FXの取引時間に制限はある?活発な時間帯から初心者におすすめの取引手法まで徹底解説!

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FXの取引時間に制限はあるの?おすすめの時間帯も合わせて知りたいな!

FXと株は投資の中でも代表的な存在であり、これから投資を始めようと考えている人の中ではどちらを選択しようか悩んでいる方も多いでしょう。FXでは取引の時間が株とは異なり、その違いや特徴を覚えておくことは効率的に取引をして利益を出すためにも非常に重要です。

そこで今回の記事では、FXの取引時間について詳細を解説し、時間帯ごとの特徴なども合わせて紹介していきます。取引時間に関する悩みがすべて解決できるよう内容となっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

FXの取引時間を覚えよう!

まずはFXの取引時間について確認していきましょう。結論をいうと、FXの取引時間は平日は24時間、土日は休みとなっています。

投資の中でも代表的な株取引は、平日の午前午後の限られた時間しか取引をすることができません。なぜFXは平日24時間の取引が可能となっているのでしょうか。下記で、その詳細を確認しましょう。

平日24時間取引の仕組み

FXの平日24時間取引が可能な理由は、世界のどこかで24時間常に市場が動いているからです。具体的には、日本の市場が終わったらヨーロッパ、ヨーロッパの市場が終わったらニューヨークといった感じで、ぐるぐると世界の市場を動き続けることで24時間の取引を行っていきます。

こうした特性を活かすことで、FXでは24時間の取引が可能となってきます。そして、この特性は下記で解説する主要な4つの時間帯にも深く関係してくるのです。

FXの4つの時間帯

FXの取引時間に関しては全体の概要がつかめたことでしょう。いっぽうで、FXでは平日に要な取引時間帯が4つ存在します。

FXの4つの時間帯

①オセアニア時間(6:00〜9:00)

②東京時間(9:00〜15:00)

③欧州時間(15:00〜21:00)

④ニューヨーク時間(21:00〜6:00)

下記では、これらの4つの時間帯の癖や特徴などを確認していきましょう。把握しておくことで、より効率的なトレードができる他、リスクを回避して安全に取引をすることにも役立ちます。

①オセアニア時間(6:00〜9:00)

オセアニア時間は、名前の通りオセアニアの市場が開いている時間帯のことを指しています。この時間帯では、市場の参加者自体が非常に少ないので、価格の値動きもほとんど起こりません。ただし、土日にかけてアメリカや中国など、主要な国の経済政策の発表などがあれば、この時間帯からでも週明け月曜日に一気に値動きが起こる場合もあります。

値動きが少ない中でも、値動きが多いものを強いてあげるとするなら、オセアニア系の通貨が該当します。オセアニア系の通貨とは、ニュージーランドのNZドルやオーストラリアの豪ドルなどが該当するでしょう。もしこの時間帯で積極的に利益を出していくのであれば、こうした通貨の値動きに注視すると良さそうです。

②東京時間(9:00〜15:00)

東京時間は別名アジア時間とも呼ばれています。この時間帯になると、東京やシンガポールなどの投資家が市場へ参加してくるため、前述のオセアニア時間よりもやや値動きが増えてきます。これによって、徐々に市場が通常時の活発さを取り戻してきます。

特に値動きが多いのも、やはりアジア系の通貨です。具体的には、円、ウォン、人民元など、アジア圏内の国々の通貨で値動きが見られるようになってきます。加えて、5、10などがつく日は「ゴトー日」と呼ばれており、日本企業は決算日であることが多いことから、円を中心として通貨の値動きが見られるようになってきます。

東京時間で利益を狙っていくのであれば、こうしたアジア圏内の通貨を中心に、ゴトー日も合わせて狙っていくと良いでしょう。特に日本企業は、アメリカ企業との取引が多いことから、ドル円のペアには要注目です。

③欧州時間(15:00〜21:00)

欧州時間はヨーロッパの市場が動き出す時間帯でもあります。ヨーロッパには機関投資家などの大口の投資家が多数いるため、世界の3大市場とも呼ばれています。そのため、この時間帯からは値動きも活発になってきます。

また、この時間帯にはヨーロッパの株式市場もオープンする時間となり、投資家の数も自然と増えていきます。値動きに特徴が出てくる通貨としては、やはり欧州系のユーロやポンドなどでしょう。特にポンドに関しては、原油価格との相関関係も生まれてくるため、先物商品市場もチェックしておくべきです。

④ニューヨーク時間(21:00〜6:00)

ニューヨーク時間は、4つの時間帯の中でもNo.1の活発な値動きが起こる時間帯です。すべての銘柄で値動きが出てくるため、取引をする際には十分に注意をする必要があります。

