【仮想通貨時価総額ランキング】表の見方、表から分かる稼げる投資術

今回は、「仮想通貨の力」を測る重要な指標「時価総額」を比較していきましょう。

仮想通貨の時価総額は単価と発行数量を掛けて求めますが、その数字が大きいほど、銘柄の注目度や将来性の高さなどの投資判断にも影響を与えます。「銘柄選びで苦労している」、「新しく仮想通貨を購入したい」という投資家の方は、ぜひとも今回のランキングをご参考にしてみてください。

時価総額ランキング以外にも、仮想通貨市場シェアや金融資産別シェアなど様々な観点から、仮想通貨市場全体の将来性についても考えていきましょう。

時価総額とは?仮想通貨の「力」が分かる指標

時価総額という言葉は仮想通貨だけではなく、株式投資にも使用されます。たとえば、「フェイスブックの時価総額10兆円を突破!」などニュースや新聞の見出しでもよく見ます。

時価総額を簡単に表現すると、「現在の(企業や通貨の)総合的価値」です。

株式相場の企業の時価総額は、その会社の価値だけでなく「力」でもあります。金額が大きければそれだけ信用力も高く、注目度の高さ、サービスを利用する人が多いことを表すからです。仮想通貨の時価総額も、そのコインの価値だけでなく「力」を表すことになります。力の強い銘柄ほど更に人気が高まりやすく、今後の価格上昇にも大きな影響を与えるでしょう。

時価総額の計算方法

時価総額はどのようにして計算されるのでしょうか。ここではビットコインを例に時価総額の計算方法をお伝えしていきます。

仮想通貨は1日ごとにコインの価格が違います。2018年10月30日時点のビットコイン価格は、1BTC=約700,000円です。

一方、同じビットコインでも市場に既に流通している分があります。このトータル流通量(総発行量)と1枚辺りのコイン価格を掛け合わせることで、「現在の総合的価値=時価総額」を求めることができます。

ビットコインの場合なら、現在既に1,720万枚のコインが流通しています。先ほどの1枚辺りのコイン価格(1BTC=700,000円)を掛ける(×)と、現在の時価総額は約12兆円ほどになるのです(現在のビットコインの時価総額はフェイスブックと同規模)。

このように時価総額は、「投資しようとしている銘柄がどの程度の市場規模を持っているのか」を判断する上で役立ちます。ビットコインの価値が、あのフェイスブックと同じほどの価値を持っているのは面白いですよね。最近フェイスブックでは、大量の顧客情報を流出したとしてネガティブな話題になりましたが、ビットコインも同じく、1つの情報が世界中に拡散され、1日で価格が大きく変動するほどのパワーを持っているということです。

【2018年10月版】時価総額ランキング

仮想通貨の時価総額を発表していきましょう。2018年10月30日時点で、どの銘柄が力を持っており、これからどんな仮想通貨が伸びていきそうか、時価総額ランキングを見るだけではっきりと分かってきます。

今回は上位10種類の仮想通貨を紹介します。

順位仮想通貨単位単価発行枚数時価総額
1位ビットコイン(Bitcoin)BTC715,431円1,735万枚12兆4,000億円
2位イーサリアム(Ethereum)ETH22,247円1億289万枚2兆2,900億円
3位リップル(Ripple)XRP50.21円402億1,000万枚2兆200億円
4位ビットコインキャッシュ(BitcoinCash)BCH47,043円1,743万枚8,199億円
5位イオス(EOS)EOS580.25円9億625万枚5,258億円
6位ステラ(Stellar)XLM25.39円189億枚4,803億円
7位ライトコイン(Litecoin)LTC5,556円5,894万枚3,275億円
8位テザー(Tether)USDT111.92円19億3,000万枚2,156億円
9位カルダノ(Cardano)ADA7.87円259億3,000万枚2,040億円
10位モネロ(Monero)XMR11,479円1,653万枚1,897億円

ちなみに11位にはTRON(トロン)、12位はDASH(ダッシュ)、13位はIOTA(アイオータ)がランクインしています。特に10位を巡る競争は熾烈を極めており、DASHやIOTAなど10位近辺の銘柄も、少し前までは上位10銘柄に顔を揃えていました。

また、14位にBinanceCoin(バイナンスコイン)が登場しているのも注目すべきです。BinanceCoinは、世界ナンバーワンの取引量を誇るBinance(バイナンス)という取引所が独自に発行した仮想通貨です。今までも取引所がオリジナルコインを発行する事例はありましたが、あまり注目されることはありませんでした。

しかし、時価総額の上位にこうした取引所のコインが登場してきたことで、他の取引所コインも注目を集め始めるかもしれません。BinanceCoinの特徴は、取引所Binanceで決済を行うことで取引手数料を半額にできるメリットを持っています。Binance利用者は安い手数料のためにBinanceCoinを買うことが多いので、必然的に通貨の価値が高まったと考えられます。

