医療保険の選び方!選ぶ時に押さえたいのは3つの大事なポイント!

医療保険って何?概要をおさらい

「医療保険に加入したいけど、自分にあった保険が分からない」

医療保険に限らず、保険に加入する際に「保険の選択」というのは、慎重に行いたいものです。何故なら、保険というものは「数日」や「数ヶ月」で変更するものではありません。

通常「数年~数十年」に加入する事が一般的です。生命保険のような保険だと、亡くなるその時まで「保険の保障」というのは、実生活に影響するものなのです。

そのため、長期的に影響を及ぼすものであり、「間違った保険」を選んでしまうと中途解約のきっかけとなったり、場合によっては「必要になった時に役に立たない保険」になってしまう可能性もあります。

その点は、医療保険に関しても例外ではなく、もしも間違った保険を選んでしまうと「無駄な保険料」を支払ってしまうことになります。そこで、しっかりと考えたいのは「医療保険の選び方」です。

この記事では、間違った保険選びをしないために「医療保険の概要」、「医療保険の選ぶ際のポイント」、「保障の組み立て方」という3つに焦点を絞り、自分に合った保険を選ぶために押さえたい点を解説していきます。

まずはじめに、医療保険の概要である「医療保険とは?」という部分から「公的なものとの違い」「高額療養費制度と医療保険」という点を、しっかりと押さえていきましょう。

医療保険ってどんなもの?

医療保険とはどのようなものなのでしょうか?完結にまとめてしまうと「医療費全般を保障する保険」です。

がん保険と比べて理解する

がん保険と比較すると、医療保険がどんなものなのか?という点について、理解しやすいと思います。

がん保険とは、がんを中心的に保障するために販売されている保険の事です。つまり、がんという疾病と診断された場合に保障が適用され、通常の怪我や他の疾病での医療費に関しては保障を受けること出来ません。

そこに、がん保険の強みが隠されており「がんのみしか保障しない」という事は「がんに関しては小さなところまで保障できる」という事の裏返しなのです。

がん保険のこのような特徴と医療保険の特徴を比較すると、医療保険は「どんな医療費でも、大体保障できる保険」ではありますが、「一部の疾病をしっかりと保障できない」という点が挙げられます。

このような事を書いてしまうと、医療保険がしっかりと保障できない頼りがいのない保険と感じてしまうかもしれませんが、実情は違います。

三大疾病(心疾患・脳卒中・がん)という日本人にとって、特にリスクの高い疾病をまとめた言葉があります。この三大疾病の中に「がん」が含まれており、がんは三大疾病の中で「死因第一位」です。

日本人の3人に1人が、がんによって命を絶たれていると言われており、日本人にとってかなりリスクの高い疾病になっています。しかし、患者数で見ていくと「心疾患」が最も患者数が多く、2番手にがんが続いています。つまり、三大疾病の治療のために医療費を継続的に支払っている患者は「心疾患」の方が多いのです。

もちろん、がんが日本人にとってリスクの高い疾病である事は確かですが、「経済的な負担が起こる可能性は、三大疾病のどんなものでも高い」と言えます。しっかりとがん保険で「がん」をカバーしていたけど、実際は「心疾患」を患ってしまったというケースだと、がん保険で保障を受ける事が出来ません。

他の疾病もバランスよくカバー

先程、上記したような三大疾病の「心疾患」「脳卒中」「がん」のどれかを、患ってしまう可能性は高いと言えますし、もしもがん保険で「がん」をしっかりと保障していても、「心疾患」「脳卒中」を患ってしまった時に、がん保険では保障対象に入りません。

ここで「医療保険の特徴」を垣間見る事が可能で、医療保険なら「がん」「心疾患」「脳卒中」のどれを患ったとしても、同じ様に保障を受ける事が可能なのです。

三大疾病を例に出してご紹介させて頂きましたが、実際のところは三大疾病以外の怪我や疾病で、医療費を負担する必要が出てくるかもしれませんし、その際に「どんな医療費でも、保障する医療保険」のメリットが強く出てくるでしょう。

公的なものとここが違う

先程からご紹介させて頂いている医療保険には、実は「2種類」あります。それは「公的な医療保険」と「民間の医療保険」です。

公的な医療保険とは「国民皆保険」に該当する「健康保険」「社会保険」などを指しており、日本では「国民皆保険」と言われる制度があるので、何ならかの公的な医療保険に加入する義務があります。