狙い目はやはりドル建ての取引ペアでしょう。また、毎週第一金曜日にはアメリカの雇用統計の発表もあるため、相場が急激に変動する可能性もあります。ファンダメンタルも合わせて注視しながら取引をするよう心がけていきましょう。

FXの時間帯に関するよくある質問

ここまでで、FXの取引時間に関することや主要な取引時間帯に関することは大方わかりましたね。FXは株と比較しても取引時間が長いため、多くの方にとって取り組みやすい投資の1つであると考えることができます。

いっぽうで、初心者の方の場合にはこうした取引時間に関してまだ疑問が多いこともあるでしょう。そこでここからは、FXの時間帯に関するよくある質問を見ていきましょう。

①初心者におすすめの時間帯は?

初心者におすすめの時間帯は、自分自身のトレードスタイルに応じて異なってきます。たとえば、短期的なトレードをする方であれば、やはり値動きが活発になってくるヨーロッパ時間やニューヨーク時間がおすすめです。

いっぽうで、長期的なトレードを行う方であれば、午前中のオセアニア時間や東京時間にポジションを仕込んでおくことをおすすめします。これらの時間帯は値動きが起こりづらいため、急激な価格変動で誤った約定を避けることができるからです。

②取引がもっとも活発なのは?

上述しましたが、FXではニューヨーク時間がもっとも活発な取引時間帯の1つです。アメリカは世界の金融の中心であり、多くのヘッジファンドや機関投資家が存在します。こうした投資家が動き出すことで、ドルを中心として値動きが活発になってくるのです。

ニューヨーク時間では欧州の市場もまだ開いているため、2つの大きな市場の資金がいっぺんに動いている状態です。値動きが活発であることから利益を出せる可能性も高くなりますが、損失を受ける可能性も同時に高くなります。取引をする際にはロスカットを必ず入れるなど、対策をしっかりと講じて取引をするようにしましょう。

③土日を使った取引テクニックは?

上述したように、FXでは土日が休みですが、この時間帯をうまく活用することで利益を出す「窓トレード」という投資手法があります。窓トレードは金曜日の終値と月曜日の始値の差額を狙ったトレード手法であり、価格差が生まれる様子が窓が開いている状態に似ていること名前の由来となっています。

上記の画像は、窓トレードのチャート例です。チャートを見ればわかるように、日の終値と月曜日の始値に開きが生まれていますね。そして、その窓はその後閉じるように価格も上昇していきます。実際に、これまでの歴史を振り返っても高い確率で窓は閉じる傾向にあることがわかっています。

このように、窓が開いたタイミングで閉じる方向にポジションを持つことで、窓トレードでは利益を狙っていくことが可能となります。土日の時間を効果的に活用したい方は、ぜひ狙ってトレードをしてみてくださいね。

取引時間を活用して取引しよう!初心者におすすめのFX会社TOP3

取引時間を活用して取引をすることで、効率的に利益を狙っていけることはわかりましたね。ここからは、実際に取引をしたい方に向けて、初心者におすすめのFX会社TOP3を紹介していきたいと思います。

今回紹介するFX会社は、初心者でも使いやすい信頼性の高い業者を中心としています。これから取引を始めようという方で、登録がまだ済んでいない人はこの機会にぜひ登録してみてくださいね。

第1位 SBI FXトレード

SBI FXトレードは、最小取引金額4円から取引ができるFX会社です。同社の最大の魅力はこの取引金額の小ささであり、1通貨単位(ドル円であれば1ドルから)からの取引が可能となっています。資金面で悩みを抱えている初心者の方にもピッタリのFX業者だと言えるでしょう。

加えて、同社は狭いスプレッドも魅力の1つとして持っています。スプレッドとは買いと売りの差額のことであり、この開きが大きいほど取引におけるコストも増加するため、不利になります。SBI FXトレードなら、ドル円の取引で0.27銭とダントツの狭さで取引をすることが可能になるのです。

また、運営元の企業はSBIホールディングスのグループ会社です。同社は国内でも長年に渡って金融関係の事業を運営してきたことから、その信頼性や使いやすさなど、さまざまな面で他社よりも秀でています。信頼性が高く、なおかつ安心して取引をしたいという方は、まずはSBI FXトレードで取引をスタートしてみましょう。

第2位 DMM FX

DMM FXは大手企業DMM.comが運営するFXサービスです。同社は動画などのコンテンツの販売で有名な企業ですが、実はこうした金融サービスの提供や国内外のスポーツチームの運営などを幅広く手がけている企業としても有名です。多角的に事業を手がけていることで、経営基盤が安定しており、信頼性や資金力の面でも申し分のない、初心者でも安心して取引できるFX業者だといえるでしょう。

