結婚式で終わりじゃない!結婚後の準備費用や生活費はいくら必要?

結婚式も終わって、いよいよ憧れの新婚生活のスタート!・・・と胸を躍らせたいところですが、新生活を始めるにあたり不安なこともたくさんありますよね。

特に、お金に関する心配事は後を尽きません。結婚式で大きな出費をした直後ですから、しばらくは節約して貯蓄額を回復させたいカップルも多いはず。

しかし、これから新しい生活の基盤を築いていくためには、相応のお金も労力も必要です。

結婚式の費用準備で頭がいっぱいで、新生活にかかる準備費用がちょっと不安・・・カップルも多いのではないでしょうか?いざ、新生活準備に取り掛かってから「結婚式に使いすぎて、貯蓄が底をつきそう!」なんて事態も起こりかねません。

そこで、今回は新婚生活の準備費用について解説していきます。これから結婚式準備中のカップルの方、貯蓄の目標額を決める参考にしてくださいね。

結婚式だけでいくらかかるの?

そもそも、結婚式を行うだけでどのくらい費用がかかるものなのでしょうか。貯蓄の目標額を決めるにあたり、まずは結婚式をあげるためにかかる費用を把握してきましょう。

まずは、結婚式に必要な平均費用についてです。

ゼクシィ 結婚トレンド調査2017によれば、結婚式にかかる平均総額は354.8万円だったそうです。そんなにかかるの!?と思ってしまいますが、この値はあくまでも平均です。

具体的に見てみると、ボリューム層は100~200万円で23.1%、次いで200~300万円が20.8%です。

2割以上の人が200万円未満で式を挙げています。結婚式の費用は式の形態や招待客の人数によってピンキリです。工夫次第で節約も可能なものと思ってください。

次に、ご祝儀制をとった場合のご祝儀総額を見てみましょう。同調査によれば、平均で227.4万円となっています。ただし、ご祝儀の総額は招待客の関係性や人数によって、かなりのバラツキが出てきます、そのため、この平均額から予算を立てるのは早計といえます。

ご祝儀総額は、自分たちの結婚式の招待客から逆算するようにしましょう。ざっくりですが、親族や上司あれば1人5万円、同僚や友人は1人3万円がご祝儀の相場です。「ご祝儀額の相場×人数」でだいたいのご祝儀総額を予想できますので、この方法で予算をたててみてください。

最終的な持ち出し額はどのくらいになるのでしょうか。

みんなのウェディング白書2012によれば、50万円未満が4割近くいる結果となっています。もちろん、招待人数や式の形態によってかなり差が出るものと考えられますが、自己負担額を抑えて結婚式を挙げているカップルがこれだけいるというは心強い情報です。招待客の人数からご祝儀総額を逆算し、そこから予算を決めると持ち抱く費用を抑えられるでしょう。

また、結婚にかかる費用はこれだけではありません。式以外でかかる費用の平均額を見てみましょう。

  • 結納式:約18万円
  • 両家顔合わせ:6~7万円
  • 婚約、結婚指輪:各20~30万円
  • 新婚旅行:約60万円

全部合わせると約110万円かかる計算になります。

ただし、最近では結納式を行わないカップルも増えていますし、新婚旅行も式とはずらして日程を組む人も多くなっています。そうすると、これらの費用は大幅に節約することが可能になります。

どの行事をどこまでやるか、どの時期にやるかは、家族の方針や貯蓄額と合わせて決めていきたいところですね。

いよいよ新生活!必要な準備費用は?

