自動車保険の保険料を抑える選び方!3つのポイントを押さえて賢く加入する

自動車保険が必要な訳

「自動車保険の選び方は?どんな点に着目すれば良い?」

自動車を利用している方なら、ほぼ必ず加入していると言えるのが自動車保険でしょう。必要性が高い保険になっているので、新しく車を買い替えたり、保険の見直しを行おうという機会を迎える方も多いはずです。

しかし、自動車保険なんてどれも似たようなものと、自動車保険を何となくで選んではいませんか?実は、自動車保険には多種多様な商品が存在しており、商品によって特徴・特性が存在しています。

なので、今回は「自動車保険と選び方」という観点から

  • 自動車保険が必要な理由について
  • 自動車保険を選ぶ時に意識したいポイント
  • 自動車保険の各補償とその必要性

という点を解説していきたいと思います。まず、はじめに自動車保険を選ぶ時に、最低限理解しておきたい「自動車保険がなぜ必要なのか?どんな保険で、どんな点に着目するべきか?」という点について、自動車保険の必要性という観点から解説していきます。

自動車に関する保険は大きく分けて2種類

まず、はじめに自動車を一度でも購入した事がある方は、自動車保険には2種類存在している事をご存知だと思います。その2種類とは「強制保険」と「任意保険」です。

自賠責保険

強制保険というのは、名前の通り自動車を利用するなら、必ず加入しないと保険の事を指しています。保険会社で契約するものは、自動車損害賠償責任保険という名称で、共済で加入したものは自動車損害賠償責任共済という名称です。

ただ、実際はこのような長い名前で呼ばれる事はあまり多くありません。一般的には、強制保険は「自賠責保険」と呼ばれています。

自賠責保険の歴史を遡ると、昭和30年に制定された法律の自動車損害賠償保障法というものが元になっています。自動車事故の被害者保護等を目的としたルールの事で、ここに自賠責保険に関するルールも定められています。

自動車損害賠償保障法では、自賠責保険に加入してない状態で自動車を利用する事は禁止されています。これを破ると、1年以下の懲役・50万円以下の罰金が科せられる事になっています。つまり、法律的に強制力があるものになっています。

ただ、自動車損害賠償保障法が「被害者の保護」を目的に作られたのと同じように、自賠責保険の補償内容もかなり保護を優先したものになっています。

自賠責保険の補償内容をチェックしてみると、死亡・後遺障害最大3,000万円(常時介護の場合は4,000万円)、傷害最大120万円となっています。また、後遺障害についてはその重大さによって区切られており、級によって受けられる補償も異なってきます。

車両保険や人身傷害補償保険と言った加入者に対する補償はありません。自賠責保険が出来た経緯についても、補償内容を見ても被害者の保護を目的としている事が分かると思います。

任意保険

任意保険は、上記したような強制力のある保険とは違い「法律的には」加入してもしなくても良い保険になっています。任意保険が、一般的に保険会社で契約するような自動車保険を指しています。

自賠責保険が被害者の保護を目的としている事に対して、任意保険はかなり多種多様な補償が用意されており、対人賠償保険・対物賠償保険・車両保険・人身傷害補償保険・弁護士費用特約・ロードサービス等様々な補償を受ける事が可能になっています。

任意保険は加入者に対する補償も手厚くする事が可能になっており、自分が加害者になっても被害者になっても補償を受ける事が可能になっています。

保険を選ぶ前に押さえたい任意保険の必要性

この記事では「任意保険(自動車保険)の選び方」についてご紹介しますが、その前にしっかりと押さえたいのは任意保険の必要性です。

基本的に、保険というのは保険料を支払えば、支払うほど手厚い補償を受ける事が可能になっています。ただ、加入者の観点になった時に、出来るだけ安い保険料で加入したいというのが実情です。

そのため、自動車保険を選ぶというのは「要らない補償を出来るだけ省く」という点も欠かせません。ただ、任意保険は自賠責保険と同じくらい必要性の高いものになっています。

