仮想通貨マイニングはPoS(プルーフオブステーク)で稼ぐ!おすすめ銘柄4種類を紹介

今回はPoSマイニングについて紹介します。

仮想通貨投資の経験がある方であれば、マイニングを行ったことがある方も多いでしょう。しかし、一般的にマイニングといえばビットコインやイーサリアムを代表とする「PoWマイニング」が多いです。

PoWマイニングでは余計な電気代ばかりが膨らんでしまい、収益化することが難しい側面があります。一方、PoSマイニングは通貨の保有量に応じて報酬が受け取れる仕組みです。ある程度の通貨を保有していれば、定期的に利息収入が得られるため、新しいマイニング手法として注目を集めています。

この記事ではPoSマイニングの特徴からメリット、通貨の種類などを紹介しています。PoSマイニングができる通貨の種類は多いですが、ここでは将来性の高さから4つの銘柄に絞って解説しているので、ぜひともご参考にしてみてください。

マイニングは資産運用(年利)として考える

仮想通貨のマイニングは通貨の売買をすることなく、目的の銘柄のコインを得る手段として便利です。今では、誰もが自宅のパソコンやスマートフォンを活用してマイニングに参加できるようになったことで、仮想通貨売買に代わる新たな投資手法として注目が集まっています。

マイニングの仕組みは、マイニングプールと呼ばれる場所へPCやスマホのスペック(計算処理能力)を提供することで、その計算能力に応じて報酬が受け取れるというものです。たとえば、ビットコイン(Bitcoin)の場合、マイニングは10分おきに行われ、スペックを提供した人全員に報酬の12.5BTCが分配されます(報酬は2018年10月22日時点)。

しかし、マイニングで利益をあげるのは簡単ではありません。マイニングの参加者が増えたことで報酬の分配金は低下傾向にあり、さらにパソコンを24時間動かす電気代もかかってしまいます。特に人気の高いビットコインは熾烈なマイニング競争が行われているため、一部の人はビットコイン以外のアルトコインへ乗り換える事態も起こっています。

また、マイニングには膨大な計算が必要なので、作業中のパソコンやスマートフォンは動作が極めて重くなってしまうでしょう。また、マイニングには地球にある大量の経済資源(電気)を無駄に消費しているという環境的な問題点も指摘されています。

しかし、マイニングの作業はブロックチェーンのセキュリティ体制を持続する上では欠かせない仕組みです。大勢のマイナー(マイニングを行う人)がネットワークに参加することで取引のチェックを素早く行えるため、マイニングは仮想通貨の安全性を支えていると言えるでしょう。

一方、マイニングによって収益を期待する投資家にしてみれば、赤字になってまでマイニングを続けていく必要はありません。そのため、新たな稼ぎ頭として期待できる「PoSマイニング」という手法が登場しました。

PoSマイニング(ステーキング)とは?

PoSはマイニングの一種で、「Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステイク)」という仕組みで成り立っています。「Stake」は「利害関係、投資」という意味を持ち、マイニングを行う仮想通貨と利害関係の深い人ほど、承認権を得るチャンスを与えましょうという方法です。

ビットコインなどのマイニングは「Proof of Work(PoW/プルーフ・オブ・ワーク)」を採用しています。これは先ほどと同じく、コンピュータの計算能力(ワーク)をたくさん提供した人ほど承認権を得られる仕組みでした。

一方、PoSの場合はコンピュータの計算能力を提供する必要はありません。その代わりに、「通貨の保有量が多い人」に優先的に承認権を与えるようになっています。承認権を獲得したマイナーは、PoWと同じように取引の承認を行うので、その結果報酬が受け取れるということです。

ここでポイントとなる点が、PoSで報酬を受け取りたければ通貨保有量を増やすだけで良いということです。仮に承認権を与えられたとしても、特別な作業などは発生しません。ただし、報酬を受け取るには、専用のウォレットで通貨を保有しなければならないルールがあります。

もしビットコインなどのPoWマイニングで収益化が難しくなった方は、PoSマイニングにシフトしてみるのも良いでしょう。ただ、PoSマイニングにはそれなりの資金が必要なので注意しましょう。

もうパソコンに負担をかけなくて良い!PoSのメリット

PoSマイニングにはメリットが多いことも特徴の一つです。ここでは、PoSのメリットを以下の3つのポイントに分けてお伝えしています。

  • パソコンやスマートフォンに負担をかけなくて済む
  • 長期投資との相性が良い
  • 一部のマイナーに報酬を占有されにくい

もともとPoSは、PoWマイニングの弱点を補完するために生まれただけあって、マイナーに有利になる点が多いと言えるでしょう。最近ではPoWよりもPoSを採用した仮想通貨が登場しやすくなっているので、徐々にマイニングの流行もPoSへとシフトしていくでしょう。

