収入保障保険とは
収入保障保険の特徴について、もう少し掘り下げてみましょう。
- 死亡時と高度障害時のみ保険金を受取れる
- 保険金は毎月年金形式で受け取る
- 時間の経過とともに保険金総額が段階的に下がっていく
1.死亡時と高度障害時のみ保険金を受取れる
収入保障保険の大きな特徴として、死亡時と高度障害時のみ保険金が受け取れることが挙げられます。
何をもって「高度障害時」とするかは、保険会社によって扱いに多少の差があります。例えば、三井住友海上あいおい生命の場合は、以下の状態に該当すれば「高度障害時」として扱うようです。
1.両眼の視力をまったく永久に失ったもの
2.言語またはそしゃくの機能をまったく永久に失ったもの
3.両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
4.両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
5.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
6.1上肢の用をまったく永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
7.中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
出典:新収入保障保険(払込期間中無解約返戻金型)無配当 ご契約のしおり・約款
なお、保険会社によっては、死亡時と高度障害時以外の場合でも保険金を受け取れる収入保障保険を販売しています。また、精神疾患(双極性障害、統合失調症など)で働けなくなった場合に保険金を受取れるタイプのものもあるので、収入保障保険を選ぶ際の参考にしましょう。
2.保険金は毎月年金形式で受け取る
収入保障保険も、終身保険や定期保険と同じく生命保険の一部ですが、決定的な違いがあります。それは「保険金は毎月年金形式で受け取る」ということです。
簡単に言うと「保険金を一度に受け取るのではなく、毎月少しずつ受け取っていく」ということです。例えば、死亡時の保険金が4,500万円だった場合、終身保険や定期保険であれば、一括で4,500万円を受取ります。しかし、収入保障保険であれば、毎月15万円を25年間に分けて受け取っていくと考えましょう。
3.時間の経過とともに保険金総額が段階的に下がっていく
収入保障保険は、あくまで「遺された家族が生活に困らないようにする」ための保険です。当然、早くして亡くなってしまった場合は、家族の生活費もそれなりにかかるでしょう。一方、十分に年齢を重ねてから亡くなった場合は、若い時ほどかからないはずです。つまり、収入保障保険の保険金として給付すべき金額は、時間の経過とともに下がっていきます。
また、収入保障保険は時間の経過とともに保険金総額が下がります。そのため、終身保険や定期保険に比べると、毎月の保険料も安いのが特徴です。
就業不能保険、所得補償保険とは全く違うので注意
大まかなくくりとしては
- 収入保障保険:万が一のときに「遺された家族の生活費」を補償するためのもの
- 就業不能保険、所得補償保険:働けなくなった時に「自分と家族の生活費」を補償するためのもの
と考えましょう。
収入保障保険を選ぶポイント
収入保障保険の基本を理解したところで、選ぶ上でのポイントについて解説しましょう。
- 毎月の保険料はいくらか
- 保険料が割引になる制度があるか
- 保険料払い込み免除の特約があるか、どうなれば使えるか
- 付帯できる特約にはどんなものがあるか
- 保険期間はいつまでか
- 毎月いくらまで年金が受け取れるか
ポイントその1.毎月の保険料はいくらか
収入保障保険に限ったことではありませんが、毎月の保険料があまりに高く、家計のやりくりが大変になるのは本末転倒です。「どのくらいなら無理なく払えるか」をまずは考えましょう。補償内容が充実すればするほど、保険料はやはり高くなります。
十分な貯金や収入源があるなら、万が一のことがあっても家族の生活を守ることはできるはずなので、無理に高い保険料を払う必要もありません。一方、そういったものがなく、万が一のことがあった場合の家族の生活に不安が残るなら、受けられる補償と保険料のバランスを見ながら、自分にあった収入保障保険を選ぶ必要が出てきます。
ポイントその2.保険料が割引になる制度があるか
