こうした考えを持っているあなたは非常に鋭いです。
FXでは代表的な4つの時間帯があり、それぞれに特徴があります。これらをうまく使いこなすことで、効率的に利益を狙っていくことができ、利益を最大化することで勝ち続けるトレーダーになることも可能です。そのいっぽうで、時間帯に関する情報はそれほど多く発信されていません。
そこで今回の記事では、FXにある4つの時間帯を活用しながら利益を出していく方法について解説していきます。また、初心者の方向けにトレード全般に関する注意点やおすすめのFX業者も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXの4つの時間帯
まずは、FXの主要な時間帯について確認していきましょう。それぞれの時間帯の癖や特徴を掴むことができれば、より効率的にトレードを行っていくことが可能となります。FXでは大きく分けて、以下の4つの時間帯が存在します。
FXの4つの時間帯
①オセアニア時間(6:00〜8:00)
②アジア時間(8:00〜15:00)
③欧州時間(15:00〜21:00)
④ニューヨーク時間(21:00〜6:00)
下記では、これらのFXの4つの時間帯を詳しく確認していきましょう。
①オセアニア時間(6:00〜8:00)
時間帯 | 6:00〜8:00 |
特徴 | 値動きも少なく落ち着いている |
狙い目通貨 | オセアニア系通貨(豪ドル、NZドル) |
オセアニア時間は午前6:00〜8:00の間の時間帯を指しています。名前の通り、オセアニア市場がオープンする時間帯となっています。
オセアニア時間の特徴
この時間帯は、相場の動きも少なく比較的落ち着いています。その理由として、オセアニアの市場がそれほど大きくないことが該当します。つまり、市場に参加しているファンドや大口投資家も少ないということです。
いっぽうで、土日にアメリカの政策発表が行われる際などには急激な価格が変動する場合もあるので、注意しておきましょう。
値動きのある通貨
オセアニア地域の通貨に値動きが出てきます。具体的には、オーストラリアのドルやニュージーランドのドルなどが該当します。取引をするのであれば、これらの通貨を狙ってみると良いでしょう。
②アジア時間(8:00〜15:00)
時間帯 | 8:00〜15:00 |
特徴 | 少しずつ値動きが出てくる |
狙い目通貨 | アジア系通貨(円、人民元) |
アジア時間は東京やシンガポールなど、アジアの市場が開く時間帯です。8:00〜15:00くらいの時間帯がアジア時間の目安といえます。
アジア時間の特徴
東京やアジアの投資家が市場に参加してきます。オセアニアと比較しても資金力のあるトレーダーが多くいるため、市場にも少しずつ動きが生まれてきます。
値動きのある通貨
値動きがあるのは、アジア系の通貨です。円や人民元などが該当します。
また、5と10のつく日は日本企業の決済日であることも多く、こうしたタイミングではドル円に値動きが見られることも増えてきます。
③欧州時間(15:00〜21:00)
時間帯 | 15:00〜21:00 |
特徴 | 市場が活発になってくる |
狙い目通貨 | 欧州系通貨(ユーロ、ポンド) |
欧州時間は15:00〜21:00までとなっており、ヨーロッパの証券取引所などが開く時間帯です。ヨーロッパの市場はアメリカについで2番目に大きく、ロンドンの証券取引所は世界の3大取引所ともいわれています。
通貨だけでなく、欧州の株式市場が開く点も特徴の1つです。
欧州時間の特徴
欧州時間の特徴は、東京時間よりもさらに値動きが活発になってくる点です。上述したように、ヨーロッパの市場は世界的にも非常に大きく、大口の投資家やトレーダーが数多く参入してきます。
値動きのある通貨
欧州系の通貨であるユーロやポンドを中心に値動きが出てきます。また、ポンドに関しては原油の先物と相関関係が生まれてくるため、商品先物の市場もチェックしておくと良いでしょう。
④ニューヨーク時間(21:00〜6:00)
時間帯 | 21:00〜6:00 |
特徴 | 市場の値動きがピークになる |
