【2019年10月】穴場銘柄あり!株主優待を受けられるオススメ株一覧

10月は1年の中でも、株主優待を受けられる株が少ない月となっています。4月や10月に決算を迎える企業が少ないからです。でもだからといって見過ごすのはもったいない!穴場銘柄がちゃんとあります。今回はそんな10月の株主優待銘柄をご紹介します。

穴場銘柄あり!株主優待を受けられる2019年10月オススメ株10選

株主優待とは?

株主優待とは、一言で言えば企業が株主に対して還元するお礼です。株主は、株を保有するという形でその企業に対して出資をしていることになるので、その見返りに出すのが株主優待です。なお、配当も同じ意味になりますが、こちらはモノやサービスではなく現金でもらえます。

詳しくは、こちらの記事もご参照ください。

【2019年9月】半期に一度の配当・優待ラッシュ!株主優待を受けられるオススメ株一覧

2019年10月の株主優待を受けるために必要なこと

株主優待を受けるためには、次の2点に留意しましょう。

  1. 株主優待の対象となる条件を満たしていること
  2. 権利確定日に株主になっていること

1については、主に株数が条件となります。「〇〇株以上もっていること」という感じです。また企業によっては「〇年以上保有していること」と株保有期間を条件に含めているところもあります。対象条件を満たせるかどうか、事前に確認しながら購入する株を選びましょう。

2については、権利確定日に株主になっている、つまり株を保有しておくことが必要です。ただし株は購入すればすぐに保有とみなされるわけではなく、購入してから株主扱いとなるまで2営業日かかります。つまり10月末に権利確定となる株については、その2営業日前である10月29日(火)までに購入しておく必要があります。

2019年10月に権利確定日を迎えるオススメ株10選

それではいよいよ、オススメ株のご紹介です。

オススメ優待株その1:プリントネット㈱(7805)

業種:その他製品
権利確定日:10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:自社サービス利用ポイント2,000円相当
200株以上保有:自社サービス利用ポイント4,000円相当
500株以上保有:自社サービス利用ポイント6,000円相当

プリントネット社は印刷に関するサービスを手掛けている企業です。パンフレットや名刺などの印刷はもちろんのこと、のぼり旗やタペストリーなどの布印刷も出来ますし、市販のペンに名入れをしたりもしています。

こちらの株は55,000円ほどで100株購入できます。55,000円の投資で2,000円相当のサービスが受けられるので、株主優待としてはかなりコスパの良い株になっています。印刷サービスにはあまりお世話になる機会がない、と思われるかもしれませんが、副業としてのビジネスで使う名刺やパンフレットを作ったり、趣味で自分グッズを作る方も最近は増えています。そういった制作時にコストを押さえることが出来るというのは大変ありがたいですね。

オススメ優待株その2:㈱ビジョナリーホールディングス(9263)

業種:小売業
権利確定日:4月末、10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:アイケアサービスご利用券(検査補助またはリラクゼーション10分、1,000円相当)
1,000株以上保有(継続保有5年未満):
メガネお仕立券(20,000円相当)+トータルアイ検査プレミアムコース券(8,000円相当)+リラクゼーション10分券(2,000円相当)
1,000株以上保有(継続保有5年以上):上記内容に加えてメガネフレーム券(11,000円相当)
10,000株以上保有:
プレミアムメガネフレーム券(60,000円相当)+プレミアムメガネレンズお仕立券(60,000円相当)+トータルアイ検査プレミアムコース券(20,000円相当)+リラクゼーション10分券(5,000円相当)

ビジョナリーホールディングス、と聞くとピンとこないかもしれませんが、「メガネスーパー」と聞けばご存知の方は多いのではないのでしょうか。関東を中心に全国展開しているメガネ屋さんを経営している企業です。

こちらの優待のオススメポイントとしては、投資金額が少額でも優待が受けられるところです。5,000円ほどで100株の購入が可能なので、ディナーや飲み会を1回我慢すればそれだけで株主優待の仲間入りができます。目が悪く普段からメガネにお世話になっている方はもちろん、そうでない方もリラクゼーションサービスを受けられる優待となっているので、「株主優待デビューしてみたい!」という方には一番のオススメ株となっています。

オススメ優待株その3:㈱エイチ・アイ・エス(9603)

業種:サービス業
権利確定日:10月末・4月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:旅行商品購入に使える株主優待券2,000円相当、
ハウステンボス入場割引券1枚、ラグーナテンボス入場割引券1枚
500株以上保有:旅行商品購入に使える株主優待券4,000円相当、
ハウステンボス入場割引券1枚、ラグーナテンボス入場割引券1枚
1,000株以上保有:旅行商品購入に使える株主優待券6,000円相当、
ハウステンボス入場割引券1枚、ラグーナテンボス入場割引券1枚

 

