ゴールドカードって本当に必要?持ちたい理由と持たなくても良い理由

これまでのゴールドカードは高収入な方のみ持てる、富裕層の象徴とされる存在でした。

なお、日本ではじめて発行されたゴールドカードは、アメリカン・エキスプレスが発行するアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードです。

そのような経緯もあり、「アメックス・ゴールド」といえば、お金持ちが持っているカードというイメージを持っている方も多いかもしれません。

当記事では、ゴールドカードの必要性について詳しく解説します。これからゴールドカードに申し込みをしようとしている方、一般カードからのランクアップを考えている方はぜひ参考にしてください。

ゴールドカード=富裕層のカードではない

近年、ゴールドカードよりもさらに上のランクにあたるプラチナカード、ブラックカードが発行されています。そのことで、ゴールドカードの審査が通りやすくなり、持つためのハードルは下がったとされています。

しかし、クレジットカード保有している方の80〜90%が一般カードを使っている結果も出ているので、ゴールドカードがめずらしいカードなことは変わりないでしょう。

逆に考えれば、5〜10人に1人が持っているのはゴールドカードなので、「富裕層」でない方もゴールドカードを持っていると想定できます。

そのような方がなぜゴールドカードを保有しているのか?を考えてみると、使い勝手やサービス付帯もそうですが、見栄やステータスという部分を重視している方もいるはずです。

次に、ゴールドカードがどんな目的で保有されているのか、ゴールドカードを持っている方は一体どこに必要性を感じているのかを解説します。

ステータス・信用を表すため

ゴールドカードでよく話題になるポイントとして、ステータスが挙げられます。

すでに解説した「アメックス・ゴールド」は、クレジットカードの利用経験が無い方でも聞いたことはあるという方もいるでしょう。また、「持っているだけで凄いカード」と認識している方もいるかと思います。

たとえば、男性がデートの支払いにゴールドカードを使うと、好感度が上がるという話をよく耳にします。さらに、ビジネスにおいても接待の支払いをゴールドカードですれば取引先の印象が変わると言われることも。これは、接待の場で一般カードよりもゴールドカードを出したほうが、経営面で安定していると判断されることが理由となっています。

さまざまなシーンの支払いをスマートにしたい方は、ゴールドカードを一度体験してみるのがおすすめです。

海外旅行時のサポートが充実している

一般カードと比べてゴールドカードは旅行保険が圧倒的に充実している特徴があります。

その中でも海外旅行保険の差は大きく、一般カードの多くの最高補償額が2,000万円程度なのに対し、ゴールドカードは最高1億円まで補償があるカードもあるほどです。

また、一般ランクは国内旅行保険まで付帯しないものの、ゴールドになれば付帯するというようなクレジットカードもあります。

さらに、ゴールドカードはカードを持っているだけで保険適用される自動付帯であることも多いです。一般カードの場合、カードを使って旅行代金を支払わないと保険適用されない
利用付帯なことが多いので、この違いも大きなポイントとなるでしょう。

そのほかにも、ゴールドカードは家族特約を使えます。家族特約はクレジットカードを持っていない家族にも保険適用されるサービスで、本会員自身が参加しない旅行でも、家族が病気やケガをすれば保険適用が可能です。

一般カードで家族特約が使えるカードはほぼありません。ゴールドカードならではのサービスとなりますし、金額・付帯条件・付帯範囲なども一般カードよりもゴールドカードが圧倒的に優れています。

海外に行く前に空港ラウンジの活用も可能

海外旅行や海外出張、トランジットの合間に空港ラウンジでくつろげることもゴールドカードならではの特典です。

まず、空港ラウンジには種類があります。

・各航空会社が提供している航空会社ラウンジ
・クレジットカード会社が提供しているカードラウンジ

航空会社ラウンジでは、利用者をファーストクラス利用者やプレミア会員などに限定していますが、カードラウンジはお金を出せば一般の人でも利用可能です。

ゴールドカード会員の場合、無料利用できることが多く、カードの種類しだいでは同伴者も無料利用できることがあります。

プライオリティパスに無料登録可能なゴールドカードもある

空港ラウンジは航空会社が自社の優良顧客に対して設置したラウンジで、カードラウンジに比べてサービスの充実度が高いです。

一部有料な場合もありますが、シャワー・エステ・食事・ドリンクなどのサービスを受けることもできます。

そして、「プライオリティパス」に登録すると国内外1000以上の空港ラウンジを利用できるようになります。プライオリティパスはサービスの内容しだいで99ドルから399ドルの年会費が必要ですが、ゴールドカードの中にはプライオリティパスの年会費が無料になる特典を設けたカードがあります。

高額な利用限度額が付与される

ゴールドカードは一般カードと比べて利用限度額が高額に設定されることが多いです。

利用限度額は発行するカード会社やその種類によって異なる部分はあるかもしれません。

しかし、一般カードの平均的な利用限度額が30~100万円以内のことに対し、ゴールドカードであれば100万円以上の金額が設定されることもめずらしくないでしょう。

利用限度額が高額ならば、少し大きな品物を買ったときも安心できます。カード決済をしてみたが限度額が足りなくて現金で支払わなければならないなどのことも避けられます。

また、クレジットカードでは多くがポイントサービスを導入しているので、使えば使ったぶんだけポイントも貯まります。

固定費などの支払いをクレジットカードにまわしたとしても、利用限度額が高ければ買い物も余裕をもっておこなえますし、ポイントも効率良く貯まりやすくなるはずです。

利用状況次第ではさらなる高額設定も可能

利用限度額はカード会社が申込者の支払い能力や信用力で判断して決定します。そのため、ゴールドカードを発行した直後は利用実績が不透明なことから、低めの限度額を設定されることもあるでしょう。

そこで、そのゴールドカードをしっかりと使ってしっかりと支払うことを継続してください。そのうち優良顧客と判断されて、利用限度額を最大限にまで引き上げてくれたり、カード会社からのインビテーションがもらえたりする場合があります。

インビテーションをもらうことで、ゴールドの次のランクになるプラチナカードを入手できる可能性が高くなります。「優良顧客だから、ぜひプラチナカードを発行してもっとクレジットカードを使ってくださいね」というような案内だと思っても良いかもしれません。

実際にプラチナカードを手に入れる目的でゴールドカードを手に入れる方もいるほどですが、自身がゴールドカードのままで良くてプラチナへのランクアップを希望しない場合もあるかと思います。

そのときは、強制ではないのでそのままゴールドカードを継続利用しても問題ないです。

マイルが貯まりやすい

出張の多い方の場合、飛行機代は自らのカードで決済してマイルを貯めているという方もいることでしょう。

そして、ゴールドカードを使えばよりマイルが貯まりやすくなることがわかれば、それは利用者にとってかなりの魅力になるかと思います。

ゴールドカードは一般カードと比較すると、マイル以外のさまざまなポイントにおいて優遇されていることが多いです。たとえばANA一般カードであれば、持っているだけで毎年1,000マイルが貰えますし、ANAゴールドカードになるとさらに増えて2,000マイルになります。

マイレージプログラムを利用される方ですと、1マイルの価値は使う時期や飛行距離によって大きく変わることがわかるかと思います。時に1マイルあたり5円の価値となることもありますから、上記の1,000マイルの差は5,000円分にもなる可能性も出てくるのです。

ANA一般カードの場合、選択コースにもよるもののクレジットカードのポイントからマイルに換算する際に手数料がかかります。しかし、これがゴールドカードになると無料換算が可能になるなど、支払う年会費の分だけ多くのメリットが用意されていることになります。

飛行機を使う機会が多い方であるほどに、ゴールドカードにした方がお得になる割合も大きくなるのです。

ゴールドカードが「いらない」のはどんな方?

ここまでチェックしてきたように、ゴールドカードには多くのメリットがあることがわかりました。

しかし、一般カードを利用する方、そもそもクレジットカードを利用しない方の多くは「ゴールドカードは必要ない」と考えがちですが、その理由を解説してみましょう。

また「いらない」と思う方には、大きく2つの傾向に分かれると思います。

それが、上記で伝えたようなゴールドカードのメリットを「知っている」方と「知らない」方です。

メリットは知っているけれどゴールドカードは必要ない方

メリットを知っているもののゴールドカードは必要ないという方は、単純にメリットが自分の生活の中で活かでない、あるいはデメリットの方が大きいと考えているでしょう。

ステータスも気にしない、旅行に行く機会もそれほど多くない(まったくない)、そのほかにも他で保険に入っているのでカードの保険は使わない、飛行機にも乗らないからマイルを貯めない、などの方であれば、ゴールドカードの必要性は当然ないはずです。
必要ありませんね。

さらに、多少のメリットはあるけれど、その内容が支払う年会費に見合わないという方も多くいるのが事実です。

これらのケースはもっともな意見ですから、今後必要なタイミングができれば自然にゴールドカード以上のカードに申し込むことになるかと思います。

メリットを知らない・よく理解していないからゴールドカードは必要ない方

「ゴールドカードを保有することによって、自分にどんなメリットがあるのかを知らない」もしくは「ゴールドカード=お金に余裕のある方が自身の見栄のために持つもの」と考えている方もいるでしょう。

このような方にとって、ゴールドカードはお金の無駄遣いにしか見えていないと思います。

しかし、中にはメリットを知らないだけで損をしている方もいるのではないでしょうか。クレジットカードのスペックを確認するのが面倒なことを理由に、知ろうとしていない方もいるはずです。

たしかにクレジットカードの年会費や還元率、その他発行会社が用意するさまざまなサービスは複雑なルールで決まっていることも多いので、時間の無い方はそれを調べる労力すら無駄に感じやすいかもしれません。

でも、お得に海外旅行ができたり、ワンランク上の贅沢を経験できたり、ポイントが数倍になって還元されたりするので、知らないのであれば、それは損をしていると言わざるを得ないです。

少しでも興味や関心のある方は、自身と同じくらいの年収・地位でゴールド以上のカードを持っている方に、「なぜゴールドカードを持っているの?」「どんなところにメリットを感じているの?」などと聞いてみてください。

そうすることで、これまで自分の知らなかったメリットが見えてくることがあります

ゴールドカードの入手難易度

ゴールドカードを持ってみたいけれど、審査に通過するか自信がないから一般カードのままにしているという話もよくあるかと思います。

実際にゴールドカードの審査通過難易度はどんな感じなのかを解説していきましょう。

カードによっては審査通過しやすい

ゴールドカードはさまざまなカード会社から発行されています。

しかし、どのカード会社も「こうすれば審査通過しますよ」などの明確な基準の公表はしていません。実際に入手した方の情報などから、ある程度は予想できますが、最終的には
自分の判断でカードを選んで申し込むしかない状況です。

また、ゴールドカードは一昔前まで「一般の方が手に入れることが難しい」などと言われるカードでした。当然ながら、そのイメージを引きずっている方もいるかと思いますが、すでに解説したようにゴールドカードの種類は実にさまざまです。

審査通過難易度が高いカードもありますが、それに対し年会費だけ払えれば簡単に審査通過してしまうものもあります。

個人信用情報が大きなポイント

ゴールドカードは年収が300万円前後の方でも持っているという話は多く耳にします。

年齢制限があったり、そのほかにも申し込み条件があったりするカードですと審査通過は難しいですが、基本的に個人信用情報に金融事故の情報登録がないことは審査通過の大きなポイントになります。

個人信用情報はその人の借金に関する情報が登録されていて、国内に3つある機関で管理。クレジットカードやローンなどの申し込みが入ると、審査担当は情報をチェックして通過可否を決める流れです。

そこで金融事故の情報などの登録がなければ審査通過はそこまで困難ではないでしょう。

しかし、延滞を継続しておこなっている、未払いが残っている、債務整理をおこなっているなどの状態ですと個人信用情報の内容は悪いものとなるので審査通過することは難しいです。

携帯電話の端末料金も含まれる

クレジットカードの審査に落ちた方の中には、落ちる理由が思い当たらないと感じる方も実際にいます。

意外と見落としがちなのが最近主流になった「スマートフォンなどの端末代金の分割払い」で、こちらは実はローンと同じ扱いなのです。

支払いが遅れれば延滞扱いになるため、上記で解説した個人信用情報に内容が登録。そうすることで審査落ちの可能性を高めてしまいます。

これはゴールドカードにかぎった話ではありませんが、クレジットカードを申し込みたいと考えているのであれば、端末代金の支払いをしっかりとおこなっているかどうかも振り返って確認してください。

属性も重視されるポイント

一般カードでは専業主婦やパート・アルバイトなどの方が持ちやすいカードがありますが、ゴールドカードになると本人自身に安定した収入がないと申し込み条件を満たさない場合があります。

正社員であることが申し込みするにあたっての絶対条件なこともありますし、表向きにしていないものの、住居形態や年収、勤続年数などの属性が審査で重視されることもあるでしょう。

これは利用限度額が上がることから、「確実に毎月の利用金額が払えるかどうか」ということ、一般カードと比べて高額になる「年会費をしっかりと払えるかどうか」などのことが理由となってくるからです。

支払い能力がない方にゴールドカードを発行して、「高額な利用限度額を使い切られて支払いをしてもらえない」では、カード会社は損をしてしまうだけです。

まとめ

ゴールドカードの必要性をはじめ、必要に感じない方の理由について解説してきました。

最後に改めて、ゴールドカードのメリットをまとめておきましょう。

・ステータス・信用を表す材料になる
・高額な利用限度額が付与される
・海外・国内旅行時の保険補償金額が大きい
・空港ラウンジが気軽に利用できる
・マイルが貯まりやすい

これまで「ゴールドカードなんて必要ない」と思っていた方も、上記のメリットの中で1つでも気になるポイントがあれば、ぜひ申し込みを検討してみてはいかがでしょうか?

買い物に旅行をこれまで以上に楽しみたい方であれば、1枚は持っていて損することはないはずです。

とさかおみ
とさかおみ
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メガバンクに勤務経験あり。

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