目次
今回はクレジットカードの中でも「Suica(スイカ)」に対応したものを紹介していきます。一般的なクレジットカードの機能の他にも、定期券の利用やオートチャージなど便利な機能が搭載されているので、「多機能カード」を探している方にはピッタリと言えるでしょう。
この記事ではSuica対応クレジットカードを「ポイント還元率」、「オートチャージ」、「定期券利用」の3つのポイントからランキング形式で紹介しています。「様々なブランドがあって目当てのものが見つけにくい」という方はぜひともご参考にしてみてください。
Suica対応クレジットカードおすすめランキング
クレジットカードは「Suica(スイカ)」対応のものがおすすめです。JR東日本が発行するSuicaなら、クレジットカードと組み合わせてショッピングにも活用できるばかりか、カードに料金をチャージして通勤にも使えるメリットがあります。
Suicaに対応したクレジットカードは多くの種類がありますが、優れたブランドを選べば、「クレジットカード+Suica+定期券」と、3つの機能を1枚のカードに集約した便利な使い方ができるでしょう。
では、Suica対応クレジットカードはどのブランドがおすすめなのでしょうか? ここからはランキング形式で紹介していきます。
順位 | カード名 | 年会費 (初年度) |
年会費 (2年目以降) |
ポイント還元率 | チャージ還元率 | オートチャージ | 定期券利用 |
1位 | ビックカメラSuicaカード | 無料 | 477円*1 | 1.0~10.0% | 1.5% | ○ | △*2 |
2位 | ビュー・スイカカード | 477円 | 477円 | 0.5% | 1.5% | ○ | ○ |
3位 | ルミネカード | 無料 | 953円 | 0.5~5.0% | 1.5% | ○ | ○ |
4位 | JRE CARD | 無料 | 477円 | 0.5~3.5% | 1.5% | ○ | ○ |
5位 | イオンSuicaカード | 無料 | 無料 | 0.5~1.0% | 0.25% | ○ | △*2 |
*1:年間に一度でも利用すれば次年度の年会費は無料
*2:定期券一体型は不可
Suica対応クレジットカードのおすすめランキング1位は「ビックカメラSuicaカード」です。名称の通り、ビックカメラで買物時に利用することで10%もの高いポイント還元率が期待できます。また、1年間に1度でも利用すれば翌年の年会費は無料になるなど、「とにかくお得に使いたい」という方にピッタリと言えるでしょう。
Suica対応クレジットカードの選び方
Suica対応クレジットカードの選び方は以下の3つのポイントを押さえることが基本です。
- ポイント還元率の高さ
- オートチャージ機能の有無
- 定期券利用の有無
上記3つのポイントは、クレジットカード機能だけでなく、通勤や電子マネーといった複数の使い方ができるSuicaカードならではの選び方と言えるでしょう。
それでは、ここからは各ポイントを詳しく解説していきます。
ポイント還元
ポイント還元とは、Suicaカードを利用して買い物や公共料金の支払いなどを行うことでもらえるポイントの貯まりやすさのことです。たとえば、支払った金額1,000円につき1ポイントがもらえたとしたら、ポイント還元率は1%になります。
ポイントは支払いに応じて無償で受け取れるので、還元率の高いSuicaカードほどお得と言えるでしょう。
各ブランドの取得ポイントは独自のポイントとなっていますが、1ポイント=Suica1円分と交換できることが多いです。また、保有しているポイントを使って直接ショッピングに利用したり、商品券やポイント寄付を行えます。
オートチャージ
オートチャージとは、あらかじめ指定の金融機関口座を指定しておけば、電子マネーの残高がゼロになった時でも自動で入金を行ってくれる仕組みのことです。
たとえば、Suicaカードを利用して電車に乗りたい時、残高がゼロの場合は手動で金額をチャージしなければなりません。しかし、オートチャージ付きのSuicaカードであれば、決済を行う時(改札にタッチする時)に自動で指定口座から金額を移動してチャージが可能です。
そのため、ユーザーはその都度お金をチャージする手間が省け、定期的に残高を確認する必要もなくなります。また、1日、もしくは1か月の利用限度額が設定されているので使い過ぎることも少なくて済むでしょう。
ショッピング以外にも各交通機関利用に便利なSuicaカードは、オートチャージ機能付きのものを選ぶと大変便利です。
定期券利用
Suica対応クレジットカードの中には、1枚のカードで定期券としても利用できる「定期券一体型カード」があります。ビュースイカカードやJREカードなど鉄道系会社が発行しているものであれば、基本的にクレジットカードと定期券が一体化されています。
定期券一体型カードを利用すれば、普段の買い物はクレジットカードで、通勤の際に利用する乗車券は定期券で、とSuica対応クレジットカードだけで様々なシーンで活躍してくれるでしょう。
もちろん定期券として利用した金額もポイント還元されるので、使えば使うほどお得です。
