メルペイポイントはどう使う?支払い方法や有効期限について徹底解説

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メルペイはフリマアプリメルカリが運営するスマホ決済サービスで、2019年2月13日にリリースされました。

電子マネーiDとの連携によって利用できる店舗は増加の傾向であるほか、メルペイポイントが還元されるキャンペーンも開催。さらに、あと払いサービスにQRコード決済も提供していることから、現在もっとも勢いのある決済サービスの一つとも言えるでしょう。

そこで今回は、メルペイポイントの基本となる知識に購入方法、使い方や注意点について解説します。

キャッシュレス決済が初めてだったり、慣れていなかったりする方も、ぜひ参考にしてください。

メルペイポイントの基本知識

メルペイは2019年6月時点で累計利用者数が200万人を超えていますが、慣れないうちはポイントと残高の違いがわかりにくいなどのことがあるかもしれません。

しかし、使い続けているうちに便利さが理解できるようになりますし、ポイント還元も魅力な決済サービスですから、スムーズに利用するための基礎知識を得るようにしましょう。

まず、メルペイであらかじめ知っておきたいことが以下の3つです。

・メルペイポイントとメルペイ残高の違い
・メルペイポイントの表示形式
・メルペイポイントがある場合は優先して消費

こちらでは、上記の3点について解説します。メルペイを使いこなすために、ぜひ参考にしてください。

メルペイポイントとメルペイ残高の違い

メルペイでは、「メルペイポイント」と「メルペイ残高」の2つがあり、いずれも決済に利用可能です。

ただし、最初のうちは違いがよくわからないかもしれません。そこで最初は、それぞれ別の財布で管理するものと考えておけば混乱しないでしょう。

メルペイポイント

■取得方法
・メルカリの売上金から1ポイント1円より購入
・ポイント還元キャンペーンより付与
・メルカリの売上金から自動チャージ
・銀行口座から希望金額をチャージ

■使用目的
・iDもしくはコード払いの決済
・メルカリ購入代金の支払い
・Apple Pay経由でSuicaにチャージ
・メルペイあと払いの決済

■利用条件
・特になし

■有効期限
・売上金から得たポイント:付与から365日
・キャンペーンで獲得したポイント:付与から180日

メルペイ残高

■取得方法
・メルカリの売上金から自動チャージ
・銀行口座から希望金額をチャージ

■使用目的
・iDもしくはコード払いの決済
・メルカリ購入代金の支払い
・Apple Pay経由でSuicaにチャージ
・メルペイあと払いの決済
・銀行口座に出金

■利用条件
・銀行口座の登録、もしくは本人確認登録をおこなう

■有効期限
・特になし

メルペイポイントの表示形式

銀行口座登録もしくは本人確認済のアカウント、もしくはこれらを済ませていないアカウントでメルペイポイントの表示形式が異なります。

要するにアカウントの状態によって見え方が違うので、メルペイポイントを確認する際は前もって表示形式を知っておくのがスムーズでしょう。

■銀行口座登録もしくは本人確認済のアカウント
・「メルペイ残高」と「キャンペーンで付与されたポイント」が別枠で表示
・銀行口座を登録した場合、メルペイのチャージ分が入るのはメルペイ残高
・ポイントが増えるのはキャンペーンなどで付与されたときのみ
■登録を済ませていないアカウント
・「売上金から購入したポイント」と「キャンペーンで獲得したポイント」が合算で表示
・キャンペーンで獲得したポイントが付与されていないと勘違いを起こす場合がある

メルペイポイントがある場合は優先して消費

メルペイポイントとメルペイ残高のそれぞれが決済に使えると解説していますが、その中でも消費される順番が決まっているので注意してください。

まず、メルペイポイントから優先的に消費され、不足がある場合はメルペイ残高から支払われる仕組みになっています。

メルペイポイントはメルペイ残高とは異なり一定の有効期限があるので、無駄なく効率的に使い切ることができるでしょう。

メルペイのチャージ方法(ポイント購入)

