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海外の不動産物件でも今はネットで探すことができる時代。海外不動産の購入を検討する人はどんな不動産情報サイトがあるのか気になりますよね。
海外へ渡航する人も多い中、現地の物件の視察ツアーなどを企画する不動産会社も増えています。不動産投資は、国内外を問わず多額な資金がかかるため、まずは情報収集が肝心です。
今回は、海外不動産のメリットやデメリットを解説したうえで、海外不動産が購入できる国内の不動産情報サイトをご紹介いたします。気になる物件があったら、まずは資料請求や問い合わせをしてみましょう。
海外不動産のメリット
国内の不動産よりも海外の不動産に興味を持つ方が増えている今日、海外不動産に投資をするメリットは何なのでしょうか。
まずは海外不動産投資のメリットを確認していきましょう。
賃貸ニーズが期待できる!
国内では、周知のごとく少子高齢化による人口減少が危惧されており、地域によっては賃貸物件の深刻な空室問題に悩むオーナーも多いようです。
海外に目を向けることで、そのように人口が増加している国の不動産に投資を行うことができます。賃貸住宅の需要は増加している国の収益物件であれば、高い賃貸ニーズを期待することができます。
つまり、国内の物件よりも安定した利回りのインカムゲインが確保しやすいといえるのです。
キャピタルゲインが数倍!?
また、アジアの新興国の中には、これから高い経済成長を迎えようとしている国もいくつかあります。まだまだ成長していく余地のある国においては、国の発展とともに地価や家賃の上昇が期待できることも魅力です。
安く購入して高く売るといった、数倍のキャピタルゲインが獲得できる可能性を秘めています。
資産をバランスよく分散できる!
資産運用として投資を行うのであれば、リスクに備えておくことが大切です。国内の金融商品だけではリスクが偏ってしまいます。
そこで、国内とは全く異なる経済情勢にある国の不動産に投資をしておくことで、過度な円安が進んだ時や国内の市場が低迷した時でも、海外不動産からの収益を期待することができます。
バランスよく分散投資を行う方法としても海外不動産が注目されているのです。
節税対策にも活用できる!
購入した不動産は国内では減価償却による経費計上が可能ですよね。海外不動産を購入した際にも同様に減価償却することで節税が可能ですが、国内と海外の建物では、その節税効果が大きく異なってきます。
しかし、海外の多くの国では、築年数と建物の価値は相関性が非常に低く、古い中古住宅でも価格が下がらない傾向にあります。従って海外不動産の方が減価償却による高い節税効果が期待できるのです。
海外不動産のデメリットは・・・
このようにメリットが多い海外不動産ですが、リスクやデメリットももちろん有しています。
海内不動産に投資を行うリスクやデメリットも確認しておきましょう。
物件の維持管理・確認が難しい
海外不動産に投資をする最大のデメリットとは、簡単に行き来できない場所に物件を保有するため、維持管理や現状の確認が難しい点です。
管理会社に任せたまま、数年も現物を見ていないという状況にもなり得ます。信頼できる業者を選ばないと、ずさんな状態のまま放置されてしまう可能性があります。
情報の入手や判断が難しい
また、国内で入手できる海外の不動産情報には限界があります。その国の事情や土地勘などが不足してしまうため、売買の判断が難しいというリスクがあります。
豊富な情報や適切なアドバイスを提供してくれる不動産会社を選ぶことが大切です。
損失のリスクもある
その他の金融商品と同様に、必ずしも海外不動産に投資をして利益が出るという保証はありませんので、何らかの理由にて不動産の価格が下がったりと損失を出すリスクがあります。
損失が出る大きな要因としては、為替変動による日本円での価値の減少、その国の信用度の低下を挙げることができます。
人気の海外不動産
海外不動産は、それこそ世界中のあらゆる国で探すことが可能です。国内で最近注目されている海外不動産は大まかに2つのタイプがあります。
- 今後の成長が期待できる新興国不動産
- 安定性の高い先進国不動産
それぞれ、どんな国が注目されているのかをご紹介いたします。
新興国不動産
新興国不動産は、これからの高い経済成長が期待できるため、キャピタルゲインを大きく狙いたいオーナーに人気があります。
マレーシアは、外国人でも土地付き住宅の購入が可能で、合わせてコンドミアムも所有できます。
住宅ローンが組みやすいのが特徴で、英語での売買契約が可能などと、新興国の中では投資条件が有利となるため人気が高いです。
フィリピン・シンガポールでは、コンドミニアムの購入しかできませんが住宅ローンが組みやすいことでよく選ばれる国です。とくにシンガポールはアジアの主要都市として世界各国から企業や個人による資金流入が目立っています。
タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジアなども若干の制約を受けますが、海外不動産投資の対象として国内では人気があります。
先進国不動産
先進国における不動産投資で注目されているのは、アメリカ、ハワイ、カナダ、英国などの国です。外国人でも不動産を取得しやすい環境が整っています。
これら先進国の特徴として、高度経済成長期を過ぎて安定期にありながらも、成長し続けていることや、人口が増加傾向にあることが注目されています。
安定した利回りを確保したい方におすすめです。
中国はかつては新興国を代表する国でしたが、今現在は、新興国とも先進国ともいえない微妙な位置づけにあり、捨てがたい選択肢の1つです。
ここ数年で急激な成長期を経て、貿易規模ではアメリカと肩を並べる地位にあり、香港の地価は世界で1位にランクインしています。GDPは世界で2位です。安定性を確保しつつもさらなる成長が期待できる国の1つかもしれません。
海外不動産が購入できる不動産情報サイト!