ランキングから見る各ブランドの特徴
Suica対応クレジットカードの選び方は、「ポイント還元率」、「オートチャージ」、「定期券利用」の3点がポイントになると紹介しました。ここでは、ランキング上位5社の特徴を上記3つのポイントを踏まえながら解説していきましょう。
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードの最大の特徴はその高いポイント還元率にあります。オートチャージ機能が搭載されており、定期券の購入や切符の購入は1,000円につき15ポイントが還元(1.5%)。他にもショッピングとしてクレジットカードを利用すると、利用金額1,000円につき5ポイント、さらにビックポイント5ポイントが付与されて合計10ポイントが還元されるのです(1.0%)。
また、ビックカメラで商品を購入した時にカードを利用すれば、なんと購入金額1,000円につき100ポイントが戻ってきます。このポイント還元率最大10%という特徴は、数あるSuica対応クレジットカードの中でもビックカメラSuicaカードがトップです。
ビックカメラSuicaカードのもう1つの強みは、実質年会費がゼロになること。ビックカメラSuicaカードは初年度のみ年会費が無料ですが、実は1年間に1度でもカード機能を利用しておけば、翌年度の年会費はタダになります。
つまり、お店での買い物や定期券の購入などにカードを利用するだけで、2年目以降の年会費もかからなくて済むのです。他にもイオンSuicaカードなど年会費無料のブランドはありますが、ビックカメラSuicaカードはポイント還元率の高さと相まってランキング1位に輝いています。
ビュースイカカード
ビュースイカカードは国内で最も人気の高いSuica対応クレジットカードです。オートチャージ機能はもちろん、定期券一体型カードなので、これ1枚で「クレジットカード+Suica+定期券」の機能がフルに使えます。
年会費は1年目から477円が必要ですが、海外と国内の旅行に傷害保険が付くメリットがあります。
チャージのポイント還元率は1,000円につき15ポイント(1.5%)、クレジットカードによる買い物は1,000円につき5ポイント(0.5%)。クレジットカードのポイント還元率が低く、その代わりSuicaチャージや定期券購入でポイントが3倍になるので、オートチャージ機能を活かしてお得に利用すると良いでしょう。
ルミネカード
国内最大級のショッピングモール「ルミネ」を利用する機会が多い方は、ぜひとも1枚は持っておきたいカードです。
チャージやクレジットカードのポイント還元率はビュースイカカードと同じ(1.5%・0.5%)ですが、ルミネで買い物をした時だけ購入代金が5%割引きされます。また、年に数回10%オフキャンペーンも開催されているのも魅力です。
ルミネではいつでも「5%セール状態」となるので、実質ポイント還元率は5.0%と言えるでしょう。ただし、2年目以降の年会費は953円と高いことがネックです。
JREカード
JREカードは、2018年7月2日より「アトレビューSuicaカード」から名称が変わりました。もともとアトレやペリエといった駅ビルで買い物をすると最大3.5%ものポイント還元が受けられましたが、JREカードに名前が変わってからもそのサービスは受け継がれています。
また、定期券一体型やオートチャージ機能が付いており、使いやすさについても言うこと無しです。
ただし、3.5%のポイント還元率を受けるためには、アトレ、ペリエ、アトレヴィなどで買い物する必要があり、使える地域が限定されてしまうことがデメリットと言えます。
イオンSuicaカード
イオンSuicaカードは年会費永年無料と、毎年の固定費を気にせず利用することができます。また、ポイントが倍になるサービスも全国のイオングループ対象店舗で受けられるなど、全国どこに住んでいても使いやすい特徴があります。
一方、チャージのポイント還元率は400円ごとに1ポイント(0.25%)、クレジットカード利用は200円につき1ポイント(0.5%)と低いです。イオングループの対象店舗で買い物をするとポイント還元率が2倍になりますが、曜日や日にち限定なのでポイントが貯まりにくいデメリットも。
Suica対応クレジットカードの登録方法
Suica対応クレジットカードの登録には、まず申し込みたいブランドの公式サイトへアクセスし、そこからカードの申請を行います。その後の基本的な流れは以下の通りです。
- 個人情報の登録
- 本人確認書類の郵送
- 審査
- カード到着
審査を行う上で必要な「本人確認書類」は以下の内で1点は手元に用意しておいてください。
- 運転免許証
- パスポート
- 保険証(国民健康保険・健康保険・介護保険等)
- 国民年金手帳
- 在留カード・特別永住者証明書
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード 等
ここからはSuica対応クレジットカードの登録方法を紹介していきますのでご参考にしてみてください。
登録フォームに個人情報を入力
