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出典(トップ画像):楽天株式会社、楽天銀行株式会社、ワイジェイカード株式会社、株式会社NTTdocomo
買物などで使える「ポイント」ですが、クレジットカードや携帯電話、ネットショッピングなどを普通に利用しているだけでも知らず知らずにたまっていくものです。
サービスの通常利用だけでもある程度のポイントをためることはできるのですが、実はもう少し工夫や意識をすればより多くのポイントを獲得することが可能です。
仕事や家事などの関係で普段ポイントと接することができる機会は、コンビニでの支払い時や、携帯電話の利用におけるポイントバック、ネットでの買い物といった自動的に付与されるケースが多いです。
確かにそれらは楽なんですが、これからご紹介する方法を実践することでポイントをより多く獲得したり節約に積極的に活かすことができるようになります。
日常の買い物はクレジットカードとポイントを使いまくる
カード類を極力使う
現金払いを極力控え、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードといった類を積極的に使うのがまずはポイントです。
カード類はほぼ必ずポイントサービスが付属されていますし、なによりも1度カードを作ってしまえば他に特別することはありません。
とにかく簡単にお得になれるのがカード払いのメリットです。なんであまり普及しないのか不思議でしかありません。
カードの選び方ですが、ポイントの還元率を見ますと、金融系の専業企業が発行するカードに高還元率のものが少なくありません。
出典:楽天カード株式会社
出典:株式会社NTTdocomo
またTポイントをメインにしたい場合はファミリーマート系の「ファミマ Tカード」や「Yahoo!JAPANカード」があります。
出典:ポケットカード株式会社
出典:ワイジェイカード株式会社
買い物以外のポイント獲得チャンスを考慮することで、自分からの持ち出し(出費)無しでポイントが得られる場合もあり、そこまで踏まえた実質的なポイント還元率は長い目で見れば提示されている還元率を超えることとなります。
カード審査やデメリットが気になる方は?
デビットカード
クレジットカードの取得には審査を通る必要がありますが、ワケがあって今は作れない方もおられるでしょう。
他にもカードだから使いすぎが心配になるという方や、利息が怖くて逆にソンしてしまうんじゃないかと思う方もいるでしょう。
そこで登場するのが「デビットカード」です。こちらの使い方はクレジットカードと同じですが、カードと紐付けされたご自分の銀行口座から使ったお金が即時引き落とされる(一部例外あり)というものです。
クレジットカードのような後払いの仕組みではないので、信用審査がありません。年齢制限もカード発行者の独自基準によるもののみで、おおむね15歳から取得できる現状となっています。
楽天銀行デビットカード(JCB)
ポイント獲得との関連でここでは楽天銀行の「楽天銀行デビットカード(JCB)」をご紹介します。
ポイントの種類は楽天ですので「楽天スーパーポイント(Rポイント)」になります。年会費は無料で、ポイント還元率は100円につき1ポイントと、クレジットカードのレベルに引けを取らない還元率です。
JCBブランドを使ったカードですので、利用に際してはJCB加盟店であれば楽天とは無縁なスーパーやカフェ等で利用でき、獲得したポイントは後日ネットの楽天市場やその他楽天が運営するサービスで使うことができます。
これらを利用するには楽天銀行で口座を開設し、キャッシュカードの種類に「JCB」を選択してください。「VISA」を選ぶこともできますが、還元率が下がるのと年会費が発生するのでオススメしません。
そして口座開設と同時に楽天会員登録も行います。楽天会員になることで楽天ポイントを取り扱うことができるようになります。
出典:楽天銀行株式会社
出典:楽天株式会社
デビットカードは他にもたくさんの種類が存在しますが、上記でお話しした通り、買い物以外でもポイントが獲得でき使い道も幅広い有名大手企業(IT系が中心)のカードをオススメします。
大き目の買い物時のコツ
ポイントアップの基本
高額な買い物の場合はどうすればよいでしょうか?
