家計の節約にもっとも効果的なのはクレジットカード支払いの徹底。クレカ支払いを徹底する方法と節約におすすめのクレジットカード

「クレジットカードで支払うなんて、既にやってるよ。」
「クレジットカード支払いでそんなに節約になるの?」
「節約に効果的なのはどのクレジットカードなの?」

女性

専門家

当然ながら、すでにクレジットカードを持っていて、クレジットカード決済を使っている方も少なくありません。しかし、実際にクレジットカード支払いを徹底で来ている方は、どのくらいいるでしょうか?クレジットカード支払いを徹底する方法と節約におすすめのクレジットカードについて解説します。

クレジットカード支払いを徹底すると、どのくらいの節約になるの?

月々の生活費の全国平均

まずは、一般的な家計の支出を見てみましょう。

2人以上の勤労者世帯の消費支出(千円)

地域消費支出合計食料住居光熱・水道家具・家事用品被覆・履物保健・医療交通・通信教育教養・娯楽その他
全国315.376.118.221.811.313.112.051.519.129.862.4
北海道295.469.421.527.110.111.810.649.411.526.357.7
東北294.472.813.426.110.810.611.654.911.323.659.3
関東332.581.720.421.211.514.913.348.124.633.763.0
北陸330.479.514.427.711.912.111.160.716.429.766.9
東海315.175.113.220.412.612.811.260.818.330.959.6
近畿305.476.116.820.810.412.911.148.219.429.560.2
中国293.469.716.720.711.711.010.846.114.425.866.5
四国308.267.124.322.510.310.510.955.412.624.370.5
九州307.668.320.220.111.512.112.155.615.226.166.2
沖縄237.262.026.320.28.58.28.632.910.415.944.1

出典:総務省「家計調査」2018年

全国平均で見ると

毎月:315,000円

が消費支出の合計になります。

この中で、クレジットカード支払いにできる支出は

  • 食料 → クレジットカード払い:可能
  • 住居 → クレジットカード払い:不可(一部の賃貸のみ可能、基本はローン、賃貸ともに不可)
  • 光熱・水道 → クレジットカード払い:可能
  • 家具・家事用品 → クレジットカード払い:可能
  • 被覆・履物 → クレジットカード払い:可能
  • 保健・医療 → クレジットカード払い:不可(一部の病院、保険料のみ可能、基本は不可)
  • 交通・通信 → クレジットカード払い:可能(Suicaなどもクレカチャージでポイントが貯まります。)
  • 教育 → クレジットカード払い:ものによる(学費などは不可が多い。教材やオンライン学習などは可能)
  • 教養・娯楽 → クレジットカード払い:可能
  • その他 → クレジットカード払い:不明(税金などの支払いもクレジットカード払いは可能)

となります。

確実にクレジットカード払いが可能な支出(全国平均)だけを合計してみると

全国平均支出額(千円)
食料76.1
光熱・水道21.8
家具・家事用品11.3
被覆・履物13.1
交通・通信51.5
教養・娯楽29.8
合計203.6

つまり、クレジットカード払いを徹底しようとすれば

毎月:203,600円

は、クレジットカード払いができるはずなのです。

しかし、実際にクレジットカード利用額を見てみると

クレジットカード保有者の世帯あたりの月平均クレジットカード利用額

毎月:71,000円

出典:JCB「クレジットカードに関する総合調査」2019年

毎月7万円弱しかクレジットカード支払いができていないのです。

つまり、

注意
クレジットカードが利用できる余地に対して、その3分の1程度しか実際にはクレジットカード払いができていない計算になります。

仮に「毎月:203,600円」を、ポイント還元率:1.0%のクレジットカードで支払ったとしたら

  • 203,600円 × 12カ月 × 1.0% = 年間24,432円分のポイント

が貯まるのです。

  • 1年 → 24,432円分のポイント
  • 5年 → 122,160円分のポイント
  • 10年 → 244,320円分のポイント

ですから、「クレジットカード支払いの徹底」が家計全体の節約につながることがわかるかと思います。

すでにクレジットカード払いをしているという方でも、支出でクレジットカード払いができる金額の3分の1程度しかクレジットカード払いが徹底できていないのですから、クレジットカード支払いを徹底することで、これだけ節約ができる余地が出てくるのです。