一方の民間の保険とは、運営元が営利団体で加入に関しては、義務のない自由な保険を指しており、この記事の「医療保険」とはこちらを指しています。

両者の違いは「公的な医療保険は必要最低限の保障」であるのに対して、民間の医療保険は「公的な医療保険ではカバー出来ない部分」を保障するのが、最も大きな相違点と言えます。

というのも、公的な医療保険の医療費には制限がかなり存在しており、例えば「先進医療」などの国がまだ認可していない治療を受ける際に、公的な医療保険では保障する事が出来ません。

民間の医療保険なら「先進医療通算いくらまで」という制限内なら、保障されるものが多く何か試してみたい最新の治療方法があった時に、治療方法のバリエーションを増やす事が可能です。

基本的には、以下の点を押さえると大丈夫です。

  • 公的な医療保険は義務であり、必要最低限の保障
  • 民間の医療保険に義務はなく、細かな保障を受けることが可能になる

高額療養費制度と医療保険

しかし、このような意見もあると思います。「もしも、経済的に困るほど大きな医療費が必要になった時は、高額療養費制度がある」という意見です。

高額療養費制度とは?

高額療養費制度とは、一定の「医療費負担」(収入などによって異なる)を超えた場合に、加入している公的な医療保険が自己負担分以上の医療費を負担してくれるもの

つまり、例えば「手術で100万円の医療費が掛かった」というケースでも、公的な医療保険がある程度はカバーしてくれるので、貯蓄さえあれば大丈夫という意見だと思います。

この意見は、かなり的を得ていると思います。何故なら、医療保険やがん保険の本質を突く部分であると思うからです。

日本では、もしも貧困状態であったとしても、病院に行けば経済状況に関わらず治療して貰えますし、もしも高額の医療費が必要になった場合でも「高額療養費制度」や「分割で支払う」という選択肢があります。

そのため「お金がないから医療が受けられない」という状況が、起こりにくいかなり恵まれた環境だと言えます。

しかし「入院中に働けない」と言った経済的な負担や「先進医療・通院などの雑費」を、捻出するのは一般家庭にとって大きな負担である事も事実で、このような点について公的な医療保険ではカバーする事は出来ません。

つまり、高額療養費制度があったとしても、あくまで公的な医療保険は「最低限」を保障するものであり、民間の医療保険が得意とする「細かな保障」という部分をしっかりと保障する事が出来ないのです。

また、これから日本の財政状態を危惧する声がある中で、一部では「医療負担の削減」の可能性もあります。事実、収入が高い人に限っては「自己負担分」が大きく増えており、医療費に関連する経済的なリスクが高まる事は否定できないと言えるでしょう。

そんな中で「細かな保障」をしてくれる医療保険には、大きな魅力があるのです。

医療保険を選ぶ際の4つのポイント

先程、医療保険の概要についてご紹介させて頂きました。医療保険の概要を掴んだ事で、医療保険の基本的な事や必要性についてはしっかりと理解出来たと思います。なのでこれから、この記事の本題である「医療保険の選び方」についてご紹介していきます。

医療保険の選び方には大きく分けて、

  • 入院給付金
  • 支払い方法と保障期間
  • 限度日数
  • 特約もポイント

という3つのポイントがあり、これらのポイントを意識しながら、保険を選択すると「自分に合った保険」を選びやすいと思います。これからこの3つのポイントを、1つ1つ詳しくご紹介していきます。

入院給付金

まず、はじめにご紹介したい医療保険を選ぶ際のポイントは「入院給付金」です。

入院給付金とは、医療保険の保障内容の中で最もベーシックなものであり、ほとんどの医療保険で「入院給付金」が保障されているという保障内容を拝見出来ると思います。もしも、医療保険で入院給付金が給付されない場合は、特別なケースを除いてあまり加入するメリットはないと言えるでしょう。(入院には、多額の費用が掛かるケース多いため)

入院給付金とは、一定の期間・一定の額を保障してくれるもので、例えば「90日まで、1日5,000円給付」というように、予め日数や給付額に制限が掛けられている保障内容が多いです。

医療保険が必要になるような大きな医療費を伴う治療は、入院を行う事が多いので「1日あたり5,000円給付」というのは、かなり大きな負担軽減に繋がると思います。

ほとんどの医療保険で、この一定の期間と一定の額については、調節する事が可能です。例えば「60日・90日・120日」のように期間を調整したり、「5,000円・1万円・1万5,000円」のような形です。

