仮想通貨を勉強したい!仮想通貨を学ぶ際に押さえたい2つの点と勉強方法

仮想通貨は何を勉強する?

「仮想通貨について勉強したいけど、何からはじめたら良いのか分からない!」

何か資格を取りたいと思うなら、書店に行けば参考書が置いてあり、詳しく勉強方法ついて・勉強範囲について解説してくれています。また、英語や数学、国語、社会、理科のように子供の頃から行っている勉強内容なら、どの情報が勉強する内容において、最も適切なのか?が分かりますよね。

例えば、足し算を理解していない段階で、掛け算は出来ませんし、物理学の基礎知識が無いのに「相対性理論」を理解する事は出来ません。このように、自分の理解度に合わせて情報の取り方や勉強の仕方を調節しないと、しっかりと勉強する対象の理解度を深めることは出来ません。

その点から考えると「仮想通貨」に関しては、勉強の仕方が難しいと言えます。何故なら、仮想通貨がまだまだ新しい技術・投資対象であり、徐々に知名度を上げると共に、仮想通貨に関する参考書も増えていますが、中には専門用語だらけで、分かりにくいものも少なくないでしょう。

なので、この記事では仮想通貨歴3年の筆者が「仮想通貨の勉強方法」や「仮想通貨の勉強範囲」などについてご紹介していきます。

仮想通貨と聞くと難しい専門用語ばかりで、とっつきにくいイメージがあると思いますが、細かい内容を1つ1つ押さえていけば、「仮想通貨って何?」という質問をされた時に自信を持って答えられるようになると思います。

まず、はじめに「仮想通貨って何を学ぶのか?」「各ニーズに合わせた取るべき情報の種類」などについてご紹介していきます。

何を目的に学ぶのか?

「仮想通貨を勉強する!」と言っても、何を勉強するべきなのか?という点は、人によって異なると言えます。

例えば「仮想通貨を開発したい!」という方なら、仮想通貨の基礎的な知識はもちろんですが、仮想通貨の開発方法、仮想通貨のリリース方法などについてしっかりと理解する必要があるでしょう。

また「ただ仮想通貨の理解を深めたい」という方と「仮想通貨へ投資をしたい」という方でも、勉強する範囲は異なってきます。そのため、まずはじめに「何を目的に仮想通貨を学んでいくのか?」という点をはっきりとさせる事が重要になってきます。

この記事では、仮想通貨を勉強する主な目的である「ただ知りたい」という目的と「投資をしたい!」という目的に合わせた勉強内容についてご紹介していきます。

ただ知りたいなら技術的な部分

「仮想通貨を理解して、仮想通貨業界へ挑戦してみたい」という方や「時代に合わせて、最新の情報を手に入れたい」のような「ただ仮想通貨の理解を深めたい」という方は「技術的な部分」を理解する事で十分です。

「仮想通貨を理解する!」と聞くと、仮想通貨の銘柄や仮想通貨の開発方法などについて理解する必要があると感じてしまいます。しかし、仮想通貨は基本的に「オープンソース文化」なので「ビットコイン」を理解する事で、仮想通貨の概要を掴む事が可能だと思います。

オープンソースとは?

ソフトウェア(アプリやネット上のサービスなど)を開発する際の設計図を公開し、様々な人が開発に加わる事で、より良いものを作っていこうという仕組みの事。
具体的には、ネット上に設計図である「ソースコード(プログラミング言語の文章)」をアップして、様々な人が閲覧できる状態にして、設計図を参考にして新しいサービスや可能性を探る事が可能にする事です。

元祖仮想通貨だと言え、最も時価総額・取引量が多い仮想通貨である「ビットコイン」は、一番はじめに開発された仮想通貨です。

しかし、仮想通貨にお詳しい方なら「リップル」や「イーサリアム」と言われる他の仮想通貨の名前をご存知だと思います。このようなビットコインの後から出てきた仮想通貨は「アルトコイン」と言われています。

ビットコインよりも後に開発されたアルトコインは、現在「数千種類」あると言われています。このように、仮想通貨が大量にリリースされて、仮想通貨の開発が効率的に進んでいる背景には「ビットコインのオープンソース」が要因であり、ほぼ全てのアルトコインが元を辿れば「ビットコイン」を参考にして開発されています。

つまり、オープンソースで公開されている内容を理解する事で、アルトコインがビットコインを模倣して作られているので「ほとんどの仮想通貨の銘柄(アルトコイン)」を理解出来るという事です。

そのため、仮想通貨をただ理解したいなら「ビットコインの基礎的な技術」を押さえることで、プロフェッショナルのような知識は持てませんが、入門はクリアしたと言えると思います。

投資をしたいなら投資法について

現在、仮想通貨は確認出来るだけで「数十種類」の投資商品・投資法があります。

そのため、もしも「仮想通貨へ投資を行いたい!」と考えているのなら「投資法」についてしっかりと理解する必要があるでしょう。何故なら、仮想通貨の投資法について理解を深める事で、自分に合った仮想通貨投資を行う事が可能になるからです。

仮想通貨はその特性(元がソフト)から、アイデア次第で様々な金融商品を開発する事が可能です。現物取引はもちろんですが、信用取引(FX)、先物取引など、現在法定通貨で行えるような金融商品が沢山開発されています。

法定通貨とは?

