クレジットカードのキャッシングを上手に使いこなそう!メリットやデメリット、カードローンと比較して解説

クレジットカードのキャッシングとは?

まずは、キャッシングについてご説明します。ほとんどのクレジットカードには、買い物などに使えるショッピング利用枠と、ATMなどから現金を借りられるキャッシング利用枠が設けられています。このクレジットカードに付帯する現金を借りられる機能のことをキャッシングといいます。キャッシングは、クレジットカードをお申し込むときに上限となる額を選択すると、審査によって利用枠が決められます。クレジットカードのお申し込みをした後にも審査を受けることは可能です。

キャッシングは、急に手元に現金が必要になったときに便利で、返済方法は翌月1回払いやリボルビング払いなどが選べます。またショッピングの1回払いは手数料無料ですが、キャッシングは必ず金利手数料が発生します。金利手数料は年13%~18%といったところが多いようです。

ですが、そもそもクレジットカードの仕組みを考えると、普通の買い物で使うショッピングだろうがキャッシングだろうが、クレジットカード会社は消費者にお金を貸している状態は同じです。

  • カードで1万円のものを買う:支払いは1カ月後、つまりその間、カード会社は消費者に1万円を貸している状態と同じ。
  • カードで1万円をキャッシング:カード会社が消費者に1万円を貸すこと。

そのため、クレジットカード会社のカードを使って、クレジットカード契約を結んでいる方は、クレジットカードで買い物ができるだけでなく、そのカードを使ってお金を借りることもできるというわけです。

では、キャッシングとショッピングでは具体的に何が違うのでしょうか。それはキャッシングではクレジットカード会社に対して、金利手数料を払わないといけないという点です。

  • クレジットカード1回払い:手数料は無料
  • キャッシング:金利手数料が必要

これは住宅ローンやフリーローン、車のローンなどなど、どんな借金でも同じですね。金利を払わずにお金を貸してくれる会社があるわけがないので、キャッシングに金利手数料があることは疑問の余地もありません。

でもここで一つ疑問が残るはずです。それはなぜ書店や飲食店などは加盟店手数料が取られてしまうにもかかわらず、クレジットカード払いを受け付けているのかという点です。

要するに手数料分だけ損してしまうのだから、わざわざクレジットカード払いなんて導入しないほうがいいんじゃないか?

そう疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

カード導入にはメリットも多い 

  1. 集客効果がある(カードが使えないと来ないお客さんがいるので
  2. 客単価があがる(分割払いなどで値段の高いものも買えるようになる
  3. 手持ちの現金がなくても買い物してもらえる
  4. お釣りの準備がいらなくなる
  5. レジでの作業が少なくなり、作業スピードが上がる

ざっと、あげてみてもこれだけあります。

このようにクレジットカード払いを導入したお店側にもクレジットカード払いを受け付けるメリットがあるので、この制度が維持できているわけです。

キャッシングの金利負担は、リボルビング払いとほぼ同じ

ちなみに金利はどのくらいを負担しなくてはいけないのかというと、これはクレジットカードのリボ払いや分割払いと同じくらいです

1ヶ月あたり1.5%程度、年率にすると18%程度の負担を求められることが多いといえるので、キャッシングにしろリボ払いにせよ、金利を払うのがもったいないという方は使わないほうが無難です。もし借りるならすぐに返すようにしましょう。

年利18%のキャッシングを利用した場合

  • 1万円を1カ月借りる:150円の金利手数料
  • 10万円を1カ月借りる:1,500円の金利手数料
  • 100万円を1カ月借りる:15,000円の金利手数料
  • 1万円を1年間借りる:1,800円の金利手数料
  • 10万円を1年間借りる:1万8,000円の金利手数料
  • 100万円を1年間借りる:18万円の金利手数料

キャッシング枠とは何?

次にクレジットカードのキャッシングではいくらまでお金を借りることが出来るのか、についてですが、こちらはクレジットカードで買い物可能な利用限度額同様にキャッシング枠というものがすべてのクレジットカードには設定されているので、それに記載されている金額になります。

尚、ショッピング枠の利用限度額とは異なり、キャッシング枠の場合には0円に設定されているカードもよくあります。

キャッシング枠0円ということは要するに、そのクレジットカードではお金を借りられないということ。つまり、1円もお金を借りることはできないのでご注意ください。

カードローンとキャッシングの違い

カードローンとキャッシングは、どちらもカードとATMを使い、決められた金額の範囲内でお金を借りることができるサービスです。

昔は明確な違いがありましたが、現在ではどちらも同じような意味でつかわれています。ただし、今でも残っている大きな違いとして、クレジットカードのキャッシングは海外でも使えますが、カードローンは国内でしか借りることができません。もともとは、返済方法に違いがあり、キャッシングは翌月一括払い、カードローンはリボルビング払いという区分がありました。