この入院給付金の調整が保険料の額にかなり影響してくるので、貯蓄と相談しながら保険料の負担額が無理のないように、支払っていける額に調節していきましょう。

平均的な費用である1日あたり2万円という入院に掛かる費用に耐えられるだけの貯蓄があるなら、入院給付の額や期間を短くしても良いと思いますし、逆に「入院している間の収入を保障したい」というケースなら、給付額を多めに設定して、収入を保障するというのもありだと思います。

「入院したら何に困るか?」という点について、しっかりと考慮すると自分に合った給付の形・保険料を実現する事が可能だと思います。

支払い方法と保障期間

保障期間と支払い方法というのも、医療保険を選ぶ上で重要になってくる要素です。

保障期間

まず、はじめに保障期間について解説していきます。医療保険には大きく分けて、2つのタイプの保障期間があります。

  • 定期型
    (決められた契約期間(数年ものが多い)保険料を支払い、期間が終了すると契約が自動更新される)
  • 終身型
    (保障が一生涯続き、保険料が変わらない)

定期型と終身型を比較した際に、押さえたいのは「短期的な保険」か「長期的な保険」かという点です。

というのも、定期型は「若ければ若いほど」お得な保険料で加入できるものになっており、契約が更新されると、その都度健康的なリスクが高くなるので「保険料が高く」なっていきます。(保障は契約期間内のみ有効)

一方で、終身型は「年を取れば、取るほど」お得な保険料で加入できる保障期間の事で、加入時点から保険料は変わりません。つまり、早く加入すればするほどお得な保障期間であり、長期的な加入が前提とされています。

どちらにも一長一短ありますが、20代のうちは「定期型」で、経済的に余裕が出てくる30代~40代あたりから「終身型」での加入がおすすめです。

支払い方法

支払い方法というのも、医療保険の選び方を左右する重要な要素の1つです。支払い方法とは、払込期間と呼ばれる事もある「保険料の支払いの形」を、左右する要素の事です。

支払い方法にも種類あり、

  • 全期払い
  • 短期払い

の2種類です。

全期支払いとは「保障期間と支払期間が同一」のものです。例えば、「50代で支払いが終了し、50代で保障期間も終了」というものや「一生涯保障で、一生涯払込」のような終身払いの医療保険です。

一方で、短期支払いとは「保障期間よりも先に支払いが済んでしまう」支払い方法です。例えば「50代で支払いが終了し、60代まで保障期間が続く」というものや「60代で支払いを終え、一生涯保障が続く」というものです。

一般的に、短期支払いの方が早く支払いが済む分、月々・年々の負担額が大きくなり、全期支払いでは負担期限が長くなる代わりに、月々・年々の負担額小さくなるというものです。

おすすめは無理のない短期払いで、月々や年々の負担額と各家庭の経済状況と相談しながら、しっかりと「支払っていける保険料」を設定していく必要があると言えるでしょう。

意外に見落としがちな支払い方法や保障期間ですが、「日常の負担」を決定する部分であり、「無理のない保険料」を決定する重要な要素なので、しっかりと検討する必要があります。

特約もポイント

特約も、医療保険を選ぶ際に重要なポイントの1つとなります。

特約とは?

特約とは、主契約(基本的な契約)にオプションとして、付け加えることの出来る保障の事です。(いくらかプラスで保険料の支払いが必要になります)

医療保険において、最も人気の高い特約として「三大疾病に関連する特約」が挙げられると思います。三大疾病はリスクが特に高い疾病であり、日本人であればどんな人でも注意したい3つの疾病であると言えます。

特に三大疾病の中でも、治療費が高額・治療期間が長くなりやすい・治療法の不確実性などから、「がん」に関してはしっかりと保障しておきたいです。医療保険の中には「がん特約」と言ったような形で、がんのみを保障する特約があるので、そのような特約への加入は検討したいところです。

また、その他にも「死亡特約」と言ったものも、医療保険の特約として提供されていることの多い保障だと言えるでしょう。死亡特約とは「死亡・重度障害」を負った場合に、多額の給付金・年金が入るもので、ご家族をお持ちの方は、生命保険などの代わり・補填として検討したい特約です。

魅力的な特約があるという事は、それだけ「選択肢が多い・保障範囲が大きい」という事なので、特約の多い医療保険というのは魅力的な保険であると言えます。

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どう保障を組み立てればよいのか?