保険会社によっては、健康状態が一定の基準を満たす場合、保険料が割引になる制度を設けていることがあります。必須ではありませんが、使えれば保険料の節約につながるのも事実です。例えば、第一生命保険株式会社の子会社・ネオファースト生命の収入保障保険「ネオdeしゅうほ」では、「健康体特別割引」といって、以下の条件に当てはまれば保険料の割引が受けられます。
- 体格(BMI)が18以上27未満である
- 血圧が一定の範囲内に収まっている
- 血液中のGOT値(肝臓の働きを表す指標)が30U/L以下である
ポイントその3.保険料払い込み免除の特約があるか、どうなれば使えるか
収入保障保険に加入した際は「無理なく払える」と思える金額の保険料だったとしても、重い病気になったことが原因で収入が減ったり、0になったりした場合は、途中で払えなくなるかもしれません。そのような事態になった場合でも保険を解約しなくて済むよう、保険料払い込み免除の特約も併せて検討しましょう。
例えば、SOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」には、七大疾病・就労不能保険料免除特約を付帯することができます。
七大疾病 | 所定の事由 |
---|---|
がん(悪性新生物) | 被保険者が責任開始期前を含めて、初めてがん(悪性新生物)と医師により診断確定されたとき (上皮内がん・悪性黒色腫以外の皮膚がん・責任開始日から90日以内に診断確定された乳がんを除く) |
急性心筋梗塞 ※虚血系心疾患のうち急性心筋梗塞(狭心症などを除く) |
被保険者が急性心筋梗塞を発病し、次のいずれかに該当したとき ①初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師により診断されたとき ②急性心筋梗塞の治療を直接の目的として所定の手術を受けたとき |
脳卒中 ※脳血管疾患のうち、くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞 |
被保険者が脳卒中を発病し、つぎのいずれかに該当したとき ①初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上言語障害などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師により診断されたとき ②脳卒中の治療を直接の目的として所定の手術を受けたとき |
慢性腎不全 | 被保険者が慢性腎不全を発病し、つぎのいずれかに該当したとき ①慢性腎不全により永続的な透析療法を開始したとき ②慢性腎不全の治療を直接の目的として腎移植手術(自家移植を除く)を受けたとき |
肝硬変 | 被保険者が肝硬変を発病し、つぎのいずれかに該当したとき ①肝硬変により生じた食道静脈瘤または胃静脈瘤が破裂したと医師により診断されたとき ②肝硬変により生じた食道静脈瘤または胃静脈瘤の治療を直接の目的として所定の手術をうけたとき ③肝硬変の治療を直接の目的として肝臓移植術(自家移植を除く)を受けたとき |
糖尿病 | 被保険者が糖尿病を発病し、つぎのいずれかに該当したとき ①糖尿病により糖尿病性網膜症を発病し、その治療を直接の目的としてもうまくまたは硝子体に対する手術を初めて受けたとき ②糖尿病により上肢または下肢に生じた糖尿病性壊疽の治療を直接の目的として1手の1手指以上または1足の1足指以上についての切断術を受けたとき |
高血圧性疾患 | 被保険者が高血圧性疾患を発病し、つぎのいずれかに該当したとき ①高血圧性疾患により生じた大動脈瘤または大動脈解離が破裂したと医師により診断されたとき ②高血圧性疾患により生じた大動脈瘤または大動脈解離の治療を直接の目的として所定の手術を受けたとき |
出典:収入保障保険 じぶんと家族のお守り – オプション | SOMPOひまわり生命
ポイントその4.付帯できる特約にはどんなものがあるか
収入保障保険に限らず、保険には特約=オプションを付けることができます。もちろん、特約を付ければ毎月の保険料が高くなるので、やみくもにつけるのはおすすめできません。
- 家族構成(子どもが小さいのか、ある程度大きいのか)
- 共働きか、どちらか一方が働いているのか
- 持ち家のローンはいくら残っているのか
など、その家の状況によって、必要な特約とそうでない特約は分かれてきます。
収入保障保険を比較検討する際は、以下の点についてもチェックしましょう。
- 自分の家に必要な特約は何か
- 特約を付けるとどれだけ保険料が上がるのか
- 同じ条件になった場合に補償が受けられる別の商品はないか
- 収入保障保険以外にも使える商品、制度はないか