メルペイの残高は最初はゼロなので、支払いをするためには必ずチャージをおこなわなくてはなりません。以下を参考にしてチャージをしましょう。

メルペイはメルカリの売上金をポイントとして利用可能

メルペイはメルカリの売上金の残高から、ポイント利用できます。

メルカリの売上金を現金化するのではなく、ポイント購入をしてメルペイ残高にチャージする手順の方が手数料も発生しないのでお得です。

メルペイでポイントを購入する際の注意点

メルカリの売上金でポイントを購入することで、そのままポイントに変更されます。

そして、その分の売上金がマイナスされるので、必要な金額分のポイントが売上金の残高になければ銀行口座の登録をしないとなりません。

ポイント購入でのチャージ方法

次に、メルペイでポイントを購入してチャージする方法を解説します。この場合、売上金の残高が十分に残っているときにのみ有効です。

メルペイのポイント購入ボタンをタップ

まず、メルカリアプリ内のメルペイの部分にある「ポイント購入」をタップします。

この時点で購入するための売上金残高がない場合、「売上金をお持ちでないため、ポイントを購入できません」というポップが表示。売上金残高がある場合は、金額を入力することで次の画面に移行します。

そして、このタイミングで具体的に購入する金額を入力してチャージをおこないましょう。

メルペイのチャージ方法(銀行口座から)

次は、銀行口座からメルペイにチャージする方法を解説します。

メルカリの売上金がない場合、こちらの方法でメルペイにチャージすることになりますからチェックしておいてください。

銀行口座を登録すれば銀行口座からチャージできる

メルペイをチャージするために、まずは利用する銀行口座を登録します。

銀行口座を登録する具体的な方法は以下のようになるので、参考にして手続きを進めてください。

メルペイチャージに利用できる銀行

日本国内の主要銀行をはじめ、多くの銀行がメルペイに利用できます。

・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行

上記の都市銀行だけでなく地方銀行やネット銀行など、幅広く選択することが可能です。

詳しく知りたい場合、「銀行口座を登録する」の中に利用可能な銀行の一覧があるので、そちらからチェックしてください。
また、「銀行口座の登録方法」についてもチェックできます。

銀行口座からチャージする方法

メルペイを使いたいけれどメルカリの売上金は利用しないという場合、銀行口座からチャージしてください。

こちらでは、銀行口座を登録するための具体的な手順を解説しますが、手間もかからず簡単なのでスムーズに対応できるでしょう。

「お支払い用銀行口座の登録」から銀行口座を登録

メルカリアプリを起動し、右下にある「メルペイ」をタップします。そして、メルペイのトップ画面にある「お支払い用銀行口座の登録」をタップしましょう。

登録の済んでいない方は、赤字で「未設定」と出るので目安にしてください。そして、先ほど解説した銀行一覧に中から自身が利用したい銀行を選んで口座登録を進めていきます。

「チャージ(入金)」から選んでチャージすると残高に即時反映

支払い用の銀行口座の登録が済んだら、次はチャージをおこないます。

メルペイ画面内の「チャージ(入金)」をタップして、希望する金額を入力すれば完了です。そして、チャージは即時残高に反映。すぐに店頭などで使えるようになります。

銀行口座を登録するメリット

銀行口座を設定することで、利用したい金額をいつでもチャージできるメリットがあります。

また、ポイント購入の必要もないので効率も良いですし、メルカリ売上金の出金申請期限がなくなる点もメリットです。

メルペイポイントの使い方

メルペイ残高との違いや購入方法がわかったところで、メルペイポイントが何に使えるのかをチェックしていきましょう。

まず、メルペイポイントの使い方は以下の4種類となっています。

・iDもしくはコード払いの決済
・メルカリ購入代金の支払い
・Suicaにチャージ
・メルペイあと払いの決済

便利に使いこなすために、それぞれの使い方を解説していきます。

使い方1:iDもしくはコード払いの決済

メルペイポイントは、iDもしくはQRコード決済に対応する店舗で利用できます。

使うにあたりiDにチャージする必要はありません。ただし、支払い方法が「あと払い」になっていると使えない場合があるので、「メルペイ残高」の支払いで設定してください。

