になるの?」
「ネット銀行だと、コンビニATMが無料になるの?」

女性

基本的に、多くの方が大手都市銀行(メガバンク)をメインバンクとして利用しているかと思います。それ自体は、問題ではありませんが、メガバンクは、コンビニATM手数料、時間外ATM手数料、振込手数料などのコストが割高に設定されているものです。今回は、ネット銀行でコンビニATM手数料、時間外ATM手数料、振込手数料を節約する方法について解説します。

大手都市銀行(メガバンク)の手数料

ATM手数料

三菱UFJ銀行

ATMの種類種類8:45~18:00その他の時間帯
三菱UFJ銀行ATM全日0円110円
セブン銀行平日220円330円
土日祝・年末年始330円330円
毎月25日、月末0円110円
ローソン銀行ATM平日110円220円
土日祝・年末年始220円220円
イーネットATM(ファミリーマートなど)平日198円330円
土日祝・年末年始330円330円
毎月25日、月末0円110円

三井住友銀行

ATMの種類種類8:45~18:00その他の時間帯
三井住友銀行ATM全日0円110円
セブン銀行平日110円220円
土日祝・年末年始220円220円
ローソン銀行ATM平日110円220円
土日祝・年末年始220円220円
イーネットATM(ファミリーマートなど)平日110円220円
土日祝・年末年始220円220円

みずほ銀行

ATMの種類種類8:45~18:008:00~8:45
18:00~23:00
その他の時間帯
みずほ銀行ATM全日0円110円220円
土日祝・年末年始110円110円220円
セブン銀行平日110円220円220円
土日祝・年末年始220円220円220円
ローソン銀行ATM平日110円220円220円
土日祝・年末年始220円220円220円
イーネットATM(ファミリーマートなど)平日110円220円220円
土日祝・年末年始220円220円220円

振込手数料

三菱UFJ銀行

依頼方法振込先3万円未満3万円以上
インターネットバンキング同行宛て0円0円
他行宛て220円330円
ATM同行宛て110円110円
他行宛て275円440円
窓口同行宛て330円550円
他行宛て660円880円

三井住友銀行

依頼方法振込先3万円未満3万円以上
インターネットバンキング同行宛て0円0円
他行宛て220円440円
ATM同行宛て0円110円
他行宛て220円440円
窓口同行宛て330円550円
他行宛て660円880円

みずほ銀行

依頼方法振込先3万円未満3万円以上
インターネットバンキング同行宛て0円0円
他行宛て220円440円
ATM同行宛て220円220円
他行宛て330円440円
窓口同行宛て440円660円
他行宛て770円990円

大手都市銀行(メガバンク)の手数料相場

大手都市銀行(メガバンク)の手数料相場は

ATM手数料

その銀行のATMの場合

  • 日中:無料
  • 夜~朝:110円

コンビニATMの場合

  • 平日日中:110円
  • 土日祝日中:220円
  • 夜~朝:220円
振込手数料
  • その銀行の銀行口座へのインターネットバンキングでの振込:無料
  • 他行の銀行口座へのインターネットバンキングでの振込:220円~440円
  • その銀行の銀行口座へのATMでの振込:110円~220円
  • 他行の銀行口座へのATMでの振込:220円~440円
  • その銀行の銀行口座への窓口での振込:330円~660円
  • 他行の銀行口座への窓口での振込:660円~990円

が相場となっています。

実際に大手都市銀行(メガバンク)を利用するとどのくらい損をしているのか?

ATM利用の場合

多くの方が、基本的には

日中にメインバンクの銀行ATMを使って、預金の引き出しを行う

という形を取っているかと思います。

しかし、

  • 家の近くに銀行の店舗がない
  • 会社の近くに銀行の店舗がない
  • 銀行の店舗に行く時間がない
  • 18:45以降にお金が必要になった

女性

というケースでは

注意
  • 銀行ATMの時間外手数料
  • コンビニATMの手数料

が発生してしまうのです。

銀行ATMの利用頻度/2016年

週1回以上:14.5%
2~3週間に1回:24.1%
月に1回:33.2%
2~3カ月に1回:10.5%
半年に1回:5.2%
1年に1回:8.9%
利用していない:3.8%

出典:全国銀行協会「よりよい銀行作りのためのアンケート」

コンビニ・スーパー等のATMの利用頻度/2016年

週1回以上:8.5%
2~3週間に1回:13.0%
月に1回:16.6%
2~3カ月に1回:7.5%
半年に1回:5.0%
1年に1回:13.6%
利用していない:35.9%

出典:全国銀行協会「よりよい銀行作りのためのアンケート」

専門家

明確な平均値は出ていませんが、このデータを見る限り

  • 月1回:コンビニATMを利用する
  • 月1回:銀行ATMの時間外取引を利用する

が平均的なのではないでしょうか?

コンビニATMの手数料:110円と220円の間を取って、155円
銀行ATMの時間外手数料:110円

だとすると

1カ月:265円
1年:3,180円
5年:15,900円
10年:31,800円

というコスト負担になります。

振込利用の場合

国内送金(金融機関)の利用頻度/2018年

月2回以上:12.9%
月1回:20.4%
2~3カ月に1回:11.3%
1年に2~3回:21.4%
1年に1回:11.7%
それ以下:22.3%

出典:一般社団法人日本資金決済業協会

直近1年間の送金方法は「インターネットバンキングでの振込・振替」「ATMでの振込・振替」が各4割強、「窓口での振込・振替」が1割強です。「インターネットバンキングでの振込・振替」は男性での比率が高く、男性40・50代で各5割強となっています。女性は「ATMでの振込・振替」が1位です。

出典:マイボイスコム『ATMの利用』に関するインターネット調査

専門家

明確な平均値は出ていませんが、このデータを見る限り

  • 年に4回振込を行う

が平均的なのではないでしょうか?