例えばヤフーショッピング(Tポイント)では、通常の買い物では商品代金の1%分のポイント還元となりますが、次のような条件を満たせばさらに還元率をアップさせることができます。
- Yahoo!JAPANカードでの支払い・・・+2%
- Yahoo!プレミアム会員特典(有料)・・・+4%
- ソフトバンクスマホ利用者特典・・・+5%
楽天市場におきましてもカード会員や楽天モバイル利用者は+2%、アプリからの買い物で+1%といったポイント還元プログラムを行っています。
高額な商品はネットショッピングが最適です。金額が高いのでちょっとしたポイントの上乗せが非常に大きなものとなります。
ネット戦略がありませんと近所へ出向いて買い物をすることになり、上記のような様々なポイントプログラム(後にもお話しします)を見逃してしまうことになります。
出典:Yahoo!JAPAN
(Yahoo!プレミアム月額会員費の半年間無料キャンペーンも行われています。)
更なるポイント獲得を狙う
5のつく日キャンペーン
ヤフーショッピングでは「5のつく日キャンペーン」が行われていて、毎月5日、15日、25日に事前エントリーを行い買い物をするだけで+2%の還元率上乗せができます。
さらにこのキャンペーン時にスマホアプリから買い物をしますと+2%の追加上乗せができます。
所属スポーツチームが勝つとポイントアップ
楽天市場におきましては、楽天が出資しているプロスポーツチーム「楽天イーグルス・ヴィッセル神戸・FCバルセロナ」が試合で勝利すれば、その翌日のみポイントが+1%~+3%上乗せされるキャンペーンをほぼ通年行っております。
3チームのうち1チーム勝てば+1%、2チームなら+2%、3チームなら+3%(広告では通常還元分と合算して2倍~4倍と表示)のポイント追加還元です。
運によるところがありますが試合は年間通してありますので、チャンスが多いのが特徴です。事前にエントリーが必要なことも忘れないでください。
出典:楽天株式会社
大きな買い物ならではの戦略
日用品の買い物ですと頻繁に買い物をする機会が増えたり、商品が生鮮品だったりなどネットショッピングに不向きであることや、単独キャンペーンに合わせることが難しくなったりします。
高額な買い物の場合、時間をかけて商品の価格や品質等を調べるなかで、キャンペーン情報も合わせてチェックするスタイルが採りやすいです。
よほど急な買い物でなければ、商品到着までの余裕も考慮しつつこういった個別のポイントキャンペーンも利用することで、より多くのポイントを獲得することができます。
マニアックな出費にはポイントサイトもオススメ
ポイントとは無縁に思えるようなサービス、数年に1回あるかどうかの出費、買う人が限定されそうなものは、もはや現金払いで済ませたり、お得さを求めなくもなるでしょう。
実はそういった商品・サービスは、また異なるルートで利用するとポイントを獲得できたり還元率がとんでもないことになる場合があります!
ポイントサイト
「ポイントサイト」は、ネットショッピングやアンケートへの回答、各種キャンペーンへの応募、スマホアプリのダウンロードなど様々なアクションを行うと、報酬としてポイントをもらうことができるというサイトです。
ポイントサイトは数多く存在しますが、その中で「GetMoney!」というポイントサイトは上記のようなサービス案件はもちろんありますが、他のサイトでは見られない比較的珍しいサービスを取り揃えています。
例えば「ENEPI(エネピ)」というプロパンガス会社の変更サービスを利用しますと、171,000ポイントをもらうことができます。
このポイントは10ポイント1円のレートになっており、換金しますと17,100円分にもなります(2018年8月現在)。
出典:GetMoney!