使い方2:メルカリ購入代金の支払い

メルペイポイントを使って、メルカリの購入代金に充てることができます。

使い方もシンプルで、メルカリの購入手続き時に出てくる「ポイントを使用する」にチェックをするだけで完了です。

もしも、メルペイポイントで不足がある場合、クレジットカードやメルペイ残高から引き落としもできるので気兼ねなく使えるでしょう。

使い方3:Suicaへのチャージ

Apple Payを経由して、メルペイポイントをSuicaにチャージすることが可能です。

手順は、Apple PayからモバイルSuicaを開き、画面に表示された残高の隣にある「チャージ」を選択。その後、チャージしたい金額を入力してください。

次に支払い画面が出てくるので、メルペイ電子マネーを選択して本人確認(パスワード入力など)を済ませればチャージ完了です。

メルペイからSuicaにチャージする4つのメリット

メルペイからSuicaにチャージするメリットは以下の4点です。

・Suicaの方がメルペイよりも利用範囲が広い
・メルカリ売上金の出金時に手数料がかからない
・売上金は即時に利用可能
・メルペイポイントを使えばお金をかけることなくチャージできる

とくにSuicaはメルペイ以上に利用範囲が広いですし、時間をかけずに即時使えるようになるなど、メリットとなる点が多くあることが特徴でしょう。

次で、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

メリット1:メルペイよりもSuicaの方が電車に乗れたりと便利

メルペイと比較すると、Suicaの方が利用できる場所が豊富なので利便性も高いです。

メルペイの電子マネーiDもスーパーやコンビニ、ドラッグストアにファミレスなど、さまざまな場所で使えるものの、Suicaほどの利用範囲ではありません。

Suicaは電車やバスなどの公共交通機関で使えますし、メルペイが使える多くのお店で同様に使えます。また、駅ビルにショッピングセンターなどの買い物、レンタカーに娯楽施設、そのほかにも観光スポットでも利用できます。

メリット2:メルカリ売上金の出金時に手数料がかからない

メルカリは売上金を出金する際に手数料が発生します。金額関係なく通常振込であれば220円(税込)の手数料がかかります。

そこで、メルカリの売上金をメルペイ残高にチャージして、その後Suicaにチャージすることで手数料は一切かかりません。また、売上金を満額で利用することもできます。

メリット3:売上金は即時に利用可能

メルカリの売上金を出金する場合、振込申請の締め日から2~4営業日ほど待つ必要があります。

振込みスケジュールはメルカリアプリ内で確認できますが、一例を確認しておきましょう。

■ゆうちょ銀行の場合
・10月15日の9:00~10月16日の8:59までの申請:振込み日は10月21日
・10月16日の9:00~10月17日の8:59までの申請:振込み日は10月23日■そのほかの銀行の場合
・10月15日の9:00~10月16日の8:59までの申請:振込み日は10月17日
・10月16日の9:00~10月17日の8:59までの申請:振込み日は10月18日

上記を見るとわかるかと思いますが、ゆうちょ銀行を選ぶと振込みまでに時間がかかってしまいます。

その点、メルペイを経由してSuicaにチャージすれば即時反映されますから、タイムラグを気にすることなく出金が可能です。

メリット4:メルペイポイントを使えばお金をかけることなくチャージできる

メルカリポイントはキャンペーンに参加したり、くじを引いたりするほか、姉妹アプリに登録するなど、さまざまな方法で貯まります。そして、これらの獲得できたポイントは、実質無料でチャージすることが可能です。

また、メルカリポイントはメルカリ内では有効期限があるので失効しないように気を付けて使う必要がありますが、一度Suicaに移してしまえばその後は無期限にて利用できるようになります。

使い方4:メルペイあと払いの決済

メルペイあと払いにもメルペイポイントを使うことができます。

メルペイあと払いとは、メルカリの購入代金の支払い、iDもしくはQRコード払いの支払いを翌月にまとめて支払いができるサービスです。利用の流れとしては、クレジットカードと同じと考えればわかりやすいかもしれません。

ただし、18歳以上の年齢制限があったり、メルペイ側であらかじめ設定された利用限度額などがあったりすること、店舗でメルペイあと払いを使う場合、銀行口座の登録や本人確認登録が必要なことを覚えておいてください。

