【2018年前半】投資信託人気ランキング。投資経験者でも、投資信託をはじめることで効率よく稼げます!

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投資信託はよくわからない初心者でも、気軽に始めることができる投資方法の1つですが、実は投資経験を積んだ人にも思いがけず役に立つ投資方法でもあるのです。

どんな金融商品であろうと、その時々の経済状況や世界情勢などによって、価格が変動してしまうのを避けることはできません。

そこで、分散投資やバランス投資をしておく投資家も少なくはないでしょう。かといって、あまり詳しくない分野に投資をするわけにもいきません。

そんな時に利用できるのが投資信託です。

あまり詳しくない分野をプロに任せることで、バランスよく分散投資を実現することができるのです。

今回は、そんな投資家たちのお役にたてる情報、投資信託のやり方や2018年前半の投資信託ランキングをご紹介いたします!

投資信託は初心者向き?

投資の初心者に人気が高い投資信託。

社団法人、投資信託協会が行った意識調査によると、運用会社や手数料についてよくわからないと答えた人は約60%~70%にもなります。

初心者が投資信託を選ぶ理由としては、少額でできる、よくわからなくてもできるが圧倒的に多いようです。

その他の金融商品と比べて、投資信託の不満な部分はどこかとの質問にも、「元本保証がない」が1位となっており、いかに投資全般のことを知らなくて投資信託に任せているのがわかります。

プロに任せることによって、少額から利益につなげることができる投資信託は投資初心者にとっては投資の第1歩を踏み入れる突破口のようなものでもあります。

ただ、そんな投資信託の利用者の中には全く違う目的で取り組む動きもあります。それは、すでに投資経験を積んだ投資家たちが行う投資信託です。

投資信託は手数料(信託報酬料)がかかるものも多く、自分で何らかの投資方法を知っている投資家達にとってそれは無駄な出費と判断されがちです。

また、他人に任せるのは信用できないと思われる方もいるでしょう。

でも、実はやり方しだいによっては「投資信託」は非常に効率よく稼げる方法ともいえるのです。

投資経験者が取り組む投資信託とは

「投資信託」を行う投資家たちの中には「投信ブロガー」を呼ばれる人たちもいて、つねに投資家としての視線で、投資信託の分析や研究している人達もいます。

2017年度の優秀な投資信託ランキングがプロの視点で選ばれています。

また、投資アナリストの中には、投資信託のように複数の銘柄を扱う複雑なものを初心者が行うこと自体が疑問だと、いう意見の人もいます。

ある程度の投資の知識があるからこそ、自分に必要な投資信託を選び、運用報告などを理解し活用していけるのだとも言えます。このような考え方は少数派かもしれませんが「投資信託」のもう1つの側面であることは事実です。

楽天証券研究所の経済評論家、山崎氏は自らも投資家であるとともに、「投資信託」の研究者でもあります。その宮崎氏は投資信託がおすすめできる1番の理由として・・・

アメリカのテクノロジー関連の株に投資をしたくとも、アップルやアマゾン、マイクロソフトなどの株は高価であり、日本で購入するには高い手数料もかかる。そこで、それらの株をまとめた投資信託を選ぶことができる。

と、アクセス(資金面や地理的な要素で)の厳しい商品への運用ができる投資信託の効率の良さ指摘しています。

では、投資信託をはじめることで他にはどのような投資効果を得ることができるのかを考えていきたいと思います。

バランス投資を考える

投資経験者に投資信託がおすすめできる、1番の理由は専門分野以外のことに投資をすることで、バランス投資の実現ができるということです。

投資家たちはそれぞれ、自分の得意な専門分野を持っています。

生まれ育った環境や、過去・現在の職業、興味のあるものや趣味などによって、専門的な知識があり、独自の見解を持つことのできる分野というものが、人それぞれ異なります。

自信のある投資家だと、ある特定の分野に対しては、どんなプロにも負けないと自負している人もいることでしょう。

でも、投資家それぞれに得意分野があるように、苦手な分野も当然ながら存在してしまいます。苦手分野へ資金を投入することは無謀であるとの認識から、そのような分野からは足が遠のいてしまいがちです。

かといって、勉強して克服するほど興味があるわけでもありません。だからよけい苦手になってしまい、ともすると偏った投資にもなってしまいかねません。

そんな時に投資信託を利用して、その苦手分野を投資業界のプロに任せることができるのです。

バランス投資を考える

投資の種類

  • 株式投資
  • FX
  • 金・プラチナ
  • 先物投資(コモディティ)
  • 債券
  • 外貨預金
  • 仮想通貨
  • 外国株式
  • 不動産(海外・国内)
  • その他マニアもの(ワイン、アンティーク、絵画など)

などと、大まかに考えただけでも10種類くらいの投資方法があります。

保険のような投資信託

例えば株式投資だけに専念するとして、ある程度は業種を分散させることも可能ですが、やはり日経平均が400円も500円も下がってしまう日が続けば、その全体のダメージはかなり大きくなってしまいます。

