2年縛りに負けない!通信費を確実にお得に利用する方法を解説します。

毎月の出費を節約していきたいと考えた時に、必ず固定でかかるインターネットの費用はぜひとも安くしておきたいものです。しかし、2年縛りが一般的なネットの契約方法となる昨今では、簡単に切り替えるわけにもいきません。

通信費を安くしたくとも、2年縛りがある以上、解約金なしで切り替えができるチャンスは2年に1度しかないのです。総務省の報告によると従来の通信料金や契約内容の仕組みを見直していく動きは出ているようですが、まだ、具体的な実施までは踏み切れていないのが現状です。

そこで、今回は2年縛りにありながらも、費用をかけずに切り替えて通信費を安くしていく方法を解説します。

2年縛りの概要

 

たいていの場合、1度インターネットを契約すれば2年縛りが適用となり、2年ごとに契約が自動更新されていく仕組みとなっています。もし、契約期間内にインターネットを解約するのであれば、解約金が発生してしまいます。

解約金は、加入している通信会社や通信プラン、その他オプション等の兼ね合いによって、それぞれ異なりますが概ねのところ安くて8,000円くらい、高い場合は3万以上かかってしまう場合もあるでしょう。

そもそも一般の私達にとって、通信システム自体がどのように私達の手元の端末に届いているのかは謎の1つだとも言え、通信システムに関する説明を受けても、完全に理解することは難しいことです。

それでもスマホやPCの利用なくしては普通に暮らしていくことすら困難なのが現状です。そんな状況を利用するかのような2年縛り。さらに輪をかけて3年縛り、4年縛りの契約。

しかし、そんな状況に負けてはいけません!もし、仮に何らかの理由で通信回線を切り替えたいという思いがあるのであれば、解約金も含めて、費用をかけずにお得に切り替える方法はあるのです。

そこで、まずは契約内容を確認しておくことが第一段階となります。

契約内容の確認

現在のインターネット回線を契約した際には、契約内容の書面を郵送か電子送付のどちらかで受け取っていると思います。

まずは、契約内容を確認することから始めていきましょう。

契約書を見て確認する内容は・・・

  • サービス開始日

サービスを開始した日時の確認をしておきます。サービスを開始した日とは回線工事が終了した日になります。

  • 通信プラン名(サービス名)

NTT西日本VDSLマンションタイプ、ドコモ光マンションタイプA、au光ホーム5ギガタイプ、ソフトバンク光など・・・

現在利用中の通信プランを確認しておきます。切り替えの際に他社にどのタイプかを伝えると工事の詳細などが詳しくわかります。

  • 契約タイプ

契約期間2年、自動更新→これは2年縛りのことです。最低利用期間と書いてある場合は、最低の利用期間を超えるといつでも無料で解約できることになります。契約期間と表示されている場合は、基本的に縛りタイプの契約となります。

  • 解約金

解約金がいくらなのかを確認しておきましょう。通常の2年縛りであれば8,000円~11,000円くらいのプランが多くなります。3年4年縛り、あるいは何か特殊なオプションやサービスに加入している場合もあるので確認が必要です。

  • 契約ID

それぞれの通信会社から提供されているIDを確認しておきましょう。わからない場合は、カスタマーセンターやショップでも確認できます。

  • プロバイダー

インターネットは基本的にプロバイダーと通信回線の2社との契約が必要になります。最近では、プロバイダー一体型の通信サービスもありますので、現在利用中のインターネットにプロバイダーが別途であるかどうか調べておきましょう。

プロバイダーと別途で契約している場合は、両方へそれぞれ手続きが必要となります。通信回線の解約金、プロバイダーの解約金と2つかかることになるので注意しましょう。(プロバイダー契約は2年縛りでない場合が多くなります。)

カスタマーセンターへ確認

ある程度、自分で契約内容が確認できたら、カスタマーサービスへ電話をして、正確な情報を入手しておきましょう。必ず確認しておく内容は、

  • 更新月
  • 解約金
  • その他サービスとの関連(スマホ、携帯、光電話など)
  • 撤去費(かかる場合がある)
  • 解約した場合のトータルの費用
  • 締め日
  • 解約方法(電話やオンラインでできるか)