それでは、実際に海外の不動産物件を探すにあたって利用できる不動産情報サイトをご紹介いたします。今回は対象が海外不動産であるだけに信頼性と情報提供量を重視して選びました。
それぞれの不動産会社の特徴や、参考物件の紹介、さらに無料の資料請求やセミナー情報も併せてご覧ください。
三井不動産リアルティ
国内では業界1の売買仲介件数を誇る三井不動産リアルティなら、知らない方はいないでしょう。知名度の高い大手不動産会社だから安心です。
三井不動産リアルティでは、海外不動産の購入をサポートする国際事業部が個別で設けてあります。
三井不動産リアルティ/国際事業部の特徴
国際事業部では、それぞれの資産形成の一環として海外不動産の売買をサポートしています。海外資産コンシェルジュと呼ばれる窓口にて海外不動産の売買相談を行うことができます。
世界各国に支店を持ち、各エリアの不動産会社と連帯している三井不動産グループという信用力が強みになります。現地視察の手配や生活情報の提供、不動産投資にまつわる様々な現地情報の提供を行っています。
取引完了後も、アフターサポートが充実していることや、一流の各種専門家に相談できるのが心強い不動産会社です。
三井不動産リアルティの参考物件
※ハワイホノルル最大規模のプロジェクト「ワードビレッジ」
上図の物件はハワイ・ホノルルにある最大規模のレジデンスプロジェクト、「WARD VILLEGE RESIDENCE WAIEA」と呼ばれるコンドミニアム物件です。
36階建ての高層ビルで、数々の受賞歴を持つ建築家とハワイ大手建築会社とのコラボレーションにてデザインされた新築物件です。
屋内には、レストラン、フィットネスセンター、サウナ、小劇場、ラウンジなどが完備されあります。この建物の区画内にて、生活のすべてが賄えることがコンセプトとなっています。
販売価格:3億円~5億円(1LDK~4LDK)
資料請求・セミナー情報
プロジェクト紹介の項目にて、現在紹介可能な不動産プロジェクトがご確認いただけます。気になる物件があった際には、資料請求や問い合わせを行うことができます。
資料請求は、それぞれの物件の画面をクリックして特設サイト→問い合わせから請求して頂けます。現地視察ツアーや説明会・相談会の事前予約も受け付けています。
※三井不動産リアルティ/国際事業部のサイトはこちら
オープンハウス
株式会社オープンハウスは、東証一部上場の不動産投資会社で、アメリカ不動産の販売実績は国内ではトップクラスです。
オープンハウスの特徴
オープンハウスでは、現地の市場調査に加えて人口動態や需給状況、空室率、学区、周辺環境など深く入り込んだ情報を駆使できることが強みです。
基本的に不動産購入の際には、グループ会社であるアイビーネットの住宅ローンが利用できます。融資プランとして不動産担保の比率が最大で70%まで組めることも魅力になっています。
購入後の管理代行、売却の相談なども可能で、長期的な視野で付き合っていける不動産会社です。
オープンハウスの参考物件
※ロサンゼルス西沿岸部シリコンビーチ
オープンハウスでは、世界的な国際都市として名高いロサンゼルスでの不動産開拓に力を入れています。2028年度のオリンピック開催予定地であることから、不動産の価格高騰が予想されています。
上記はロサンゼルス西沿岸部のシリコンビーチです。シリコンビーチは、シリコンバレーに続くIT関連企業のエリアとして米国で注目されていますが、まだ未開発地であり地価は比較的安価です。
Google,Amazon,Appleなどの大手企業の参入に加え、500社以上のベンチャー企業が在籍しているなど、今後の展開が期待できます。
販売価格:要問合せ
資料請求・セミナー情報
関東・関西地区にて定期的に海外不動産セミナーが開催されています。支店は東京銀座と名古屋の2支店だけですが、全国出張にて個別相談も受け付けています。
個別相談のメッセージから物件の詳細や各種問い合わせをしていただけます。