専門家

では、どういう点に注意すれば、クレジットカード支払いを徹底することができるのでしょうか?クレジットカード支払いを徹底する方法を解説します。

クレジットカード支払いを徹底する方法

方法その1.支払い手段が複数あるときは、必ずクレジットカード払いを選ぶ

当たり前ですが、支払い手段が複数あるときは、必ずクレジットカード払いを選ぶことが重要です。

キャッシュレス決済の政府による促進により、様々な支払い方法を利用者が選択できるようになりました。

複数の選択肢の中で「クレジットカード払いを選ぶ」というのは、もっとも重要なクレジットカード支払いを徹底するポイントです。

QR決済も、キャッシュレス決済というくくりでは、クレジットカード払いと同じですが、QR決済の方がクレジットカード支払いと比較すると「還元率が低い」ため、両方利用できるなら、クレジットカード払いを選ぶべきなのです。

例えば

  • PayPay → 基本のポイント還元率:0.5%
  • 楽天カード → 基本のポイント還元率:1.0%

どちらも、ボーナスやポイント倍増などがありますが、基本のポイント還元率で考えると、QR決済よりも、クレジットカード払いの方が還元率が高いため、お得なのです。

専門家

「このお店では、どの支払方法が使えるのか?」確認することが重要です。

方法その2.定額料金の支払いは、すべてクレジットカード払いに変更する

毎月支払うものこそ、毎月一定額の支払いが発生しているはずです。

  • 電気料金
  • 水道料金
  • ガス料金
  • 携帯料金
  • インターネット回線料金(光回線、wifi)
  • 定期購入している商品(サプリメントなど)
  • 定額配信サービス(動画配信、音楽配信サービスなど)
  • 保険料
家賃などクレジットカード払いに対応できないものは、別としても、光熱費や通信費などは、口座引き落としや請求書振込などの支払い方法を、クレジットカード払いに変更しておく必要があります。

方法その3.複数枚クレジットカードを保有して、国際ブランドをカバーする

日本であれば、Visa、Mastercard、JCBの国際ブランドであれば、大抵の店舗(加盟店)やECサイトが対応しています。

しかし、AMEX、Dinersなどは、未対応の店舗(加盟店)もあり、そうなると現金や別のキャッシュレス決済を利用さゼるを得ないのです。

「クレジットカードの国際ブランドに対応していない」

女性

という事態を避けるためには

  • Visa or Mastercard
  • JCB

の国際ブランドを併用して、持っておくことをおすすめします。

  • Visa + JCB
  • Mastercard + JCB

の2枚をカバーしておけば、日本国内でクレジットカードが使えるのに国際ブランドに対応していないということは、まずありません。

方法その4.スマホ決済と連携しておく

スマホをお持ちの方も多いと思いますが

  • QUICPay
  • iD

に対応していれば

  • Apple Pay
  • Google Pay

でクレジットカード支払いが可能です。

「コンビニなどの少額決済で、いちいちクレジットカードを出すのが面倒くさい。」

女性

という方も多いのですが

スマホ決済とクレジットカードを連携しておくことで、より支払いがスムーズになり、クレジットカード払い漏れを防ぐことができるのです。

方法その5.大きな支払こそ、クレジットカード払いができないか確認する

金額の大きな支払いこそ、クレジットカード払いができないのか、確認する必要があります。

例えば

  • 住民税の支払い

も、自治体によっては、クレジットカード払いが可能です。

※Yahoo!公金払いには、手数料が発生しますが、クレジットカードの還元率の方が高いため、お得に税金の支払いが可能です。

高額な支払いほど、意識的にクレジットカード支払いを徹底する必要があります。

家計の節約におすすめのクレジットカードランキング

家計の節約におすすめのクレジットカードを選ぶポイント

節約におすすめのクレジットカードのポイントは

  • 年会費永年無料
  • 基本のポイント還元率が高い
  • 利用する機会の多いポイント倍増特典がある
  • 直接キャッシュバックが可能
  • Apple Pay、Google Payに対応している
  • 国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBのどれか

です。

専門家

基本的に年会費永年無料で、コストがかからずに、基本のポイント還元率が高いクレジットカードがおすすめです。

ポイント倍増特典も、重要ですが、基本のポイント還元率が高くないと、どこで使ってもお得とは言えないからです。

また、ポイントがキャッシュバック(請求額からの割引)に充当できるクレジットカードの場合は、ポイントの使い道に困る必要がありませんし、ポイントの有効期限切れにもなりません。

どうしても、ポイントが貯まると、貯まったポイントで余計なものを買ってしまいがちです。それでは、節約にならないので、請求額から直接割引ができるキャッシュバック対応のクレジットカードをおすすめするのです。

1位.楽天カード

楽天カード

カード分類一般カード
国際ブランドVISA、Mastercard、JCB、AMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード通常1週間
年会費無料ステータス永年無料
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)100万円
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)3.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位)
ETCカード年会費550円
電子マネーチャージ楽天Edy(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害-
ショッピング保険/国内利用-

クレジットカードを選ぶポイント

比較項目内容
年会費永年無料
基本のポイント還元率1.0%
ポイント倍増特典楽天市場でポイント還元率:3.0%
キャッシュバック電子マネー楽天Edyに交換してEdy加盟店で利用可能
Apple Pay、Google Pay対応Apple Pay、Google Pay対応可能
国際ブランドVisa、Mastercard、JCBが選べる

おすすめの理由

楽天カードは

  • 年会費:永年無料
  • 基本のポイント還元率:1.0%

と、コストパフォーマンスが高いクレジットカードでありながら

  • 楽天市場 → ポイント還元率:3.0%
  • 楽天グループ → ポイント最大16倍
楽天関連のサービスを使えば、さらにポイントが貯まるクレジットカードとして、おすすめです。

スマホ決済、国際ブランドの選択も可能で、貯まったポイントは「電子マネー楽天Edy」に1ポイント1円で交換できるので、使い道に困ることはありません。

注意
デメリットは、直接的なキャッシュバックではない点です。また、ETCカードは有料ですので注意が必要です。

2位.Orico Card THE POINT

Orico Card THE POINT

カード分類一般カード
国際ブランドMastercard、JCB
申込方法-
発行スピード最短8営業日
年会費無料ステータス永年無料
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)300万円
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)2.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.6マイル)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージiD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害-
ショッピング保険/国内利用-

クレジットカードを選ぶポイント

比較項目内容
年会費永年無料
基本のポイント還元率1.0%
ポイント倍増特典入会から半年間:2.0%、ネットショッピングで+0.5%~
キャッシュバックオリコプリペイドカードへのチャージして利用可能
Apple Pay、Google Pay対応Apple Pay対応可能。カード自体にiDとQUICPayが搭載可能
国際ブランドMastercard、JCBが選べる

おすすめの理由

Orico Card THE POINTは

  • 年会費:永年無料
  • 基本のポイント還元率:1.0%

と、コストパフォーマンスが高いクレジットカードでありながら

  • 入会から半年間 → ポイント還元率:2.0%
  • ネットショッピング(オリコモール経由) → ポイント還元率:2.0%~

と、ネットショッピングで高還元率を発揮するクレジットカードです。

  • Yahoo!ショッピング → 基本還元率:1.0% + ショップ還元率:0.5% + 特別加算:0.5% 2.0%
  • 楽天市場 → 基本還元率:1.0% + ショップ還元率:0.5% + 特別加算:0.5% 2.0%
  • Amazon.co.jp → 基本還元率:1.0% + ショップ還元率:0.5% + 特別加算:0.5% 2.0%

と、ショッピングモールを選ばずに高還元率でポイントが貯まります。

貯まったポイントも、1ポイント=1円でプリペイドカードにチャージできるため、クレジットカードと同様に買い物に利用できます。

ネットショッピングの機会が多い方におすすめできる高還元率カードと言えます。
注意
デメリットは、直接的なキャッシュバックではないことと、現時点でGoogle Payに対応していない点ですが、カード自体にiDとQUICPayが搭載できるので、問題ないと考えます。

3位.JCB CARD W/JCB CARD W plus L

JCB CARD W

カード分類一般カード
国際ブランドJCB
申込方法-
発行スピード-
年会費無料ステータス永年無料
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)-
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害-
ショッピング保険/国内利用-

