イオン銀行の住宅ローンは何が優れている?住宅ローンの種類ごとに細かく解説!

イオングループの銀行であるイオン銀行の住宅ローンは、種類も豊富なだけでなくいろいろなメリットがあることで有名です。今回は、イオン銀行の住宅ローンは、他の金融機関と比較して何が優れているのかや商品ごとの特徴について詳しく解説していきます。

イオン銀行とは?

株式会社イオン銀行は、イオングループの銀行として2006年5月に設立されました。小売業主体の銀行としては、セブン銀行の次に設立された銀行です。
イオン銀行の特徴として、ミニストップやイオンのほとんどの店舗にATMを設置していることが挙げられます。また、インターネットによる取引が充実していますが、それだけでなくショッピングセンターなどにも有人店舗を設けていることも挙げられます。
このことにより、一般の銀行のように、お客様への対面でのサービスも提供できるのです。

イオン銀行で取引することのメリット

イオン銀行は豊富な商品を提供していて、いろいろな生活に役立つキャンペーンを行っています。以下はイオン銀行と取引することのメリットです。
  • イオン銀行ATMでのイオン銀行キャッシュカードの取引に対する手数料が24時間365日0円であること

イオンの店舗やミニストップにあるイオン銀行ATMからのイオン銀行キャッシュカードを利用した入出金の手数料が、24時間365日0円です。また、ゆうちょ銀行などの提携ATMからの入出金も、平日日中であれば手数料0円で利用できます。さらに、時間外手数料も、最大月5回までであれば無料で利用可能です。

  • Myステージのステージにより特典が受けられること
対象取引の利用に応じてイオン銀行スコアが貯まっていき、ステージが決定されます。Myステージとは、ステージごとに特典を受けられるサービスです。
例えば一番高いステージであるプラチナステージならば、以下の特典が受けられます。他行ATM入出金利用手数料無料回数が月5回、他行宛振込手数料無料回数が月5回、普通預金適用金利が年0.15%(2019年11月10日現在)です。
  • イオン銀行間の振込は手数料無料
イオン銀行間の振込であれば、手数料は24時間365日無料です。また、他行宛の振込もMyステージのランクによっては、最大月5回まで手数料無料です。
  • 店舗窓口が遅くまで営業しているため忙しい人でも来店できる
店舗窓口は一部の店舗を除き、365日無休で夜9時まで営業しています。そのため、仕事帰りでの資産運用やローンの相談にも対応てきます。

イオン銀行の住宅ローンの概要

イオン銀行の住宅ローンは、他の金融機関と比較してもメリットが多い住宅ローンです。ここでは、イオン銀行の住宅ローンについて詳しく解説していきます。

イオン銀行住宅ローンのメリット

保証料が0円

住宅ローンの保証料とは、利用者が住宅ローンの返済ができなくなった場合に、利用者の返済を保証会社に肩代わりしてもらうため支払う料金のことをいいます。基本的に金融機関は、利用者が返済できなくなった場合には債権を保証会社に買い取ってもらい損をしない仕組みになっています。
住宅ローンの利用者側は、保証会社が肩代わりしたからといってもう返済しなくて良いわけではありません。債権者が金融機関から保証会社に移動しただけなので、今度は保証会社に返済する義務が発生します。
イオン銀行の住宅ローンは原則保証会社を利用しないため、保証料は発生しません。

一部繰上返済手数料が0円

一部返済をする時の手数料や、変動金利から固定金利への変更する時の手数料が無料です。一部繰上返済手数料が無料のため、何度でも繰上返済ができます。
ただし、全部繰上返済は、55,000円(税込)の手数料がかかります。

団体信用生命保険料が0円

団体信用生命保険はイオン銀行が負担するため、利用者側の負担はありません。

年0.3%の上乗せで8疾病保障付き住宅ローンになること

8疾病保障付き住宅ローンとは、死亡や高度障害の他にも以下の場合に住宅ローン残高が0円になる住宅ローンです。
ガンと診断された場合
保障開始日(保障は91日目より開始)以降に、初期であっても初めてガンと診断された場合が対象になります。診断給付金が支給された後に完治した場合であっても、診断給付金を返済する必要はありません。
上皮内新生物(大腸の粘膜内ガンや膀胱や尿路、乳管などの非浸潤ガンなど)や、皮膚の悪性黒色種以外の皮膚ガンは保障対象外です。
脳卒中や急性心筋梗塞で所定の状態が60日以上継続した場合
保障開始日(ローン実行日から3ヵ月を経過した日の翌日)以降に、脳卒中や急性心筋梗塞で初めて医師の診療を受けた日から60日以上所定の状態が継続したと診断された場合、診断時点のローン残高相当額が診断給付金として払われます。保障開始日(ローン実行日から3ヵ月を経過した日の翌日)以降に、脳卒中、急性心筋梗塞のため就業不能状態になった場合は、最長2ヵ月間のローン返済額が保険金として支払われます。
脳卒中や急性心筋梗塞の発病が保障開始日前の場合は、保険金は支払われません。
5つの重度慢性疾患(高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)を発病した場合
保障開始日(ローン実行日から3ヵ月を経過した日の翌日)以降に5つの重度慢性疾患で就業不能状態になり就業不能状態が継続した場合、期間中のローン返済額を保険金として最長12ヵ月間支払われます。5つの重度慢性疾患での就業不能状態が12ヵ月間継続した場合は、12ヵ月経過時点のローン残高相当額が債務繰上返済支援保険金として支払われます。