時価総額ランキングから分かること

時価総額ランキングの上位10銘柄を見てみると、そのほとんどが明確なビジネスモデルを持っていることが分かります。たとえば、イーサリアムにはスマートコントラクトという仕組みがあり、このネットワーク上では自由にトークンを発行したり、アプリを開発できます。

また、リップルやStellarは独自の国際送金ネットワークを構築し、海外送金の高い手数料やスピードの遅さなどを解消するために開発されました。このビジネスモデルにはMicrosoftやAmazon、BMW、イングランド銀行、三菱UFJ銀行、SBIホールディングスなどが注目しています。

他にもビットコインキャッシュはブロックサイズを拡張することで、ビットコインの送金遅延問題を解決するために生まれました。ブロックサイズが広がればより多くの取引処理を行うことができ、送金スピードも速まるため、ビットコインに代わる決済コインとして徐々に人気が急上昇しました。

Cardano(カルダノ)はエイダコインとも呼ばれ、ブロックチェーンを利用したオンラインカジノのプラットフォームを開発中です。このシステムでは、ユーザー同士で賭け金の設定や分配ができるため胴元が要らず、公平・公正なギャンブル市場が生まれるでしょう。

このように、人気の高い銘柄は、独自のビジネスモデルを明確に示しているため、投資家も将来性に期待しやすいメリットがあります。多くの人に分かりやすい事業内容を提示することで、たくさんの投資家が集まり時価総額も上昇していくのです。

2014年の時価総額ランキングと比べると……

仮想通貨の投資基準が、徐々にビジネスモデルに即して決定されるようになったのは、まだ仮想通貨に注目が集まっていなかった2014年頃と比べると良く分かります。

順位仮想通貨単位単価時価総額
1位ビットコイン(Bitcoin)BTC15,000円1,600億円
2位ライトコイン(Litecoin)LTC280円60億円
3位リップル(Ripple)XRP0.6円50億円
4位ネームコイン(Namecoin)NMC60円4億円
5位ピアコイン(Peercoin)PPC20円3.9億円
6位フェザーコイン(Feathercoin)FTC15円2.5億円
7位ノヴァコイン(Novacoin)NVC420円1.6億円
8位プライムコイン(Primecoin)XPM60円1億円
9位テラコイン(Terracoin)TRC20円7,000万円
10位インフィニットコイン(infinitecoin)IFC0.0004円3,700万円

2014年頃の仮想通貨市場は今以上に投機的な様相を呈しており、短期的な大きな値上がりを期待する投資家が多数を占めていました。現在の時価総額10位以内にいる仮想通貨は、2014年にはまだ3つしか存在しておらず、そのほとんどの銘柄が「投資する価値があるのか怪しい」ようなものばかりです。

時価総額4位のNamecoinや5位のPeercoinなど、ランキング下位の仮想通貨は機能的にはビットコインよりも優れたものもありますが、明確なビジネスモデルを持っているかでいえば疑問が残ります。

事実、リップルやLitecoinなどビジネスモデルが確立している仮想通貨は、4年が経過した現在の時価総額にも名前を連ねています。その他の仮想通貨は今も存在はしていますが、ほとんどの投資家の関心からは外れてしまっていると言えるでしょう。

この2014年と2018年のランキングの比較は、現在の仮想通貨投資がよりベンチャー企業の投資に近くなってきたことを表しています。ベンチャー企業の株を購入する場合は、企業や事業の将来性が最大の判断材料になります。それと同じで、仮想通貨にもようやく「事業性」という1つのキーワードが生まれてきたといって良いでしょう。

仮想通貨ごとの市場シェア率は?

時価総額ランキング上位10の仮想通貨を市場シェアで見比べてみると面白い結果が分かります。

2018年10月30日の仮想通貨市場全体の時価総額は約22兆円です。その内、ビットコインは全体の53.5%のシェアがあります。つまり、それだけ取引がたくさん行われていて、通貨価値も高いということです。

ビットコインと比べると他の仮想通貨が小粒に見えるのが分かるでしょう。2位のイーサリアムでも全体の14%のシェアしかありません。

一方、上位10コイン以外の仮想通貨を全て足し合わせてもイーサリアム1つのシェアにすら及ばないのです。仮想通貨は現在2,000種類以上は存在すると言われるので、残りの約1,990銘柄の時価総額合計よりもイーサリアムが上回っています。

この結果は、上位3つの仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム・リップル)が市場を独占(3社で約75%のシェア)しているようにも思えます。

一方で、それだけマイナー通貨が多いと言いかえることもできるでしょう。いまでこそマイナー通貨でも、過去のリップルやIOTA、EOSなど10倍、100倍と値上がりした銘柄も多く、これからの成長株が多く眠っていると言っても過言ではありません。

金融商品別にみる仮想通貨の市場規模は?

では、仮想通貨だけに限らず、株式や法定通貨と比べてみるとどうなるのでしょうか?