近年、キャッシングでもリボ払いを選べるカード会社がどんどん増えているため、キャッシングで借りても、毎月決まった金額を返済している方もいます。

ここでカードローンを詳しく知らない人のために軽く解説しておきます。

カードローンとは、バンクなどで提供している使い道が決まっていない、フリーローンと同じようなサービスです。多目的で自由にお金を借りることができます。そういった点では、カードローンもキャッシングローンも違いはないといえます。契約後、決められた上限金額の範囲内であれば、何度でも借入することができます。

もともとカードローンと呼ばれるようになった理由は、キャッシングとの差別化を図るためという理由ももちろんありますが、サービスの性質が根本的には違うことが大きな原因です。

上記でも触れたとおり、キャッシングは、少額のお金を翌月などに一括で返済することを基本とした金融サービスとなっています。一方、カードローンは、まとまったお金を借入して分割で返済することを基本とした金融サービスです。

また、カードローンは即日融資に対応していたり、借入手段が多かったり、キャッシングよりも金利が安いケースが目立つため、利便性の高さという意味ではカードローンの方が一枚上手です。

しかし、現在ではキャッシングでも、リボルビング払いができたりと大きな違いはなくなってきました。キャッシングとカードローンは、基準が曖昧になり、クレジットカード会社によって、キャッシングとカードローンの定義や呼び方、サービス内容が違うケースが多々あります。そのため、申し込む前に各クレジットカード会社のホームページをチェックして確認するようにしましょう。

リボルビング払いとは?

リボルビング払いとは、返済総額に関係なく、あらかじめ決められた返済額を支払う方法のことを指しています。クレジットカードだけに限らず、カードローンもリボ払いで返済することができます。

リボ払いで返済をすると、事前に決められた返済額を支払うことになるため、1回あたりの返済額に変動がありません。ちなみに、返済額は利用中のクレジットカード会社や、カードローン会社によって異なります。

たとえば、借入限度額が20万円、リボ払いによる最低返済額が5,000円だったとします。この場合借り入れた際の返済額は、1回あたり最低5,000円となります。

リボ払いが分割払いと大きく異なるのは、借入限度額の範囲内で何度借入をしても、1回あたりの返済額が変わらない点です。

カードローンとキャッシング、借りるとしたらどっち?

カードローンとキャッシングのどちらの方がメリットが多いかという点については、人によって違うので一概に言い切ることはできません。ですが、お金を借りるだけではなく、別のサービスも併せて利用したい場合は、キャッシングの方が便利だということです。

すでにキャッシング機能付きのクレジットカードを持っており、一括返済できる金額しか借入しない方も、わざわざカードローンを利用する必要はありません。

ただし定期的にまとまった金額を借入し、分割で返済したい他、低金利でお金を借りたい方はカードローンの方が適しています。

また、ショッピングではクレジットカードをメインに利用する方は、キャッシングも利用してしまうと月々の返済額が大きくなるものです。キャッシングの返済をリボ払いに変更して、月々の返済金額を抑えたとしても、元金がなかなか減らないため完済までに時間が掛ります。

このような場合も、カードローンの利用をおすすめします。

日頃のお金の使い方によって、どちらがお得になるかは変わってきます。これからカードローンとキャッシングを利用する予定であれば、重視したいポイントをどこに置くかが重要になってきます。


キャッシングのメリット

手続きが簡単で早い

万が一、お金を借りるとなると、まずは借り入れの手続きが必要となりますが、お金を借りたい時は大抵急いでいるときですよね。急いでいるときはできるだけ手間をかけずに手続きを行いたいものです。融資を受ける方法も実に様々ありますが、急いでいる場合はキャッシングはとても便利です。

キャッシングは、消費者金融から提供されていますが、最近は昔に比べて金利も安く、安心して利用できるようになっていますし、サービス内容もとても充実しています。

二番目のメリットとしては、申し込みのために保証人を用意したり、担保を用意する必要がなく、本人の信用で借りられることがあげられます。消費者金融の場合は総量規制がありますので、まったくの無職というと、利用は行えませんが、正社員の方だけではなく安定した収入のある方ならフリーターの方やパート、アルバイトの方にも申し込みが可能です。

そして、申し込みとなると来店しなくてはいけないイメージがありますが、インターネットでの手続きだけで利用できる申し込み方法も用意されています。また、無人契約機なら夜遅くまで対応していますので、仕事帰りにも利用しやすく、その場で現金の受け取りも可能です。自動契約機は人と顔を合わさずに申し込みができるのも大きなメリットですが、祝日にも対応してくれることが多く、休日に急な出費できた場合も対応できるのもメリットと言えるでしょう。