それでは、新婚生活の準備にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。

結婚式と違いご祝儀で回収できるものではありませんので、生活準備費用こそしっかり貯蓄しておかなければいけません。

まずは項目別に平均額を見てみましょう。

  • 賃貸の初期費用:40万円~60万円
  • 引っ越し費用:9万円~14万円
  • 家具の購入費:30~50万円
  • 家電の購入費:30~40万円

けっこうかかるな、という印象をうけるかもしれませんが、工夫次第で節約できるものもたくさんあります。項目ごとに解説していきましょう。

賃貸の初期費用

物件の賃料によりますが、だいたい家賃の4~6カ月必要になります。具体的には、敷金・礼金が各1カ月分、仲介手数料1カ月分、前家賃1カ月分などです。これに加えて、火災保険料や鍵の交換料などの諸経費がかかってきます。2人暮らし物件の家賃を10万円とした場合、だいたい40~60万円は初期費用として用意しておかなければいけません。

最近では敷金・礼金のかからない物件も増えていますし、仲介手数料をとらない不動産屋もあります。そう考えると、物件の探し方次第で初期費用はもっと抑えることが可能です。負担額として一番大きなものになりますので、しっかり情報収集しましょう。

マイホームを購入するなら?

新生活の新居の形態は、約7割が賃貸、1割未満がマイホーム購入を選ぶようです。

前述のとおり賃貸の初期費用は40~60万円が相場となっていますが、物件の購入を考えている場合、頭金の用意が必要となるため、よりたくさんの貯蓄が必要です。

ちなみに、マイホームの頭金は約220万円が平均となっています。また、購入に必要な費用は頭金だけではありません。諸経費や保険料なども用意しなければいけません。物件価格の3割の貯蓄があると安心といわれています。

引っ越し費用

すでに同棲を始めており一緒に荷物を運ぶ場合はもっと安くなりますが、新たに一緒に住み始める場合はそれぞれ単身引っ越しをすることになります。同一県内で引っ越す場合の単身引っ越しの相場が4~6万円ほどなので、その2倍かかると考えてください。

また、荷物の多さや移動距離によっても引っ越し費用は異なります。50㎞を超えるとぐっと費用もあがってきますので、結婚を期に遠方に引っ越す予定のある人は、相場よりも多く予算を確保してください。

家具の購入費

変動が大きいのが家具にかける費用です。2人のこだわり具合で、かける費用は大きく変わってきます。

カーテンなど新居にあわせて新調すべきものもありますが、一人暮らし時代に使っていたものを持ち込んだり、知人から譲ってもらうことで、ほとんどお金をかけないカップルもいます。

絶対に必要なものとそうでないものをリストアップし、予算を明確に決めてから購入を決めましょう。

家電の購入費

こちらも家具と同様、どのメーカーを買うか、機能面をどこまで充実させるかによって大きく差が出る項目です。

一人暮らし時代のものをそのまま使うから新調しない、という人も多いと思いますが、先のことを考えるとそうもいかない場合もあります。例えば、今後子供が生まれて家族が増えた場合、洗濯機などは一人暮らし用のものではちょっと追い付かなくなってしまいますよね。

今だけの生活ではなく、今後のライフプランを考えて家具や家電をそろえたほうが、結果的にお得かもしれませんね。

新生活準備費用の総額は?

これらの費用を総合すると、新生活の準備に約100万円かかると考えてください

もちろん、賃貸か持ち家に住むのか、購入すべき家具や家電はどのくらいあるのかなど、損後の生活によって必要な費用はかなり差が出てきます。

曖昧な予算建てをするのではなく、項目ごとに何が必要かしっかり考えて、出来るだけ明確な予算をたてるようにしましょう。

結婚後の生活費

新生活準備にあたり、これからの月々の出費のことももちろん考慮しなくてはいけません。結婚式や新生活の準備費用で貯蓄を使い切ってしまっては、その後の生活がちょっと不安です。

これまでの独り暮らしと比べて、毎月の出費はどのように変わってくるのでしょうか?