などのポイントを押さえ、事前に確認するといいでしょう。
ポイントその5.保険期間はいつまでか
保険による補償が及ぶ期間のことを保険期間といいます。平たく言ってしまうと「いくつまで年金が受け取れるか」ということです。例えば、保険期間が60歳までとなっていた場合、保険金受取人が60歳になるまで毎月保険料を受け取れます。
収入不能保険の場合、保険期間および保険料払込期間は60歳もしくは65歳までとなっているパターンが多いです。どちらにすればいいのかは、その家庭の状況によって異なります。保険金受取人(例:配偶者=妻・夫)が60歳になっていた時点で、子どもが社会人になっている年齢であれば、60歳を保険期間・保険料払込期間にして構いません。しかし、晩婚だったなどの理由で60歳になっていた時点でも学生である可能性がある場合は、65歳に引き上げるのも選択肢の1つです。
ポイントその6.毎月いくらまで年金が受け取れるか
収入保障保険の保険料は「毎月いくらを保険金として受け取りたいか」によっても左右されます。受け取りたい金額が高ければ高いほど、当然、保険料も高くなるのです。「自分の家の場合、いくらあれば大丈夫か」を考えた上で、保険金として受け取りたい金額を決め、保険料を調べましょう。
現役FPがおすすめする収入保障保険ランキング
1位.収入保障保険キープ/オリックス生命保険
家族をささえる保険Keep[キープ](収入保障保険)|オリックス生命保険株式会社
保険料(30歳男性の場合) | 3,270円 ※ 年金月額は10万円、支払保証期間は1年、65歳満了として計算 |
---|---|
保険料が割引になる制度 | 無 |
保険料払い込み免除特約の有無・要件 | 有 ※ 特約ではなく基本契約として設けられている ※ 対象となる高度障害状態になった場合は、以降の保険料の支払いが免除される |
付帯できる特約 | リビング・ニーズ特約 ※ 追加保険料は不要 |
保険期間 | 55歳、60歳、65歳満期から選択可能 |
年金月額の範囲 | 10万円、15万円、20万円から選択可能 |
収入保障保険キープ/オリックス生命保険をおすすめする理由
この商品をおすすめする理由は
からです。
収入保障保険の中には
- 健康状態
- 喫煙歴の有無
によって、適用される保険料が違う商品があります。
健康状態がよく、喫煙歴もない人であればお得ですが、裏を返せば、健康状態に多少不安があったり、喫煙歴があったりする人にとっては、不利ということです。収入保障保険キープの場合、このような制度は特に設けられていないので、どんな人でも(年齢や性別が一緒なら)同じ保険料で申し込めます。
一方、デメリットとしては
ことが挙げられます。この商品の場合「約款所定の高度障害状態に相当した場合」以降の保険料の支払いは免除されるしくみです。
1.両眼の視力をまったく永久に失ったもの
2.言語またはそしゃくの機能をまったく永久に失ったもの
3.中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
4.胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
5.両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
6.両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
7.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用をまったく永久に失ったもの
8.1上肢の用をまったく永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
出典:家族をささえる保険Keep[キープ](収入保障保険)|オリックス生命保険株式会社
かなり限定的であるため、いわゆる七大疾病などの病気になった場合に、保険料を払い続けていけるかどうかも含めて、加入を検討するほうがいいでしょう。
2位.FWD収入保障/FWD富士生命
保険料(30歳男性の場合) | 3,136円 ※ 非喫煙者優良体保険料率を適用 ※ 3大疾病払込免除特約Ⅱは付帯していない |
---|---|
保険料が割引になる制度 | 有 ※ 血圧値、BMI、喫煙歴により判断 |
