喫煙家・愛煙家のみなさま、タバコ代を節約することは無理だと思っていませんか?タバコを辞めることはもちろん、減らそうとすら思わない方は、値上げされるままにタバコを買い続けるしか方法はないと思ってしまいます。
しかし、最近では手巻きタバコに切り替えて、タバコ代を大幅に節約する喫煙家が増えているようです。
手巻きタバコとは、タバコ葉だけを購入して紙巻タバコを自分で作るタバコのことです。オンライン通販や近所のタバコ屋さんなどで購入することができます。
今回は、約半額近くの節約が可能な手巻きタバコのメリット・デメリット、そしておすすめの銘柄をご紹介していきます。ぜひ1度試してみて下さい。
手巻きタバコで節約する方法
1980年代には200円代で購入できたタバコ。2006年には300円代、2010年にはとうとう400円代に突入しました。
仮に1日1箱を消費したとすれば、500円のタバコであれば月に15,000円、年間で18万円ものタバコ代を支払っていることになります。
手巻きタバコが注目されている
タバコが健康上よくない事を知りつつも、「だってタバコが好きだから」とタバコとライターを半ば友達かパートナーのように片時も話さず身に付けている方は多いでしょう。
タバコなしの生活は考えられない喫煙家や愛煙家は、いわれるままにタバコを購入する以外に道はないと思われる中、密かに手巻きタバコの存在が注目されています。
手巻きタバコは20g~40gが600円~800円程度で購入することができます。タバコ葉のみがパッケージで売られており、タバコを巻くためのペーパー50枚がついているものがほとんどです。
あとは、フィルターさえ用意すればいつでもタバコ1本を手巻きでつくることができます。
手巻きタバコで約半額になる?
1本の手巻きタバコに使うタバコ葉の量にもよりますが、平均的に20gで40本、30gで60本、40gで80本前後のタバコが作れます。
ですから、1個の手巻きタバコを購入すれば、約2~4箱分に相当します。
タバコ代を比較してみましょう
どれくらいの金額が節約可能となるのか大まかに計算してみましょう。
手巻きタバコ20g/600円
→市販タバコ2箱分 500円×2=1,000円 →400円節約
手巻きタバコ30g/700円
→市販タバコ3箱分 500円×3=1500円 →800円節約
手巻きタバコ40g/1,000円
→市販タバコ4箱分 500円×4=2,000円 →1000円節約
以上のようにg数が多くなるほどに、節約率も高くなります。とくに1箱500円以上の銘柄を喫煙している方は節約できる金額も大きくなります。
手巻きタバコのその他の費用
手巻きタバコにかかる費用は、タバコ葉だけではありません。
追加で必要であれば、
ペーパー →50枚入り1箱 100円程度
フィルター →200個入り1袋 300~400円前後
フィルターは絶対に必要なわけではありません。段ボール紙や厚紙を筒状にぎっしりと丸めれば代用できます。
紙巻きローラー →500~700円
紙巻きローラーは最初の1回のみの購入しておけば、数年使えますので、自分の手で巻く自信がない方はローラーを購入するといいでしょう。
※手巻きタバコに必要なものや、手巻きタバコの種類や購入方法、巻き方などは以下の記事を参考にして下さい。
手巻きタバコのメリット
それでは実際に手巻きタバコに切り替えた場合のメリットを見ていきましょう。
タバコ代を約半額に節約できる
手巻きタバコの最大のメリットは、基本的にタバコ葉だけを購入するので大幅に安く購入できる点にあります。
市販の箱入りタバコの場合、箱代、フィルター代、巻紙代、燃焼剤などの添加物代、さらにタバコを製造する上での設備費用や人件費が含まれています。
自分で巻いてタバコを作ることによって費用を最小限に抑えていけるのです。現在のタバコの銘柄によっては確実に半額以下になります。
喫煙がより楽しくなる
手巻きタバコは、それぞれの趣向に合わせてタバコ葉やペーパー、そしてフィルターなどを多彩な種類から選ぶことができます。
各種タバコを混ぜ合わせたり、味付きのフィルターを購入したり、ペーパーにこだわったりと自分だけのオリジナルタバコで楽しめるのが魅力です。
また、手巻きタバコ用のケースを揃えたり、喫煙箱にタバコ葉やペーパーを並べたりと、これまでとは違った喫煙への愛着を育むことができます。