では、ここからはPoSマイニングのメリットを詳しく解説していきます。

パソコンやスマートフォンに負担をかけなくて済む

PoWマイニングでは、パソコンやスマートフォンの計算能力を提供する必要があったため、マイニング中の機器に高負荷がかかり他の作業に使えない難点がありました。そのため、わざわざマイニング専用機を買ってまで作業を行わなければなりません。機器を購入することで初期投資額が高まるため、より利益を出すことが難しくなってしまうのです。

一方、PoSマイニングではコンピュータへの負担を気にする必要はありません。通貨の保有量が承認権を得られる条件となっているからです。PoSマイニングでは初期投資額が抑えれるという点で大きなメリットと言えるでしょう。

長期投資との相性が良い

PoSマイニングは長期投資との相性が非常に良いメリットがあります。長期投資とは、5年や10年という長い期間で銘柄を保有し、長期的に価値が上昇したところで売りにかける方法です。

PoSはある程度の保有量が必要なので一気に購入することは経済的に難しいでしょう。そこで、毎月数万円ずつでも積み立てていくことで、通貨の保有量を増加させることができます。こうした積立式は長期投資に向いています。

一部のマイナーに報酬を占有されにくい

PoWマイニングには「CoinAge(コインエイジ)」という方法があります。CoinAgeは通貨の保有量だけでなく、通貨を保有している期間の長さも承認権獲得の条件になります。つまり、多くの通貨を保有しており、なおかつ保有期間の長い人ほど報酬を受け取りやすいのです。

CoinAgeの仕組みは、一度マイニングを行ったマイナーのCoinAgeが減るように設定されており、承認権獲得の条件はリセットされます。同じ人が続けてマイニングをすることを防ぐ役割があるため、一部のマイナーに報酬を占有されにくいメリットがあるのです。

PoSマイニングのおすすめ仮想通貨

PoWやPoSなどのマイニングの種類は仮想通貨によって決まっています。たとえば、ビットコインやイーサリアム(Ethereum)などはPoWマイニングしかできません。PoSマイニングも実行できる通貨が決まっています(イーサリアムも後々はPoSへ移行する予定)。

PoSマイニングができる仮想通貨は多いですが、ここでは3つのオススメ通貨に絞って紹介していきます。「私もPoSマイニングに乗り換えてみようかな」という方はぜひともご検討ください。

OKcash(オーケーキャッシュ)――コミュニティ盤石なコイン

OKcashは2015年4月に生まれた仮想通貨で、通貨単位は「OK」です。

OKcashはもともとビットコインの脆弱性を改善するために生まれたものです。ビットコインの送金処理には10分という長い時間がかかり、送金や決済の実用性が乏しいと指摘されていました。そこで、OKcashは送金スピードを速めることでビットコインの代用として利用されることを想定したのです。

ただ、プロジェクトの進行とともにコミュニティに人が集中するようになったため、送金や決済用途以外にも、コミュニティをより重視していく傾向が強くなりました。

OKcashのコミュニティは公式Twitterが代表的ですが、フォロワー数は20万人を超える勢いで、現在も多くの人に注目されていることが分かります。また、Minecraft(マインクラフト)とのコラボも実装されるなど、今後はゲームイベントなどにも注力する予定です。

OKcashのメリットは送金スピードの速さと、1回辺り0.0001OKという圧倒的な手数料の安さです。OK通貨を送るときもリアルタイムで、なおかつ低コストで実行できるので、コミュニティ内での投げ銭や、ゲーム内での決済など実用的なコインへ進化していく可能性があります。

OKcashのマイニングはLTSS(Long Term Sustainable Staking)を採用しています。PoSマイニングの中でも特にシステム持続性が高いため、OK通貨を多く保有している人は2044年まで確実な配当を得られるメリットがあります。

Beancash(ビーンキャッシュ)――ビットコイン補完コイン

BeancashはもともとBitbean(ビットビーン)と呼ばれていた仮想通貨が、いったん開発が頓挫し再度復活しました。復活時にロゴや開発陣が変わり、加えてBeancashへと名称も変更されました。

BeancashもOKcashと同じく、ビットコインよりも優れた決済通貨として開発されました。特にブロックサイズの大きさは特筆すべきでしょう。Beancashのブロックサイズは20MBに設定されています。

