【2019年12月】年内最後の優待チャンス?株主優待を受けられるオススメ株10選

3、6、9、12月に権利確定となる銘柄の多い日本。今年も12月末権利確定の銘柄がたくさんあります。今回はその中でオススメを10銘柄ご紹介していきます。

【2019年12月】年内最後の優待チャンス?株主優待を受けられるオススメ株10選

株主優待とは

株主優待とは、株を保有している株主に対して企業が出すお礼のようなものです。株を保有するということは、その企業に対して出資をすることと同じ意味になりますので、出資の見返りに企業が出した利益の一部を株主に還元する、という意味合いになります。株主優待の内容や金額は企業が自由に決めて良いものとなっており、さまざまな企業が工夫を凝らした優待を用意しています。

2019年12月の株主優待を受けるために必要なこと

株主優待を受けるためには、権利確定日の時点で優待をうけるのに必要な条件を満たしている必要があります。

権利確定日とは、企業ごとに「この日に株を保有している人を株主とする」と決める日を言います。今回は12月末に権利確定日を迎える株のおすすめを紹介していますが、これらの優待を受けるためには12月末までに株主となっている必要があります。なお株は購入すればすぐに株主となれるわけではなく、購入から株主となるまでに2営業日かかります。今回で言えば、12月末に株主となっているためには、その2営業日前である2019年12月27日時点で株の購入を済ませておく必要があります。

また、優待をうけるのに必要な条件についても事前に注意が必要です。条件には株数と保有期間の2つがあり、例えば100株以上の保有が必要だったり、6カ月以上の保有が必要だったりと、企業ごとに条件を定めています。せっかく株を購入したのに優待の条件を満たしていなかった、では購入した意味がなくなってしまいますので、条件についても権利確定日までにしっかり確認しておきましょう。

2019年12月に権利確定日を迎えるオススメ株10選

それでは、2019年12月の権利確定日を迎える株の中からオススメを10銘柄、ご紹介していきます。

オススメ優待株その1:フィスコ(3807)

業種:情報・通信
権利確定日:12月末、6月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:自社ウェブサイトのIPOナビ無料クーポン1か月分(6,480円相当)
2,500株以上保有:自社ウェブサイトのIPOナビ無料クーポン3か月分(19,440円相当)
5,000株以上保有:自社ウェブサイトのIPOナビ無料クーポン6か月分(38,880円相当)

フィスコ社は投資に関わる金融情報を発信・提供している企業です。個人投資家が良く使うような証券会社のPCサイトやスマホアプリで確認できる経済ニュースの中にも、フィスコ発信のニュースは多く使われており、投資をやる人でフィスコを見たことのない人はいないでしょう。

そんなフィスコ社の株主優待は、フィスコ社が運営するウェブサイトの無料クーポンです。100株保有するのに20,000円ほどあれば足りますので、それで約6,500円分のクーポンとなりかなり利回りが良いと言えます。株主優待をもらうくらいですから株に関する情報は必要でしょうし、そういった経費を株主優待で賄えるのは大変ありがたいですね。株主優待の中でもかなり人気の高い銘柄となっています。

オススメ優待株その2:クックパッド(2193)

業種:サービス業
権利確定日:12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有(保有期間1年未満):クックパッドプレミアムサービス6ヵ月無料券4枚(本人用1枚、紹介用3枚)
100株以上保有(保有期間1年以上):クックパッドプレミアムサービス1年間無料券4枚(本人用1枚、紹介用3枚)

クックパッド社は、誰もが知るあの料理レシピサイト「クックパッド」を運営する企業です。料理レシピのサイトとしては最大手となります。サイトはレシピを載せるほうも見るほうも無料ででき、サイト自体に掲載される広告で運営が賄われています。またプレミアムサービスと呼ばれる有料会員プランもあります。

そんなクックパッド社の株主優待は、プレミアムサービスを半年または1年間タダで使えるクーポンです。株を持っているというだけで普段は使えない有料サービスがタダで使えると思うととてもお得な感じがしますよね。しかも自分用だけではなくご家族やご友人に渡せる紹介用クーポンもついていますので、周りの方にも大変喜ばれるでしょう。40,000~55,000円ほどで100株の購入が可能ですので、投資金額が少ないわりに良い利回りの優待と言えます。

オススメ優待株その3:ラオックス(8202)

業種:小売業
権利確定日:12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:株主専用サイトもしくは専用カタログにて商品と交換できるポイント1,000ポイント(1,000円相当)
300株以上保有:株主専用サイトもしくは専用カタログにて商品と交換できるポイント2,000ポイント(2,000円相当)
500株以上保有:株主専用サイトもしくは専用カタログにて商品と交換できるポイント3,000ポイント(3,000円相当)
1,000株以上保有:株主専用サイトもしくは専用カタログにて商品と交換できるポイント5,000ポイント(5,000円相当)

