Wechat Payの加盟店ならお店の宣伝ができる!Wechatアカウントの活用方法。

SHARE

Wechat Payの加盟店になれば、Wechatのアカウントを活用してお店の宣伝をすることができます。

そのお店がどんなに商品やサービスで優れていたとしても、お店の存在を知ってもらわなければ利用してもらうことができません。

1人でも多くの人達に、まずはお店を知ってもらうためには、効果的な宣伝・広告を行っていくことが必要です。

訪日外国人の中でも、とくに著しく増加している中国人訪日客を狙ったインバウンド対策が注目される中、Wechat Payの導入を検討している店舗は多いでしょう。

そこで、今回はWechat Payの直接の加盟店になることで、利用できる宣伝・広告機能について解説していきます。ぜひ、お店の今後の発展にお役立て下さい。

Wechat Payの加盟店になる

中国の2大決済サービス、AlipayとWechat Payの導入がインバウント対策として注目されています。

大手企業を筆頭に、最近では地域や店舗の規模を問わず中国のスマホ決済への対応が急がれているようです。

Wechat Payを取り扱う代理店や決済事業者は数も多く、経営者の皆様はどの業者から導入すればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

Wechat Payの導入方法

Wechat Payを導入する方法は大まかに2通りあります。

Wechat Pay代理店で申し込む

1つは、Wechat Pay代理店にて加盟店の申し込みをする方法です。代理店を通しWechat Payと直接契約を結ぶ方法です。

この場合は、Wechat Payの直接の加盟店となることができます。

Wechat Payと提携している決済サービスを導入する

そして、もう1つの導入方法とは、Wechat Payと提携している決済サービスを導入する方法です。

提携している決済サービスには2つのタイプがあります。

主軸となる決済アプリに追加されている

例えば、LINE Payを導入すればWechat Payが利用できます。また、PayPayでもAlipayやKakao Payなどの海外決済が利用できるようになります。

この場合、主軸となる決済サービスを使って間接的に加盟店となるため、利用できるWechat Payのサービスには限界があります。

マルチ決済アプリに含まれている

マルチ決済アプリとして、複数の決済サービスをセットで導入することも可能です。マルチ決済アプリは、決済事業者が複数の決済サービスを組み合わせて、その業者の1つのアプリとして提供しています。

この場合も、あくまでもその業者が提供するマルチ決済アプリの加盟店なるわけであって、基本的に海外の決済サービスの直接の加盟店になるわけではありません

※マルチ決済サービスの業者によっては加盟店登録が個々にできる場合もあります。
Woman
代理店で直接の加盟店になる場合と、提携している決済サービスを導入する場合と何が違うの?
Expert
加盟店になるということは、その決済サービスの加盟店会員としてアカウントが作成できる点が大きく異なります。つまり、加盟店になれば会員用のサイトにアクセスできるということです。
では、両者の違いをわかりやすくするために、まずは提携している決済アプリでは、どのような仕組みで海外の決済サービスが利用ができるのかを解説していきましょう。

 

提携している決済アプリとは

海外の決済サービスと提携している決済アプリとは、LINE PayやPayPayのように、海外の決済サービスを受け付けることができる決済サービスのことです。

LINE PayとWechat Payの提携

LINE PayはWechat Payと提携しており、2019年8月からLINE Payの加盟店にてWechat Payが利用できるようになりました。

どういう仕組みで利用できるのかを解説していきましょう。

➀LINE Payの加盟店になる

まず、Wechat Payを店舗で利用するためにはLINE Payの加盟店になる必要があります。

LINE Payの加盟店申し込みの際にWechat Payも一緒に申請することができます。

Wechat Payが利用できる条件

LINE PayでWechat Payが利用できる条件がいくつかあります。(ただし、今後は改善される見込みもあります)

  • Wechat Payユーザーが現金をチャージして支払う場合
  • 店舗でQRコードを提示する場合

以上の条件において、Wechat Payでの決済が可能となります。

②LINE Payを使って決済できる

LINE PayのQRコードのサインに、Wechat Payのロゴが追加してあります。

LINE Payの加盟店は、LINE PayのQRコードを使ってそのままWechat Payの決済が可能となります。

合算の売り上げとして、Wechat Payで決済した分もLINE Payのシステムで管理していくことができます。

Wechat Payが利用できる決済アプリ

LINE Pay以外でも、Wechat Payが利用できる決済アプリはいくつかあります。

など・・・

Wechat Payが利用できる仕組みや、契約形態はそれぞれ事業者によって異なります。

提携している決済アプリでは不十分?