ちなみにビットコインのブロックサイズは1MBしかないので、Beancashは20倍です。ブロックサイズが大きいと1つのブロックに大量の取引データを保管できます。ビットコインはブロックが小さいため、一度に入りきれなくなった取引データがあふれ20万件を超える送金遅延を起こしました。Beancashはブロックサイズを増やすことで、ビットコインのような送金遅延問題は解消できるでしょう。

また、ブーストラップという仕組みで送金処理時間を早くしたり、0.01の少ない送金手数料もBeancashのメリットと言えます。こうしたメリットはビットコインにはない独自の強みとなるため、決済用通貨として完成度の高いものと言えるでしょう。

PoSマイニングに関しては、Beancashは報酬額が大きいという特徴があります。現在では、マイニングに成功すると一度に1,000の通貨をもらえるので、他のPoSマイニングより優位性が高いです。報酬額が高い理由は、より多くの新規発行を行い、Beancashを市場に浸透していくことが目的です。

報酬の高さからBeancashに注目が集まるようになると通貨価値も上昇するため、マイニング報酬と通貨売買益によって大きな利益も期待できるでしょう。

NEO(ネオ)――誰でも仮想通貨を作れるシステム

NEOは「中国版イーサリアム」とも呼ばれる仮想通貨です。基本システムにスマートコントラクトを使い、NEOのネットワーク上で誰でも簡単にトークンが作れる特徴があります。トークンは、スマートコントラクトから生み出された新たな仮想通貨のことで、最近ではイーサリアムから生まれた様々なトークンが注目されています。

イーサリアムに比べると、NEOから発行されたトークンは少ないですが、もしかしたら今後は立場が逆転してしまうかもしれません。なぜなら、NEOはJavaやKotln、Goなど様々なプログラミング言語に対応しているため、Solidityという言語にしか対応していないイーサリアムよりも簡単にスマートコントラクトを利用できます。

NEOのPoSマイニングはDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)と呼ばれます。実際にマイニングを行うのはブックキーパーという代表者で、ネットワークに参加するマイナーは投票によってブックキーパーを選びます。

このように取引の承認者をブックキーパーだけに絞ることで、承認作業に関わる時間を短縮させ、送金時間を短くすることが可能です。また、ブックキーパーに悪意があれば、次回からは投票の対象から外されるため、代表者による不正にも強い承認方法と言えるでしょう。

Qtum(クアンタム)――ビットコインとイーサリアムの融合体

Qtumはビットコインが持つブロックチェーンのセキュリティ耐性を維持したまま、イーサリアムが持つスマートコントラクトの利便性も兼ね備えた夢のような仮想通貨です。

ブロックチェーンはネットワークに参加する人々によって取引データを監視し合うため、改ざんが難しい安全性を備えています。一方、スマートコントラクトはネットワークの中で、誰もが新しいトークンやアプリを開発できます。Qtumのネットワークを使うことで、高いセキュリティを持ったトークンやアプリを生み出せるということです。

Qtumは1年に1%ずつ通貨の発行数を増やしていく特徴があり、その増加分がPoSマイニングの報酬となります。

PoSマイニング(ステーキング)の方法

PoSマイニングは専用のウォレットに対象通貨を保管することで報酬を受け取れます。専用のウォレットは各銘柄によって異なります。ウォレットの公式サイトを訪問するとデスクトップウォレットがダウンロードできるので、そちらでマイニングを行いましょう。

デスクトップウォレットへの送金は、bitFlyer(ビットフライヤー)やZaif(ザイフ)など国内取引所から行えます。PoSに対応している仮想通貨を選び、ウォレットアドレスへ送金します。

PoSは専用ウォレットに入金が確認されると自動的にマイニングを開始します。マイニングの状況はウォレットのトップ画面で確認できるので、定期的に収益性を確認しましょう。

PoSマイニングのまとめ

今回はPoSマイニングについて紹介しました。一般的にマイニングといえば、ビットコインやイーサリアムに代表されるPoWを利用する方が多いでしょう。しかし、PoWマイニングでは膨大な電気代が発生するため、コストばかりがかさみがちです。

一方、PoSマイニングは一定量以上の通貨を保有しているだけで定期的に報酬が受け取れます。しかも専用のウォレットに通貨を移動するだけでマイニングが開始されるので、余計な電気代は発生しません。まるで銀行預金で利息を受け取るような感覚なので、仮想通貨の資産運用として利用すると良いでしょう。

ゆきひろ
ゆきひろ
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クラウドワークス・自社メディアサイトを中心にフリーのWEBライターとして活動しています。ネット記事やブログなど、約1年6か月で3,000記事を超える実績があります。執筆ジャンルは仮想通貨をメインに、投資・資産運用、副業、貯金・貯蓄、タイム/マネーなど金融系が得意です。

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