タバコの量が減る
手巻きタバコは自分が吸う分のタバコを、常に手巻きで補充しておかなければなりません。馴れるまでは手間がかかり非常に面倒です。
タバコを巻くのが面倒だという理由で、自然とタバコの量が少なくなります。
タバコを無駄に捨てることがなくなる
おそらく、これまでは葉っぱが残っているのに、つい捨ててしまうこともあったでしょう。
手巻きタバコは、純粋にタバコ葉だけを20g、30gと購入することもあり、1箱いくら、1本いくらではなく、葉っぱの量でタバコの費用を考えるようになります。
タバコ葉の費用の面だけでなく、自分でせっせと巻いた1本1本のタバコを簡単に捨てることができなくなります。
燃えにくいので減りづらい
手巻きタバコは種類によって、メンソールやフルーツの風味がつけられているものもありますが、基本的に燃焼剤は使われていません。
灰皿に置いておいたら、いつのまにか全焼していた、なんてこともありません。吸い込んだ分がその都度燃えていきますので、市販のタバコよりも減りづらいという特徴があります。
本物のタバコ葉だから美味しい
一度手巻きタバコの味に慣れてきたら、もう市販のタバコはまずくて吸えません。
市販のタバコはタバコ葉だけでなくパルプや、ニコチン・タールなどの添加物が大量に使われています。
手巻きタバコは、天然のニコチン入りのタバコ葉のみが使用されています。まず香りから違います。灰皿にたまった灰からも、市販のタバコのような不快なタバコ臭さがありません。
手巻きタバコのデメリット
では、次に手巻きタバコのデメリットを見ていきましょう。
自分で巻かなければならない
手巻きタバコに断念する人がいるとすれば、自分で巻かなければタバコが吸えないことが理由になるでしょう。
正直なところ、1本1本を仮にローラーを使ったとしても自分で巻いていくのは大変です。最初は1本つくるにも時間がかかってしまい、とても面倒です。
馴れてくれば、10分で軽く20本は巻けるようになります。膝の上でも手早く作れるようになります。早く巻けるようになりたい方は、最初は大変ですが手で巻いた方が実は早いです。
ますます辞めるタイミングを失う
手巻きタバコは、月日がたつにつれ喫煙への楽しさや愛着が増していきます。中には喫煙の道を極めてパイプタバコや葉巻へと展開する人もいます。
これは、楽しさという点で見ればメリットなのですが、健康上いいことではありません。ますます辞めるタイミングを失ってしまうことになります。
購入できるお店が限られている
手巻きタバコは、オンライン通販や近所のタバコ屋さんで購入することができますが、手巻きタバコを扱うお店は少ないのが現状です。(稀にコンビニでも扱っていますが・・)
多少遠方まで買いに行かねばならなかったり、オンライン通販で送料がかかる可能性があるなど、購入方法に限界があるのが難点です。
手軽に購入できな場合は、まとめ買いをした方が便利で経済的です。
強めのタバコが多い
品質に多少の差はありますが、手巻きタバコは天然のタバコ葉が100%使用されています。ですから、ニコチンやタールの表記もありません。
タバコ葉本来にニコチンが含まれていますので、薄めることが難しく比較的に強めのタバコが多くなります。
弱めのタバコを希望する方は、メンソールやフルーツ風味のついたタバコ葉や厚め・長めのフィルターを選ぶと吸いやすくなります。
形が崩れやすい
手作りで巻いたタバコは、タバコ製造業者が機械でつくったタバコのように、しっかりとした仕上げにはなりません。
やや柔らかめで形が崩れやすい傾向にあります。とくに、最初のうちは上手に巻けないので見た目もあまりよくないでしょう。強く握るとすぐにつぶれてしまいます。
タバコの火を一旦消す時には、フィルターではなく燃えている部分のすぐ上を軽くつまんで、軽く燃えカスを落とすような感じにすれば形が崩れません。
どれを選べばいいのかわからない
手巻きタバコは世界中の色々な種類の銘柄があります。
どの銘柄でも一度吸ってみないと、自分の好みに合っているかがわかりません。一度購入してから、口に合わなかったとしても捨てるわけにもいきませんよね。
最初はどれを選べばいいのか、迷ってしまいます。口に合わないかもしれないことを承知の上で、何種類が試してみる以外に方法がありません。(手巻きタバコのブログなどが参考になるでしょう)
手巻きタバコ おすすめ銘柄7選!