様々な国が通貨として認識している主に国が発行している通貨の事。
アメリカならドル、日本なら円、中国なら元、EUならユーロ、イギリスならポンドなどが挙げられます。

そのため、もしも「仮想通貨への投資を行いたい!」と考えるなら、沢山の種類がある仮想通貨の投資法の中から、最も自分に合った投資法を見つける必要があり、それには仮想通貨の投資法について理解を深める事が不可欠です。

投資家はどちらも必要

もしも「少しの資金を軽い気持ちで投資したい」と考えるなら「仮想通貨の投資法」だけの勉強で良いと思います。

しかし「仮想通貨へガッツリ投資、大きなリターンが欲しい」と考えるなら、投資法への理解が不可欠なのはもちろんですが、技術部分への理解も不可欠でしょう。

何故なら、仮想通貨の新しい可能性(アップデートやICO)を発掘・理解するには、いつも「トレード手法」などではなく「新しい可能性を見極める技術部分への理解」が重要になってきます。

極端な話ではありますが、例えば「マウントゴックス事件」が発生した時に、金融的な知識しか持っていない方は「リスクが高すぎる」と判断して、ビットコインを売ってしまったと思います。

マウントゴックス事件とは?

2014年に発生した当時最大級のビットコイン流出事件。沢山のビットコインがハッキングによって盗まれ、マウントゴックスが日本出身だった事から、これまで注目されていなかった仮想通貨が日本人にとって、少し広まるきっかけになった事件です。

しかし、それでも「ビットコイン」を持ち続けた方は「ビットコインの技術」を理解して「ビットコインの可能性」を信じていた方だと思います。そのため、投資をする際に「情報に惑わされない投資」をするために、技術部分への理解は必要不可欠でしょう。

仮想通貨の技術的な部分について

先程、ニーズに合わせた仮想通貨の勉強範囲などについてご紹介させて頂きましたが、「技術的な部分」と「投資法」という2つの視点から、もう少し仮想通貨の勉強内容について触れていきます。

まず、はじめに「仮想通貨の技術的な部分」について、概要や参考になるものをご紹介していきます。

概要

仮想通貨の技術的な部分について詳しくご紹介していると、かなり時間が掛かってしまいます。今回の記事の趣旨は「勉強の仕方」という点なので、技術の詳しい仕組みについては詳しく掘り下げては行きません。

なので、仮想通貨の技術について概要を掴むために、仮想通貨の技術が可能にしている仮想通貨の魅力的な仕組みについてご紹介していきます。

中央集権的な法定通貨

仮想通貨は、中央集権的な現状の法定通貨を否定し、権利が拡散しておりオープンな通貨を広めるのが、主な開発目的となっています。というのも、現状の法定通貨は「中央集権的だからこそ価値が保証」されているのです。

なぜなら、通貨の発行権を持っているのは「中央銀行」であり、その中央銀行に大きな影響力を持っているのは「政府・国」です。例えば、日本の場合は「日本銀行」は「認可法人」と位置づけされており、株式会社ではないので、株式を発行していません。

認可法人とは?

設立にあたって、国の認可が必要な法人の事。日本銀行の他に、旧大蔵省の管轄は「日本税理士会連合会、日本公認会計士協会」などが挙げられ、厚生労働省だと「日本赤十字、厚生年金基金連合会」など、基本的に公的であり、民間企業のような利益を中心的に目的としない法人です。

では、誰が日本銀行を所有しているのでしょうか?株式会社であれば株主だと言えますが、認可法人のため株式を発行していない日本銀行の場合は、出資者が事実上の権利を所有していると言えます。

日本銀行では、出資証券を発行しており、この証券を保有している人・組織が「日本銀行の出資者」だと言えるでしょう。日本銀行は資本金を1億円に設定しており、55%を政府が保有しています。つまり、事実上「日本政府」が大きな影響力を持っている法人だと言えるのです。(民間の保有もありますが、経営に影響力があるのは政府だけ)