狙い目通貨 | ほぼ全銘柄 |
ニューヨーク時間は21:00〜6:00までの時間帯を指しています。世界でももっとも規模の大きいニューヨーク証券取引所が開くため、欧州の市場と合わせて大きな資金が動きます。
ニューヨーク時間の特徴
ニューヨーク時間は4つの時間帯の中でも、もっとも動きが大きく激しくなる時間帯です。アメリカでも最大規模のヘッジファンドやファミリーオフィスなど、大口の投資家が参入してくるからです。
値動きのある通貨
とにかくすべての銘柄で値動きが活発になります。ニューヨークといえばドルと感じるかもしれませんが、ドルはそもそも基軸通貨として使われています。そのため、ドル建ての銘柄(つまりほぼ全銘柄)の値動きが活発になってくるのです。
スキャルピングやデイトレードをしている方であれば、この時間帯を狙ってトレードをしてみても良いかもしれません。
FX時間帯でよくある質問
ここまで、主要な4つの時間帯について確認してきました。FXの時間帯に関しては、それぞれの特徴や癖を掴めたのではないでしょうか。ここからは、これらの時間帯で質問の多い疑問点などを確認していきましょう。
もっとも勝てる・稼げる時間帯は?
もっとも稼げる時間帯は、やはり値動きがピークに達するニューヨーク時間でしょう。同時に、もっとも損失を出す可能性が高い時間帯であるともいえます。
大口の投資家が特に多いので、相場のダマシに引っかからないよう注意してトレードをすることも重要です。
もっとも動かない時間帯は?
もっとも動かない時間帯は、オセアニア時間です。上述したように、オセアニアの市場は規模が小さく、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど、他の市場参加者もいないことがその理由となっています。
初心者におすすめのFX会社TOP3
ここまで、FXの時間帯に関することを見てきました。そろそろ実際にトレードをしてみたいと感じた方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、初心者におすすめのFX会社を紹介していきたいと思います。今回紹介するのは、大手企業が運営する信頼性の高い国内業者だけなので、登録がまだ済んでいない人はこの機会にぜひ登録してみてくださいね。
第1位 SBI FXトレード
SBI FXトレードはSBIホールディングスが運営するFX会社です。国内でも長年に渡って金融関係の事業を手がけてきただけあり、信頼性の高さはもちろん資金力やサポート面でも申し分ない業者といえます。
それだけでなく、取引コストが安いという特徴を持っている点も見逃せないポイントです。ドル円であればスプレッドが0.27銭から取引をすることができ、これは業界でも非常に狭い水準となっています。大手企業の運営で安心して取引したい方はもちろんのこと、少額投資で取引コストも抑えたいという方はぜひ登録してみましょう。
第2位 DMM FX
DMM FXはDMM.comが運営するFX会社です。同社は国内外で多角的に事業を手がけており、動画コンテンツの配信からスポーツチームの運営まで行っています。安定した事業基盤を持っているだけあって、その資金力や信頼性は他のどの企業よりも高いといえるでしょう。
デモトレードは最長で3ヶ月間行うことができるので、まずはみっちり練習をしたいという方には非常におすすめです。また、DMM FXは国内口座開設数第1位という確かな実績を持っています。多くの人がその使いやすさを支持しているということでもあり、サポート体制も万全です。SBI FXトレードと合わせて、必ず登録しておくことをおすすめします。
第3位 ヒロセ通商
ヒロセ通商は、DMM.comと同様にデモトレードを提供しているFX業者です。同社のデモトレードの最大の特徴は、土日にもFX取引ができるという点でしょう。
FXでは日々の練習や勉強が非常に大切になり、デモトレードはその中枢を担う存在といえます。副業で取り組んでいる人であればほとんどの場合に土日休みであるため、このタイミングでもデモトレードで練習できることは大きなプラス要因といえるでしょう。上記で紹介した2社と合わせて、ヒロセ通商に口座を開設しておけば、準備万端で本番の取引に臨めること間違いなしです。