代理店で直接加盟店の申し込みをするのではなく、提携している決済アプリを利用する場合、インバンド対策としては十分だとはいえない部分があります。

簡単に導入できるのは便利

国内の決済サービスに合わせて、海外の決済サービスの導入が可能となるのは確かに便利です。

なぜなら、ほとんどの海外決済サービスは完全な日本語版がありません。日本語で表示されたシステムを利用できるのであれば操作も簡単です。

とくに、スマホ操作に馴れていない方や、QRコード決済の利用が不安な方にとっては、日本の決済サービスでそのまま使えた方が安心かもしれません。

複数をまとめて管理できる

また、複数の決済アプリを1つのアプリにまとめて操作・管理できる点も手間が省けて助かります。

しかし、直接の加盟店として登録できない場合は、加盟店のメリットを最大限に活用することができません。

アカウント登録ができるかどうか

Wechat Payなどの海外決済を導入する場合には、その決済サービスの加盟店としてアカウント登録ができるかどうかを確認することが大切です。

一般的に、海外決済の直接の代理店として契約を代行している事業者であれば、直接の加盟店として決済サービスの導入が可能になります。

加盟店になれば会員用サイトへアクセスして、お店の宣伝・広告に活用することができるのです。

加盟店はお店の宣伝ができる!

経営者の方は、なぜインバウンド対策としてWechat Payの導入を検討しているのか、ここで改めて再確認しておくことが必要です。

ひとまずは、日本の決済サービスに合わせて海外決済にも対応できるようにしておきたいだけなのか。あるいは、積極的にお店の宣伝を行い集客・販促につなげていきたいのか。

もし、お店の売り上げを確実に伸ばしていこうと考えるならば、直接の加盟店として宣伝・広告を行えることが何はともあれ最優先すべき条件だといえるでしょう。

加盟店はWecha Payの会員用サイト、「Wechat」へのアクセスが可能となり宣伝・広告に活用できるようになります。

Wechatアカウントの活用方法

Wechat PayはSNSアプリ「Wechat」で利用できるサービスの1つで、Wechatのユーザー数は10憶人を超えたことが各種メディアにて発表されています。

Wechatのユーザーであれば、銀行口座やクレジットカード情報を登録するだけで、すぐに利用できる決済サービスになります。

WechatではSNSだけでなく、ショッピング、飲食店、各種チケット・イベント、エンターテイメント、旅行、観光など世界中の様々な情報を調べる検索機能がついています。毎日数億人のユーザーが頻繁に検索機能を使っています。

Wechatでお店の情報が掲載できる

このWechatのサイトに、加盟店はお店の情報を掲載することが可能です。お店の情報を掲載しておけば、ユーザーの検索によってお店を知ってもらう確率が高くなります。非常に効果的な宣伝です。

10憶人のユーザーに対して、お店、商品やサービスをアピールすることができるのです!

Wechatの検索画面

【中国語版】

Wechatのホーム画面から「发现(発見)」をクリックすると、ジャンルが選択できる画面が出てきます。

【日本語版】

日本語版で見ると「発見」の画面は上記のようになります。中央の「検索」をクリックすると探したい情報を入力する画面が出てきます。

【英語版】

英語版の場合は「Discover/発見」をホーム画面から選択します。するとジャンルが上記のように出てきて検索することができます。

Wechatの広告機能とは

では、Wechatで加盟店が利用できる広告機能について解説していきましょう。

Wechatの広告機能は大まかに、

  • モーメンツ広告
  • 公式アカウント広告
  • ミニプログラム

の3種類があります。それぞれどのような広告機能なのかを詳しく見ていきましょう。

モーメンツ広告

モーメンツは中国語で「朋友圈/ペンギョウ・クァン」と呼ばれる機能でSNSの役割を果たしています。

「検索」をクリックすると入力画面が下記のように表示されます。入力画面の下には、「モーメンツ」「記事」「公式アカウント」と選択することができます。

「モーメンツ」とは投稿・口コミ情報が閲覧、シェアできるサイトです。このモーメンツ機能は、1日の投稿件数は約30憶件にのぼるといわれています。一気に情報が拡散する可能性を秘めているのです。

例えば、「東京」で検索すると東京に関する情報がたくさん出てきます。

※「東京」→検索結果の一覧

気になる情報をクリックすると、詳細が見ることができます。

※店舗や商品の情報が詳しく見れる

※情報をモーメンツに投稿する

投稿したい情報は、友達あてパブリックあて、その他ターゲットを絞ってモーメントに投稿することができます。店舗の情報を掲載しておけば、宣伝・広告の可能性は無限大だといえます。

その他のユーザーがモーメント検索した時に、内容がマッチすれば表示させることが可能です。

公式アカウント広告

公式アカウントは中国語で「公众号/ゴンゾング・ハオ」と呼ばれている機能のことです。Wechat Payの加盟店は、店舗のミニWEBサイトを公式アカウントにて作成することができます。