そのため「円」という日本銀行が発行している通貨は、日本政府が価値を保証しているようなものです。形が違うケースもありますが、法定通貨では「発行している国が通貨の価値を保証」しており、普通ならただの紙でしか無い1万円札が、1万円という価値を持っているのです。

このような要因から、法定通貨の価値を保証しているのが政府・国という一部のみの組織に集中しているので、法定通貨が中央集権的だと言われています。

中央集権的ではない仮想通貨

法定通貨の現状の中央集権的な通貨の形は、一長一短ありますが「新たな選択肢もあって良いのではないのか?」という考え方から、仮想通貨が生まれました。

そこで、最もはじめに開発された仮想通貨である「ビットコイン」の開発者達に、仮想通貨を開発する仮定で、大きく出来た課題が

  • 中央集権的ではないなら、誰が価値を保証するのか?
  • インターネットの通信方法が、そもそも中央集権的である
  • 誰が、大きな運用コストを支払っていくのか

のような点です。

このような問題を解決しているのが、仮想通貨の「ブロックチェーン」という技術や「PoW」「マイニング」のような技術なのです。

開発の経緯などについては諸説ありますが、仮想通貨は「中央集権的ではない通貨」として開発され、「それを可能にしているのが、仮想通貨の様々な技術」という点は押さえておきましょう。

その技術についての詳しい話は、以下の記事で解説しています。

参考になるもの

筆者が参考になった書籍に、ついてご紹介していきたいと思います。(技術的な部分について)

まず、はじめにご紹介したいのは「ブロックチェーンの衝撃」です。

この書籍では、仮想通貨の技術を理解する上で、基礎中の基礎である「ブロックチェーン」について詳しく解説しており、「ブロックチェーンの技術的な部分」はもちろんですが、それ以外にもブロックチェーンがfintechにもたらす影響などについても、詳しく解説しています。

仮想通貨の技術的な基礎や可能性について詳しく触れる事が可能だと思います。

次にご紹介したいのは「マンガで分かる ビットコインと仮想通貨」です。

この書籍では、ビットコインの基本的な技術について、マンガ調で分かりやすく紹介しています。マンガ調なので、とっつきやすく「難しい言葉は必要ない!基本をイメージで理解したい!」という方に、入門書としてかなりベストな選択肢だと思います。

書籍や勉強の参考にするものを探す際のポイントは「とっつきやすいものを選ぶ」という点だと思います。仮想通貨は「新しい技術」であり、それを説明するには「沢山の専門用語が必要」になります。

普段からエンジニア等をなさっている方には、それほど難しく内容かもしれませんが「技術的な部分については疎い」という方は、分厚い専門用語ばかりの書籍ではなく「絵・図」を多用している書籍の方が、分かりやすく楽しく学習できると思います。

専門書は基本を押さえてからで良いので、はじめは「簡単なものからコツコツ」と理解していくのがおすすめです。

仮想通貨の投資法は?

次に、仮想通貨の投資法についてご紹介していきます。全ての投資法を挙げてしまうとキリがないので、ポピュラーな投資法である

  • 現物取引
  • FX
  • ICO
  • マイナー通貨

という4つの投資法についてご紹介していきます。

現物取引

まず、始めにご紹介したい投資法は「現物取引」です。現物取引とは、FXのように「レバレッジ」を掛けた取引が不可能で、売りからポジションを持つ事が出来ません。

つまり「買い」のポジションしか持てないという事です。もう少し詳しく解説すると

売り・買いの違い

「買い」とは、一般的に「買い注文」の事で、これから価格が上がりそうな投資対象に、購入する事です。
一方の「売り」とは「売り注文」の事で、売り注文から入るトレードでは、これから価格が下がりそうな投資対象を購入する事です。

買い注文=価格が上がる方に投資・決済する、売り注文=価格が下がる方に投資・決済するという点を、押さえると大丈夫です。

現物取引では、買い注文からしか入る事が出来ないので、基本的には「価格が上がる方」にしか投資する事が出来ません。

現物取引は、レバレッジを掛ける事が出来ないことを踏まえると、基本的に「大きなリターン」を望めるものではありませんが、価格変動の激しい仮想通貨ではリスクが安定しており、最もポピュラーな投資方法だと思います。

また、ほとんどの取引所で現物取引が可能なので、取引所を選ぶ上での選択肢が多く、自分好みの取引所を利用できるというメリットもあります。

FX

次にご紹介したいのは「FX」です。FXとは「証拠金取引」の事で、一般的には「法定通貨の為替取引」に用いられている事が多いと思います。しかし、ビットコインやイーサリアム、リップルなどの規模の大きな仮想通貨を対象に、「仮想通貨FX」を行っている取引所も少なくありません。