Woman
確かにそんな時は、辛い!
Expert
本当に辛いことです!でも、もし、そんな時に株式と全く違う動きをする商品に投資をしていたらどうでしょうか?株式で生じた損失を、もう片方の投資が埋めてくれることになります。
Woman
でも、同じように下がってしまうこともあるよね。
Expert

そうなんです。だから、複数に投資しておくと安心なのです。

違う動きをするものが3つ、4つくらいあれば、最低でもそのうちの1つが必ず利益を上げてくれことになるのです。

 

結果的に、多方面に投資をしておけばトータルで利益になる、または最小限に損失を抑えることができる、それがバランス投資、分散投資の目的であります。

例えば、円の価格が上がった時には株式の価格は下がってしまいます。また、株式は調子がいいのに金が暴落してしまうこともあります。

世界経済が停滞しているのに、国内の地価が上がって不動産収益が倍増することも考えられます。仮想通貨が冴えないのに原油の価格が高騰することもあり得るわけです。

そんなふうに考えて、一度、いろいろな投資信託を見てみると面白いかもしれません。今日の投資信託の銘柄は約6000種類にもなるのです。日経新聞でも3ページ分くらいの量です。

投資信託の選び方

投資信託は上記で述べた、その他のマニア向けの投資以外の項目を、そのファンドの目的に応じて複数に混ぜ合わせたものになります。

株式だけを取り扱うものもあれば、外貨と債券などを混ぜたものや、国内外の不動産、開発途上国ものなど、バラエティに富んでいるのも魅力です。

自分でできる投資を選んでも意味がないので、苦手なものの中から理解できそうなものや興味の持てそうなものを探してみましょう。

それでは、どのように投資信託を選べばいいのかをご説明いたします。まずは簡単な投資信託用語をいくつか覚えておきましょう。

公募ファンド

証券会社、銀行、保険会社などで取り扱っている不特定多数のファンド(投資信託)のことを公募ファンドという。

私募ファンド

民間企業や個人が、私的な理由により資金を集めるためのファンドで、少人数で構成され一般的に募集されることはない。

販売会社 投資信託を販売している金融機関

信託運用会社 投資に関するデータを収集・分析を行い集めた資金を運用する

契約型投信 信託銀行と運用会社とが信託契約を結び組成される投資信託

会社型投信 投資を目的とする法人を設立し実施される投資信託(投資法人)

単位型 投資信託が立ち上がる時だけなどの期間限定で購入できる投信

追加型 基本的に運用期間中はいつでも追加で購入できる投信

積立型 毎月決まった金額を自動引き落としなどで購入していく投信

コストと手数料

投資信託購入の際には手数料が発生。運用期間中には信託預り金の中から自動的に信託報酬が引かれてしまいます。ファンドや金融機関によって、異なり、中には購入手数料のかからないものもあります。

税金

投資信託から生じる利益には「分配金」と換金差額で生じる「譲渡益」の2種類があります。これらの利益には、それぞれ税金がかかりますがファンドにより税率は異なりますが、20%前後のものが多いようです。

NISA

投資金年間で100万以下であれば税金が全額免除となるNISA口座を開設することもできます。積み立て専用の積み立てNISA口座もあります。

投資信託とETF

投資信託は通常は販売会社などのシステム上で取引が行われ、株式とは完全に分離されています。基準価額は1日に一度しか確定されません。

ETFとは株式に上場している投資信託銘柄となり、証券取引所でのリアルタイムでの取引が可能となります。株式の取引と似たようなものです。

投資信託のチャートを見よう

現在、手持ちの金融商品とその投資信託の値動きを見比べてみましょう。同じように動いていますか?全く逆に動いていますか?

全世界株式インデックスファンド(楽天証券)

出典:楽天証券               参考URL

青色→分配金を差し引いた基準価額

オレンジ→分配金を再投資にまわした基準価額

※緑色の山の部分が総資産額となります。資産額が多いほど、運用に投入できる資金も多くなり、基準価額が上がりやすい条件ともなります。

総資産額が大幅にさがりすぎている場合は、よほど腕利きのファンドマネジャーでなければ結果を出すことが難しくなります。

資産額と基準価額は並行して動く傾向にあり、資産額が減っているのに、価額が上がっているということは、運用効率が非常に高いことを意味します。

※また、その時の経済状況によっては資産額が増えていも価額が下がってしまうこともあります。

オープン時の基準価額

この投資信託はまだオープンしてから8か月程度です。ちょうど、このグラフの左端のスタート地点はゼロ%となっています。

総資産1000万円の基準価額1万円でスタートし、現在が総資産6憶3千万円で基準価額が1万3,600円となっています。

一万単位で購入すると1口あたりの計算がしやすくなります。

どの投資信託もオープン時点では1万口=一万円で設定されています。そこから、資金が流入するか流出するか、あるいは運用結果の如何によって価額は変動していきます。

金の先物価格(ドル建て)