など・・・

もし、更新月が2,3か月後であれば更新月に合わせて切り替えが計画できます。

それ以上かかるようであれば、解約金、撤去にかかる費用等をすべてキャッシュバックしてくれる通信会社を探す方法があります。

解約金を取り戻す方法

おそらく、インターネットの切り替えを見送る人のほとんどが解約金が原因となっていると思います。確かに解約金を払ってまで、わざわざ手間をかけて切り替えるのは、時間と費用のロスになってしまいます。よほどの理由がない限りは、切り替えは更新月まで待った方が賢明です。

そこで、もし解約にかかる費用、またはそれ以上の費用がゲットできるとすれば話は変わってきます。2年縛りと解約金の仕組みは、数多い競合がしかける様々なキャンペーンを理由に、現在利用しているインターネット回線をやめさせないために始まった厄介なシステムです。

更新月を逃した?解約したくてもできない?

大丈夫です!是非この機会に他社が持ちかけるキャッシュバックキャンペーンを利用して、お得に切り替えていきましょう。

 

Woman
でも、解約金をキャッシュバックしてくれるところなんてあるの?
Expert
と不安に思う人もいるでしょう。ところが実際に、解約金相当の金額やそれ以上の金額をキャッシュバックしてくれるところはあるのです!

キャッシュバックの種類

キャッシュバックの種類にはいろいろあって・・・

  • 解約金をキャッシュバック

実質にかかった解約金を全額(領収書か請求書のコピーが必要)、現金で振り込んでくれるキャッシュバックです。振込までにかかる期間は業者によりますが、早くて2か月、遅いところだと1年後くらいになります。

  • 解約金を見込んだキャッシュバック

通信回線、プロバイダー等の解約金を見込んでのキャッシュバックです。1万円~3万円くらいが主流で、中には10万円以上出してくれる場合もあります。

  • 解約金相当の特典

Tポイントやアマゾンポイント、楽天ポイント、その他ギフトカード、クオカード、など1万円~3万円相当のものをでプレゼントしてくれるタイプもあります。

中には、タブレット、PC、スマホ、ゲーム機、その他電化製品などが特典でつく場合もあります。

切り替える際の注意点

基本的にキャッシュバックが適用されるためには、全く新規での申し込みであることが最低条件となります。

例えば・・・

キャッシュバックが適用されるケース

NTT光回線→全く違う光回線、ソフトバンク光回線、au光回線に変更する場合は、他社にとってメリットがあるためにキャッシュバックを払ってでも回線を変更してほしいわけです。

高額キャッシュバックを狙う場合は、あえてプロバイダーも含めて全く異なる業者に頼んだ方がお得になります。

キャッシュバックの対象にならないケース

これが違う通信会社でも例えば大元の光回線に変更がないのであれば、

NTT光回線→OCN光回線、アサヒネット光回線、ドコモ光などに切り替えたとしても基本的な回線はそのままとなりますので、キャッシュバックの対象にはなりません。

光回線の種類

キャッシュバックを重視して、インターネットを切り替える場合には全く異なる光回線に切り替えることが重要になります。そこで、大元の光回線の種類をご紹介しておきましょう。

  • NTT光回線
  • au光回線
  • ソフトバンク光回線
  • 電力会社の光回線
  • ケーブルTVの光回線
  • その他ローカルサービス

以上が光回線の種類で、それぞれ自社で独自に光回線を提供しています。この大元の回線を切り替えてもらうことが、キャッシュバックの目的となりますから、回線自体が切り替わるかどうかを確認する必要があります。

国内100種類以上ある通信会社はこれらのいずれかを使って、光回線の通信サービスを提供していることになります。ですので、名前が異なっても、結局はNTTの光回線を使う場合も大いにあり得るのです。