ラオックス社は秋葉原発祥の家電量販店を経営しています。今では全国に店舗を展開しており、中国人観光客への免税品販売も収益の大きな柱となっています。

そんなラオックス社の株主優待は、カタログギフト形式で使えるポイントとなっています。ラオックス店舗で扱う全商品とはいきませんが、普段から使える日用品が多くラインナップされておりポイントの使い道に困ることはないと言えそうです。翌年へのポイント繰り越しも可能とのこと。30,000円ほどで100株の購入が可能ですので、コスパよく株主優待を活用したい方におすすめです。

オススメ優待株その4:三光マーケティングフーズ(2762)

業種:小売業
権利確定日:6月末、12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

6回まで使える割引券が1枚。保有株数・保有期間に応じて以下のとおりの内容となる。(有効期限6カ月)
自社店舗にて使用可能。遠方などの理由で店舗を利用できない場合は自社商品との交換も可能。

三光マーケティングフーズ社は様々な飲食店を経営している企業です。つるもちうどんやパスタママ、元祖壁の穴といった麺類のお店から、金の蔵、月の雫、東方見聞録といった居酒屋まで多くの店舗をかかえています。様々なジャンルのお店を出店し、経営がうまくいくジャンルだけを残すような形で事業を展開させており、流行をうまく取り入れた経営を進めています。

そんな参考マーケティングフーズ社の株主優待は、自社店舗で使える割引券です。上記のとおり様々な店舗を経営していますので、自分が食べたいものを選ぶことが出来ますし、家族サービスの機会に使ったり、ご友人と久しぶりのランチタイムに使ったりと幅広く使えます。55,000円ほどで100株の購入が可能ですので、持っていて損はない株となっています。

オススメ優待株その5:AppBank(6177)

業種:サービス業
権利確定日:12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:自社ECサイトor店舗で使える商品券1,000円分 3枚
500株以上保有:自社ECサイトor店舗で使える商品券1,000円分 10枚
2,000株以上保有:自社ECサイトor店舗で使える商品券1,000円分 30枚
5,000株以上保有:自社ECサイトor店舗で使える商品券1,000円分 50枚
10,000株以上保有:自社ECサイトor店舗で使える商品券1,000円分 80枚

appbank社はスマホやゲームに関するグッズを販売している企業です。またゲームを紹介するサイトも運営しており、そこでの広告収入も収益の柱の一つとなっています。

そんなappbank社の株主優待は自社のECサイトまたは店舗で使えるグッズを購入する際に使える商品券です。スマホやゲームは本体だけでなくグッズ類、ガジェット類まで含めて楽しみたいという方には特におすすめしたい優待内容となっています。100株購入にかかる費用が40,000円弱となっていますので少額からの投資も可能ですし、優待内容が段階ごとに細かく設定していますので株式を多めに保有すればその分大きな恩恵を受けられます。

オススメ優待株その6:レナウン(3606)

業種:繊維製品
権利確定日:12月末、6月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:花と実の会特別奉仕会(株主限定優待セール)招待

アーノルドパーマーやDURBANといった有名ブランドを多数抱えるアパレル企業です。働く世代とその家族を中心に人気のあるブランドを多くそろえています。

そんなレナウン社の株主優待は、株主限定のセールへのご招待です。普段は高くて手の届かないような洋服や服飾小物を家族セールレベルの値段で購入できるので、洋服を買う機会の多い家族なら大変お得となる株主優待ではないでしょうか。投資金額も100株購入に15,000円ほどで済みますので、かなりコスパの良い投資と言えるでしょう。もし自分が洋服などあまり買わない場合も、奥様やお子様といった家族やご友人にセール好きの方がいれば大変喜ばれます。この奉仕会は年2回開催されますので、株を保有し続けていれば年に2回のお得なチャンスとなります。12月末に権利確定となった株主は6月開催の奉仕会に招待されますので、夏服や秋服をゲットするのに丁度よいタイミングですね。

オススメ優待株その7:ゴルフダイジェスト・オンライン(3319)

業種:小売業
権利確定日:12月末、6月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:自社サイトクーポン1,000円相当 + ゴルフ場予約割引1,000円相当
300株以上保有:自社サイトクーポン2,000円相当 + ゴルフ場予約割引2,000円相当
500株以上保有:自社サイトクーポン3,000円相当 + ゴルフ場予約割引3,000円相当
1,000株以上保有:自社サイトクーポン4,000円相当 + ゴルフ場予約割引4,000円相当