自賠責保険は被害者への保護を重要視していますが、付け加えるとすると「被害者の最低限の保護」しか行なえません。つまり、自分が加害者となった場合の被害者への賠償も、自賠責保険のみではカバー出来ない可能性が高いです。

自動車事故と言っても賠償責任は、ケースによって大きく異なります。ただ、死亡・後遺障害が残ってしまった場合は「数千万円」規模の賠償金が必要になる事は少なくありません。

また、被害者の収入が高額であったケースでは、逸失利益(本来得られるはずだった利益)によって数億円規模の賠償金が必要になる事もあります。(実際に、被害者が医師で逸失利益によって5億円以上の賠償金になったケースも)

もちろん、このような高額な賠償金を自賠責保険のみで補償する事で出来ません。しかし、任意保険なら対人賠償保険で、このようなケースを補償する事が可能になっています。

保険料というのは、保険を選ぶ時に重要な要素になっていますが、そもそも自動車保険は必要性の高い保険になっているので、保険料が多少高くなってもしっかりと補償するという点を意識しながら、選びたい保険になっています。

自動車保険の選び時に押さえたい3つの点

自動車保険の必要性についてしっかりと押さえた所で、本題である自動車保険の必要性について解説していきたいと思います。ただ、選び方と言っても様々な観点があるので、その中でも重要な以下のような

  • 保険料を最も左右する要素
  • 通販型・代理店型どちらにするべきか
  • 特約は必要なのか?

3つのポイントに絞って解説していきたいと思います。

1つ目のポイント 「保険料を左右するのはコレ」

まず、大前提として今回は選び方という点について解説していきますが、基本的には出来るだけ保険料を抑えて加入したいという要望の方が多いと思います。

ただ、そもそも自動車保険の保険料というのは、加入者の選び方云々で決められない要素も多いです。というのも、自動車保険の保険料を左右するのは、補償内容といった加入者が選べる観点はもちろん

  • どんな車両?
  • 等級による割引率は?
  • 事故有係数・無事故係数なのか?

という要素で非常に変化するのです。上記したような要素は、加入者が保険の加入時に自由に選ぶことは出来ません。

車両の時価というのは、保険会社の自動車保険車両標準価格表(単価表)を元に保険会社によって上限額が設定されますし、等級によって割引率も大きく変化します。

また、保険事故がここ数年で発生したのか?という点によって、事故有係数・無事故係数のどちらが適用されるか?はノンフリート等級別料率制度によって既に定められており、こちらも加入者によって選べる領域ではありません。

もちろん、加入者が選べる要素はいくつか存在していますが、そもそも自動車保険は選べない要素によって保険料が変化しやすいと言う点を押さえておくと、自動車保険に加入する際に参考になると思います。

2つ目のポイント 「通販型・代理店型どちらが正解?」

自動車保険の保険料を左右するポイントとして、まずはじめに着目したいのは「通販型と代理店型のどちらが正解なのか?」という点でしょう。

自動車保険に限らず、保険に加入する際にまず選択しないといけないのは、自分で直接契約する通販型(ダイレクトと呼ばれる事も)か、代理店の人と相談しながら契約する代理店型です。

保険料が安いのは通販型

結論からご紹介すると「コスト」の観点から見た時に、保険料は「通販型」の方が安いと言えるでしょう。

当然ですが、保険の代理店というのは営利目的で運営されています。その代理店がどこから利益を出しているのか?というと、保険の契約が決まった時に発生する手数料から利益を出しています。

代理店を利用しても、代理店にお金を支払っている感覚はないかもしれませんが、どうしても代理店を通した自動車保険では、保険料に代理店の手数料分も含まれています。

一方で、通販型の場合は電話やWEBサイトから直接契約する事になるので、代理店のように手数料が引かれる事はありません。このような点を考慮すると、保険代理店の方が保険料が全体的に高くなるのです。

