3分でわかるFXの仕組み|レバレッジ・ショート(売り)・業者の仕組みをわかりやすく解説!

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FXの仕組みがよくわからないんだよなあ・・・。誰か教えて!

こんな気持ちを持っていませんか?

投資の代表格として、株取引と同様に人気を集めているFX。資産運用を始めようと考えている人であれば、FXを検討している方も多いでしょう。いっぽうで、FXには難解な専門用語も多く、仕組みがよくわからないと感じている方も多いです。

そこで今回の記事では、これからFXを始めようと考えている方に向けて、その仕組みをわかりやすく解説していきます。FXの仕組みが完璧にわかる内容となっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

初心者でもかんたん!FXの仕組み

FXでは専門用語も多く、初心者にとっては仕組みを理解するのが難しく感じられます。ただ、実際には2つの仕組みを理解するだけで、FXの仕組みのほとんどは理解できることになります。

この項目では、そんな2つの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説していきます。

仕組みその① 証拠金とレバレッジ

FXで覚えておきたい1つ目の仕組みは、証拠金とレバレッジです。証拠金とはFX会社に入金するお金のことを指しています。また、FXでは、その証拠金を数倍、数十倍といった具合で大きくすることができます。この証拠金に適用する倍率のことを、レバレッジと呼びます。わかりやすいように、具体的な例で確認してみましょう。

たとえば、証拠金10万円でレバレッジ100倍で取引をする場合の計算式は、「10万円(証拠金) × 10倍(レバレッジ)=100万円」となります。つまり、この取引で100万円の資金を使ってトレードを行うことができることになります。

このように、証拠金とレバレッジの仕組みを使うことで、FXでは本来持っている資金以上のお金を使って取引をすることが可能となります。これによって、通常であれば狙うことができない大きな利益を狙うことも可能となるのです。

仕組みその② 差金決済

FXの2つ目の仕組みとして覚えておきたいのが、差金決済です。差金決済とは、取引の結果として生じた差額のみを決済する方式のことです。わかりやすいように、こちらも具体的な例で確認してみましょう。

たとえば、1ドルを100円で購入し、その後110円になったタイミングで売却したとします。この場合の計算式は、「110円(売却時の1ドル価格)- 100円(購入時の1ドル価格)= 10円」となりますね。つまり、この取引の結果として10円の差額が発生したことがわかります。

差金決済の特徴的な点は、途中で発生したドルのやり取りはいっさい行われないというところです。この取引では、差額として10円が発生しているので、この10円だけを決済するのが、差金決済となります。そして、差金決済の仕組みがあることで、FXではショートという独自の取引手法を利用することができるのです。

差金決済を活かしたショートとは?

通常のFXのイメージは、安い時に買って高い時に売ることで利益を出すという感じだと思います。ショートはその逆で、高い時に売って安い時に買い戻すことで利益を出す手法です。これによって、相場が下落したタイミングでも利益を狙うことができるのです。わかりやすいように、具体的な例で確認してみましょう。

たとえば、1ドル110円の時に1ドルをショートしたとします。そして、その後100円に下落したタイミングで1ドルの買い戻しを行いました。この場合の計算式は、「110円(ショート時の価格)- 100円(買い戻し時の価格)= 10円」となります。つまり、このショートの取引によって10円の利益が出たことになるのです。

このように、ショートの仕組みは活用することで下落相場でも利益を狙うことができます。差金決済の方式が採用されていることで、本来であれば保有していない通貨を売るショートのような手法も、FXでは行うことができるのです。

FXの仕組みについてよくある質問

ここまで、FXの仕組みについて確認してきました。重要な仕組みに絞って解説したので、それほど難しくなかったことでしょう。全体的なイメージはつかむことができたのではないでしょうか。

ここからは、FXの仕組みに関して初心者からよくある質問を確認していきましょう。

①FX業者の仕組みは?

FX業者の仕組みについても、初心者の方からはよくある質問の1つです。具体的にいうと、業者の仕組みのせいでFXで勝てないのではないかという疑問です。

FX業者の仕組みで業者が有利になる点として挙げられるのが、スプレッドでしょう。スプレッドは買いと売りの差額のことであり、この差額分はFX業者の収益となります。そのため、スプレッドが大きい業者ほどユーザーにとっては不利となり、小さい業者ほどユーザーにとっては有利に取引を進めていくことができます。

そのため、FX業者を選定する段階から、スプレッドが小さい業者を選ぶよう心がけておきましょう。それだけでなく、スプレッドは通貨ごとに業者が設けている水準が異なります。自分自身が取引をしたい通貨を基にスプレッドを選ぶことも重要となるので、しっかりと覚えておきましょう。

②FXの借金の仕組みは?