保険料払い込み免除特約の有無・要件 | 有 ※ 「3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ」が利用可能。がん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患で所定の状態に該当した場合、以降の保険料の支払いが免除される。 |
付帯できる特約 | 生活支援特則 3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ |
保険期間 | 65歳満期 |
年金月額の範囲 | 10万円 |
FWD収入保障をおすすめする理由
FWD収入保障をおすすめする理由は
- 所定の障害状態・要介護状態でも保険金が受け取れる
- 夫婦同時に死亡した場合は災害割増遺族年金を上乗せできる
ことが挙げられます。
まず「所定の障害状態・要介護状態でも保険金が受け取れる」についてです。生活支援特則を付加すれば、所定の高度障害状態だけでなく、以下の状態に該当した場合でも、保険金が毎月受け取れます。
- 身体障害者福祉法に基づき、1~4級いずれかの身体障害者手帳が交付されたとき
- 公的介護保険制度の要介護1以上に認定されたとき
また「夫婦同時に死亡した場合は災害割増遺族年金を上乗せできる」についてですが、生前に手続きを行っておくことで、遺族年金と同額の災害割増遺族年金が上乗せされます。
一方、デメリットとしては
ことでしょう。
この保険では、健康状態や喫煙歴により、適用される保険料率が異なります。
詳しくは上の図を見ればわかりますが、健康状態に関する質問である
- 血圧が上が140、下が90未満
- BMIが18.0~27.0
を満たせず、さらに1年以内に喫煙歴がある場合は、喫煙者標準体保険料率が適用されてしまうのです。
図表では35歳男性の場合を例にしていますが、30歳男性の場合の保険料は以下の通りです。
適用料率 | 生活支援特則なし | 生活支援特則あり |
---|---|---|
非喫煙者優良体保険料率 | 2,136円 | 3,858円 |
喫煙者優良体保険料率 | 3.110円 | 4,706円 |
非喫煙者標準体保険料率 | 3.135円 | 4.707円 |
喫煙者標準体保険料率 | 4,185円 | 5,717円 |
3位.ネオdeしゅうほ/ネオファースト生命
ネオファースト生命 ネオdeしゅうほ<無解約返戻金型収入保障保険>
保険料が割引になる制度 | 有 ※ 健康体割引特約 |
---|---|
保険料払い込み免除特約の有無・要件 | 有 ※ 特定疾病保険料払込免除特約 |
付帯できる特約 | 障害収入保障特則 高度障害収入保障特則 特定疾病収入保障特則 特定疾病保険料払込免除特則 |
保険期間 | 60歳、65歳満了から選択 |
年金月額の範囲 | 5万円、10万円、15万円、20万円から選択可能 |
ネオdeしゅうほをおすすめする理由
ネオdeしゅうほをおすすめする理由として
- 特則を付けることで、三大疾病になった時でも同額の保険金を受け取れる
- 保険金の一括受け取りにも対応している
の2つが挙げられます。
まず「特則を付けることで、三大疾病になった時でも同額の保険金を受け取れる」についてですが、この保険には「特定疾病保険料払込免除特約」を付帯することができます。つまり、がん、心疾患、脳血管疾患などで所定の状態に該当した場合、それ以降の保険料の支払いは不要になります。
出典:ネオファースト生命 ネオdeしゅうほ<無解約返戻金型収入保障保険>
相応の貯金があったり、医療保険など他の保険から給付を受取れる見込みがあるなら不要ですが、ない場合は検討しましょう。
また「保険金の一括受け取りにも対応している」ですが、保険金の受け取り方は、以下のいずれかを選択可能です。
- 毎月一定額を受取る
- 全額を一時金で受け取る
- 毎月の年金受取と一時金受け取りを組み合わせる
出典:ネオファースト生命 ネオdeしゅうほ<無解約返戻金型収入保障保険>
一方、デメリットとしては
ことでしょう。この商品の場合、適用される保険料率は、以下のいずれかにないます。
- 非喫煙者健康体保険料率
- 喫煙者健康体保険料率
- 標準体保険料率
問題はここからです。「非喫煙者」というのは、血中のコチニン濃度で判定します。そのため、本人はたばこを吸っていなくても、家族や職場にヘビースモーカーがいるなどの理由で、反応が出てしまうことはありうるのです。
4位.収入保険2/アクサダイレクト生命
収入保障保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険
保険料(30歳男性の場合) | 2,550円 ※ 60歳満了、保険金額は10万円、年金支払保証期間は5年として算定 |