そしてこの171,000ポイントは現金や電子マネー、ギフトコードなどに交換することができます。
「GetMoney! ポイント交換先」
- アマゾンギフト券
- nanacoギフト
- Edyギフト
- 楽天銀行(現金交換)
- PayPay銀行(現金交換)
- ゆうちょ銀行(現金交換)
- ドットマネー(他のポイントサイト)
- Pex(他のポイントサイト)
- NetMile(他のポイントサイト) など
また、「げん玉」というポイントサイトでも様々な案件を用意しており、そのサービスの利用によってポイントを得ることができます。以下にその例を挙げてみます。ちなみにげん玉の換金レートは10ポイント1円です。
「げん玉でのサービス例」 *右側は「ポイント獲得条件/獲得予定ポイント」(2018年8月現在)
- 廃車ラボ(車の廃車買取り)・・・買取成立/15,000pt
- EPARK(習い事検索・予約サービス)・・・予約成立/19,000pt
- スキンケアアドバイザー資格通信講座・・・初回申込み/24,000pt
- 日本法規情報(相続相談)・・・問い合わせ/19,780pt
- 脱毛エステサロン【恋肌】・・・初回施術完了/55,555pt など
出典:げん玉
もちろん大手サイトもチェック
ヤフーや楽天、ドコモなどにおきましても幅広い様々なサービスを提供する中でポイントプログラムを展開しています。すでに利用したことのあるサービスもあるかもしれません。
「ドコモ」(dポイント)
- 出前サービス(dデリバリー)
- 自動車レンタル(dカーシェア)
- 健康管理(dヘルスケア) など
「ヤフー/T-Mall」(Tポイント)
- 買取サービス(カウマエニーク、Tポイント受取で最大10%査定額アップ)
- 不動産売却(T-Mall)
- 食材宅配(T-Mall) など
「楽天」(Rポイント)
- 競馬(Kドリームス)
- 写真サービス(楽天写真館)
- 投資(楽天証券)
- 結婚情報サービス(楽天オーネット、入会時のみ)
- クリーニング(ホワイト急便)、紳士服(コナカ)、外食(マクドナルド)、引越し(日通)等各種他社サービス など
ヒマな時間を利用した積極的なポイント獲得術
ポイントをもっと積極的に集める方法をご紹介します。
ここではそのようなお金を使わずにポイントをほぼタダで獲得していく方法にスポットをあてていきます。
dポイント
新規登録キャンペーンが熱い!
主に単発の新規サービス開始キャンペーンが狙い目ですので、dポイントアプリやドコモの公式サイトを時々チェックすることをオススメします。
「Money Transfer新規登録キャンペーン」(2018年3月で終了)
ドコモの携帯から海外送金が行えるサービスで、その新規利用登録キャンペーンでした。
特典としてdポイントを1,000ポイントと、現金500円のプレゼント。さらに海外送金1回の完了でその送金費用1,000円をキャッシュバックという内容です。
1,000円のキャシュバックを求めなければ登録するだけでOKなのでかなりおいしいキャンペーンでした。送金の方は1度もやったことがありません!
ただ、申込みの際に本人確認書類とマイナンバーカード(通知書)の提出が必要で、スマホカメラで撮った画像をウェブ上からアップロードさせて提出しました。
筆者はネット銀行口座や証券・FX口座を複数開設してきた経験から、常時写真は保存してあったのであまり面倒な思いはありませんでした。
出典:NTTdocomo
過去にあった新規登録キャンペーン
この他にも新規サービスの利用促進を図ったものとして以下のものがありました(筆者は全て参加しました)。
「スマホ支払いアプリ「d払い」リリースキャンペーン」
半年間月1回dポイントがもらえる抽選(ハズレなしで100~10,000ポイント当選)
「dカーシェア誕生記念キャンペーン」
新規登録でdポイント500ポイントプレゼント
「dカードプリペイドデビューキャンペーン」
新登場したプリペイドカード作成及び所定金額のチャージで現金1,000円プレゼント
番外編
番外編として、ドコモのコールセンターへ電話での問い合わせやドコモショップを訪問した翌日に20ポイント獲得できるアンケートが送られてきたりもします。
Rポイント
「楽天アフィリエイト」
自分でウェブサイトやブログを用意し、記事の中に商品広告を張り付けて閲覧した人がその商品を購入すれば、報酬がもらえるという今盛んに行われているネットアフィリエイトのことです。
商品広告は他社広告サイトを含め数多くあり、通常であれば広告選びには細心の注意を払うものです。