先程、医療保険を選ぶ際のポイントについてご紹介させて頂きました。しかし、上記だけでは「どのように自分にあった選択が出来るのか分からない」という方も少なくないでしょう。

医療保険を選ぶ際に、注目したいポイントが分かったので「自分にあった医療保険の見つけ方」という点について解説していきます。

何を重要視するかで保険は変わる

保険を、選択する際に最も重要な要素はなんでしょうか?保険料なのでしょうか?保障内容なのでしょうか?。いずれも本質ではなく、最も重要なのは「何を重要視するのか?」というポイントだと思います。

例えば、入院中による経済的負担で、家族に生活面での負担を掛けたくないという方なら「給付金の額」をアップさせて収入を補填するのはもちろんですが、生命保険の代わりになる「死亡特約」というのも、検討する保障になってくると思います。

その他にも、がん保険やその他の保険に加入するのが面倒くさいと感じる方は「三大疾病特約・がん特約」を付ける事で、がん保険への必要性をなくしたり、「死亡特約」を付けることで生命保険に加入する必要性が減ると思います。

「各環境・事情」や「医療保険に何を求めるのか?」という点をしっかりと考えて、「自分にとって必要な保障」を考える事が可能です。あとは、そのニーズに出来るだけマッチする医療保険を見つける事が、自分に合った保険を見つけるための近道だと思います。

他の保険と被らないように

医療保険の選び方という点を考えた時に、外せないのが「他の保険との重複」です。例えば、がん保険に加入しているのに、保険料が高い「がん特約」に加入したり、生命保険に加入しているのに「死亡特約」に加入するというようなケースです。

医療保険は、魅力的な特約が複数用意されているものが多く、どれも加入する必要性を感じてしまいますが、一度立ち止まって「今、自分はどんな保険・保障を掛けているのか?」という点を、しっかりと洗い出しましょう。

1つのリスクに対して、沢山の保障を掛けてしまうのは「保険料の無駄」に繋がり、保険料の無駄は「日々の負担の重さ」に直結すると思うので、加入したい医療保険が他の保険と被らないか?という点を、しっかりと意識しましょう。

入らないという選択肢はあり?

最後に、医療保険に入らないという選択肢はありなのか?という点に、ついてご紹介していきたいと思います。

結論から申し上げると「あり」ですが、「条件付き」です。というのも、以下のような特徴に該当する方は、医療保険に加入しないという選択肢はありだと言えるでしょう。

  • 収入がかなり大きな方(庶民的な生活に困らない、大きな資産がある方など)
  • 貯蓄が貯まっている方

などです。何故なら、日本の場合「民間の医療保険」に加入していなくても、「高額療養費制度」によって月間で支払う医療費が一定額を超えると、国が負担してくれる仕組みになっています。そのため、大きな収入や貯蓄・資産をお持ちの方なら、絶対的な必要性はありません。

一概に「医療保険が必要!」とは言えないのです。しかし、民間の保険の中でも人気が高い医療保険は「沢山の人が必要としている」と言えます。そこには医療保険の必要性に価値を見出している方が多いという事でもあります。

先程、書き留めたような特徴に該当しない場合は「医療保険の必要性あり」と言えるでしょう。

まとめ

医療保険とは、どんな保険なのか?

  • 大きな範囲で、医療費を保障するもの
  • 公的なものと民間のもの医療保険には違いがある
  • 高額療養費制度でも、カバーできない部分はある

医療保険を選ぶ時のポイント

  • 入院給付金の額
  • 支払い方法と保障期間
  • 特約で、しっかりとカバーする(三大疾病など)

保障の組み立て方

  • まずは、何を重要視するかを考える
  • 他の保険との被りに気をつける
  • 入らないという選択肢は、一部の人にとってはあり

保険には第一分野、第二分野、第三分野のように、種類があります。第一分野とは「生命保険」であり、第二分野は「損害保険」を指しています。

保険業界では、ルールで「第一分野の保険会社と第二分野の保険会社は、兼業する事は出来ない」と決まっているのです。つまり、生命保険を出している保険会社が、損害保険を販売する事は出来ず、その逆も然りです。

しかし「第三分野(医療保険・がん保険など)」に関しては、兼業が認められており、第一分野を扱っている保険会社も、第二分野を扱っている保険会社も、医療保険を販売する事が可能なのです。

これによって、第三分野に該当する医療保険では激しい競争が起こっており、様々なニーズを掴む医療保険が販売されています。つまり「選択肢が多い保険」になっており、その中から本当に自分に合ったものを見つけ出すのは、時間の掛かる作業だと思います。

しかし、もしもの時にしっかりと役立つ保険に加入するために「保険の選び方」を押さえて、「自分に合った保険」を見つけましょう。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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