まずは、項目ごとの平均を紹介してきましょう。

  • 家賃 8~15万円
  • 食費 3~4万円
  • 光熱費・通信費 3~3.5万円
  • 交際費、趣味費 2~5万円
  • 被服、美容代 2~3万円
  • 保険料 1~2万円

これらを合わせると、毎月20~25万円が相場のようです。

各項目ごとにポイントを見てきましょう。

家賃

家賃については地域差がかなり大きいので、どの地域に住むかで変わってきます。

参考までに、各地域の1LDKの賃料相場を紹介しましょう。

  • 東京都23区内:10~20万円
  • 東京市部:7~12万円
  • 埼玉県:5~9万円
  • 大阪府:6~11万円
  • 福岡県:5~7万円

参考:HOME’S 家賃相場

このように、地域によって大きな格差があります。

また、地域内でも物件の条件や利便性によって価格はピンキリです。東京23区内を見てみても、最高が港区の23.35万円、最低が葛飾区の8.55万円でした。

どの地域で暮らしていくのかということは、目先の生活だけではなく、数十年後の人生計画まで見据えて考える必要があります。お互いの事情や要望を率直に伝えて、2人でよく話し合ってください。

食費

家庭によって大きく差がでる項目ですが、一人暮らしでも外食が増えると3万円におさめるのは難しいくらいです。3~4万円に収まれば合格値といえるでしょう。

共働きで毎食自炊することが難しく、外食が多くなると必然的に食費にかかる費用も増えてきます。生活スタイルを考えてどのくらいになるか計算してみましょう。

光熱費・通信費

電気代、水道代、ガス代、スマートフォンやネット利用料がこちらに含まれます。

光熱費は生活次第で節約が可能ですが、スマホ料金などは節約が難しい項目かもしれませんね。利用状況によって、より安いプランはないか検討してみるといいでしょう。

交際費、趣味費

遊びや趣味にかけるお金です。

こちらは、2人の共有生活費に含めるかどうか、という点も夫婦によって変わってきます。共働き夫婦で財布を別にしている家庭であれば、交際費や趣味にかかるお金は個人負担のところも多い模様です。

この項目は、公平感があって2人が納得できるルールになっていることが重要。どのように家計をやりくりするか、2人で話し合って決めましょう。

被服、美容代

節約したい夫婦にとっては、出来るだけ抑えていきたい項目かもしれません。服はセール中にのみ買ったり、美容院はクーポンを利用することである程度の節約が可能でしょう。

とはいえ、あまり我慢しすぎるのもストレスになってしまい、考え物です。日頃頑張っているご褒美ととらえて、適度に予算をとっておくことをおすすめします。

保険料

結婚したら、その後の長い生活のことを考えて、必要最低限の保険のことも考えておきたいですよね。

まだ子供がいない夫婦であれば、高額な死亡保険は入らなくても大丈夫です。

ただし、片働き夫婦の場合は、万が一の事態に備えておくと安心です。収入を担っている方がケガや病気で働けなくなったときの医療保険や、葬儀代が出るくらいの終身保険を検討しましょう。共働き家庭は、入院費や治療費などを保証してくる医療保険に入っておけば十分です。

保険料を節約したい人は、会社の組合保険を利用するとお手頃なので、上手に活用しましょう。

生活費はいくら準備してると安心?

結婚資金や生活準備金で貯蓄を使い果たしてしまうカップルもいるようですが、毎月これだけのお金がかかることを考えると、それはちょっと考え物です。

安心して生活を送るためにも、余裕をもって「毎月の生活×3カ月分」はあらかじめ蓄えておきましょう。相場から考えると、だいたい70万円前後は生活費として貯蓄しておくと安心です。

準備金の節約と貯蓄のコツ!

こう考えると、結婚式にかかるお金だけでなく、その後の生活費の分も相応の貯蓄が必要なことがわかりますね。

上手に貯蓄するだけでなく、準備にかかる費用も出来る限り節約していきたいところ。本章では、準備金節約のコツと上手な貯蓄の仕方を紹介していきます。

引っ越しの繁忙期は避ける

生活準備費用の中で、一番簡単に節約できるのが引っ越し業者に払う引っ越し費用です。

実は、引っ越し料金は常に一定額ではなく、時期によって変動するものなのです。引っ越し業界には「繁忙期」というものがあり、繁忙期は通常期よりも値段が高く設定されています。