FXでは借金をする可能性があります。上述したように、レバレッジの仕組みを使うことで自己資金よりも大きな金額をトレードで使うことが、その理由です。借金を避けるためには、証拠金維持率を高めに保った状態でトレードを行うことが重要となります。証拠金維持率を低めで取引してしまうと、急激な価格変動に耐えられず、借金をしてしまう可能性が出てくるのです。

後ほど注意点の項目で詳しく解説しますが、こうした証拠金維持率をどれくらいに保つかという点は、資金管理の1つです。資金管理はプロのトレーダーやヘッジファンドも必ず守っている点なので、初心者の方もしっかりと取り組んでいきましょう。

FX初心者におすすめの業者TOP3

ここまで、FXの仕組みについて確認してきました。難解そうに感じるFXの仕組みも、特定の用語をしっかりと覚えるなどすることで、大方は理解することができたでしょう。

ここからは、FXで初心者におすすめの業者TOP3を紹介していきます。今回紹介するのが、どれも信頼性の高い国内業者ばかりです。初心者でも安心してFXを始めることができます。登録が済んでいない人はこの機会にぜひ登録してみてくださいね。

第1位 SBI FXトレード

SBI FXトレードは、金融業界で長年に渡って事業を行ってきたSBIホールディングスが運営するFXサービスです。大手企業の運営だけあって、信頼性は非常に高く、初心者でも安心して取引を行うことができます。

最小約4円からの小額取引が可能

加えて、SBI FXトレードでは最小4円からの超小額取引が可能となっています。具体的には、1通貨単位から取引が可能となっており、ドル円であれば約4円から取引することが可能です。

FXでは資金が少ないことで、始めようか悩んでいる人も多いです。また、初心者の場合、投資に回せる金額もそれほど多くありません。しかし、4円であればどれだけ資金が少ない人でも十分に準備できる金額です。こうした点も、SBI FXトレードが初心者におすすめなポイントの1つです。

スプレッドも業界トップクラスの狭さ

SBI FXトレードはスプレッドも非常に狭くなっています。業界でもトップクラスで、ドル円であれば0.27銭という非常に狭いスプレッドで取引をすることができます。

スプレッドは取引のたびにかかるコストであり、実質的にFXの取引手数料に近い存在です。こうしたコストを抑えて取引できる点も、SBI FXトレードの魅力の1つといえるでしょう。

第2位 DMM FX

DMM FXは国内の大手企業であるDMM.comが運営するFXサービスです。動画コンテンツの配信事業で特に有名ですが、スポーツチームの運営など多角的に事業を展開している企業でもあります。事業基盤が安定しているため、倒産の心配などもありません。初心者の方でも、安心して自分の資金を任せることができるでしょう。

デモトレードが魅力

また、DMM FXの最大の魅力は、デモトレードができる点です。デモトレードとは無料でFXの練習ができるツールのことであり、最長で3ヶ月間みっちり練習をすることができます。

初心者の方であれば、急に本番の取引を行うことに不安を感じている人も多いでしょう。まずはしっかりと準備をしてから取り組みたいという人には、DMM FXが非常におすすめです。

国内口座開設数No.1の使いやすさ

DMM FXは、国内口座開設数No.1の確かな実績を持っています。つまり、多くの人が支持する使いやすさがあるということです。取引を初めて行う人であれば、操作面に不安を感じている人も多いでしょう。DMM FXならこうした心配も不要です。

加えて、DMM FXはサポート体制も充実しています。何かトラブルが起こっても、問い合わせですぐに解決できる点も大きな魅力の1つといえるでしょう。デモトレードでしっかりと練習をしたい方や、サポートや使いやすさを重視する人は、DMM FXをおすすめします。

第3位 ヒロセ通商

ヒロセ通商は、99.9%の高い約定率が魅力の業者です。約定率が高いことで、大事な買い時や売り時を決して逃しません。スキャルピングのような短期トレードを行う方は特に重宝するため、おすすめです。

また、ヒロセ通商は土日にもデモトレードができる業者として有名です。FXは本来であれば土日が休みのため、取引をすることができません。しかし、ヒロセ通商では仮想の取引レートを提供することで、土日にもデモトレードを行うことが可能です。