代理店にもメリットがある

ただ、保険料の観点から見た時に通販型が優れているのは確かですが、一概に代理店が優れていないとは言えません。何故なら、代理店には担当者と相談出来るという大きなメリットがあるからです。

通販型であれば、WEBサイト等を利用して必要な補償の選定から、見積もりまで全て自分で行わないといけません。一方の代理店なら、このような作業を保険に詳しい人と相談しながら、選んでいけます。

そのため、保険に不慣れな人や見積もり等が面倒くさいと感じる人は、代理店を利用するのも1つの選択肢であると言えるでしょう。

しかし、その分同じ補償内容なら通販型の方が安いケースが多いので、しっかりと自分で選んでいきたい・出来るだけ安い保険料が望ましいというケースでは、通販型を選択するのが正解です。

通販型・代理店型というのは、何も保険の種類の事ではありません。「保険に加入するまでのプロセス」の話であり、これは自動車保険に限らずどんな保険でも、選択を迫られるものになっています。保険料を左右する要素なので、自分に合っていると思う方を選択しましょう。

3つ目のポイント「特約の必要性は?」

次に、特約の必要性という点についてもご紹介していきたいと思います。保険に加入すると、様々な補償を受ける事が可能になり、それが目的で保険料を支払います。

補償の特徴によって商品を選択するという方も少なくない中で、何らかの保険に加入する際に必ず加入しないといけないのが「主契約」と呼ばれる部分です。主契約が、その保険・商品の基礎であると言っても良いでしょう。

一方の特約というのは、その主契約にプラスして補償を付け加えるものです。つまり、特約に関しては付帯する・しないも加入者の自由で、オプションのようなものになっています。

自動車保険では、以下のような特約を付帯出来る事が多いです。(商品によってバリエーションには、差があります)

  • 弁護士費用特約
  • 車両新価保険特約
  • 代車費用特約
  • 個人賠償責任保険特約

名称については、商品よって若干の違いがありますが、基本的には上記したようなものにプラスして、いくつか商品によってはユニークな特約が存在しているケースが多いです。

特約については、結論から解説すると基本的には必要がないと言えます。もちろん、中にはニーズとマッチしており、魅力的に見える特約も存在していると思います。

そのような特約を付帯するのは何も問題ではありませんが、特約を付帯すると保険会社目線で見た時に、補償するべき点が増えるのでもちろん保険料というのは高くなります。コストの面で考えた時に必要性が低い事が多いので、基本的には必要無いでしょう。

自動車保険の補償と必要性について

これまで、自動車保険の必要性や自動車保険の選び方についてご紹介しました。最後に「自動車保険で最低限必要な補償は?」「対人賠償保険・対物賠償保険の保険金はどのくらい必要?」という点について解説していきたいと思います。

自動車保険で最低限必要な補償

自動車保険には商品によって様々な補償が存在していますが、どの商品でも補償が付帯されており、必要性が高いと言える「必要最低限」の補償は、以下のような補償が挙げられます。

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 人身傷害補償保険
  • 車両保険(車両による)

まず、はじめに大前提として、自動車保険において最も必要性が高いのは「対人賠償保険」「対物賠償保険」であると言えます。賠償関連の補償というのは自動車保険の重要な要素であり、最低限必要であると言えるでしょう。

また、車に乗っている時に死傷した際に保険金が貰える人身傷害補償保険も必要性が高いです。自動車事故が発生した場合は、加害者・被害者とも死傷するリスクが存在しているからです。必ず、付帯しておきたい補償です。

上記したような保険は、車を運転するなら必ず掛けておきたい補償になっています。車両保険に関しては、車両によって大きく変化すると言えるでしょう。

車両保険というのは、ある程度の時価を保険会社が決めて上限額を設定するので、例えば年数が経った車の場合はかなり低い上限まで設定出来ないケースが少なくありません。(プレミアム価格等は反映されません)

そのため、必要・不要というのは車両によって大きく変化すると言えるのです。ただ、軽自動車であっても新車の契約の際は、まず加入しておいて損はないので、車両の時価と考慮しながら加入の有無を決断すると良いです。

保険金の設定はどのくらいが適切なのか?