FXトレード全般の注意点
ここまで、FXの時間帯に関する疑問点などをまとめて確認してきました。
ここからは、FX取引で気をつけておきたいポイントをおさらいしていきましょう。
①ハイレバレッジでのトレードを避ける
②資金量を一定にして浅めのロスカットを入れる
③根拠のあるトレードをする
①ハイレバレッジでのトレードを避ける
もっとも重要なポイントとして、FXではハイレバレッジの取引を避けるべきという点があります。ハイレバレッジの取引というのは、20倍〜25倍の極端にレバレッジが高い取引のことです。
メリットばかりに気を取られてしまえば、些細なことがきっかけで大きな損失を出してしまいかねません。こうした事態を防ぐためにも、ハイレバレッジでのトレードは取引に慣れるまでは避けていきましょう。具体的には、序盤はどれだけレバレッジをあげても10倍以内に止めておくことをおすすめします。
②資金量を一定にして浅めのロスカットを入れる
資金量を一定にして、浅めのロスカットを入れることは非常に重要なポイントです。具体的には、1回の取引で運用する資金は自分で決めた水準を超えてはいけません。また、同様に下回ってもいけません。一定にすることで、狙った値幅(pips)を毎回取っていくことで、安定して利益を狙っていくことが可能となります。
人間には損をしたくないという感情が存在しています。しかし、FXでは損をしないトレードはプロでも難しいのです。まして、初心者であれば損をすることは明確であり、これをいかに小さくするかが重要なポイントとなってきます。考え方を転換して、損切りをすることは良いことで、嬉しいことと思えるように日頃から意識していきましょう。
ニューヨーク時間ではさらに警戒すべし
上述したように、ニューヨーク時間はもっとも値動きが激しいタイミングの1つです。この時間帯には、さらなる警戒を行う必要があります。ロスカットも資金量も、通常よりも少なめかつ浅めに入れておくべきでしょう。
値動きが激しすぎると、ロスカットが追いつかなくなる可能性があります。この場合、取引で使う資金量が多ければ、普段ではありえないような多額の損失を被ってしまう可能性も出てきます。これらの事態を防ぐためにも、ニューヨーク時間におけるトレードはさらに細心の注意を払って取り組むようにしましょう。
③根拠のあるトレードをする
根拠のあるトレードをすることは、FXではもっとも大事なポイントの1つです。根拠のないトレードは、たとえ短期的に勝つことができても、いつか必ず負けてしまうことになります。
実は、プロと初心者の明確な違いはここにあります。プロのトレーダーはすべてのエントリーと決済に確かな根拠を持って取り組んでいます。これによって、他のトレーダーが負けてしまうタイミングでも利益を狙っていくことができ、結果的に勝ち続けることができるのです。
もしあなたが初心者から脱して、プロのトレーダーの仲間入りをしたいのであれば、テクニカル分析やファンダメンタル分析を徹底的に行い、これらのプロのトレーダーに近づけるよう日々努力をしていきましょう。
まとめ
以上、FXの時間帯について解説してきました。今回紹介したように、FXでは時間帯をうまく活用してトレードをすることが非常に重要になります。それぞれの時間帯ごとの癖・特徴を掴んでトレードをすることで、さらに効率よく利益を狙っていけるのです。時間帯を学ぶことで、初心者から頭1つ抜け出し、専業・プロトレーダーに近づくことができるといっても良いでしょう。
いっぽうで、トレードをする際には気をつけておきたい点もいくつかあります。たとえば、ハイレバレッジで取引をすることは避けた方が良いですし、資金量を一定に保つことや、根拠のあるトレードを行うことは意識して取り組みたいポイントといえます。特に、2019年は世界的に激動の時代を迎えているため、突発的なファンダメンタルで信じられない価格変動が起こる可能性もあるのです。
時間帯と注意点を意識しながら、みなさんもぜひFXトレードを楽しんでくださいね。