クレジットカードを選ぶポイント

比較項目内容
年会費永年無料(39歳までの入会)
基本のポイント還元率1.0%
ポイント倍増特典セブンイレブン4倍、Amazon.co.jp4倍、スターバックス11倍
キャッシュバックプリペイドカードへのチャージして利用可能
Apple Pay、Google Pay対応Apple Pay、Google Pay対応可能
国際ブランドJCB

おすすめの理由

JCB CARD W/JCB CARD W plus Lは

  • 年会費:永年無料(39歳までの入会)
  • 基本のポイント還元率:1.0%

と、コストパフォーマンスが高いクレジットカードでありながら

  • セブンイレブン:4倍(ポイント還元率:2.0%)
  • Amazon.co.jp:4倍(ポイント還元率:2.0%)
  • スターバックス:11倍(ポイント還元率:5.5%)

と、オリジナルシリーズ優待店で高いポイント還元率が期待できるクレジットカードです。

Oki Doki ポイントがたまるなど、JCB ORIGINAL SERIESのおトクな特典を紹介しています。
JCBのプロパーカードとしての信頼性と、セブンイレブン、Amazon.co.jp、スターバックスなど使いやすい店舗で高還元率が期待できるクレジットカードとしておすすめです。
注意
デメリットは、40歳以上の場合は、年会費永年無料ではなくなってしまうため、おすすめできない点です。

4位.リクルートカード

リクルートカード

カード分類一般カード
国際ブランドVISA、Mastercard、JCB、銀聯(UnionPay)
申込方法Web申込み
発行スピード-
年会費0円
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)-
ポイント還元率(下限)1.20%
ポイント還元率(上限)3.20%
交換可能マイル-
ETCカード年会費0円
電子マネーチャージ楽天Edy、nanaco、Suica
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害2,000万円
ショッピング保険/国内利用200万円

クレジットカードを選ぶポイント

比較項目内容
年会費永年無料
基本のポイント還元率1.2%
ポイント倍増特典ポンパレモール:ポイント還元4.2%、じゃらん:ポイント還元3.2%
キャッシュバックなし
Apple Pay、Google Pay対応対応不可
国際ブランドVisa、Mastercard、JCBが選べる

おすすめの理由

リクルートカードは

  • 年会費:永年無料
  • ポイント還元率:1.2%

と、他の高還元率カードよりも、ポイント還元率が高い高還元率カードです。

コストパフォーマンスは抜群ですので、一番ポイントが貯まりやすいクレジットカードとしておすすめです。
注意
デメリットは、貯めたポイントはリクルートサービスの利用にしか使えないという点です。

リクルートサービスにも、じゃらんやポンパレなど利便性の高いものがありますが、キャッシュバックと比較すると自由度が低いのです。リクルートカードを節約で使うためには、Pontaポイントへ交換して、Ponta提携店舗で使う形をおすすめします。

5位.dカード

dカード

カード分類一般カード
国際ブランドVISA、Mastercard
申込方法-
発行スピード最短5営業日
年会費無料ステータス永年無料
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)-
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)4.00%
交換可能マイルJALマイル(1ポイント=0.4マイル)
ETCカード年会費550円
電子マネーチャージiD利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害-
ショッピング保険/国内利用100万円

クレジットカードを選ぶポイント

比較項目内容
年会費永年無料
基本のポイント還元率1.0%
ポイント倍増特典ローソンで最大5.0%OFF
キャッシュバックドコモのお支払いに充当、dカード特約店で使う
Apple Pay、Google Pay対応Apple Pay対応可能
国際ブランドVisa

おすすめの理由

dカードは、NTTドコモの発行する高還元率カードです。

  • 年会費:永年無料
  • ポイント還元率:1.0%

というコストパフォーマンスと

  • ローソンで最大5.0%OFF

というメリットがあるクレジットカードです。

ローソンの5%OFFというのは、最大のメリットであり、コンビニ利用が多い方におすすめできるクレジットカードとなっています。ローソン以外のdポイント特約店でも、ポイント還元率は1.0%以上になります。また、貯めたポイントはドコモ料金の支払いにも利用できるので、ドコモユーザーにおすすめできるクレジットカードです。

デメリットは、とくにありません。

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