これから初めて手巻きタバコを購入される方の参考になるように、おすすめ銘柄や、そのタバコの特徴などをご紹介します!
実際に口にするまでは判断は難しいと思うのですが、ぜひ、参考にして頂けたら嬉しいです。
AMBER LEAF
まず、オーソドックスで伝統的なタバコといえば、「AMBER LEAF/アンバーリーフ」です。
原産国:イギリス
(25g 620円 ペーパー付)
アンバーリーフの特徴
手巻きタバコや、パイプタバコの長い歴史を持つ英国にて定番の手巻きタバコです。タバコ葉に芳香がでる一定の期間のみに限定して積まれており、英国では人気ナンバーワン。
バージニア葉を主体にした、バーレー葉とサンキュール葉のブレンドです。
こんな人におすすめ
ややキツめの味わいですが、香りや甘みがあるため、吸いやすい銘柄だといえます。強めでタバコ本来の苦みが好きな方に気に入っていただけるでしょう。
アーバンリーフ・ブロンドは軽快ですっきりした味わい。製造方法にこだわったアーバンリーフ・オーガニックもあります。
COLTS Natural
せっかく天然のタバコ葉を購入するのであれば、オーガニックにこだわりたいという方は、製造方法も100%オーガニックの「COLTS NATURAL/コルツナチュラル」がおすすめです。
原産国:デンマーク
(40g 950円 ペーパー付)
コルツ・ナチュラルの特徴
デンマークではプレミアムタバコといも呼ばれており、手作業によるキメの細かいタバコ葉の選別が行われていることが大きな特徴です。
葉脈や茎などの堅い部分が一切混ざっていません。バージニア葉、バーレー葉、オリエンタル葉のブレンドで屋内乾燥させているため柔らくうるおいのある葉です。
こんな人におすすめ
香りが少ないものを好まれる方。控え目な甘さやコク、辛味もすくなく後味がスッキリしています。クセのないシンプルな味わいを楽しんでいただけます。
コルツは他にも、メンソール、アップルシナモン、バニラなど多数のフレーバータイプのタバコの銘柄があります。コルツのフレーバーものは甘みが強いので弱めのタバコを探している方におすすめです。
Flandria Natural
こちらも「Flandria Natural/フランドリア・ナチュラル」という銘柄で、オーガニック100%のタバコ葉です。
原産国:ベルギー
(25g 640円 ぺーバー32枚)
フランドリア・ナチュラルの特徴
苦み、コク、甘み、酸味とバランスがとれたタバコで後味はすっきりしてしています。特にクセはありませんが、どちらかといえば強めのタバコに分類できるでしょう。
こんな人におすすめ
クセのないタバコでも、ある程度の苦みや重みを重視される方。
フランドリア・ナチュラルは葉が細くて短めです。さらさら感があり取り扱い易いので、手巻きでつくりやすいタバコ葉でもあります。他にも、メンソールやフレーバーものもシリーズで出ています。
che Black Menthol
ほどよい強さのメンソールをお探しなら「che Black Menthol/ チェ・ブラックメンソール」がおすすめです。
原産国:ルクセンブルグ
(25g 600円 ペーパー付)
チェ・ブラックメンソールの特徴
チェという言葉は、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラ氏の名前からきています。チェシリーズはチェ・シェグとも呼ばれているブランドで、バーレー葉、バージニア葉、オリエンタル葉、メリーランド葉のブレンドです。
こんな人におすすめ
メンソールを5段間評価で例えれば、5では強すぎる3では弱すぎるいう方におすすめです。中間よりもやや強めのメンソールで、タバコの苦みや辛味を完全に打ち消すことなく味わっていただけます。
費用を極力抑えたい方にも、チェ・シリーズの銘柄はおすすめです。メンソールを弱めに抑えたチェ・メンソールもあります。
CHOICE DOUBLE METHOL