出典:日経新聞

こちらはNY金の先物取引の価格のチャートになります。「全世界株式インデックス」が現在上昇基調にあり、高値圏にあるのとは対照的に金は底値に向かい本年度の最安値記録を更新中です。

全体的な金の価格の動きは「全世界株式インデックスファンド」とは全く違う動きをしています。

もし、金だけに投資をしているとすれば、現在の時点では大きな損失を抱えたところであります。でも、「全世界株式インデックス」にも投資をしていたとすれば、トータルはプラスになる可能性があるわけです。

このように、投資信託を利用することで保険のような役割を果たしてくれ、損失を防ぎ効率よく稼ぐことができるのです。

2018年前半の投資信託人気ランキング!

QUICK資産運用研究所の調査では、投資信託市場への資金流入は8カ月連続で上昇していて、6月の解約額を差し引いた市場全体の資金流入額は3332憶円だったとのことです。

特にバランス型投資信託への資金流入超は18か月連続で、高水準で推移しているようです。貿易摩擦による価格変動が懸念されリスクを抑えるタイプの商品や分散投資型に人気が集まっています。

それでは、投信ランキング情報を参考にバランスがとれそうな銘柄を探してみましょう!

資金流入額1位:日興FW・日本債券ファンド
  • 運用会社→三井住友アセットマネジメント 参考URL
  • 主な運用先→日本の公社債、中長期的な視野での投資を目的とする
  • 基準価額→10,076円
  • 総資産額→1,37493百万円
  • 購入時の手数料は無料
資金流入額2位:次世代通信関連 世界株式戦略ファンド
  • 運用会社→三井住友トラスト  参考URL
  • 主な運用先→世界の5Gなどの次世代通信関連株式に投資
  • 基準価額→10,429円
  • 資産総額→1,723.31億円
  • 購入時の手数料は販売会社による
資金流入額3位:ワールド・フィンテック革命ファンド
  • 運用会社→大和投資信託 参考URL
  • 主な運用先→最新のテクノロジーを駆使した金融サービスへの投資
  • 基準価額→10,242円
  • 資産総額→459憶円
  • 購入時手数料3.24%
リターン額ランキングTOP5
  1. NOMURA原油インデックス上場 『愛称:原油先物ETF』
  2. WTI原油価格連動型上場投信
  3. iFreeNEXT FANG+インデックス
  4. FANG+インデックス・オープン
  5. WTI原油先物ファンド(ロング・ポジション)
純資産ランキングTOP5
  1. TOPIX連動型上場投資信託
  2. 日経225連動型上場投資信託
  3. ダイワ 上場投信-トピックス
  4. 上場インデックスファンドTOPIX 『愛称:上場TOPIX』
  5. 上場インデックスファンド225 『愛称:上場225』
値上がり率ランキングTOP5
  1. 高成長インド・中型株式ファンド
  2. netWIN GS・インターネット戦略ファンドA
  3. 東京海上・円資産バランスファンド(年1回)
  4. 野村 豪ドル債オープン・プレミアム毎月
  5. フィデリティ・USハイ・イールドF(資産成長)
目的に合わせて投資信託を探す!

モーニングスターの投資信託サイトでは、目的に合わせた投資信託を探すことができます。

条件やジャンルを絞って検索し、各投信のデータを確認することができます。海外ものや、国内もの、株式型や債券型、テーマ型、バランス型などどんなものがあるのかみてみましょう。

まとめ

それがいくらスキルの高いプロであろうとも、投資を人に任せることに抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。

とくに、独自の投資法が確立している投資家にとっては、それは当然のことだととも言えます。自分だったら・・・こう考えるのに・・・ともどかしい思いをすることもあるでしょう。

投資経験者が投資信託をするにあたって、注意することは3つあります。1つは得意分野を含まないものを選ぶことです。

バランス型投資信託などは、いろいろなジャンルがまざっていて、自分の得意分野も含まれている可能性もあります。そうなると、方向が重複してしまい、また、精神的にも心地よくありません。

これは自分では絶対にしないなとか、これはどうにも理解できないなと思える投資信託をあえて選ぶことが大切です。

2つ目は、値動きです。

必ず違う動きを見せる投資信託を選ぶようにしましょう。そうでなければ、わざわざ託してまで投資をする意味がなくなってしまいます。

そして、最後に投資信託の目論見書(資料)、運用会社、ファンドマネージャーの方向性、考え方、など共感のできるものを選んでいきましょう。

ファンドマネージャーの名前も調べることができるので、その人がどんな投資活動をしているのか、これまでの経歴などもネットで調べることもできます。この人だったら任せてもいいかなと思える出会いがあるかもしれません。

目的に合った投資信託が見つかったら、後はほぼ100%初心者のごとく任せてしまうのです。

これからの投資活動を、さらに有益で効率の高いものとするために、投資信託をはじめてバランス投資を実現するお役に立てればと思います。

 

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