7種類の後払いサービスをご紹介。ネット通販や実店舗で気軽に後払いしたいならコチラ!

現金やクレジットカードがなくてもその場で商品購入ができる後払いサービスがいくつもリリースされています。

今回はその中で比較的多くの店舗で導入されているNP後払い、atone、Paidy、GMO後払い、ATODENE、そしてメルペイスマート払いとバンドルカードについて解説します。

一般的にはNP後払い、atone、Paidyなどが後払いサービスとして知られているのですが、メルカリに備わる後払い機能であるメルペイスマート払いなども非常に便利でありおすすめです。

NP後払い

 

出典:(株)ネットプロテクションズホールディングス

NP後払いの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・(株)ネットプロテクションズホールディングス
  • 請求確定日・・・商品到着後1週間程度で請求書が到着
  • 請求額の通知方法・・・請求書
  • 主な利用できる店舗・・・TAKARA TOMY、adidas、第一園芸、ミドリ安全、ニチレイフーズ 等
  • 利用限度額・・・5万5千円
  • 手数料・・・数百円(店舗による)

「支払い方法と支払い日」

  • コンビニ、郵便局、LINE Payでの請求書払い・・・請求書発行日から14日以内
  • 銀行振込・・・請求書発行日から14日以内 銀行の振込手数料

今一番人気の後払いサービス

後払いサービスとしては大手サービスとなるのがこのNP後払いです。

NP後払いは累計利用者数が1,350万人、そして4万以上のサイトで使うことができ、クレジットカードも手持ちのお金も無いといった際にはまっ先に頼りとなりそうな支払い方法です。

ただし、NP後払いが使えるのはオンラインストアのみとなっています(2019年11月現在)。

「店舗一覧」(一部)

出典:NP後払い

大手ならではの追加機能やサービス

マイページ

大手後払いサービスということもあり、後払い機能以外にもいくつかの便利なサービスを利用することができます。

まずその基本となる「マイページ」は、支払い期限の確認やこれまでの利用履歴のチェック、会員情報の変更といった後払いサービスにおける一通りの機能が備わっています。

NPポイントクラブ

200円の利用ごとに1ポイントが貯まるNPポイントがありますので、NP後払いはただ後払いが出来るだけではなく現金払いよりもお得なのです。

ゲームやアンケートなどを通じてポイントを貯めることができたり、ポイントアップキャンペーンもありますので、単なる後払いサービスとあなどることはできません!

出典:NP後払い

NPポイントクラブ内のショップもやはり後払い

NPポイントクラブにも、お小遣いサイトのようにポイントが貯まる店舗がいくつも掲載されています。

しかもNP後払いが運営してますので当然後払いができるわけです。


出典:NP後払い

LINE Payを使えば自宅から支払いが可能に

支払いはコンビニや郵便局等で行いますが、「LINE Payの請求書払い」でも行うことができます。

LINEをやっている多くの方は、後払いサービスでもこのLINE Payを使えば自宅から支払いができるのです。

ネットで注文し、自宅で商品を受取り、支払いもオンラインで済ませられますので非常に便利。LINE ポイントも貯まりますのでこれを使わない手はありません!

atone(アトネ)

出典:(株)ネットプロテクションズホールディングス

atoneの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・(株)ネットプロテクションズホールディングス
  • 請求確定日・・・当月末
  • 請求額の通知方法・・・翌月3~5営業日に請求書を郵送
  • 主な利用できる店舗・・・小僧寿しEC店、めちゃコミック、Qoo10、ナノ・ユニバース、2nd STREET など
  • 利用限度額・・・5万(利用状況による)
  • 手数料・・・99円(税込み)

「支払い方法と支払い日」

  • 請求書払い・コンビニ払い(Loppi/Famiポート等)・・・20日
  • 口座振替・・・27日

支払いまでに余裕がある!

atoneはNP後払いと同じ会社が運営している後払いサービスです。

NP後払いとの違いについては、支払い期限が翌月となることや、手数料が99円という固定のものとなっていること等です。

支払いについては請求書による支払いの場合翌月20日まで、また口座振替では27日までという具合です。

もし月の初旬にatoneを利用して商品を購入した場合、支払い期限は約40日程度先になるといったメリットがあります。

スマホアプリや消費者還元事業など

このatoneが使える店舗はほぼネットの店舗のみで、店舗によってはNP後払いとatoneの両方が使えるところもあります。

「atoneが使える店舗」

出典:atone

atoneはスマホアプリからも利用が可能で、利用履歴の確認や登録情報の変更、NPポイントクラブの利用などが行えます。

「スマホアプリ」

出典:atone

「キャッシュレス・消費者還元事業制度について」

出典:atone

Paidy(ペイディー)

 

出典:(株)Paidy

Paidyの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・(株)Paidy
  • 請求確定日・・・毎月1日の13時
  • 請求額の通知方法・・・メールおよびSMS通知
  • 主な利用できる店舗・・・BUYMA、DMM.com、CASIOオンラインショップ、EDWIN、湘南美容クリニック など
  • 利用限度額・・・なし

「支払い方法と支払い日」

  • コンビニ、銀行振込・・・翌月10日までに支払い
  • 口座振替・・・翌月12日

分割払いが強味!