年0.1%の上乗せで8疾病保障付き住宅ローンになること

保障開始日(保障は91日目より開始)以降に、初期であっても初めてガンと診断された場合が対象になります。診断給付金が支給された後に完治した場合であっても、診断給付金を返済する必要はありません。
上皮内新生物(大腸の粘膜内ガンや膀胱や尿路、乳管などの非浸潤ガンなど)や、皮膚の悪性黒色種以外の皮膚ガンは保障対象外です。

イオングループでの買い物がお得

住宅ローンの契約者は限定でイオングループでの買い物が毎日5%オフになります。

店舗は9:00~21:00まで365日年中無休

店舗は毎日9:00~21:00まで365日無休で行っていますので、忙しい人でも店舗で相談や申込みが可能です。

イオン銀行住宅ローンの商品概要

  • 借入金額:200万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 借入期間:1年以上35年以内(1カ月単位)
  • 金利種類:変動金利、ただし、固定金利特約を締結することで特約期間中金利を固定することが可能
  • 利用条件:借入れ時の年齢が満20歳以上満71歳未満で最終返済時の年齢が満80歳未満であること(8疾病保障付住宅ローンまたはガン保障特約付住宅ローンの場合は、借入れ時の年齢が満20歳以上満50歳未満で最終返済時の年齢が満80歳未満であること) 、イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入できること、安定かつ継続した収入が見込めること
  • 資金使途:本人が住む住宅に関する新築・購入資金、増改築・改装資金、住宅ローンの借換え資金、諸費用
  • 借入形態:証書貸付
  • 返済方法:毎月元利均等返済(借入れ金額の50%を上限として6ヵ月毎の増額返済も併用可能)
  • 保証料:不要
  • 団体信用生命保険:イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入
  • 火災保険:借入れの対象となる住宅への火災保険の付保を条件とします
  • ローン取扱手数料:定額型・・利用時に111,000円(税込)、定率型・・利用時に借入れ金額の2.20%(税込 最低取扱手数料 220,000円)
  • 金利変更手数料:無料
  • 一部繰上返済手数料:無料
  • 全額繰上返済手数料:55,000円(税込)
  • その他条件変更手数料:無料
  • その他費用:印紙税、抵当権設定にかかる登録免許税、司法書士報酬等

フラット35の概要

イオン銀行のイオン【フラット35】は、住宅金融支援機構の証券化支援事業を活用した住宅ローンです。全期間固定金利で、現在返済中の住宅ローンの借換え資金にも利用できます。

イオン【フラット35】のメリット

住宅ローンの契約者は限定でイオングループでの買い物が毎日5%オフになります。

イオン【フラット35】の商品概要

  • 借入金額:100万円以上8,000万円以内(1万円単位)、借換えの場合は担保評価額の200%または借換えの対象となる住宅ローン残高のいずれか低い額まで
  • 借入期間:15年(本人または連帯債務者が満60歳以上の場合は10年)以上35年以内、35年以内(1年単位)で、80歳から申込時の年齢+1歳を減じた年数、借換えの場合35年から住宅を取得した当初の住宅ローンの借入れ日からの経過期間(1年未満切上げ)を減じた期間のいずれか短い年数であること
  • 金利種類:全期間固定金利
  • 利用条件:申込み時の年齢が満70歳未満でで安定した収入があること(親子リレー返済を利用する場合は満70歳以上でも可能)、日本国籍を有すること、永住許可を受けていることまたは特別永住者であること、すべての借入れに関して年収に占める【フラット35】を含む年間合計返済額の割合(=総返済負担率)が年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下であること
  • 資金使途:本人が所有して居住する住宅の建築または新築住宅もしくは中古住宅購入資金、本人が所有し本人または親族が居住する住宅の建築資金または新築住宅もしくは中古住宅の購入資金、他金融機関から借入れ中の住宅ローン(公的機関・勤務先からの借り入れを含む)の借換え資金、諸費用
  • 対象となる住宅:住宅の床面積が一戸建て住宅、連続建て住宅、重ね建て住宅の場合は70㎡以上であること、共同建ての住宅(マンション等)の場合は30㎡以上であること、住宅の耐久性などについて住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合する住宅で検査機関による検査を受けたものであること、借換えの場合は【フラット35】の中古住宅の技術基準に適合していること
  • 返済方法:元利均等分割返済、元金均等分割返済のいずれかの方法を選ぶことができます
  • 保証人:不要
  • 保証料:不要
  • 団体信用生命保険:新機構団信または新三大疾病付機構団信に加入
  • 火災保険:借入れの対象となる住宅への火災保険の付保を条件とします
  • 融資手数料:Aタイプ(定率型)は借入れ金額×1.87%(税込)(最低融資手数料111,000円(税込))、Bタイプ(定額型)は55,000円(税込)
  • 担保:融資対象となる住宅およびその敷地に住宅金融支援機構を抵当権者とする第一順位の抵当
    権を設定
  • その他費用:抵当権の設定費用(登録免許税および司法書士報酬等)