仮想通貨FXのメリットは、他の投資法と比較した時に「レバレッジが掛けられる」という特性から「資金効率が良い」という点が挙げられると思います。

また、仮想通貨は価格変動が激しいので、才能のある方だと「数千万円~数億円」という金額を、短い期間で稼ぎ出している方もいます。このような点だけをご紹介してしまうと「最も魅力的な投資法はFX」と感じてしまいますが、一概に魅力的な投資法だとは言えません。

何故なら「リターンが大きい=リスクが高い」という投資の大原則が、仮想通貨でも同じ様に存在しているからです。国内取引所だと、仮想通貨FXに対して「追証」を設定している所も少なくありませんし、海外FXの「Bitmex」などでは「レバレッジ100倍」という大きなレバレッジを提供している取引所が存在しています。

仮想通貨は、法定通貨の為替市場と比べると、かなり価格変動が激しいので「リスクをコントロール出来る上級者向け」の投資法だと言えます。

ICO

ICO投資は、仮想通貨で最も大きなリターンを期待出来る投資法の1つだと言えます。ICOとは、取引所に上場もしていないようなプロジェクトの開始直後・開発中途の仮想通貨のリリース方法の事です。

具体的には、プロジェクトや新しい仮想通貨の資金調達のために、利用されるリリース方法です。最も代表的なICO発の仮想通貨は「イーサリアム」でしょう。

イーサリアムとは、現在(2018年08/12)仮想通貨の時価総額ランキング「2位」であり、ビットコインに次いで規模の大きな仮想通貨です。ICOでリリースされたイーサリアムが、当時1イーサリアムあたり「数十円」だったのに対して、現在は「5~6万円」ほどの価値を行き来しています。

最も成功したICOと呼ばれています。日本でも活発にICOが行われており、日本発のICOの成功例だと「ALIS」などが挙げられます。

ICOによって沢山の仮想通貨が成功を掴んでおり、それによって大きなリターンを得た投資家が沢山いるのも事実ですが、ICOは基本的に「第二のイーサリアムの卵」を見つけ出すような投資法です。

沢山の卵が転がっている中で、成功する卵を見極める必要があり、その可能性や将来性にはかなりの不安要素があると言えるでしょう。(ほとんどのICOが失敗しています)

ICO投資は「大きなリスクを取って、大きなリターンを狙う」というよりも、プロジェクトに共感するもの・将来性を感じるものに少額投資するのがおすすめです。

マイナー通貨

最後に、ご紹介したい投資法は「マイナー通貨投資」です。マイナー通貨とは、時価総額がまだまだ低い水準で、取引量も少なく「規模が小さい仮想通貨」を指しており、俗に「草コイン」とも言われています。

マイナー通貨では、少しのポジティブな情報で、価格が2倍~3倍になる事も少なくありません。(50%程度動くものは、日常茶飯事)マイナー通貨投資では、このような通貨に対して投資をし、中長期的に利益を狙っていく投資法です。

また、長期投資に絞って行う場合は「ICOを逃した仮想通貨」に投資する事もありますし、場合によっては「ICOよりも低い価格で購入できる」というケースも少なくありません。長期的に保有して、将来的にその仮想通貨が、大きな価値を持つ可能性もあります。

マイナー通貨投資のポイントは「穴場を狙う投資」というのが、重要になってきます。例えばデイトレードなどの短期投資だと「トレンドに沿ってポジション保有」や「逆張り投資」など、大衆の行動を読んで投資する必要性があります。

しかし、マイナー通貨は「まだ、みんなが気づいていないもの」に対して、焦点をあてる必要性があります。それには「沢山の情報収集」と「相場分析」などに対して時間を割く必要があるので、少し手間や労力が掛かる投資法だと言えます。

資金力が低くても行える投資法なので、時間と労力さえ割けるならおすすめの投資です。

まとめ

仮想通貨の勉強する範囲

  • 技術的な面
  • 投資法について
  • 投資家はどちらも押さえる必要があり

仮想通貨の仕組み・技術について

  • 中央集権的な法定通貨
  • 中央集権的ではない仮想通貨
  • それを可能にしているのが、仮想通貨の技術

仮想通貨の投資法について

  • 安心の現物取引
  • 大きなリターンを狙うFX
  • 大きな可能性を見つけるICO
  • 規模の小さな通貨に投資するマイナー通貨投資

この記事では、仮想通貨の勉強法についてご紹介させて頂きました。

仮想通貨に関する情報について触れていると、次から次へと難しい言葉が出てきて、初めの内は頭が痛くなってしまいますが、実際に学習を進めていくとそれほど難しいものではありません。

仮想通貨に興味を持っている・仮想通貨を知りたい!という方は、簡単なものからコツコツと仮想通貨に関する知識を付けていくと良いと思います。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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