インターネットバンキングの振込:2回
ATMの振込:1回
窓口の振込:1回

他行振込だとすると

インターネットバンキングの振込:2回 220円~440円
ATMの振込:1回 220円~440円
窓口の振込:1回 660円~990円

1年:1,715円
5年:8,575円
10年:17,150円

というコスト負担になります。

これらのコスト負担は、ネット銀行をサブバンクとして使うことで、無料にできるのです。

ネット銀行の手数料

ネット銀行は、店舗を持たないからこそ、コンビニATMが利用者が主に利用するATMになります。だからこそ、ATMの利用料金を「一定回数までは無料」にしているのです。

また、同じように他行宛ての振込手数料も、「一定回数までは無料」になっているため、銀行の手数料負担を大幅に抑えることができるのです。

ATM手数料無料、振込手数料無料のネット銀行

ソニー銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月4回~月5回
  • 振込手数料無料回数:月2回~月11回(Sony Bank WALLET あり)
ソニー銀行公式サイトはこちら

イオン銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月0回~月5回
  • 振込手数料無料回数:月0回~月5回
イオン銀行公式サイトはこちら

住信SBIネット銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月2回~月15回
  • 振込手数料無料回数:月1回~月15回
住信SBIネット銀行公式サイトはこちら

GMOあおぞらネット銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月2回~月15回
  • 振込手数料無料回数:月1回~月15回
GMOあおぞらネット銀行公式サイトはこちら

ジャパンネット銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月1回(3万円以上はずっと無料)
  • 振込手数料無料回数:預金平均残高3,000万円以上で無料
ジャパンネット銀行公式サイトはこちら

楽天銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月0回~月7回
  • 振込手数料無料回数:月0回~月3回
楽天銀行公式サイトはこちら

東京スター銀行

  • ATM利用手数料無料回数(セブン銀行ATMのみ):月8回
  • 振込手数料無料回数:月3回(インターネットバンキングでスターワン口座取引明細書の郵送なしの場合)
東京スター銀行公式サイトはこちら

ATM手数料無料、振込手数料無料のネット銀行でおすすめは?

上記の試算では

  • 月2回のATM利用
  • 3カ月に1回の振込利用

が平均的ですので、

  • 月2回以上のATM手数料無料
  • 月1回以上の振込手数料無料

をクリアしていれば、手数料無料ということになります。

無条件で上記の条件をクリアしているのは

の3行です。

ネット銀行の口座開設時に発行されるデビットカードを使えば、さらにお得に!

ネット銀行の口座開設時には、VisaやMastercardの加盟店で利用できるデビットカードも同時に発行可能です。デビットカードは、VisaやMastercardの加盟店でクレジットカードのように利用でき、かつポイントやキャッシュバックが受けられる決済用カードです。

クレジットカードと比較すると

  • 毎月の引き落としサービスに対応していない
  • ポイント還元率、キャッシュバック率がやや低めの設定

というデメリットがありますが

  • 銀行の口座残高からリアルタイムに引き落とされるため、使い過ぎない
  • 銀行の口座残高からリアルタイムに引き落とされるため、利用履歴の管理がしやすい

というメリットもあります。

利用額に対して、高いキャッシュバック率のデビットカードもあるので、ATM手数料・振込手数料を無料にしながら、デビットカード利用によって、ポイントやキャッシュバック分がお得になるのです。

前述した無条件で

  • 月2回以上のATM手数料無料
  • 月1回以上の振込手数料無料

をクリアしているネット銀行のデビットカードの還元率を見てみると

ソニー銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月4回~月5回
  • 振込手数料無料回数:月2回~月11回(Sony Bank WALLET あり)
  • デビットカードキャッシュバック率:0.5%~2.0% ※残高300万円以上で1.0%
ソニー銀行公式サイトはこちら

住信SBIネット銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月2回~月15回
  • 振込手数料無料回数:月1回~月15回
  • デビットカードポイント還元率:0.8%
住信SBIネット銀行公式サイトはこちら

GMOあおぞらネット銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月2回~月15回
  • 振込手数料無料回数:月1回~月15回
  • デビットカードキャッシュバック率:0.6%~1.5% ※3カ月の利用額30万円以上で0.8%

となっています。

GMOあおぞらネット銀行公式サイトはこちら

月5万円でも、デビットカードの利用があれば

  • ソニー銀行: 年間3,000円~12,000円のお得
  • 住信SBIネット銀行: 年間4,800円のお得
  • GMOあおぞらネット銀行: 年間3,600円~9,000円のお得

になり、手数料の削減と合わせて、年間2万円以上のメリットが出てくるのです。

また、別の視点では

東京スター銀行

  • ATM利用手数料無料回数:月0回~月7回
  • 振込手数料無料回数:月3回(インターネットバンキングでスターワン口座取引明細書の郵送なしの場合)

も、デビットカードはありませんが

給与受取口座に指定すると普通預金金利 年率:0.001% → 年率:0.1%

という特典があり、利息収入を狙いたい方にはおすすめです。

1,000万円の普通預金があれば、毎年1万円分の利息収入(源泉徴収後7,960円)が見込めます。

東京スター銀行公式サイトはこちら

まとめ

銀行のATM手数料や振込手数料は、一回のコストは数百円なので大きな負担ではありませんが、継続的に利用するものですので、塵も積もれば山となってしまいます。

専門家

ネット銀行を利用することで、コンビニATMも無料、振込手数料も無料、で節約が可能になり、デビットカードを活用することで、そのお得分も得ることができるのです。メインバンクは、店舗で相談ができるメガバンクでも構いませんが、サブバンクとしてネット銀行を検討しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA