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国内でのLINE普及率は、月間アクティブ数だけで見ても※8,000万人となっていて、数字だけで見ても普及率の高さがうかがえます。
ただ、スマホ決済アプリであるLINE Payになると、登録者数だけで見ても3,000万人と半分以下に減少し、利用している人となるとさらに減少するため、まだまだ発展途上のツールであると言えます。
そこで今回は、そんな「LINE Pay」についてもっと多くの人に知ってもらえるよう、まずはLINE Payの基本概要やメリット・デメリットについて記事をまとめましたので、これから登録や利用していきたい方はぜひ参考にご覧ください。
※LINE株式会社が発表している2019年12月期第1四半期より参照
LINE Payの基本概要
LINE Pay(ラインペイ)は、SNSアプリの「LINE」から合わせて利用ができる決済サービスとなっています。
LINE Payでは、LINEではできなかった支払いの機能はもちろん、送金や出金、割り勘機能、クーポン機能など多機能なLINE Payになっていますので、まずは基本概要から見ていきましょう。
LINE Payの基本スペック
配信企業 | LINE Pay株式会社 |
---|---|
基本料金 | 無料 |
還元率 | 0.5%〜5.0% |
チャージ方法 | 銀行口座/セブン銀行ATM/コンビニチャージ/LINEポイント |
おすすめのクレジットカード | QUICPay付帯のクレジットカード |
その他機能 | 送金機能/出金機能/割り勘機能 |
LINE Payの基本スペックとしては、上記の通りですが、LINE Payの基本機能としては言うまでもなく「支払い」が主となりますので、この機能について、まずは詳しく解説していきます。
LINE Payの支払い方法
LINE Payで買い物をする場合には、LINE Pay残高にチャージした上で、決済を行うか紐付けしたLINE Payカードで支払うか、届いた請求書をもとに支払うかの3つ方法が存在します。いずれにしても、実店舗で使う場合には必ず残高へのチャージが必要になりますので、この点はLINE Payの特徴とも言えるのでしっかりと覚えておきましょう。
それでは3つの支払い方法について見ていきます。
コード決済による支払い
LINE Payで支払う場合に多く利用されるのが「コード決済」になります。これはスマホ決済アプリでは共通の決済方法にもなっていますが、支払い時にLINE Payのバーコードを読み取ってもらうか、店頭のQRコードを読み取ることで決済ができます。
手順としては、以下の通りです。
↓
パスワードを入力してコードを表示する
↓
レジで店頭に画面を提示し、正常に読み取れれば決済完了
手順はとても簡単で、初めてコード画面にいくのが戸惑う方もいるかもしれませんが、1度してしまえば、楽に決済をすることができます。これとは別にLINE Payでは、オンライン決済の加盟店でも利用することができますので、そちらについても見ていきましょう。
オンライン決済の支払い方法
オンライン決済の場合は、コード決済ではなく、ネットショップの決済画面でLINE Pay決済を選択していくことで、LINE Payが起動されるので、その後はコード決済同様に、パスワードを入力してチャージ残高が足りていれば決済を行うことができます。
オンライン決済の支払いは、サイトにより少し手順が異なりますが、やり方はさほど変わりませんので覚えておきましょう。
LINE Payカードでの支払い方法
LINE Payカードは、JCBオンライン決済専用のバーチャルカードと、実店舗で使えるプラスチックカードの2種類が存在します。どちらも、LINE Payから発行の手続きを行い、バーチャルカードは即日、プラスチックカードは2週間前後でカードが送られてきます。また、プラスチックカードの場合、送られてきたカードの裏面に記載の15桁の番号をLINE Payのトップ画面カード表記の箇所をクリックして、「プラスチックカード」に登録する必要がありますので、事前に登録をお忘れなく行なっていきましょう。
では、LINE Payカードの支払い方法ですが、カードとLINE Pay残高は、事前の登録により紐付けされているので、JCB加盟店であればカードで支払うことを伝えて決済するだけで利用が可能です!
LINE Payカードの支払いは事前の登録さえしっかりやっておくことと、残高に気をつけておけばとても簡単ですので、覚えておきましょう。なお、残高チャージの方法は後述している内容になりますので、そちらをご覧ください。
請求書での支払い方法
LINE Payでは公共料金などの届いた請求書の支払いも可能になります。全ての請求書に対して対応しているわけではありませんが、拡大傾向にあるので、コンビニや銀行に行く手間が省け、とても便利な支払い方法になるので活用していきましょう。現在使える請求書払いは以下よりご確認ください。
請求書での支払い方法の手順は以下の通りです。
↓
請求書支払い案内ページの「次へ」を選択する
↓
コードリーダーが立ち上がるので、請求書のコードを読み取る
↓
画面上に請求書の金額が表示されるので、相違がなければ「◯◯円の決済を行う」を選択する
↓
パスワードを入力すれば決済完了
請求書による支払いが上記の手順で、自宅等でできてとても便利になります。
以上3つのLINE Payの支払い方法を用途に合わせてしっかりと利用していきましょう。
残高へのチャージ方法
LINE Payの支払いを行う前には、残高へのチャージが必要になりますので、続いてはそちらの方法についても見ていきます。
LINE Pay残高へのチャージ方法は、以下のような方法があります。
- 銀行口座を登録してチャージ
- セブン銀行ATMから現金チャージ
- ファミポートで現金チャージ
- ローソンで現金チャージ(LINE Payカードでのレジチャージ)
- レジでコード読み取りによる現金チャージ
それぞれ見ていきましょう。
銀行口座を登録してチャージ
スマホ決済アプリにおけるチャージでもっとも定番と言えるのが、銀行口座からのチャージですが、LINE Payでも対応できます。
ほとんどの銀行の口座が登録できるので、お持ちの口座を登録することで、アプリ内でのチャージが可能になります。登録の手順は以下の通りです。
↓
お持ちの口座を選択して規約を読み「同意します」を選択する
↓
入力フォームに従って入力を行い、次へを選択する
↓
各銀行口座の口座振替申し込みページのフォームに従い口座の登録を行う
↓
銀行口座の登録完了画面が表示されれば登録完了
登録は少し手間がかかりますが、5分程度で終わるような作業にはなりますので、事前に行いましょう。続いてはチャージ方法ですが、以下の手順で行います。
↓
登録した銀行口座を選択し、チャージする金額を設定する
↓
暗証番号を入力すればチャージ完了
上記のように口座さえ登録しておけば、簡単にチャージができますので、上記の手順でチャージを行いましょう。
セブン銀行ATMから現金チャージ
セブン銀行ATMからLINE Pay残高へのチャージも可能になりますが、以下の手順でチャージができます。
【LINE Payカードへのチャージ】
↓
「セブン銀行ATM」を選択する
↓
セブン銀行ATMの案内画面から表示を確認して「次へ」を選択する
↓
セブン銀行ATMへLINE Payカードを挿入する
↓
セブン銀行ATM画面から「ご入金」を選択する
↓
チャージしたい金額を入れたらチャージ完了
【QRコードリーダーの場合】
↓
「セブン銀行ATM」を選択する
↓
セブン銀行ATMの案内画面から表示を確認して「次へ」を選択する
↓
セブン銀行ATMトップ画面から「スマートフォンでの取引」を選択する
↓
セブン銀行ATM画面からQRコードを読み取り「次へ」を選択する
↓
スマホに表示された4桁の番号をセブン銀行ATMで入力する
↓
チャージ案内画面が表示されたら「確認」を選択する
↓
チャージしたい金額を入れたらチャージ完了
上記のようにセブン銀行ATMでは、LINE PayカードとQRコードを使った2つのチャージ方法があるので、LINE Payカードを持っている方はカードで、持っていない方はコードでチャージしていきましょう。
ファミポートで現金チャージ
続いては、ファミリーマートに設置してあるファミポートでのチャージ方法になります。
ファミポートのみで完結のチャージではなく、ファミポートでレシート発行の上、レジにてチャージする必要があります。手順は以下の通りです。
↓
「Famiポート」を選択し、姓名とチャージ金額を設定して「チャージを選択する」
↓
ファミポートのトップ画面から「代金支払い」を選択する
↓
次ページの「各種番号をお持ちの方はこちら」を選択する
↓
「番号を入力する」を選択して、LINE Payで表示される受付番号(6桁)と予約番号(11桁)を入力する
↓
ご注文商品一覧が表示されたら「OK」を選択する
↓
レシートが発行されるので、レジへ持っていき金額を支払えばチャージ完了
見てもらうと分かりますが、ファミポートでのチャージは、スマホ、ファミポート、ファミリーマートレジと作業自体は他のチャージに比べると面倒な点が多いのが難点ですが、ファミリーマートを利用される方は覚えておきましょう。
ローソン等で現金チャージ(LINE Payカードでのレジチャージ)
続いては、LINE Payカードを使ったローソンなどでのチャージ方法になります。
こちらは電子マネー等のチャージの行い方と同様で、レジでLINE Payカードにチャージしたい旨伝えて、チャージ金額を伝えて支払うだけで完了します。もっとも定番のチャージ方法になっていますので、その際はローソンを利用していきましょう。
レジでコード読み取りによる現金チャージ
最後は、レジでコード読み取りによる現金チャージの方法になります。この方法は、あまり普及しておらず、使える店舗が限られているため、近隣に店舗がある方のみのチャージ方法と言えます。
方法としては、LINE Payのトップ画面から「+」を選択して、「QRコード/バーコード」を選択すると画面が表示されますので、そちらをレジで見せてチャージ金額を支払えばチャージが可能です。
支払い時と同じ方法でチャージができるので、便利ではありますが、お伝えしたように使えるお店が限られるので、使えるお店は下記から確認していきましょう。
以上が、LINE Payの基本概要についての内容になります。
LINE Payの主となる支払いの機能においては、事前にチャージした上で、コード決済やLINE Payカード、請求書による支払いができますので、覚えておきましょう。
LINE Payはどうお得?
LINE Payを利用するメリットについて続いては見ていきましょう。
LINE Payに備わった以下の特典を利用することでお得に利用することができます。
- 様々な機能と連携している
- LINE Payの利用金額に応じてポイント還元
それぞれ見ていきましょう。
様々な機能と連携している
LINE Payを利用するメリットとして、前述しましたがLINEアプリ内で利用することができるので、LINE Payでの支払い・出金・送金・割り勘機能はもちろんですが、クーポンや外貨両替・家計簿アプリLINE家計簿など多くの機能を利用することができます。
1つのアプリで各機能との連携ができるので、これは他のスマホ決済アプリにはないメリットになっていて、上手く活用することでLINE Payがよりお得になります。
LINE Payの利用金額に応じてポイント還元
LINE Payをお得に使うには、利用金額に応じて受けられる「マイカラー」というポイントサービス制度を利用することで、お得になります。
「マイカラー」は一月の利用金額に応じて利用金額が多いほどより高い還元を受けることができるようになっています。
1カ月のLINE Pay利用金額 | ポイント還元率 | |
---|---|---|
グリーン | 10万円以上 | 2.0% |
ブルー | 5万円以上10万円未満 | 1.0% |
レッド | 1万円以上5万円未満 | 0.8% |
ホワイト | 1万円未満 | 0.5% |
条件は表の通りとなっていて、還元率は0.5%〜2.0%と幅広く最高還元の2.0%は月10万円とハードルは少し高いですが、公共料金などの支払いを行なっていくことで実現も可能になるでしょう。
5万円以上定期的に使うことで、クレジットカードでの高還元と言われる1%還元以上が実現するので、利用のある方はお得になること間違いなしです!
以上が、LINE Payはどうお得?についての内容になります。
お得に使える理由としては、
- 様々な機能と連携している
- LINE Payの利用金額に応じてポイント還元
となっていますので、上手に使いこなすことでよりお得にるスマホ決済アプリと言えます。
LINE Payの上手な活用方法
LINE Payの上手な活用方法としては、まだまた他にも紹介できる特典や機能があります。内容としては以下の通りです。
- LINE Payの送金機能を上手く使う
- LINE Payカードのオートチャージ
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
LINE Payの送金機能を上手く使う
LINE Payには送金機能がありますが、送金・出金を利用するには必ず本人確認が事前に必要になります。本人確認は口座の登録をもって本人確認となりますので、送金・出金機能を利用する際には事前に行なっていきましょう。
送金の機能は、LINEに登録されているユーザー間で送金が手数料無料で行うことができるので、友人間の貸し借りや出張中の家族間への送金など色んな場面で活用することができます。
送金の手順としては、
↓
送金する相手を選択する
↓
金額を入力して「次へ」を選択する
↓
コメントを入力して「送金」を選択すれば送金完了
お金のやり取りがこんなに簡単でいいのかというぐらい、簡単に送金ができるので上手く活用していきたい機能となっています。
さらに割り勘機能では、複数の相手を選択することで、一人当たりの金額を設定し相手に送信することで、相手は「送金」を選択すると、割り勘が簡単にできるので、合わせて覚えておきましょう。
LINE Payカードのオートチャージ
LINE Payカードのチャージ方法については、触れてきましたが、LINE Payカードを利用する場合に「オートチャージ」を活用することでより便利に使うことができます。
LINE Payカードのオートチャージは、事前に設定している場合に自動でチャージがされる仕組みになっていて、以下の手順で設定が可能です。
↓
一番下の「オートチャージ」を選択する
↓
オートチャージをOFFからONに設定する
↓
オートチャージ設定画面が表示されたら、オートチャージ条件を設定すれば完了
オートチャージの設定した条件を満たすと自動的にチャージがされるので、逐一チャージする手間が省けてとても便利になります。LINE Payカードを利用している方は利用していきましょう。
以上が、LINE Payの上手な活用方法についての内容になります。
上手な活用方法として、
- LINE Payの送金機能を上手く使う
- LINE Payカードのオートチャージ
がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
LINE Payのデメリットはある?
最後はLINE Payのデメリットについても見ていきます。
LINE Payのデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- クレジットカードと紐付けしても利用が限られる
内容について見ていきましょう。
クレジットカードと紐付けしても利用が限られる
LINE Payは多機能な面を持っていて、とても便利なアプリになっていますが、スマホ決済アプリでも珍しく、クレジットカードを登録しても決済できる場面が少ないというのが、デメリットとしてあります。
そのため、クレジットカードを介して利用したい方に大きなデメリットとなっていて、今後の改善に期待したいところです。その他の機能に関してはそれほど大きなデメリットはなく、このデメリットに関しても、今後は改善される可能性も高いので、スマホ決済アプリの中でもおすすめはできるアプリと言えるでしょう。
まとめ
LINE Payについて基本概要からデメリットまで解説してきました。
LINE Payは支払い・送金・出金・割り勘機能が使えるアプリとして、多機能なスマホ決済アプリになっています。そんな中でも、支払いの面においては、
- コード決済による支払い
- LINE Payカードによる支払い
- 請求書による支払い
と3つの方法がある中で、事前にチャージして利用する決済になりますので、覚えておきましょう。
その他にもLINE Payの良し悪しを簡単にまとめると以下のようになります。
【お得に使える理由】
- 様々な機能と連携している
- LINE Payの利用金額に応じてポイント還元
【上手な活用方法】
- LINE Payの送金機能を上手く使う
- LINE Payカードのオートチャージ
【デメリット】
- クレジットカードと紐付けしても利用が限られる
最後になりますが、LINE PayはLINEアプリで使えるスマホ決済アプリになっているものの、カードとの連携や多機能との連携により、他のスマホ決済アプリよりもあらゆる面で便利に使えるアプリになっています。
特に国内での利用者も多いLINEですので、その延長線上で支払いなどのツールを利用することができるのは、とても便利ですし送金などの機能を上手く使うことで、より利便性は増すアプリかと思います。LINEは使っていてもLINE Payはまだ、という方はぜひ参考にしてみてください。