返済方法が多様化されている

借り入れを行うと、返済が必要となりますが、この返済方法も様々用意されています。
来店で返済できることはもちろんですが、そういった手間をかけなくても来店なしで返済できる方法も様々用意されています。

提携ATMからも返済ができますし、振込みや口座引き落としにも対応してもらうことが可能です。さらにネット決済で振り込めるサービスもありますので、それぞれに合った方法を選んでいきましょう。キャッシングに対応している業者は多く存在しますが、申し込み年齢の上限や融資限度額、金利、無利息期間があるかなどはそれぞれのサービスによって違いがあります。

急にお金が必要になった場合でも慌てず、それぞれの特徴をしっかり比較して、最適なサービスを選んでいきたいものです。また、業者の信頼性の高さはとても大事ですので、レビューや評判もよく調べておきましょう

海外でのみキャッシングを利用することもできる

借金をしているとみなされるのも嫌なので、国内ではキャッシングを利用する予定はないけど、海外旅行や出張の時には現地通貨確保のためにキャッシングを使いたいという人には、海外キャッシング枠のみを設定することも可能です。

内容はクレジットカード会社によって異なりますが、海外でだけキャッシングを使いたいなら国内枠を0円にし、海外用の枠を設定しておくと渡航時になにかと便利でしょう。

キャッシングのデメリット

簡単に借りれるので借金をしていることを忘れてしまう

キャッシングだけに限らず、カードローンにも言える事ですが、キャッシングでお金を借りるのは非常に素早く簡単にできますので、何度も利用していると、自分の預金からお金を下ろしているような感覚になります。

キャッシングは、初めの借り入れに対し、それ以降は一気に心理的ハードルが下がってしまうため、借金をしているという認識を強く持たないと、慢性的に借入をしてしまう可能性があります。

リボルビング払いよりも金利が高め

クレジットカードには、キャッシングとリボルビング払いがあることは既にご紹介しました。

どちらもカード会社からお金を借りる事に違いはないのですが、必ずといっていいほどキャッシング枠の方が高金利に設定されており損をしてしまいます。

延滞を繰り返していると信用にも傷がつき、ローンも組めなくなる

キャッシングを利用して延滞を繰り返してしまった場合ですが、クレジットヒステリーにももちろん記録されますし、ローンを組みにくくなる可能性があります。

もちろん、毎月の返済日にきちんと返済できていれば、大型ローンが組めなくなるどころか、組む際に有利に働く事すらあります。当たり前の話ですが、少額の返済すらしっかりできない人には、それ以上のお金を貸したくないものです。

キャッシング枠は使っていなくても借金とみなされる可能性がある

金融機関の中には、キャッシング枠を「借金」とみなすところがあります。

というのは、キャッシング枠があればいつでも簡単にお金を借りれるため、借金をしているのと同じような状態と判断されてしまうからです。

キャッシングは不正利用されても補償が効かない

クレジットカードの盗難に遭った場合、ショッピングの被害はカード会社が補償してくれますが、キャッシングを不正利用された場合、一般的には補償されません。

なぜなら、キャッシングを利用するには認証番号が必要で、その番号は持ち主が管理するもの、つまり保有者のみしか知り得ない情報になります。

これが不正利用されてしまった場合は、自己責任とするというのが基本的な考え方になるからです。

まとめ

キャッシングのデメリットやリスクについて触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。

キャッシングとカードローンは両方ともATMから出金できる点が似ています。ただ、金利はキャッシングの方が高い傾向にあるため、一時的に足りないお金を借り入れたい時はクレジットカードに付帯するキャッシングを利用し、定期的に何度も貸し借りを繰り返すことが予想される人はカードローンを契約するといいでしょう。

また、カードローンには即日融資や無利息期間があるカードもあります。自分のニーズに合わせてどの会社と契約するか検討しましょう。

どちらの借り入れも利息は日割り計算です。借り入れをする時は返済シミュレーションなどを使い、完済までの計画をしっかり立ててください。キャッシング、カードローンともにできるだけ早く返済することをおすすめします。

何事にもメリットとデメリットはあるものですが、デメリットやそのリスクを知った上で利用することはとても大切なことだと思います。

キャッシングは使い方を間違えなければ、簡単で便利なものです。いざと言う時にとても頼りになるサービスですので、上手ににキャッシングを利用しましょう。

白井 貴也
白井 貴也
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1996年生まれ、神奈川県在住。金融業界歴6年、ファイナンシャルプランニング技能士。独立系FPの立場からの中立な意見で、皆様の役に立つ情報を伝えていきます。

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