Paidyは200万ユーザーを超えNP後払いと並ぶ今主流の後払いサービスです。

Paidyの大きな特徴の1つは、分割払いが可能というもので、数多くの後払いサービスが一括払いしかできない中、Paidyのこの分割払いは非常に頼もしい存在となってきます。

ただ分割払いができるのは指定の店舗に限られますが、記事執筆時点(2019年11月)で約180ストアとなっています。

「分割払いが可能な店舗」

出典:Paidy

 

また利用限度額の上限設定がありませんので、良好な支払いを数多く行うことで限度額をどんどんアップさせることも可能です。

 

国のポイント還元事業にも参加しており、クレジットカード/デビットカード等がなくてもPaidyを利用することで最大5%の還元を得ることができます。


出典:Paidy

支払い期限に注意

Paidyの支払いルールは翌月払いとなっていますが、支払い方法によって翌月10~12日までとなっています。

前月初旬の利用でしたら約1カ月先まで支払いを引き延ばすことができますが、月末付近でPaidyを利用した場合、翌月の割と早い時期に支払い期限を迎えますので、利用する上ではちょっとした戦略を立てるのがPaidyを上手に利用するポイントとなってきます。

GMO後払い

 

出典:GMOペイメントサービス(株)

GMO後払いの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・GMOペイメントサービス(株)
  • 請求確定日・・・商品到着後1週間程度で請求書が到着
  • 請求額の通知方法・・・請求書
  • 主な利用できる店舗・・・三越伊勢丹、アデランス、メガネスーパー等
  • 利用限度額・・・5万5千円

「支払い方法と支払い日」

  • コンビニ、銀行、郵便局、LINE Payでの請求書払い・・・請求書発行日から14日以内
  • ツケ払い(ZOZOTOWN)・・・約2カ月以内

使い方は店舗によって様々

GMO後払いを運営するGMOグループは、金融分野で幅広い事業(証券・ネット銀行・法人決済等)を行っている大手金融・IT関連企業で、その信頼や実績には揺るぎない頼もしさがあります。

最大利用金額は55,000円が標準となっていますが、アデランスのように11万円(税込)まで対応している店舗もあります。

LINE Payの請求書支払いもでき、この場合は49,999円(税込み)まで支払いが可能です。

GMO後払いはまだまだ利用できる所が少ないのですが、ZOZOTOWNにおいて「ツケ払い」(手数料税込330円)という決済サービスがGMO後払いのシステムを利用しています。

そしてZOZOでこの支払い方法を選択すれば支払い期限が約2ケ月後となりますので、非常に安心してZOZOで買い物することができます。

ATODENE(アトディーネ)

 

出典:ジャックス・ペイメント・ソリューションズ(株)

ATODENEの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・ジャックス・ペイメント・ソリューションズ(株)
  • 請求確定日・・・商品到着後1週間程度で請求書が到着
  • 請求額の通知方法・・・請求書
  • 主な利用できる店舗・・・ロハコ、プレミアム バンダイ、日本直販、ベースボールタウン(楽天市場/Yahoo!ショッピング)、スリムビューティーハウス 等

「支払い方法と支払い日」

  • コンビニ・郵便局での請求書払い・・・請求書発行日から14日以内
  • 銀行振込・・・請求書発行日から14日以内 銀行の振込手数料

後払いサービスのプロトタイプ

後払いサービスの多くがこのATODENEのような利用ルールとなっています。

ATODENEは支払いは一括払いのみ、最大5.5万円までの利用限度額、そしてこれまでの利用・支払い履歴の状況や店舗の意向によって限度額が変わってきます。

「利用限度額(税込み)」(例)

  • ロハコ・・・55,000円
  • プレミアム バンダイ・・・162,000円
  • 日本直販・・・54,000円未満
  • ベースボールタウン・・・55,000円
  • スリムビューティーハウス・・・75,600円

使える店舗はそう多くはありませが、ロハコや日本直販といった総合通販ショップで利用することができますので、日常的な買い物においてもATODENEが重宝するようになってきます。

「店舗一覧等」

出典:ATODENE

メルペイスマート払い

 

(株)メルペイ

メルペイスマート払いの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・(株)メルペイ
  • 請求確定日・・・当月末
  • 請求額の通知方法・・・メルカリアプリ内で詳細をお知らせ
  • 主な利用できる店舗・・・全国主要コンビニ、ドラッグストア、飲食店、スーパー等
  • 利用限度額・・・20万円
  • 手数料・・・0~300円