「CHICE DOUBLE MENTHOL/ チョイス・ダブルメンソール」は国内で販売されている手巻きタバコの中では最強のメンソールだといわれています。
原産国:デンマーク
(30g 700円 ペーパー付)
チョイス・ダブルメンソールの特徴
最強の冷涼感とほどよいタバコの苦みが味わえる銘柄です。袋を開ける前からミントとメンソールの香りがわかります。
メンソールが好きな人でも、強すぎる!との声もあります。ミンティアを5個くらい同時に口に入れたようなイメージです。
こんな人におすすめ
鼻や口の中をすっきりさせたい方。胃腸が弱い方。強いタバコが苦手な方。とにかくタバコよりもメンソールのレベルを重視したい方。
COICEはフレーバータイプの銘柄も多彩です。レモン、アップル、バニラ、コーヒー以外にも、ラムコーヒーやキャラメル、ローズなど一風変わったタイプのタバコを20種類から探すことができます。
PAPILLON CLOVE
独特なインドネシアのタバコも、手巻きタバコの愛煙家たちから人気があります。インドネシアのタバコ葉を使った「PAPILLON CLOVE/ パピヨン・クローブ」をご紹介しておきましょう。
原産国:インドネシア
(40g 990円 ペーパー付)
パピヨン・クローブの特徴
パピヨン・クローブは、インドネシアタバコ銘柄のパピヨンシリーズの1つです。インドネシアのタバコ葉、クローブが原料になったもので、香りと甘みが強い非常に個性的な味わいです。
こんな人におすすめ
日本で販売されている「GARAM/ ガラム」が好きな方。辛い、苦い、強いたばこが嫌いな甘党の方。強い香りが好きな方。
パピヨンは他にもバージニア葉をインドネシア風に製造したタバコ葉、パピヨン・バージニアスペシャルも人気があります。
インドネシアのタバコの取り扱い店は、タバコとコーヒー豆専門店 SMITH にて調べることができます。
AMSTERDAMER APPLE ICE
タバコ葉の苦みや辛味を保ちつつも、かすかなアップルフレーバーとの絶妙なバランスに優れた逸品、「AMSTERDAMER APPLE ICE/ アムステルダマ―・アップルアイス」です。
原産国:デンマーク
(25g 620円 ペーパー付)
アムステルダマ―・アップルアイスの特徴
アムステルダマ―・アップルアイスは、バージニア葉、バーレー葉、オリエント葉のブレンドで、仕上げにアップルとメンソールを軽くタバコ葉に馴染ませてあります。
爽やかなアップルのほのかな香りが、タバコの苦みとともに楽しめます。硬めの葉脈や茎が時折まじっているので、取り除く必要があります。
こんな人におすすめ
純粋なタバコ葉の味も楽しみたいけれどフレーバーものに挑戦してみたい方。タバコ葉だけでは苦みや辛味が気になる方や、本格的なフレーバーものには抵抗がある方におすすめです。
今のところ、日本ではまだ発売されていませんが、海外の通販サイトから「アムステルダム・アロマティックアイス」も購入できます。バニラ・フルーツ・メンソールがほんの微かに、かつ絶妙にミックスされているタバコです。
まとめ
早速、ご地域のタバコ店やコンビニなどで、手巻きタバコを扱っているお店を探してみましょう。「○○区 ○○駅周辺 手巻きタバコ シャグタバコ」で検索してみて下さい。
またAmazonや楽天では、ペーパー・フィルター・ローラーがセットになったスターターセットが送料無料で購入できます。
Amazonや楽天でも手巻きタバコは取り扱っていますが、補足の情報として最後に手巻きタバコのネット通販をご紹介しておきたいと思います。
一旦、お気に入りのタバコが決まれば、それを定期的に購入していけます。最初は、2種類ぐらいを試しに購入してみるといいですよね。
そうすれば、毎月必要なタバコ代の費用がわかりますよね。現状との比較もしやすくなります。
それでは、喫煙家の皆様、お気に入りの手巻きタバコを見つけることを目標に、まずは1本自分でタバコを巻いてみましょう!