イオン【プラス】の概要

イオン【プラス】とは、イオン【フラット35】(90%以内)と組み合わすことによって、建築購入資金の100%まで借り入れできる住宅ローンです。

イオン【プラス】の商品概要

  • 借入金額:100万円以上8,000万円以下(1万円単位)(イオン【フラット35】(融資率90%以内)とイオン【プラス】の併用で建築購入資金の100%まで借り入れすることが可能です)
  • 借入期間:1年以上35年以内(1年単位)
  • 利用条件:イオン【フラット35】(融資率 90%以内)と併せて利用できること、住宅金融支援機構の住宅融資保険の利用が可能なこと
  • 資金使途:本人または親族が住む新築住宅の建設・購入資金、中古住宅の購入資金、セカンドハウスの建設・購入資金
  • 対象外の資金使途:住宅リフォーム資金、イオン【フラット35】以外の借入れとの併用、財形住宅融資との併せ融資、 保留地、借地権、買戻権
  • 借入形態:証書貸付
  • 返済方法:毎月元利均等返済(借入れ金額の40%(1万円単位)を上限として6ヵ月毎の増額返済も併用可能)
  • 保証人:不要
  • 団体信用生命保険:イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入
  • 火災保険:借入れの対象となる住宅への火災保険の付保を条件とします
  • 融資手数料:借入れ金額の1.10%(税込) 最低融資手数料55,000円(税込)、印紙代等は別途
  • 全額繰上返済手数料:残元金に対し1.10%(税込)または1,100円(税込)のいずれか低い金額
  • 一部繰上返済手数料:繰上返済の都度1,100 円(税込)+印紙代200円
  • その他:イオン【プラス】はイオン銀行のインタ-ネットバンキングでの住宅ローンの繰上返済および借入れ情報照会が利用不可

無担保住宅借換ローンの概要

無担保住宅借換ローンとは、公的機関または民間金融機関からの住宅ローンの借換資金のみを対象にした無担保で利用できる住宅ローンです。

無担保住宅借換ローンのメリット

  • 担保設定の必要がないこと

有担保の住宅ローンで担保評価不足による借換ができなかった人でも借り入れできる可能性があります。

  • 毎月の返済やボーナス返済が減らせる可能性があること

金利を下げることと共に返済期間も延長できる可能性があるため、毎月の返済やボーナス返済を減らせるかもしれません。

  • 担保設定をはずせる可能性があること

無担保で住宅ローンの借換ができますので、担保設定をはずせる可能性があります。

無担保住宅借換ローンの商品概要

  • 借入金額:50万円以上1,000万円以下(1万円単位)(借換え対象の住宅ローンの借換え時の残高が上限)
  • 借入期間:1年以上20年以内(1カ月単位)(借換え対象の住宅ローンの残存借入期間に3年を加算した期間が限度)
  • 金利:イオン銀行の基準金利(店頭表示の住宅ローン変動金利)に0.5%を加えた利率
  • 利用条件:借入れ時の年齢が満20歳以上満65歳以下で最終返済時の年齢が満75歳以下であること、原則イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入できること、安定かつ継続した収入の見込めること(給与所得者は勤続2年以上前年度年収250万円以上、個人事業主は事業開始後3年以上前年度所得400万円以上)、日本国籍を有することまたは永住許可を受けていること、現在借入れ中の住宅ローンの返済実績が5年以上あり合わせて直近1年間の返済が遅滞なく行われていること、本人が対象となる物件を所有し融資後も引き続き居住すること、保証会社(株式会社ジャックス)の保証が受けられること
  • 資金使途:公的機関または民間金融機関の住宅ローンの借換え資金
  • 借入形態:証書貸付
  • 返済方法:毎月元利均等返済(借入れ金額の50%を上限として6ヵ月毎の増額返済も併用可能)
  • 保証会社:株式会社ジャックス
  • 保証料:イオン銀行が負担のため不要
  • 団体信用生命保険:イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入(保険料はイオン銀行が負担)
  • ローン取扱手数料:利用時に22,000円(税込)のローン取扱手数料が必要
  • 一部繰上返済手数料(一部繰上返済は元金50万円以上より受付):無料
  • 全額繰上返済手数料:22,000円(税込)
  • その他費用:印紙代、抵当権抹消にかかる登録免許税および司法書士宛報酬等が必要

まとめ

このようにイオン銀行の住宅ローンはいろいろな種類がありますので、自分の目的に沿った住宅ローンを選択することができます。また、商品ごとのメリットもいろいろありますので、お得に借り入れをすることができます。

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