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保険料が割引になる制度 | 無 |
保険料払い込み免除特約の有無・要件 | 有 ※ 不慮の事故による障害を直接の原因として、その事故の日からその日を含めて180日以内の保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に、その後の保険料の払込みが免除される。 |
付帯できる特約 | リビング・ニーズ保険金 災害死亡・災害高度障害保険金 |
保険期間 | 55歳、60歳、65歳、70歳満了から選択可能 |
年金月額の範囲 | 5万円~30万円まで(1万円単位で設定可能) |
収入保険2をおすすめする理由
この商品をおすすめする理由は
- 年金月額を細かく設定できる
- 保険期間も長い
の2つです。収入保障保険の場合、受け取れる年金として設定できる保険料は、10万円・15万円などのように5万円単位で決まることが多いです。しかし、この商品の場合、5万円から30万円までの間であれば、1万円単位で自由に設定できます。
また、保険期間は最長で70歳満期まで設定できます。「家族に障害を持つ人がいるので、できるだけ長期にわたって年金を受け取れるようにしたい」など、特別な事情がある場合にも対応できます。
一方、デメリットになるのが
- 特約の種類が少なく、カスタマイズが難しい
- 保険料の払い込みの免除が受けられる条件が厳しい
ことです。まず「特約の種類が少なく、カスタマイズが難しい」について説明しましょう。現状、この商品に設けられている特約は以下の2つだけです。
リビング・ニーズ特約 | 余命6ヵ月以内と判断された場合、死亡年金の一時支払額の全部または一部を生前に受取ることができる |
---|---|
災害死亡・災害高度障害保険金 | 不慮の事故・災害により死亡・高度障害状態に該当したとき、基本保障 (主契約) とは別に一時金を受取ることができる |
また「保険料の払い込みの免除が受けられる条件が厳しい」ですが「不慮の事故による障害を直接の原因として」という条件が加わっています。つまり、こちらの画像にもあるように、同じ「片目を失明した」状態であっても、病気が原因では免除は受けられません。
出典:収入保障保険のシミュレーション | アクサダイレクト生命保険
5位.&LIFE 新総合収入保険/三井住友あいおい生命
&LIFE 新総合収入保障ワイド・新総合収入保障・新収入保障の特徴としくみ | 三井住友海上あいおい生命保険
保険料(30歳男性の場合) | 2,960円 ※Ⅰ型を選択。保険期間および保険料払込期間は60歳満了として算定。基本年金年額は10万円として、収入保障年金および高度障害年金のみを給付対象とする。なお、新保険料払込免除特約は付加しない。 |
---|---|
保険料が割引になる制度 | 無 |
保険料払い込み免除特約の有無・要件 | 有 ※ 新保険料払込免除特約を付帯することで、がん・心疾患・脳血管疾患で所定の状態になった場合に免除が受けられる |
付帯できる特約 | メンタル就労不能障害保障特則 新保険料払込免除特則 |
保険期間 | 60歳、65歳満了から選択 |
年金月額の範囲 | 10万円、15万円、20万円から選択 |
&LIFE 新総合収入保険をおすすめする理由
この商品をおすすめする理由は
ことです。
収入保障保険は、本来は「死亡した場合、遺される家族の生活を守る」のが目的の商品です。しかし、死亡した場合よりも、働けなくなるほどの障害を負った状態で生きていくほうが、家族が負う経済的負担ははるかに大きくなります。そのような事態に備えるための商品として、収入保障保険とは別に所得補償保険や就業不能保険があるのです。
この商品は、どちらかといえば収入保障保険に就業不能保険としての機能を持たせたものと考えるといいでしょう。被保険者が以下の状態のいずれかに該当したときは、年金を保険期間満了時まで受け取ることができます。
出典:&LIFE 新総合収入保障ワイド・新総合収入保障・新収入保障の特徴としくみ | 三井住友海上あいおい生命保険
また、メンタル就労不能障害保障特則を付帯することで、精神疾患が原因で所定の状態になった場合は、一時金(100万円・200万円・300万円から選択)が受け取れます。
一方、デメリットがあるとすれば
ことでしょう。すでに触れた通り、この商品は実態は収入保障保険に就業不能保険としての機能を持たせたものです。