JCBカードはランク別で審査基準は違う?審査に通過するためのコツと審査にかかる時間とも解説

日本唯一の国際ブランドであるJCBのクレジットカードを発行したい場合、申し込み後におこなわれる審査に通過しなければなりません。

しかし、審査を受けたからと言って、どなたでもJCBのクレジットカードの審査に通過しないでしょう。場合によっては審査落ちすることもあり、決して珍しいことではないのです。

当記事では、JCBが発行するクレジットカードのランク別の審査基準をはじめ、審査通過に必要なポイントについて徹底解説します。

また、JCBの審査通過に有利となる職業、年収も解説しているので、JCBはもちろんクレジットカードの申し込みが初めての方もぜひ参考にしてください。

ランクが高いほどに審査基準は厳しい

JCBが発行するクレジットカードはとにかく豊富にあり、以下のようなラインナップとなっています。

・JCB一般カード
・JCBゴールド
・JCBプラチナ
・JCBザ・クラス
・JCB CARD W

上記の中で、スタンダードとなるのがJCB一般カード、JCB CARD Wです。

JCBゴールドはスタンダードの次に高いランクとなるゴールド、その次のランクがJCBプラチナ。そして、JCBが発行するクレジットカードの中でもっとも高いランクとなるのがブラックカードのJCBザ・クラスになります。

そして、これらのカードの審査は、ランクが高ければ高いほどに審査基準が厳しくなると思っていてください。たとえば、スタンダードランクの審査基準に何とか当てはまる方が、ゴールド以上のランクのJCBカードに申し込んだとしても審査通過は厳しくなるでしょう。

申し込みをするにあたり、まずは作成したいJCBカードの審査基準はどの程度なのかを事前にチェックしてみるのがおすすめです。そうすることで、審査落ちを避けるのに効果的になります。

JCBの発行するクレジットカードの審査に必要な情報

JCBのクレジットカードを発行する際の審査で必要なのが、以下の申込者本人の属性情報です。

・年齢
・職業
・雇用形態
・年収
・勤続年数
・家族構成

そして、属性情報の中に含まれる「クレヒス(クレジットヒストリー)」と呼ばれる、過去のクレジットカードの利用履歴が重要になってきます。

優良なクレヒスがあるとJCBカードの審査が有利になる

クレヒスとは、個人信用情報に登録された過去のクレジットカードの利用履歴のことです。

また、この個人信用情報は日本国内にある3つの指定信用情報機関で情報管理、提供をおこなっています。

・CIC:株式会社シー・アイ・シー
・JICC:日本信用情報機構
・KSC:全国銀行個人信用情報センター

どこのカード会社にも共通しますが、まず審査の際に加盟する信用情報機関に申込者の情報照会を依頼し、クレヒスをチェックする流れです。

そこで、良好な支払い履歴の登録があえば、クレヒスも良い状態と認識されて審査通過に審査となります。逆に、クレジットカードを初めて作る方は、クレヒスの登録がまったくない状態になるので過去の支払い状況のチェックができません。

そのため、クレヒスに何も履歴がない方が、ゴールドやプラチナランクのクレジットカードに申し込んでも審査通過は難しくなると言えるでしょう。

そんな方は、まずはスタンダードランクのカードに申し込みをしてください。なぜなら、クレヒスの履歴がない方でも、スタンダードであれば審査基準を低めに設定しているので審査通過の可能性がまだ期待できるからです。

最初にスタンダードランクのカードを作成しても、そこで優良なクレヒスを積めばゴールドやプラチナランクのカードへステップアップステップできます。

携帯電話の端末の分割払いも良好なクレヒスにつながる

クレジットカードの利用履歴だけでなく、携帯電話の端末の分割払いでも良好なクレヒスを築くことが可能です。

携帯電話の端末の分割払いも利用時に審査がありますが、それほど高額ではありませんし審査通過難易度が極めて高いこともありません。

クレヒスゼロの方も審査通過が期待できますし、実際に多くの方が審査通過しています。

クレヒスにマイナスの情報があることで審査は不利になる

クレヒスにキマイナスの情報があるとJCBのカードの審査通過が難しくなってしまうでしょう。

それでは、審査に不利となる主な理由をピックアップしたのでチェックしておきましょう。

・延滞
・任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理
・強制解約

ただし、これらのマイナス情報は一定の期間が過ぎることで信用情報機関の登録から消えます。

・CIC:5年
・JICC:1年~5年
・KSC:5年

延滞情報の登録期間は上記のとおりです。

「過去に延滞をしたのがJCB以外の会社であればバレることはない」という誤解をすることも多いですが、各信用情報機関に登録された情報は「信用情報交流ネットワーク:CRIN」によって共有されています。そのため、CIC加盟の会社で延滞情報があったとしたら、JICC加盟の会社やKSC加盟の会社でも審査時にわかってしまうのです。