加えて、同社ではデモトレードを提供しています。デモトレードを利用することで、本番前にFXの練習をすることができ、料金もいっさい発生しません。また、デモトレードで提供している取引環境は本番と全く同じなので、慣れ親しんだ取引ツールでそのまま本番へ移行することも可能です。操作面で不安がある方にもピッタリといえるでしょう。

こうした使いやすさや利用面でのメリットがあることから、DMM FXは国内の口座開設数No.1の実績を持っています。信頼性が高く徹底して準備をしてから本番の取引を行いたいという方であれば、非常におすすめです。

第3位 ヒロセ通商

ヒロセ通商は土日のデモトレードができる特徴を持っています。上述したように、FXは平日であれば24時間の取引が可能となっていますが、土日は休みであることが特徴の1つです。このタイミングでは本来取引をすることができず、デモトレードも同様に行うことができません。しかし、ヒロセ通商では土日にも仮想のレートを提供することで取引をすることができるのです。

土日といえば副業でFXをやっている方の多くが休みのタイミングであり、しっかりと練習をしたいタイミングの1つともいえるでしょう。このタイミングでもトレードを練習できることは、ヒロセ通商を利用する大きなメリットの1つとなります。

また、ヒロセ通商は高い約定率も魅力の1つです。具体的には、99.9%の約定率で買い時や売り時を逃さずに確実な注文を行うことができます。練習を徹底したい方や、高度な取引で確実に成果を出していきたい方は、ヒロセ通商に登録すると良いでしょう。

FX取引で取引時間を活用した取引の注意点

ここまでで、取引時間に関すること大方理解できたかと思います。ここからは、そうした時間を活用して取引をするうえで注意しておきたい事柄をまとめて確認していきましょう。

ここで紹介する注意点はリスク管理や勝率アップの秘訣になり、時間帯を活用した取引以外でも全体的に通ずる部分になるので、必ず覚えておくようにしましょう。

①根拠のないトレードから卒業する

FXでは根拠のないトレードをするべきではありません。初心者の人の多くが感覚でのトレードに終始していますが、こうしたトレードは短期的に勝つことができても、長期的には必ず負けてしまうことになります。

具体的には、テクニカル分析やファンダメンタル分析を徹底して根拠を持てるようにしましょう。特に、テクニカル分析はファンダメンタル分析よりも強いです。土日を中心に相場の振り返りを行い、現時点での相場観を養うとともに、翌週どのような値動きをするかも考えておきましょう。

こうした分析を徹底することで、FXでは根拠のあるトレードが可能となっていきます。根拠のあるトレードをすることができれば、初心者から脱却し、プロに近づくことができるようになるのです。勝率をあげたいのであれば、この点は意識的に取り組み、エントリーと決済に必ず根拠を持つようにしましょう。

②ハイレバレッジでのトレードを避ける

FXにおいて、レバレッジの仕組みはメリットとデメリットを備えた諸刃の剣です。レバレッジをかけることで、その倍率分の利益を得ることができますが、デメリットとしてその倍率分の損失を被ってしまう可能性も秘めています。

具体的には、仮にレバレッジ10倍でトレードをした場合、本来出るはずだった利益も10倍になりますが、損失も10倍になります。国内では最大で25倍のレバレッジは法律で認められていますが、仮に1万円の損失が出る取引内容であれば25万円もの損失が出ることになってしまうのです。

このように、レバレッジの仕組みは単純でシンプルなだけに、大きな破壊力を持っています。安易な気持ちでトレードをしてしまうと、結果的に大きな損失を生み出すことにつながりかねないので、最初のうちは低レバレッジで取引をすることを意識的に取り組むようにしましょう。5倍ほどからスタートし、慣れてきたら徐々に倍率を引き上げていきましょう。

まとめ

以上、FXの取引時間について解説してきました。今回紹介したように、FXでは取引時間を理解し、効果的に活用することでさらに利益を出していくことができます。実際に、主要な4つの時間帯では値動きの幅や通貨にも違いがあることから、どこをどのように狙って取引をしていけば良いのかもわかったのではないでしょうか。

いっぽうで、取引においては根拠のあるトレードをしっかりと行うことや、ハイレバレッジのリスクの高い取引などは確実に避けるようにしていきましょう。闇雲に感覚でトレードをしても、再現性もなく短期的な利益しか得ることができません。テクニカル分析やファンダメンタル分析を徹底的に行い、常にトレードの根拠を持てるよう意識して取り組んでいきましょう。

この記事を参考に、ぜひみなさんも取引時間を効果的に活用してみてくださいね。

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