「支払い方法と支払い日」

  • メルペイ残高払い・・・翌月末までにアプリ内で手動で支払い
  • メルペイ残高払い(自動引落し)・・・11日、16日、26日のいずれかに設定
  • コンビニ/ATM払い・・・翌月末までに指定コンビニエンスストアで支払い(手数料300円)
  • 銀行ATM・・・翌月末までにPC、スマートフォン、ATMから清算(Pay-easy使用)
  • 口座振替・・・翌月27日に事前登録した金融機関口座で引落し(手数料300円)

対応商品・利用場所が広範囲な後払いサービス

メルカリアプリ内にある決済機能「メルペイ」で使うことができる後払いサービスです。

利用限度額が20万円(実績値)という本ページで取り上げているサービスで最大の金額を誇り、幅広い店舗で既にメルペイ払い(コード決済)が導入されていることから、様々な利用シーンでこの後払いサービスを利用することができます。

また電子マネーiDにも対応しており、メルペイ・iDいずれかが導入されている店舗で使えるのです。

電子マネーiDとは?便利な後払い決済で使いやすいiDの特徴を詳しく紹介します

本ページで紹介している後払いサービスと言いますと服や本、雑貨などの商品を買いたい時に使うものと思われがちですが、メルペイスマート払いでしたらコンビニ等でコーヒー、タバコ、おにぎり、弁当など実に多くの商品を後払いで済ませることができるのです。

メルペイスマート払いの注意点

支払いは一括払いのみであることや、ほぼ実店舗でしか使えないことなどがあります。

限度額20万円については、やはり利用実績を積まないとこの額には到達しません。

ただ支払いについては、2020年より分割払いを実施する予定となっており、これが実現されますと更にその利便性が高まってくることとなります。

出典:日本経済新聞

VANDLE CARD(バンドルカード)

 

出典:(株)カンム

バンドルカードの概要

「基本情報」

  • 運営会社・・・(株)カンム
  • 請求確定日・・・当月末
  • 請求額の通知方法・・・専用アプリ
  • 主な利用できる店舗・・・国内外のVisa加盟店
  • 利用限度額・・・5万円

「支払い方法と支払い日」

  • コンビニ払い(コンビニ端末等)、銀行振込(ネット銀行)、銀行ATM・・・翌月末まで

ポチっとチャージ

バンドルカードとは、Visaブランドのプリペイド式カードのことで、基本的にはクレジットカードを持っていない方が自身でお金をチャージしてカード払いのようにネットショッピングや実店舗決済が行えるものです。

このカードにはポチっとチャージというものがあり、自前でチャージをしなくてもバンドルカードへお金を借り受けて利用することができるものです。


出典:バンドルカード

利用できる金額は3千円~5万円で、利用実績に応じて限度額が変動します。支払いは翌月末日までにコンビニや銀行振込等から行います。

メリットや注意点

メリット

Visaのカードであることから国内外のVisaが使える膨大な店舗で利用できるのが大きなメリットです。

また後払いを利用しない場合でも自分でチャージして利用できますので、セキュリティが気になるオンライン店舗ではこのバンドルカードでまずは試してみるといった使い方ができます。

注意するポイント

ポチっとチャージには以下のようなチャージ手数料がかかります。

出典:バンドルカード

なかなか無視できない手数料額となっています。後払いチャージをしましてもその全額を利用することができないことに気を付けておかなければなりません。

Expert
最大5万円チャージした場合、その1,830円の手数料はチャージ額の約3.5%に相当し、最低額3千円ですと手数料510円は17%分にもあたります。

まとめ

 

後払いサービスは様々な種類のものが存在していますが、概ねどのサービスにおきましても最大5万円程度の利用限度額で、支払いは請求日から14日以内か翌月末までとなっています。

またそれぞれに細かなルールの違いもありますので、別記事などを参考にうまく利用できるようになれれば幸いです。

以下に各後払いサービスのポイントにあたる部分を簡潔に挙げておきます。

  • NP後払い・・・実績豊富、ポイントサービスが充実
  • atone・・・支払いが翌月、ポイントサービスあり
  • Paidy・・・分割払い可能(一部店舗のみ)、支払い期限に注意
  • GMO後払い・・・使える店舗は少ないがZOZOTOWN「ツケ払い」なら支払いは2カ月後
  • ATODENE・・・後払いサービスの典型
  • メルペイスマート払い・・・利用限度額・利用場所・利用目的など幅広く対応
  • VANDLE CARD・・・Visaカードと後払いが利用できるもチャージ手数料に注意

*参考記事

後払いサービスは手軽で便利。今利用者急増中の後払いサービスについて詳しく解説します。

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