一番料金が高くなる繁忙期は、新年度の前後にあたる3~4月。学生や新社会人、転勤族の移動が増えるため、引っ越し業者はこの時期に一番依頼が殺到します。

逆に、一番安くなる閑散期は、11月です。転勤族の移動が落ち着く時期でもあり、一番依頼が落ち着いている時期のようです。秋口なので気温も適度であり、一番引っ越しにおススメの時期といえます。

引っ越し費用を抑えたい人は、11月を狙って予定を立てることがおすすめです。

必要なものをリストアップする

新生活準備でよく聞かれる声が、「ついつい買い物をしすぎてしまい、予算をオーバーしてしまった」というものです。

新たに新生活を始めるのは気持ちもワクワクしますし、おしゃれで素敵な家具やインテリアを見ていると、ついつい欲しいものがたくさん出てきてしまいます。特に女性は「せっかくの新生活なんだから、憧れだった北欧調でインテリアを統一したい!」などの要望が出てきてしまい、気付くと予算オーバーしてしまった・・・なんてことを多いようです。

新生活に心が躍る気持ちもわかりますが、これから長い生活が待っていることを考えると、できるだけお金が節約しておきたいところです。

買い過ぎや予算オーバーを避けるには、本当に必要なものリストアップし、項目ごとにかけていい予算をあらかじめ決めておきましょう。「50万円を予算に必要なものをそろえる」というような曖昧な予算立てをしていると、目算を誤ってしまいます。

本当に必要な物を吟味したうえで、各項目ごとに予算を立ててから買い物することをおすすめします。

具体的ライフプランと貯蓄の目標額を決める

貯蓄が苦手!という人の共通項として「具体的な貯蓄目標額や計画をたてていない」という点があげられます。

独身時代と同じ感覚で「それなりに稼いで、ある程度節約しておけば、そこそこ貯金は貯まるはず」と思っていませんか?その意識では、ついつい無駄遣いをしてしまい、なかなか貯蓄額を増やすことはできません。

計画的に貯蓄をするためには、明確な目標が必要です。この先にどんなライフイベントが待っているのか、そのためにいくら必要なのか、いつまでに貯めればいいのか、などなど。必要な項目と金額を把握し、年単位・月単位で貯蓄の目標額を設定しましょう。

自動積立預金を利用する

「それでもどうして無駄遣いしてしまってどうしても貯蓄が増えない!」という自分の意志に自信のない人は、自動積立預金を利用することがおすすめです。

自動積立預金は、毎月の給料から自動的に設定した貯蓄額が口座に入金されるものです。勝手に給料から貯蓄が引かれていくので、貯蓄に回す分も使ってしまった・・・なんて事態を防止することができます。

気を付けているけど、手元にお金があるとついつい無駄遣いをしてしまう、というタイプの人は、自動積立を上手に活用してみましょう。

まとめ

新生活を始めるにあたり、必要とされる資金の相場はこちらの通りです。

  • 結婚式の自己負担額:50~100万円
  • 結納、指輪、新婚旅行など:約100万円
  • 新生活準備費用:約100万円
  • 生活予備費:約70万円

総合すると、結婚を決めたら結婚式費用やその後の生活費用も含めて、300~400万円の資金を準備しておくと安心といえます。

結婚式準備に夢中になっていて、その後の生活費まで手が回っていなかった・・・というカップルは以外に多いものです。結婚式はあくまでもその後の生活のスタート。

安心して生活を送るためにも、余裕を持って費用を蓄えてくださいね。

しょうじ ゆうこ
しょうじ ゆうこ
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1987年生まれ。転職、結婚、出産など、女性の人生の転機とキャリアを専門に扱うライターとして活動している。自身の経験をもとに、「豊かな人生を送るには、正しいお金の知識が不可欠」と考え、知識習得と啓蒙活動に励んでいる。「女性の人生の選択肢を広げる」ことがライフワーク。

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