旅行好きの方なら知らない人はいないくらい、旅行代理店としては大手であるエイチ・アイ・エス社。旅行ツアーの手配だけでなく、ホテル運営もやっています。またハウステンボスやラグーナテンボスといった施設の営業もしています。ロボット事業・エネルギー事業・保険事業など私たちのこれからの生活に密接にかかわる分野を多く手掛けていることを考えると、旅行だけにとどまらずライフスタイル全般で関わりのある企業です。

そんなエイチ・アイ・エス社の株主優待には、旅行のときに使える優待券が含まれています。100株を買うには30万円弱かかりますので負担は大きいですが、「海外旅行に行きたかったけど都合が合わず断念」なんて方がいれば、その旅行で使おうと思っていたお金で代わりに株を買っておいて、今後の旅行の際に優待を使う、というのはいかがでしょうか。

オススメ優待株その4:パーク24㈱(4666)

業種:不動産業
権利確定日:10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:タイムズチケット2,000円分
1,000株以上保有:タイムズチケット5,000円分
5,000株以上保有:タイムズチケット11,000円分

パーク24社はタイムズブランドを掲げ、次のようなサービスを展開しています。

 

  • 駐車場サービス
  • モビリティサービス(レンタカー・カーシェア)
  • 会員サービス(個人・法人)
  • 決済サービス(クレジット・ICカード決済サービス)
  • その他(ロードサービスやファイナンシャルプランニングなど)

カーシェアやカーレンタルなどにお世話になったことがある方も多いのではないでしょうか。また街中でタイムズのコインパーキングの看板を見かけたことがある、実際に利用したことがある、という方も多いでしょう。

そんなパーク24社の株主優待は、駐車場やカーシェア、カーレンタルなどタイムズのサービスを利用するときに使えるタイムズチケットになります。普段から車をよく使う人には特に嬉しい内容ではないでしょうか。またタイムズには「タイムズ スパ・レスタ」というスパもあり、こちらでもタイムズチケットが使えます。毎日を頑張ったご褒美にスパに行くのが好き、という方にもオススメです。

オススメ優待株その5:㈱トーシンホールディングス(9444)

業種:情報・通信
権利確定日:4月末・10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:携帯電話割引
ゴルフレッスン施設利用優待
ゴルフ練習場利用優待
ゴルフ場プレー特別料金
300株以上保有:携帯電話割引
ゴルフレッスン施設利用優待
ゴルフ練習場利用優待
ゴルフ場プレー特別料金
ゴルフ場平日1R無料招待
1,000株以上保有:携帯電話割引
ゴルフレッスン施設利用優待
ゴルフ練習場利用優待
ゴルフ場プレー特別料金
ゴルフ場平日2Rまたは休日1R無料招待
1,500株以上保有:携帯電話割引
ゴルフレッスン施設利用優待
ゴルフ練習場利用優待
ゴルフ場プレー特別料金
ゴルフ場平日3Rまたは休日1R+平日1R無料招待

トーシングループは、もともとは東海地方を中心に、携帯電話販売代理店を展開していた企業です。今では携帯電話関連事業のほかに、不動産事業、リゾート事業も手掛けています。

そんなトーシングループ社の株主優待は、ゴルフに関するものが充実しています。練習時に割引が受けられたり、保有株数によってはプレー料金がまるまる無料になることもあります。100株購入には約6万円、1,000株購入には約60万円の投資が必要になりますが、ゴルフは毎回それなりにお金がかかりますし、ゴルフが趣味の方は余裕のあるときにぜひ株主になっておくと良いでしょう。

オススメ優待株その6:東和フードサービス㈱(3329)

業種:小売業
権利確定日:4月末・10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:優待食事券500円分を年5枚(4月末3枚・10月末2枚)
200株以上保有:優待食事券500円分を年7枚(4月末4枚・10月末3枚)
400株以上保有:優待食事券500円分を年14枚(4月末7枚・10月末7枚)
800株以上保有:優待食事券500円分を年28枚(4月末14枚・10月末14枚)
2,400株以上保有:優待食事券500円分を年48枚(4月末24枚・10月末24枚)
4,000株以上保有:優待食事券500円分を年72枚(4月末36枚・10月末36枚)

東和フードサービス社は、レストランやカフェを全国に展開する企業です。「椿屋珈琲」「ダッキーダック」「ぱすたかん」「イタリアンダイニングDONA」など、お店の名前を聞けばご存知の方も多いでしょう。また椿屋珈琲のコーヒー豆やフード類はオンラインショップで購入することもできるようになっています。

そんな東和フードサービス社の株主優待は、経営するレストランやカフェで使える食事券です。普段のお食事でも使えるし、カフェならちょっとした打合せ等でも使えるでしょう。株主優待の中では比較的、段階を細かく設定されているため、少額投資でも恩恵を受けやすくなっています。ご家族でよく外食される方や、仕事などでカフェを頻繁に使われる方は、ぜひ東和フードサービスの株主になって優待を使ってみてください。

オススメ優待株その7:Hamee㈱(3134)