ところが楽天アフィリエイトにはユニークな事情があります。
まず、その広告をクリックした人のネット上の足跡(クッキー)が30日間楽天の方で記録されます。
そしてその間にいかなる楽天商品が購入されても、あなたが設置した広告商品とは異なっていてもサイト運営者のあなたにポイントが入るというものです。
出典:楽天アフィリエイト
Tポイント
Tサイト、T-Mall
Tポイントをためたい人ならば、「Tサイト、T-Mall」サイトをメインに始めるのがいいです。
通常の買い物からもポイントの獲得ができますが、銀行口座の開設や各種会員登録、ゲームなど行い元手なしからTポイントをためることができます。
ただ、両サイトの内容が似通っていて使うのに戸惑うところがありますので、T-Mallの方が上記案件を発見しやすくオススメです。
出典:Tサイト
出典:T-Mall
Tポイントが稼げるアプリ
- Tポイント(メインアプリ、キャンペーン情報やクジが多数)
- Tポイント×シュフー(新聞折込みチラシの閲覧でポイントが稼げる)
- aruku&(あるくと、散歩でTポイントが稼げる)
SBISBI新生銀行のTポイントプログラム
SBISBI新生銀行では常時Tポイントがもらえるサービスを提供しております。
「SBISBI新生銀行 Tポイントプログラム」
- ログイン・・・3ポイント/月
- 当プログラムへのエントリー・・・1ポイント/月
- ファミマ等のATMからの入出金・・・最大20ポイント/月
- 他の金融機関からの1回1万円以上の振込・・・最大100ポイント/月
- 資産運用相談(Webからの来店予約限定)・・・50ポイント/月
その他金融商品の購入でもTポイントがたまりますが、リスクがありますのでここでは割愛します。
出典:SBISBI新生銀行
ポイント生活に向かないアマゾン
出典:Amazon.co.jp
アマゾンのポイントプログラム
あのアマゾン(Amazon)についてなんですが、品数豊富でプライムやパントリーなどの便利なサービスもあり非常に人気ですが、「ポイントを意識した買い物」という視点からはオススメしません。
まず、アマゾンにも「Amazonポイント」というものがありますが、多くの商品がその対象になっていません。
アマゾンには「Amazon Mastercard クラシック/ゴールド」という2つのクレジットカードや、お金をチャージして使う「アマゾンギフト券(チャージタイプ)」があります。
クレジットカードの利用やギフト券へのチャージで最大2.5%のポイント還元を行っていて、そういった形でポイントを提供する仕組みがメインとなっています。
もちろんそのポイントを後日アマゾンでの買い物に使うことができます。
トータルで本当にお得なのか?
クレジットカード(ゴールド)の場合、10,800円の年会費がかかりますので、ポイントで元を取るには年間432,000円分の買い物をする必要があります。
チャージタイプギフトはお得なパターンもありますが、2.5%の還元を得るには9万円以上のチャージが必要で、プライム会費(月額400円、年間一括払いでは3,900円)を入れれば2.5%に届かなくなります。
最大で2.5%の還元率であり、楽天やヤフーなどの10%以上もありえる還元率には程遠く、またそれらのように他のポイントキャンペーンなどの併用で還元率をアップさせることもできません。
ポイント対象商品
ポイント対象になっている商品は5%以上の還元率がありますが、2018年8月現在での対象商品数(季節限定販売品は除く)は1,200~1,300種類。
商品総数が不明ながらもあれだけの品揃えではかなり少ないと思われ、目的の商品がポイント対象でないことが往々にしてあります。
まとめ
ポイントを獲得する場面は非常に多いです。長引く不況によりポイントプログラムによって集客を図っている企業は多く、この企業の思惑を活かさない手はありません。
今回のお話しを整理してみますと、
- 普段の買い物はクレジットカード等を使い倒す
- 高額な買い物は大手ネットサービス + カード + キャンペーン併用
- 意外な商品・サービスにもお得なポイントサービスがある
- タダでポイントが手に入るイベントや方法等もチェック
- アマゾンはポイント生活に不向き
今回楽天やヤフー、ドコモなどの大手企業の例を多く取り上げましたが、その資金力が他の一般企業ではできない規模のポイント還元能力を持っているからです。
また大手企業には優秀な人や多くのアイディアが集まりやすく、今後のポイント還元プログラムにも大いに期待を寄せたいと思います。