※オープンハウスのサイトはこちらから
海外不動産投資.com
海外不動産.comはISホールディングスが運営する海外不動産情報サイトです。ISホールディングスは、ライブスター証券、外為オンラインなど多数の金融商品取引事業を行っている会社です。
海外不動産.comの特徴
海外不動産.comの大きな特徴は、ISホールディングスがアメリカ法人としてカリフォルニア州に本社を構えていることです。
現地にて不動産事業を行っているため、タイムリーな情報の提供や他社では探すことのできない中古戸建物件なども豊富なことが強みです。
プール付きの豪邸風の住宅から小規模なアパートメントまで、物件の種類も実に多彩です。
海外不動産投資.comの参考物件
上記の物件は、ノースカロライナ州のダーラム郡にある戸建物件です。1984年築年で日本人の感覚から見れば古い物件ですが、アメリカの住宅の耐用年数は104年が平均ですから全然問題ないといえます。
写真だけでは正確なところは判断できませんが、レンガ風の仕上げとなっており高級感のある素敵な住宅です。
販売価格:4,290万円
資料請求・セミナー情報
海外不動産投資.comでは、現在購入可能な物件のリストが一覧で見れるようになっています。気になる物件があれば、資料請求ボタンを押して無料で請求していただけます。
東京エリアでは月に2回程度の参加費無料のセミナーが開催されています。
※海外不動産投資.comのサイトはこちらから
SEKAI PROPERTY
新興国不動産と先進国不動産と、多数の国の物件を扱っているのがSEKAI PROPERTYです。SEKAI PROPERTYの運営会社は株式会社ビヨンドボーダーズといい、マレーシア、カンボジアを中心に不動産事業を展開しています。
SEKAI PROPERTYの特徴
とくに東南アジア圏にて物件を探したい方におすすめの情報サイトで、運営方針としてはキャピタルゲインを重視した不動産投資に力を入れています。
安価な価格にて入手できる東南アジア圏の主要都市では、年々不動産の売却価格は上昇傾向にあり利益が狙いやすいとのことです。
もちろんアメリカやイギリスなど、30か国以上の不動産を取り扱っていますので、その他の国の不動産投資でもご相談して頂けます。
SEKAI PROPERTYの参考物件
※マレーシア・クアラルンプールのマンション
マレーシアでは20階建て以上の住居用の高層ビルが続々と建設されています。
上記の物件はクアラルンプールの41階建てのマンションで、32階部にある3LDKの部屋が販売されています。
クアラルンプールはマレーシアの首都で外資企業も多く、観光業も栄えている都市です。これから交通インフラの拡充が予定されており、人口流入度が高くなることが期待されています。
販売価格:2,445万円
資料請求・セミナー情報
SEKAI PROPERTYでは、海外不動産投資に関する様々な情報をオンラインでダウンロードして頂けます。お問合せやご相談もサイト内のメール機能を利用できるので便利です。
海外不動産セミナーを東京エリアで定期的に実施しており、参加費は無料です。さらに、海外視察ツアーの募集も期間限定で行っていますので調べてみましょう。
※SEKAI PROPERTYのサイトはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近では、ネットで簡単に世界中の不動産を探せますからとても便利ですよね。ただし、不動産の購入はどんなに安価なものでも1万2万で済む話ではありません。
支払い金額が高くなればなる程、物件選びは慎重に行っていく必要があります。どんなに忙しい方でも、やはり現地の視察は最低限にクリアしておきたいものです。
また、海外不動産産を購入する際には、収益が見込める物件探しと同時に、信頼して任せられる業者を選ぶことがとても重要なポイントとなります。
まずは気になる物件や業者探しの方法として、今回の記事をぜひ参考にしてみて下さい。