業種:小売業
権利確定日:4月末・10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:次のうちいずれかを選択
・Hamee本店で利用可能な1,500円分のクーポン
・ネクストエンジン契約者に限り、ネクストエンジン利用金1,500円分の割引クーポン

Hamee社は、スマートフォン向けアクセサリーを作っている会社です。またネットショップを運営する店舗向けにシステムやコンサルサービスを提供しています。さらに自治体向けにふるさと納税支援サービスも提供していますので、もしふるさと納税をやったことのある方でしたら、知らずにHameeのサービスに関わっていた、なんてこともあるかもしれません。

そんなHameeの株主優待は、Hamee直営のネットショップで使えるお買い物クーポンになります。ネットや家電量販店、雑貨屋さんなどで「iFace」というブランドのスマホケースを見たことがある方は多いかと思いますが、この「iFace」はHamee社の商品ですのでこの優待を利用して購入が可能です。それ以外にも充電器やストラップ、イヤホンやスピーカーなど幅広く取り扱いがあります。今の時代、スマートフォンが必需品という方は多いと思いますし、みなさん何かしらのアクセサリーを常に使っているでしょうから、それが安く、あるいは無料で購入できるのはとても嬉しいですね。

オススメ優待株その8:アイスタディ㈱(2345)

業種:情報・通信
権利確定日:10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:クオカード500円分
500株以上保有:クオカード1,000円分
1,000株以上保有:クオカード1,500円分
2,000株以上保有:クオカード2,000円分

アイスタディ社はWeb上で出来る教育システムである「eラーニング」をメイン事業としている企業です。eラーニングなら研修を受けるメンバー個人の都合の良いタイミングで教育を受けることができ、また学習ペースもその個人のスピードで進めることができるため、集合研修よりも効率がよくしかも低コストでできます。大企業から中小企業まで、幅広く利用されているサービスです。

そんなアイスタディ社の株主優待は、クオカードです。自社サービスの割引券などとは違い、クオカードなら全国のコンビニなど幅広く使え、しかも有効期限がありません。汎用性が高いため、「とりあえず株主優待受けてみたい」「今資金に余裕があるから使いやすい優待を受けられる企業の株主になっておきたい」という方にピッタリです。

オススメ優待株その9:ギグワークス㈱(2375)

業種:サービス業
権利確定日:10月末・4月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。

100株以上保有:次の3つのうち1つを選択
・こども商品券1,000円分
・自社グループでマイニングした仮想通貨(ビットコイン)1,000円相当額
・交易財団法人SBS鎌田財団への寄付1,000円分

ギグワークス社はIT系のサービスを提供している企業です。設備導入・コールセンター対応・営業支援など、どの業種の企業でも必須とされる業務の多くをサポートするような事業展開を行っています。企業のシステム部と一緒になって仕事をしているような姿をイメージしていただくと良いでしょう。

そんなギグワークス社、株主優待の内容に特色があります。株主優待として、仮想通貨の代表であるビットコインを選ぶことができるのです。ビットコインはここ数年、異常なほどの価格上昇をみせた直後に暴落を起こすなど、値段が乱高下しています。なので長期投資には向かないと敬遠する投資家も多いですが、優待としてもらうなら自分の懐が痛んでいないので(といっても株主優待を受けるために株を買う分の投資は必要になりますが)、比較的気軽に手を出すことができるのではないでしょうか。優待を受けるときは1,000円分のビットコインですが、将来は2倍、5倍、もしかしたら10倍にまで価値があがっているかもしれません。今すぐ使える優待よりも、将来に向けて楽しみに持っておける優待が欲しい、という方はこちらを選んでみてはいかがでしょうか。

オススメ優待株その10:ロングライフホールディング㈱(4355)

業種:サービス業
権利確定日:10月末
単元株数:100株

株主優待の内容は次のとおりです。なお、保有期間が1年以上であることが条件となります。

200株以上保有:
・日本ロングライフ(株)が運営する有料老人ホームおよび
グループホームの入居一時金または入園金 10万円割引券1枚(有効期限あり)
・ロングライフダイニング(株)販売の「ロングライフカレー」 8箱

ロングライフ社は関西を中心に、介護サービス付き有料老人ホームを運営している企業です。老人ホーム以外にも、在宅介護サービスがあったり、またリゾート会員権の販売も行っています。

こちらも、とても独特な株主優待制度を設けています。1年以上の保有が必要にはなりますが、有料老人ホームに入居または入園する際に使える割引券、なんと10万円分がもらえるのです。ご自身やご家族がご高齢の方なら、介護について考える機会は多いと思います。今のうちにロングライフ社の株主になっておいて、必要になったときに10万円の割引を受けられるようにしておく、というのもひとつの選択ではないでしょうか。

まとめ

今回は10月末に権利確定を迎える株についてご紹介しました。日本では3月・9月決算の企業が圧倒的に多く、10月末に権利確定をむかえる企業はかなり限られています。ですが上記の10種類以外にも、10月末に権利確定を迎える企業はいくつかありますので、興味があればぜひそちらも調べてみてください。

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