メルペイあと払いを利用する3つのメリット

メルペイあと払いを利用するにあたり、以下の3つのメリットがあることを覚えておくと良いでしょう。

・何回利用しても支払いは1度で済む
・欲しいものがすぐに購入できる
・利用金額の上限を自身で設定できる
メルペイを何回利用しても支払いは一度だけ

メルペイあと払いを利用するメリットの一つに、何回利用しても支払いが一度にまとめられるという点があります。

まず、あと払いで利用した代金は、毎月1日から月末までの好きなタイミングで一括払ができます。

あと払いを利用しない場合、自身でチェックしてチャージをこまめにおこなう必要がありますが、支払い回数が1回で済めば手間もかからないので大きなメリットになると言えるでしょう。

メルペイあと払いで欲しいものがすぐに買える

次にメリットとなるのが、メルペイあと払いの支払いを翌月に回せるという点で、手元にお金がなかったとしても欲しいものの購入ができるのです。

たとえば給料日までまだ少し時間があるなどの場合、「今は支払えるお金がないけれど来月ならお金の用意が可能」などのことはよくあるかと思います。そして、そんなときの希望を叶えるのがメルペイあと払いなのです。

基本的にプリペイド式の決済サービスは残高がないと決済不可能ですが、メルペイあと払いは残高がなくても決済できます。

メルペイあと払いは利用上限金額を設定できる

メルペイあと払いは利用金額の上限を自身で設定することが可能です。

あと払いを利用するのは良いけれど、支払いを後回しにすることで使いすぎてしまわないか?などの不安がある方もいるかと思います。

しかし、そんなときにメルペイあと払いであれば、毎月の利用上限金額を設定できるので、使いすぎを前もって防ぐことができるのです。

また、あと払いは利用履歴も確認できるので、自身がいつ・どれだけ・何に利用したのかもすぐに把握できます。

メルペイポイントの注意点

使い道もさまざまなメルペイポイントですが、注意点もあります。

・有効期限は180日間
・普段の支払いではキャッシュバックされない

こちらでは、上記の2点について注意点を解説します。勘違いはもちろん、損をすることのないように確認しておいてください。

注意点1:メルペイポインの有効期限は180日

メルペイポイントは永久不滅で貯めて使えるわけでなく、180日の有効期限があるので注意しましょう。

また、獲得方法しだいで有効期限が違う点も注意してください。

■メルペイポイントの有効期限
・売上金を変えて獲得したメルペイポイント:付与後365日
・キャンペーンで獲得したメルペイポイント:付与後180日

メルペイで支払いをする際にメルペイポイントから自動的に消費されますが、有効期限を気にせずに使っていると失効するリスクもあります。

次に有効期限の確認方法を解説するので、使わないままのメルペイポイントがあったら確認してください。

有効期限を確認するのは、最初にメルペイアプリを開いてポイントを選択します。

その後、上から順に有効期限が近いメルペイポイントが表示されるので、期限が近ければ店舗などで使うようにするのが良いでしょう。

また、キャシュバックキャンペーンも多くあるメルペイですが、キャンペーンで獲得したメルペイポイントは、3ヶ月で有効期限が切れてしまうことも覚えていてください。

注意点2:普段の支払いではキャッシュバック対象外

メルペイはキャッシュバックのキャンペーンが多いイメージがあるかもしれません。しかし、キャッシュバックされるのは、キャンペーン開催時かつ対象となる行動をとった場合のみになります。

要するに、普段の支払い方法でメルペイを選択しても、キャッシュバックされてお得になることはないのです。

たしかにメルペイは便利な決済サービスですが、お得に使えるかどうかはポイント還元キャンペーンがおこなわれているかどうかによって変わります。

メルペイの最新情報を常にチェックしながら、メルペイポイントの有効期限が失効しないように定期的に利用していくことを心がけましょう。

まとめ

メルペイポイントの購入方法をはじめ、使用方法に注意点などを解説しました。

メルペイは、メルペイポイントとメルペイ残高の違いが最初はわかりにくいなどのことがあります。しかし、有効期限があるメルペイポイントから先に消費されたり、メルペイポイントの有効期限が確認しやすくなっていたりするなど、利用者が使いやすい配慮がされているのも確かです。

また、お得なポイント還元キャンペーンも多く開催されているので、常に情報をチェックしながら賢くお得に利用していきたいものでしょう。

こちらでメルペイポイントの理解が深まったら、ぜひ利用開始してみてはいかがでしょうか。

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