JCBが加盟するのはCICとJICCとなります。会社しだいでは一つの信用情報機関ではなく、CICとJICCのそれぞれに加盟することも多いでしょう。

信用情報機関に情報開示してもらう

これまでに延滞などをしている方ですと、クレヒスの登録情報が良くないことが考えられます。その場合、少しでも審査通過の可能性が高まってから申し込みをした方が良いでしょう。

しかし、クレヒスの登録情報は信用情報機関が管理しているので、情報がどのように登録されているのかはわかりにくいところです。

そんなときにおすすめしたいのが、信用情報機関に情報開示をすることで、以下の方法で請求できます。

・CIC:はインターネット、郵送、窓口
・JICC:スマホ、郵送、窓口
・KSC:は郵送のみ

JCB以外のクレジットカードで延滞をしたことがある方は、CICもしくはJICCに情報開示してもらってください。ただし情報開示は有料なので、各信用情報機関が設定する手数料を支払わないとなりません。

CICとJICCの場合、窓口で情報開示する場合は500円(税込)となり、インターネットで情報開示する場合は1,000円(税込)の手数料を支払う必要があります。

また、信用情報機関に何度も情報開示をすると、そのぶんだけ手数料を支払わなくてはならないのでできるだけ1回で済ませましょう。

信用情報開示報告書の見方:CICの場合

信用情報開示報告書を手にしても、どのように見て良いのかわからない方も多いかと思います。

まず、発行された信用情報開示報告書に以下のような内容が記載されている場合、クレヒスの状態が良くないです。

・「返済状況」に異動の記載
・「支払遅延有無」に遅延発生日の記載
・「契約内容」に保証契約の記載
・「終了状況」に本人以外弁済、貸倒、法的免責、いずれか一つの記載
・「入金状況」にAの記号の記載

異動とは61日以上または3か月以上の延滞、保証履行、破産があった場合に記載。遅延発生日は支払いの遅延、保証契約は返済ができず保証会社などが契約者に代わって返済したときに記載されます。

本人以外弁済とは、保証人や保証会社などが契約者本人に代わって弁済したという意味です。

貸倒とは、カード会社が貸倒した、法的免責は契約者の破産によって法律的に支払いが免責されたことを表します。

入金状況のAの記号は入金が指定日にされなかった際に記載され、信用情報開示報告書の「入金状況」には以下のように記載されています。

8月:A
7月:A
6月:$
5月:A
4月:A
3月:$
2月:$
1月:$

$は指定日にしっかりと入金された場合に記載される記号になり、$の記号しか記載されていなければクレヒスにマイナス情報がないと解釈できます。

Aしかない、Aが多い状況ですとクレヒスが良い状態ではないので当然ながら審査落ちする可能性が高くなってしまうでしょう。

JCBの発行するカード別の審査基準

JCBの審査基準は非公開につき、申込者が知ることはできません。ただし、各JCBのクレジットカードの入会資格からある程度の審査基準は予測できるでしょう。

JCB CARD W

JCB CARD Wの入会資格は以下のようになります。

・年齢18歳以上39歳以下の方(高校生を除く学生可)
・本人または配偶者に安定継続収入のある方

JCB一般カードと比較すると年齢に違いがあることがわかります。JCB一般カードの場合、対象年齢は18歳以上、JCB CARD Wは18歳以上39歳以下向けのカードです。

年齢が上がれば年収や勤続年数などの属性も高くなる傾向なので、審査基準はJCB一般カードよりも年齢18歳以上39歳以下に限定するJCB CARD Wの方が審査基準が低いことが考えられます。