店舗の情報やおすすめメニュー、ナビ情報などを掲載することで、ユーザーからお店を選んでもらう確率が高くなります。

公式アカウントに掲載されてある情報は、個人のWEBサイト、店舗のWEBサイト、企業のWEBサイトなど種類も様々です。チャットやメッセージ機能にて、情報をやり取りすることも可能です。

※「東京 食」→公式アカウントで検索

ヒットした情報の一覧が出てきます。気になる公式アカウントのタブをクリックすると店舗や個人のWEBサイトにアクセスできるようになっています。公式HPへとリンクを付けて誘導することも可能です。

※公式アカウントのWEBサイトが表示

さらに、ユーザーが公式アカウントをフォローするとチャット・メーッセージの画面がでてきます。

※メーッセージ機能

※おすすめメニューの写真

おすすめメニューの写真を画像いっぱいに拡大することもできます。

クーポン

加盟店はWechatのサイト内でクーポンを提供することも可能です。ユーザーは現在地から周辺でクーポン(ラッキーマネー)を配布しているお店を探すことができます。

公式アカウントのWebページにて、フォローをしたユーザーにクーポンを配ったり、クーポンだけでなく、ポイントを付与する方法もあります。

ミニプログラム

Wechatのミニプログラムとは中国語で「小程序/シャオ・チェン・シュ」と呼ばれているアプリプログラムのことです。

Wechatのサイトにて利用することができるアプリを店舗の宣伝・販促の一環として提供することができます。アプリの内容は、それぞれで好きなものを用途に応じて作成することができます。

専門的なプログラミングの知識がなくとも、今はフォーマットやテンプレートを入手して自分で作成することも可能です。ただし、中国語がある程度わかる方でないと自作は難しいでしょう。業者に依頼する方法もあります。

ミニプログラムはわざわざインストールして、会員登録をしなくても利用できるアプリであるため、ニーズの高い内容であれば多くのユーザー達から使ってもらえる可能性があります。

ミニプログラムの例

※おすすめビデオ・DVDの紹介アプリ

こちらのアプリは、ゲームやアニメ・映画などを紹介するアプリです。Wechatのエンターテイメントの機能で利用できるサービスが集約されています。

ユーザーはWechatのサイト内でQRコードをスキャンするだけで簡単にログインできます。

※フリーWi-Fiアプリ

こちらは、Free Wi-Fiサービスが利用できるアプリです。専用のパスワードを提供することで、公衆無線ランがない場所でもユーザーは無料で通信サービスを利用できるようになります。来店客や予約客を対象にセットアップできるようにするなど工夫するといいですよね。

日本ではNTTやNECがWechat向けのWi-Fiサービスを提供しています。

※ネット通販アプリ

こちらは、ネット通販で何か商品を販売したい際に、手軽にアプリを使って販売することができます。

支払いはWechat Payを利用しますので、やり取りも簡単です。メッセージ機能にて、問い合わせにも対応できます。アイデア次第ではオリジナルのアプリが、それぞれのお店の集客・販促に大きな効果を与えてくれます。

以上ご紹介したWechatの宣伝・広告機能はごくベーシックな活用方法であり、Wechatを最大限に活用する方法は他にもいくらでも探すことができます。

Wechat Payの加盟店になって、これらの宣伝・広告機能を活用していくためには、それぞれ申し込む代理店・契約内容やプランによって異なりますので、事前に確認するようにして下さい。

※宣伝にWechatを活用する方法は、代理店に相談してみましょう。

【Wechat代理店 問い合わせ窓口】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

単純に、中国のスマホ決済が店舗で使えるだけでは、十分なインバウンド対策ではないということがおわかり頂けたのではないでしょうか。

  • まずはお店の存在を知ってもらう
  • お店を利用してもらう
  • 次の来店や購買につなげる
  • 友達や知人への口コミにつなげる

この4つの項目がすべてクリアされて始めて、本当の意味でのインバウンド対策が実現できるのだといえます。Wechat Payの加盟店になればそれが可能です。

Wechatのサービスには驚くべきものがあり、地域・性別・年齢層や特徴などを入力しターゲットを絞ってメッセージや広告を配布することも可能です。Wechatの機能を上手に使いこなして、お店の売り上げを数倍に上げていきたいものですね。

Wechat Payの代理店では、さらに中国で最も利用されているAlipay加盟店の受付けも同時に行っています。Wechat Payへのお申し込みだけで、中国2大決済を一緒に導入することが可能です。導入には一切費用はかかりません。

操作方法や、宣伝の活用方法など丁寧なサポートがあり、何でもお気軽にご相談していただけますので、まずは気になることを、一度問い合わせてみて下さい。

 

コメントを残す