仮に、例えば建物内でNTT光回線しか導入できないとなった場合は、

強引なやり方にはなりますが、一旦NTT光回線を解約してから、もう1度NTT光回線を申し込む方法もあります。同じ名義の場合は申し込み先の代理店を替えるなどしてキャッシュバックを受けることも可能になります。ただし、ネットが使えない期間が2週間~1カ月発生することになるので、各自の利用状況によっては難しい方法となります。

※中には、自社の利益を得るために、このような方法を進めてくる代理店もあります。

キャッシュバックや特典が多い場合は注意

また、気をつけておきたいことは、キャッシュバックがあるということは基本的に縛り契約になるということです。

工事費無料+キャッシュバックが他社光回線に切り替える際の大まかなメリットとなりますが、

キャッシュバックの額や月額割引の額が多い場合は注意して下さい。3年縛り、4年縛りなどの可能性も高くなり、その他のオプション追加が必須だったり、不要なサービスを併用させられたりする可能性があります。契約期間が長いものほど解約金も高くなってしまうのでいざ解約したい時に結局は高い解約金を払わなければなりません。

キャッシュバックや月額割引の額はほどほどのところで妥協する方が安全だと言えます。

引っ越しする事も考慮する

賃貸暮らしの人であれば、いついかなる理由で引っ越しする事になるか予定がつかない場合もあります。万が一引っ越しする場合にはインターネットの移転費用にいくらかかるのか(または無料なのか)を確認するようにして下さい。

せっかくキャッシュバックしてもらっても、2年未満で引っ越すことになり、もし移転工事費がかかるのであればキャッシュバックしてもらった意味がなくなってしまいます。

それぞれ利用する業者によって、

  • 解約金、撤去費
  • 移転費
  • 新規工事費

などにかかる費用が異なります。

引っ越しする可能性が無きにしもあらずといった方は、あらかじめその項目も切り替え先を決める目安としておいた方が無難です。

月額料金の確認

同時に、キャッシュバックをもらった上で、結局月額料金はいくらになるのかを確認しておきましょう。

キャッシュバックの条件として、その他様々なオプションをつけることが必須となっている場合があります。その際には、それらのオプション利用料金を足したら、月額料金が通常の料金よりも1,000円、2,000円と高くなる場合があります。

1,000円高くなれば、1年間で12,000円となり、であれば自分で解約金を払った方が結局は割安だったということになります。

最終的に払う月額料金を何度も確認しておきましょう。

即申し込みは絶対にNG!

例えば、オンラインで色々なインターネットを調べている中、ほとんどのサイトでお申し込みの画面が出てきます。ここで、どんなに条件がよかったとしてもその場で申し込むのは絶対にNGです。

詳しい内容を直接聞いてみないと、隠れた落とし穴がある場合も多々あります。チャットで気軽に質問できる業者、メールや電話で質問できる業者、折り返しの電話をかけてくれる業者などいろいろあります。

気になることをすべて聞いた上で、いくつか比較検討することが大切です。

※もし万が一、申し込んでしまった場合でも、工事を行わない限りは基本的に契約は発生しないのでご安心下さい。工事前であれば、何か理由をつけて断ることはできます。

キャンペーン内容の見方

キャッシュバックキャンペーンは時期によって、内容が変わります。常にリアルタイムで現在やっているお得なキャンペーンを探すことができます。

Woman
どんなキャシュバックがあるのかどうやって調べるの?
Expert
一番シンプルな方法は、「インターネット キャッシュバックキャンペーン」で検索してみる方法です。電力会社やケーブルTVの場合はローカルで提供しているところも多いので、「インターネット キャッシュバックキャンペーン〇〇県」と地域名を入れて調べることができます。

 

同じ業者でも、サイトの入り口が違うだけでキャンペーンがついたり、キャンペーンの内容が変わったりします。「インターネット お得なキャッシュバック」「インターネット○月のキャッシュバック」など言葉を変えて検索してみると、ちょっと違う内容のキャッシュバックを見つけることができます。