Suica対応クレジットカードの各ブランドの公式サイトにはカード申し込み用の専用フォームが用意されています。その中ではまず個人情報を入力していきます。
入力する情報は氏名や生年月日、住所などです。ここで入力した情報はクレジットカードを発行する会社が審査する時の参考情報となります。後ほど提出する本人確認書類の情報と正確に一致している必要があるので、漏れのないように入力しましょう。
本人確認書類の郵送
カード審査を行う上で必要な個人情報の確認を行います。ここでは運転免許証や保険証などの「本人確認書類」を使います。
クレジットカードを発行する会社によってはオンラインフォームから直接データをアップロードする場合もありますが、多くは書類の郵送が必要です。
本人確認書類は必ずコピーを取って、印刷したコピー用紙を送付します。
また、書類を郵送する際は他にも「口座振替依頼書」が要る場合も多いでしょう。必要な書類一式はオンライン申し込みフォーム上に用意されているので、「ダウンロード→印刷」をして郵送してください。
審査
Suica対応クレジットカードは利用する前に所定の審査が必要です。基本的にはオンラインフォームに入力した情報と提出した本人確認書類を整合し、個人の支払い可能能力などを精査します。
カード発行会社にもよりますが、審査の時間は書類が先方に届いてから約10日前後です。審査結果が出るまで間は待つしかありません。
個人情報の整合性を確かめるために、カード発行会社から自宅や勤務先に電話がかかってくる場合もあります。
Suica対応クレジットカードのお届け
無事に審査に通過した場合は、申し込みの住所宛にSuica対応クレジットカードが届きます。基本的にカードが手元に届けば、すぐにでも利用可能です。
Suica情報の移し替え・残額払い戻しなどの手続き方法
Suica対応クレジットカードに登録する前に旧Suicaカードを利用していた場合、新しいカードへSuica情報の移行・残額の払い戻しなどの手続きが必要です。たとえば、旧Suicaカードを定期券として利用していた場合は、新しいSuica対応クレジットカードへ定期券情報を移し替えましょう。
Suicaカードの更新手続きについては以下の「ビューカード公式サイト」で詳しく解説しています。ここでは多機能券売機を使った簡単な方法を紹介していきましょう。
ビューカード公式サイト:https://www.jreast.co.jp/card/guide/update.html
定期券情報の移行
※旧Suicaカードと新Suica対応クレジットカードの両方を持参
- 多機能券売機(黒色の券売機)のトップ画面で「定期券」を選択する
- 「発行替え」のボタンを選択
- 「古いカードから新しいカードへ引継ぎ」を選択
- 古いSuicaカードを機械に挿入する
- 新しいSuica対応クレジットカードを機械に挿入する
- 両方のカードが返却されれば手続きは完了
- 旧カードはハサミ等で切り込みを入れて破棄
旧Suicaカードの残額を新カードに移行
※旧Suicaカードと新Suica対応クレジットカードの両方を持参
- 多機能券売機(黒色の券売機)のトップ画面で「定期券」を選択する
- 「発行替え」のボタンを選択
- 「古いカードから新しいカードへ引継ぎ」を選択
- 古いSuicaカードを機械に挿入する
- 新しいSuica対応クレジットカードを機械に挿入する
- 両方のカードが返却されれば手続きは完了
- 旧カードはハサミ等で切り込みを入れて破棄
旧Suicaカードの残額を払い戻す(現金化)
※旧Suicaカードのみを持参
※JR東日本の駅のATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」を利用
- ビューアルッテのトップ画面より「Suica付きビューカードの更新/退会」を選択
- 「Suica付きビューカードの更新/退会 Suicaチャージ残額の払戻し」を選択
- 旧カードを機械に挿入
- 暗証番号を入力
- 画面の払戻し金額を確認し、よければ「確認」を選択
- 旧カードと利用明細票、現金を受け取って終了
Suicaクレジットカードランキングのまとめ
今回はSuica対応クレジットカードをランキング形式で紹介し、各ブランドについて詳しく解説してきました。そして見事にトップに輝いたのは、大手家電量販店ビックカメラが発行する「ビックカメラSuicaカード」です。
ビックカメラSuicaカードは、定期的に利用していれば年会費がかからないシステムと、なんといっても高いポイント還元率がメリット。チャージで1.5%、ショッピングで1.0%のポイント還元率はそれだけで魅力的ですが、ビックカメラで買い物をすることで最大10%のポイントが受け取れます。
もちろん定期券を購入したり、各種交通機関でも利用できるので、1枚持っておくだけで日常生活が便利になることは間違いありません。月々の使い過ぎを防ぐ利用限度額も設定されているので、余計な買い物をせず着実にポイントを増やしていけるでしょう。クレジットカードの新規申込をお考え中の方は、機能一体型で便利に利用できるSuica対応クレジットカードをお試しください。