20~30代で初めてクレジットカードを作成する場合、JCB CARD Wに申し込むのが良いでしょう。

JCB一般カードでは、次の入会資格を設けています。

JCB一般カード

JCB一般カードの入会資格は以下のようになります。

・年齢18歳以上の方(高校生を除く学生可)
・本人または配偶者に安定継続収入のある方

JCB一般カードは年齢18歳以上の方を対象とした審査基準であることが予測できるでしょう。

また、そのほかにもJCB一般カードの審査基準を予測する材料となるのが年会費無料の条件です。

JCB一般カードの年会費は通常1,250円(税別)ですが、以下の条件を満たすことで次年度以降は年会費無料となります。

・MyJチェックへの登録
・年間50万円(税込)以上のショッピング利用

年間50万円以上のショッピング利用ができる収入のある方でしたら、JCB一般カードの審査は有利になる可能性が高いです。

そのほかにもJCB一般カードは配偶者に安定継続収入があれば、専業主婦でも審査通過が期待できます。そのため、審査難易度は極端に高くはないと予測可能です。

JCBゴールド

JCBゴールドになると入会資格が高くなってきます。

・年齢20歳以上の方
・本人に安定継続収入のある方(学生不可)

JCB CARD WとJCB一般カードでは未成年の方や、学生の方も申し込み可能な審査基準でした。しかし、JCBゴールドになると未成年の方も学生の方も申し込めない分だけ審査基準が高いことが予測できるでしょう。

ただし、すでにJCB一般カードなどを持っていて良好なクレヒスがあれば審査通過の可能性は高いです。

JCBゴールドの審査通過の目安年収は30代で400~600万円以上となるので、JCB CARD WやJCB一般カードよりも高くなると思っていてください。

JCBプラチナ

JCBプラチナの入会資格になると、対象年齢が上がるなどJCBゴールド以上に厳しい審査基準となります。

・年齢25歳以上の方
・本人に安定継続収入のある方(学生不可)

プラチナカードはインビテーション制、申し込み制と2種類の方法で発行できますが、インビテーション制の場合はカード会社からの招待がないといけません。

申し込み制のプラチナカードの場合、会員数を増やして年会費による収益増を期待する傾向があるでしょう。それに対し、インビテーション制でカード会社から招待を受けられる方は限定された会員のみです。

カード会社が会員を選んでいることもあり、申し込み制よりもインビテーション制のプラチナカードの方が審査通過の可能性は高いと考えられます。

JCBザ・クラス

JCBザ・クラスはインビテーション制のカードですが、どうすれば招待をもらえるかの条件は公開されていません。しかし、次の属性を持つ方ですとインビテーションが届きやすくなるでしょう。

・職業は公務員、弁護士などの士業、医師、大企業の役員クラス
・年収は1,000万円以上
・年齢は40歳以上

ただし、JCBザ・クラスのインビテーションの場合、職業や年収、年齢以上に、JCBの利用実績が重要になる傾向があります。

インビテーションを確実にもらうためには、以下のJCBカードで利用実績を上げてください。

・JCBゴールド
・JCBゴールド・ザ・プレミア(JCBゴールドの上位ランクのゴールドカード)
・JCBプラチナ

また、JCBザ・クラスのインビテーションを得るには、以下の利用実績も目安です。

・クレジットカードの通算利用額:1,500万円以上
・直近2年間でのクレジットカード利用実績:2年連続300万円以上
・JCBの会員年数:3年以上

利用するだけでなく、JCBの優良会員であることも重要になります。以下のような行為はJCBの評価が下げることがあるので注意してください。

・JCBカードの支払いを遅延
・JCBの会員規約に違反
・JCBに理不尽な要求や文句を伝える

JCBカードの審査期間と・日数

JCBのクレジットカードの入会申し込みをしてから発送までにかかる一般的な期間と日数は1週間ほどです。

その中でもスタンダードランクのカードは審査期間が短い傾向がありますが、具体的な申し込みから発行までの流れは以下のようになります。

・オンラインで入会申し込み
・支払い口座をオンラインで設定
・受付完了のメールを送信
・審査結果のメールを送信
・カード発行

支払い口座をオンラインで設定した場合、本人確認書類の提出不要、最短3営業日にてクレジットカードの発行が可能です。

また、WEB限定デザインのJCB一般カード、JCBゴールドでしたら最短即日発行ができるので、最短翌日にカードが届きます。JCB一般カード、JCBゴールドをすぐに作成したい場合はWEB限定デザインを選ぶのが早期入手の近道でしょう。