短期トレードを中心に取引をしたい方から、土日を中心にデモトレードで練習したい方まで、幅広くおすすめできるのがヒロセ通商です。

FXの仕組みを活用した取引の注意点

ここまで、FX取引の仕組みやおすすめのFX業者について確認してきました。理解が深まったことで、実際に取引をしてみたいと感じた方も多いのではないでしょうか。

いっぽう、実際にFX取引をするときには、気をつけておきたいポイントもいくつか存在します。ここからは、FX取引の注意点について確認していきましょう。

①ハイレバレッジのトレードは避ける

FX取引の注意点として、ハイレバレッジのトレードは避けた方が良いでしょう。初心者に特に多い失敗の1つが、急なハイレバレッジのトレードで損失を出してしまう点です。レバレッジはかけたらかけた分だけ利益も大きくなりますが、同様に損失も大きくなってしまいます。

仮にレバレッジ10倍で取引をすれば、利益も10倍になりますが、損失も10倍です。国内では最大で25倍のレバレッジまで効かせることができるので、この場合は損失も25倍と非常に大きくなってしまいます。

こうした点からも、ハイレバレッジのトレードはできるだけ避けてトレードするようにしましょう。取引に慣れるまではレバレッジは5倍〜10倍ほどに止めておき、慣れてきてから徐々に引き上げていくことをおすすめします。

②資金管理を徹底する

資金管理を徹底して行うことも、FXでは重要です。資金管理とは、1度の取引でどれくらいの資金量まで使うかをあらかじめ決めることです。その金額以上は取引で絶対に利用しないよう、徹底しましょう。資金管理は大きな損失を出さないための、基本中の基本ともいえます。

FXではFX業者が定める強制ロスカットがあります。仮に証拠金維持率ギリギリで取引をしていた場合はどうでしょうか。急激な価格変動によって、今日せロスカットが発動し、思わぬ損失を受けてしまう可能性が出てくるのです。

具体的に目安をいうのであれば、1度の取引で利用する金額は証拠金に対して10%ほどがおすすめです。これ以上の資金は1度の取引で運用しないよう心がけましょう。万が一これ以上の資金を運用する場合には、相場の動きに対して絶対的に自信を持てるタイミングに止めておきましょう。

③浅めの損切りを入れる

浅めの損切りを入れることも大事なポイントの1つです。上述したように、FXでは一定水準以上に損失が出ると、強制ロスカットが発生します。浅めの損切りとは、この水準に達するもっと前の段階で損切りを行うことを指しています。

FXで勝つための基本的な考え方として、損を小さく勝ちを大きくというものがあります。これは、仮に10回のうち8回負けて損失が8万円出たとしても、残りの2回の取引で大きく勝ち越して10万円の利益が出れば、合計して2万円の利益となります。つまり、損益のトータルで勝ち越すことが重要となるのです。

そのためにも、浅めの損切りで損失を小さくしていくことは重要なポイントとなります。具体的に目安をいうのであれば、証拠金に対して2%まで損失が出た段階で損切りを行いましょう。機械的に行った方が良いので、ポジション保有時に逆指値注文かOCO注文を活用して損切りを入れると良いでしょう。

④感情的にならないようにする

FXでは感情的にならないようにすることも重要なポイントです。取引経験がある人ならわかると思いますが、大きな損失が出ると怒りや悲しみが込み上げてきて、それを取り返そうと躍起になってしまいますよね。

しかし、感情的になってしまうと、冷静な判断ができなくなってしまいます。エントリーする必要がないところでエントリーをしてしまったり、損切りをしなければいけないのに損切りをしなかったりといった具合です。

こうした事態に陥らないためにも、感情的にならないように常に意識的に取り組んでいきましょう。もし感情的になっていると感じたら、時には相場から離れてみることも重要です。離れることで冷静さを取り戻し、ふたたび正しい判断の基トレードを行うことが可能となります。

まとめ

以上、FXの仕組みについて解説してきました。今回紹介したように、FXでは仕組みを理解することで効率的に取引を行うことができます。また、実際には難解な専門用語も、重要なものだけに絞れば意外と覚えられるものです。仕組みがわかることで、自身を持ってFX取引に臨むことができるでしょう。おすすめのFX業者もわかったことで、すぐにでも取引を始めたいと感じている方も多いはずです。

いっぽうで、実際に取引を行う際にはいくつか気をつけておきたいポイントが存在します。たとえば、初心者なのに急にハイレバレッジの取引をするのは非常に危険ですし、資金管理をおろそかにして証拠金維持率ギリギリで取引をすれば、強制ロスカットによって思わぬ大きな損失を受けてしまう可能性も出てきます。

取引をする際にはこうした注意点に気をつけて、安全なトレードができるよう取り組んでいきましょう。

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