先程、自動車保険で最低限必要な補償についてご紹介させて頂きました。その中でも、対人賠償保険・対物賠償保険・人身傷害補償保険と言った3つの補償については、加入者が自ら保険金の上限を設定出来るケースが多いです。

なので、これから最低限どのくらいの保険金を掛けておくべきなのか?という点について、詳しく解説していきたいと思います。

対人賠償保険と対物賠償保険の保険金

自動車事故と言っても、賠償金の額面は本当にピンからキリまで存在しています。人の生死について、金銭的な面のみで考慮した場合、同じ1人の死亡であっても賠償金というのは大きく変化してくるのです。

冒頭でもご紹介しましたが、数億円の賠償金が必要になるケースも存在しています。ただ、一般的な死亡・後遺障害の場合は、数千万円程度で収まる事も少なくなく、このような観点から対人賠償保険を1~3億円程度に設定しているという保険も多いです。

ただ、対人賠償保険に関しては本当に被害者の状態によって、賠償金が大きく変化するので出来るだけ高額・ベストは無制限のものを掛けておくのがおすすめです。

また、同じような賠償関連の補償である対物賠償保険に関しても、同じような事が言えます。事故というのは、突発的に様々な要因が重なって発生するものであり、予め予想する事が困難です。

その分、対物に関しても損害の規模を把握する事は難しいです。例えば、植木鉢を倒してしまったというケースにおいては、それほど大きな損害は想定出来ません。

しかし、もしもその植物が「高額な盆栽」であった場合はどうでしょうか?事故で庭で突っ込んでしまい、数百万円程度の盆栽を壊してしまう事も十分に考えられます。

もちろん、上記のようなケースは稀です。ただ、医療費であればこの病気ならこのくらいの治療費と想定した保険金を組む事が可能ですが、事故というのは上記のような予想もできない損害を与えてしまう可能性があります。

そのため、対物賠償保険に関しても出来るだけ高額、ベストは無制限のものに加入しておくと安心です。

人身傷害補償保険の保険金

人身傷害補償保険というのは、基本的に車に搭乗中に死傷した場合に保険金が入ってくる保険になっています。ただ、この補償に関しては、上記した対人・対物賠償保険と性質が異なります。

上記した賠償関連のものは、損失がどのくらいになるのか?という点をはっきりさせる事は難しいですが、人身傷害補償保険は自分に対する補償なので、予測できないような損害が発生する事はありません。

生命保険等で別途死亡保障を確保しているなら、3,000万円程度で十分に事足ります。人身傷害補償保険に関しては、事故で死傷した場合にどのくらいの保険金を残しておきたいか?という点を考慮して、保険金を設定しましょう。

まとめ

自動車保険(任意保険)の必要性

  • 自賠責保険と自動車保険の違いを押さえる
  • 自賠責保険のみでは不十分
  • 多少保険料が高く感じても、しっかりと賠償関連の補償は必要

自動車保険の選び方

  • そもそも予め決まっている要素も大きい
  • 相談するなら代理店、コストなら通販型
  • 必要性が高くないなら基本的に特約は必要ない

自動車保険で最低限必要な補償

  • 対人・対物賠償保険
  • 人身傷害補償保険
  • 車両保険
  • 保険金の設定を適切に行う

今回は、自動車保険の選び方というテーマで、自動車保険の必要性高さと選ぶ時に注意したい点、自動車保険の様々な観点から見た選び方、自動車保険で最低限必要な補償という点についてご紹介しました。

自動車を維持するには沢山の費用が掛かる中で、保険だけでも出来るだけ保険料を抑えたいという方は少なくないと思います。ただ、自動車事故が発生するリスクはどんな人にも存在しているので、保険料とのバランスを考慮して、しっかりと補償を行える保険に加入しましょう。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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