通信サービスサイトには、

公式サイト→プロバイダーや通信サービスを提供するその会社のページ
代理店サイト→通信サービスを紹介して、仲介するサイト

の2種類があります。

同じ通信会社でも代理店によってキャンペーンの内容が色々と異なります。「インターネット 代理店キャッシュバック」と検索するのも1つの方法です。

価格ドットコムでは、常にお得なキャンペーンの紹介をしているので、現時点でのキャッシュバック情報を調べることができます。

※キャッシュバックが高額な場合は、契約期間、オプション、月額料金、解約金など注意して下さい。

こちらのサイトは、各光回線の代理店のキャッシュバック情報がご覧いただけます。

定期的に更新されているのでチェックしておきましょう。

光回線、プロバイダー、その他様々なキャッシュバック情報がご覧いただけるサイトです。

参考にしてみて下さい。

キャッシュバック内容の確認方法

各サイトを見た時に、

最大45,000円キャッシュバック!

実質30,000円キャッシュバック!

総額55,000円お得!

などと書いてあるのを見ると思います。これは、この金額がそのまま現金でもらえるわけではないので惑わされないようにして下さい。

「最大」「実質」「総額」というのは、基本的に受け取る金額のことではありません。

「最大」とは、その業者が求めている条件をすべて受け入れることができる場合のキャッシュバックの金額です。例えば、ネット、スマホ、電力、3つセットで契約した場合などの最高レベルで条件を満たした場合に支払われる金額であり、契約内容によってキャッシュバックの金額は変わります。

「実質」も勘違いしやすい言葉です。例えばキャッシュバックの金額は2万5,000円、工事費が15,000円を無料にした場合は、「実質」40,000円お得だという意味になります。工事費が「実質」無料と書いてある場合は、キャッシュバックの中から工事費を払って下さいという意味になるケースもあるので確認しましょう。

「総額」55,000円分お得となった場合も、キャッシュバック、工事費無料、月額割引(年間)をトータルで55,000円分お得だということになります。実際に受け取ることができるキャッシュバックの金額を確認して下さい。

確認するポイント

 

それでは、キャッシュバックにてお得にインターネットを切り替える際に確認しておきたいポイントをご紹介しておきます。

  1. 実際にもらえるキャッシュバックの金額
  2. いつ、どのようにキャッシュバックされるのか
  3. キャッシュバックをもらうための条件
  4. 工事までの日数や手順
  5. プロバイダー料金は込みか別か
  6. 実際に払う月額料金
  7. 契約期間、解約金の確認
  8. 移転した場合にかかる費用

などは最低でも確認しておきたい内容です。さらに、それぞれの要望によって・・・

  • 通信速度
  • セキュリティ
  • メール
  • スマホとのセット
  • PC、タブレット等の特典
  • 映像やゲーム等のサービス
  • 電力・ガスとのセット
  • 接続サービス
  • サポートサービス

など、要望に合わせて気になることを確認するようにしましょう。

まとめ

インターネットを契約した時には、もちろん数年に渡ってずっと使い続けるつもりの人がほとんどです。契約期間は2年だからと言われて、まさかそれが2年おきに延々と繰り返されるとの認識がない人もいるでしょう。さらには、月額料金が特に安くなったわけでもなく、なぜ、この料金でずっと縛られなければならないのか疑問に思う人もいるでしょう。

気に入ったサービスであれば、長く使っていこうと思うのは当然ですが、しかし、私達それぞれの生活はいつどんな状況になるかというのは予測できないことです。

いろんな事情で他者のサービスが使いたかったり、状況に合わせてインターネットを選択できることが必要です。そんな時にとても厄介な2年縛り。2年縛りはけっしてデメリットばかりだとは言えませんが、議論の余地が多いことは誰にも否めないと思います。そこで、今回インターネットの切り替えを考える人のために、キャッシュバックを使ったお得な切り替え方法をご紹介しました。

2年縛りに負けずに、キャッシュバックキャンペーンを利用して、自分の満足のいく通信サービスへの切り替えを実現していきましょう!

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