仮想通貨と経済ニュースを紹介しているクリプトピックスの調査によれば、金融資産ごとの仮想通貨の時価総額シェアは以下の通りです。

順位分類時価総額
1位法定通貨9,900兆円
2位株式市場8,000兆円
3位金(ゴールド)850兆円
4位仮想通貨市場60兆円
5位銀(シルバー)1.5兆円

※法定通貨の内400兆円はnarrow money

現在の仮想通貨市場は調査時点より3分の1程度まで縮小しています。また、法定通貨や株式市場の数字も変化していますが、それほど大きな差はないはずです。

それよりも、仮想通貨の時価総額がシルバーよりも大きく、ゴールドよりも小さいこと。株式市場の13分の1、法定通貨の16分の1というシェアをどう見るべきかでしょう。もしかしたら、この先仮想通貨も株式市場やFXのように更に市場規模が拡大していくかもしれません。

仮に、10年後、20年後に仮想通貨市場が100倍の6,000兆円になったとしましょう。すると、半分のシェアを占めるビットコインの時価総額は3,000兆円になります。BTC総発行量が2,000万枚(BTCは最大2,100万枚まで発行可)だとすると、単価は1BTC=1億5,000万円です。ハイパーデフレーションですね。

もちろん、10年先や20年先には仮想通貨市場のシェアも変わっているでしょうし、もしかしたら今回紹介した時価総額ランキングもガラッと入れ替わっているかもしれません。ビットコインの脆弱性を改善して、新たなコインが基軸通貨になる可能性もあります。

ただ、上記の金融資産ごとのシェア比較を参考にすれば、仮想通貨市場にはまだまだ成長の余地があるということではないでしょうか。

時価総額ランキングから見る投資への活かし方

時価総額ランキングは「各銘柄の力を示すもの」とお伝えしました。また、別の観点からは時価総額ランキングを「人気ランキング」と言い換えることもできます。時価総額が上位な銘柄ほど、需要が多く(価格が高く)、なおかつ取引量も多い(市場流通量が多い)からです。

つまり、時価総額順位の高い仮想通貨ほど、多くの投資家から注目されている証ということになり、今後の投資判断に繋がっていきます。

たとえば、イーサリアムの場合、これだけ長期間にわたって時価総額2位をキープしている最大の理由は、投資家が「今後も値上がりする期待を持てる」と思っているからでしょう。では、なぜ投資家がそのように思うかと言えば、イーサリアムのビジネスモデルを見てみれば分かります。

イーサリアムにはERC20という規格があり、スマートコントラクトのネットワーク内でERC20を利用することで、誰でも簡単にトークンやアプリを開発できるのです。ERC20によって生まれたトークンはICOなどで投資家から資金調達を行いますが、そのとき決済として利用されるのがERC20のもととなるイーサリアム通貨(ETH)です。

アプリでも同じで、ERC20によって開発されたアプリはDappsと呼ばれ、ゲームの中に仮想通貨のシステムを組み込むことができます。キャラクターなどを育てて強くなれば、マーケットに売って仮想通貨を手に入れることが可能です。ここでも決済に利用する通貨はETHとなります。

では、この先ERC20を利用してトークンやアプリが開発される数が増えたとしたらどうなるでしょうか。おそらく、そのトークンやアプリを利用するために決済用としてイーサリアム通貨の需要が高まるはずです。通貨の需要が多くなるほど通貨価値が増すので、将来的に価格が高くなるだろうと予想できます。

これが明確なビジネスモデルを持つ銘柄の強みと言えるでしょう。そのモデルを利用して近い将来に何が起こるのかが予想しやすいため、投資家の期待値がどんどん膨らんでいきます。先ほども言いましたがベンチャー企業の投資とよく似ています。

時価総額を参考にすることは単に銘柄の規模を把握するだけではなく、「これから先どのようなビジネス分野が期待されているのか」を知る良い手がかりとなるでしょう。

仮想通貨時価総額ランキングまとめ

今回は仮想通貨の時価総額ランキングを10銘柄まとめて紹介してきました。また、2014年の時価総額ランキングや、仮想通貨以外の金融商品との比較などを行うことによって、色々と面白いことが分かってきました。

仮想通貨市場はまだ20兆円規模でしかなく、株式市場の8,000兆円と比べると400分の1程度でしかありません。つまり、これから先の仮想通貨市場は伸びしろがたっぷりとあるため、10倍、100倍と成長していく可能性があるのです。

また、近年ではベンチャー企業への投資のように、仮想通貨のビジネスモデルを理解して投資する人が増えていることも分かりました。ビジネスモデルが明確で、誰にとっても将来性の高さが期待できるほど時価総額も伸びていく傾向にあります。

現在もICOなどを利用して新たな仮想通貨が誕生し続けており、これからランキングにどのような影響を及ぼすのか、どんな新しいビジネスモデルが登場するのか見ものです。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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