そのほかに、JCBのクレジットカードは支払い口座の設定が郵送でできます。JCBの審査が終わりしだい、本人確認書類を郵送。そして、本人確認書類がJCBに届いた後の1週間程度でカード発行となります。

JCBのクレジットカードの審査通過に必要なポイント

JCBクレジットカードの審査に落ちてしまっても、時間を空けずに再度申し込むことはできます。

しかし、審査落ちする可能性も高いので、JCBのクレジットカードに申し込もうと思っているけれど1回で済ませたいという方は、以下のポイントを意識してみてください。

キャッシング枠0円で申込みする

クレジットカードの多くで、現金をすぐに借りられるキャッシング枠が用意されています。

キャッシング枠は貸金業法のルールに基づくサービスで、2010年に完全施行となった改正貸金業法により、キャッシング枠は総量規制の対象になりました。そのため、利用できる金額は年収の3分の1までに法律で決まっています。

審査の傾向として、ショッピング枠のみの審査よりもキャッシング枠も希望した場合の審査の方が通過難易度は高くなる傾向があるので、審査通過を何よりも考えるのであればキャッシング枠を申請しないようにしてください。

短期間で複数枚のクレジットカードに申し込まない

JCBのクレジットカードに申し込む前に、短期間内で複数枚のクレジットカードに申し込んでいないのかを必ず振り返ってください。

なぜなら、短期間に複数枚のクレジットカードに申し込む=多重申込みと判断されてしまい、審査通過が厳しくなることがあるからです。

一般的に、多重申し込みをする方は支払い能力が不足する傾向があります。カード会社はそのような方にクレジットカードを発行しても貸倒のリスクが高まることから、審査に通さないことが多いです。

すでに解説したCIC、JICCでは、申し込み情報は個人信用情報に6ヶ月間登録されるので、心当たりのがある方は6ヶ月が過ぎた後に申し込み手続きをするのがおすすめでしょう。

なお、多重申し込みの目安ですが、6ヶ月に3社以上とされています。ただし、実際に何枚なのかはどのカード会社も公表していないので、1社に落ちたら次は6ヶ月後に申し込むという流れがもっともスムーズかもしれません。

短期間でクレジットカードを解約しない

クレジットカードを複数枚持つ方も多いですが、保有枚数が多ければそれだけ年会費の負担金額も大きくなります。そこで、不要なクレジットカードを解約すれば年会費の節約ができるでしょう。

クレジットカードを自身の意思で解約する場合、クレヒスにマイナス情報は残りません。しかし、入会してからすぐにクレジットカードを解約するのは避けるようにしてください。

なぜなら、短期間でクレジットカードを解約することは、JCBカードの入会キャンペーン目的では?と判断されやすいからです。そうなると審査が不利になるので注意してください。

正しい情報を記入する

申し込み手続きをおこなう際に、記入情報に虚偽があると審査が不利になります。電話番号にを偽って記入しても、JCBからの本人確認の電話や在籍確認の電話でバレてしまいます。

そうなると、JCBからの信用を失うだけなので正しい情報だけを記入してください。

自宅と携帯の電話番号を記入する

申し込みする際に、自宅と携帯電話の番号を記入した方が審査通過の可能性が高まります。これは、連絡先が多い申込者の方が、JCBも連絡を取りやすいからです。

オンライン申し込みフォームには、自宅と携帯電話番号の記入欄がそれぞれあります。家族などに知られたくないなどの理由がなければ、両方記入するのがおすすめです。

まとめ

JCBのクレジットカードはランクが高ければ高いほどに審査基準が厳しくなります。

審査に不安があったりクレジットカードを作成するのが初めてだったりする方は、まずはスタンダードランクのJCB一般カード、あるいはJCB CARD Wに申し込むのがスムーズでしょう。

そして、勤続年数や年収などの属性が高くなった後にJCBゴールド、JCBプラチナにステップアップも可能ですし、最終的にJCBザ・クラスを目指すことも可能です。

発行するクレジットカードのランクを上げれば、それだけ年会費は高くなります。JCBゴールドは10,000円(税別)、JCBプラチナは25,000円(税別)、JCBザ・クラスになると50,000円(税別)です。

それぞれの年会費と付帯するサービスの内容を比較検討したうえで、自身に最適な1枚を選んで申し込みをしてください。

とさかおみ
とさかおみ
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メガバンクに勤務経験あり。

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