ゴルフダイジェスト・オンライン社はゴルフに関する総合サイトを運営している企業です。ゴルフを始めた初心者が上手に回れるようになるための情報から、上級者がさらに知っておきたい情報まで日々発信しています。また合わせて新品・中古ゴルフグッズのオンライン販売や、ゴルフ場情報の掲載、さらにはゴルフ場の予約までサイト内で出来るようになっています。ゴルフをする人やゴルフに興味がある人にとって大変便利なサイトとなっています。

そんなゴルフダイジェスト・オンライン社の株主優待はゴルフグッズの購入に使えるクーポンと、ゴルフ場予約時に使えるクーポンのセットとなっています。ゴルフといえばグッズもお値段張るものが多いですし、ラウンド料金もそれなりのため何かとお金がかかります。でもこちらの株を持っていれば、それだけでグッズやゴルフ場代金の割引をゲットすることができます。普段からゴルフをよくやられる方や、接待ゴルフなどで出費がかさんで困っている方に特におすすめの株となっています。株式購入費用は100株購入で約70,000円とそれなりにかかりますが、クーポンの金額を考えると利回りは高いほうではないでしょうか。

オススメ優待株その8:大塚家具(8186)

業種:小売業
権利確定日:6月末、12月末 ※2020年以降は4月末、10月末に変更予定
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有(保有期間6カ月以上):お買い物時 5%オフ券1枚
100株以上保有(保有期間3年以上):お買い物時 8%オフ券1枚
1,000株以上保有(保有期間6カ月以上):お買い物時 7%オフ券1枚
1,000株以上保有(保有期間3年以上):お買い物時 10%オフ券1枚

大塚家具社は高級家具を販売している企業です。数年前より、社長と会長のあいだで会社経営権に関するイザコザがあり、企業としての経営がうまくいかず株価は低迷しています。ただし家具といえば大塚家具、といまだに家具を買い求めに大塚家具へ来店する顧客も一定数おり、顧客離れはあるもののそれなりの収益は出ている状態です。

そんな大塚家具社の株主優待は、お店で使えるお買い物割引券です。残念ながら優待を受けるには6カ月以上の株式保有が条件となるため、今回株主となってもすぐに優待を受けられるわけではありません。ですが今のうちに購入しておけば、来年には割引券を手に出来るようになります。家具は高額なお買い物なのでわずか数パーセントの割引でも金額は大きいですし、近いうちに引っ越しの予定がある方などは今のうちに株主となっておくと良いでしょう。株価が低迷しているおかげで、現時点では20,000円ほどで100株の購入が可能となっています。

オススメ優待株その9:N・フィールド(6077)

業種:サービス業
権利確定日:12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:オリジナルクオカード2,000円相当

N・フィールド社は訪問看護事業を中心としたサービスを提供している企業です。訪問看護の中でも精神疾患を持つ患者向けに特化していたり、また病院から退院した患者向けに賃貸物件の入居支援を行っていたりと独自サービスを展開しています。

そんなN・フィールド社の株主優待はクオカードです。自社サービスの提供ではなくクオカードや共通商品券といったものほうが汎用性が高く使いやすいため、毎月の株主優待ランキングではこういった内容のものが上位にランクインしやすくなっていますが、その中でもN・フィールド社は投資金額のわりにもらえるクオカードの金額が高く、かなり利回りが良いと言えるでしょう。こちらは約70,000円の投資で2,000円分の優待が受けられる計算となります。特定のサービスに限らない優待をゲットしたい方には大変おすすめの銘柄となっています。

オススメ優待株その10:ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)

業種:証券業
権利確定日:12月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有(保有期間1年未満):クオカード1,000円+日本証券新聞デジタル版購読券3か月分
100株以上保有(保有期間1年以上):クオカード3,000円+日本証券新聞デジタル版購読券6か月分
100株以上保有(保有期間2年以上):クオカード5,000円+日本証券新聞デジタル版購読券6か月分
2,000株以上保有(保有期間1年未満):クオカード3,000円+日本証券新聞デジタル版購読券6か月分
2,000株以上保有(保有期間1年以上):クオカード5,000円+日本証券新聞デジタル版購読券12か月分
2,000株以上保有(保有期間2年以上):クオカード11,000円+日本証券新聞デジタル版購読券12か月分

ジャパンインベストメントアドバイザー社は、名前のとおり投資に関する事業を展開している企業です。収益の一番の柱は航空機リース事業で、それ以外にも航空機の部品関連や太陽光発電商品、保険なども取り扱っています。

そんなジャパンインベストメントアドバイザー社の株主優待はクオカードと日本証券新聞の購読券となっています。クオカードが含まれるので、とくに投資に興味のない人でもこちらの株を保有しておきたいと考える人が多く、株主優待として人気があります。100株購入に170,000円ほどの費用がかかるため、残念ながら1年未満の保有では利回りはそこまで大きくないのですが、1年、2年と保有し続けると利回りは大幅に良くなります。長期保有を考える方におすすめの株となっています。

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