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転売はサラリーマンや主婦、学生等、誰でも簡単にできる副業として人気です。クレジットカードとスマートフォン、通信環境があればできてしまうのでそれほど大きな元手もいらないという特徴があります。そのため、様々な副業サイトにおいて転売のやり方が紹介されていることは周知の事実でしょう。
しかし、実際のところ初心者の方で本当に仕入れるべき商品を理解している方はごくわずかなのではないでしょうか。転売=儲かるという考えが先行しすぎて、実際に何を仕入れるのが正解なのかわかていない方が大半なのです。
今回は初心者の方向けに、失敗しにくいおすすめ転売アイテムにはどのようなものが存在するのか、丁寧に解説させていただきます。
転売にもジャンルごとに難易度がある
皆さんは転売と言うとどのような転売を思い浮かべるでしょうか。転売と一口に言っても様々なジャンルが存在しますよね。例えば、
- カメラ転売
- 古着転売
- PC転売
- 家具転売
- 家電転売
- 服飾転売
- ブランド物転売
- PC関連機材の転売
- 中国輸入転売
などなど…。ざっくり思い浮かぶだけでもこれだけ多くの転売ジャンルが存在します。どのジャンルでも実際のところ儲けることは可能ですし、実際に成果を上げている人が多くいるわけですが、これらはジャンルごとに難易度が大きく違っていることをご存知でしょうか。
転売にはジャンルそれぞれにいくつかの特徴があり、
- 仕入れの手間が大きいもの。
- それなりの資本が必要なもの。
- 仕入れの管理が大変なもの
等が挙げられます。
仕入れの手間が大きいもの。
仕入れの手間が大きいものとして上げられるのは、中国輸入転売やブランド物の転売などが挙げられます。基本的にネット一つで解決できないこともないですが、海外からの輸入の場合には英語での取引になるほか、関税、品質チェックにかかるコストなどがかさみます。
ブランド物に関しては数量限定の物を仕入れるのが基本ですので、長時間並んだり、ネットに張り付かなければならないといった特徴があります。
すごく難しいわけではありませんが、手間や工程が多いのでとにかく面倒なのです。特に初心者の倍はまずどのような商品を仕入れるべきかさえわかっていないわけですから、このような転売方法を選ぶとかなりしんどくて離脱してしまう場合がほとんどです。
難しいというよりはめんどくさいという感じですので、難易度は中ぐらいです。初心者にはおすすめできません。
それなりの資本が必要なもの。
次に、仕入れに資本がかかる商品の転売についてです。例えば一眼レフの転売やPC関連、家具家電などがそれに当てはまります。1つの商品単価が高いため少しの仕入れでまとまった利益を上げられるのが特徴です。
しかし、単価が高い分、失敗すると悲惨なのがこのジャンルの特徴。最悪元値を回収できれば良いですが、売れ残って在庫を抱えてしまうとかなり大変です。転売を今までしたことが無い人にとって、1万円の仕入れでさえハラハラするのに、5万円、10万円の仕入れを行うとなると胃に穴が空きそうになります。かなり難易度は高めです。
専業で転売を行うことを決めていて資本がそれなりにあれば話は別ですが、転売を行いたい人の多くは副業で、月5万円程度プラスになれば生活が楽になるのにな、と考えている方が大半だと思います。こういった理由でこちらも初心者にはおすすめできません。
仕入れの管理が大変なもの
最後、在庫の管理が大変な転売については単価が安くまとまった商品を仕入れる転売方法に多くみられ、アクセサリ―転売や古着転売などは管理が面倒です。
家の一角にちょっとしたスペースがあれば大丈夫ですのでよほど狭い家でなければ問題ないと言えるでしょう。
単価が安く初心者でも気軽に始めることができるので難易度自体はそれほど高くありません。副業として小さく始めたい方におすすめです。
転売で利益を出すための条件
次に、転売で利益を上げるための条件に付いてお話しします。先ほどお話しした通り、初心者におすすめできるのはアクセサリー(服飾)や古着転売といったジャンルです。これらのおすすめジャンルで転売を行うのはもちろんのことなのですが、その中でもアイテムを選ぶ上で必要な条件がいくつかあります。
転売を行う上で押さえておかなければならない条件は、次の3点です。
- 送料が安いアイテムを選ぶ
- 回転率の高い商品に絞る
- バリューアップを頭に入れて仕入れする
1.送料が安いアイテムを選ぶ
まず大前提なのは送料が安いアイテムを選ぶことです。古着転売の場合、仕入れの対象になるのはTシャツやハーフパンツ、アウターからバッグ、小物まで多岐にわたります。Tシャツなどの場合はクリックポスト(164円でA4サイズが送れる発送方法)や定形外郵便などで安くはっそうかのうですが、アウターなどの場合はサイズがかさむので宅急便などで配達することになります。安く見積もっても一回の発送費用は600円を超えます。
たかが送料じゃないかと思うかもしれませんが、転売を行うようになると頻繁に発送することになるので発送費用がかなりかさんでしまうのです。
大きなアイテムでも粗利がかなり大きくとれる場合は別ですが、基本的には送料が安く済むTシャツやパンツ、小物を仕入れるのがおすすめです。
2.回転率の高い商品に絞る
次に大切なのが、回転率の高い商品に絞り込むことです。もしあなたが仕入れを行うとして、3か月で売れる商品で、粗利が1万円を見込める商品Aと、1か月以内に必ず販売できる商品で、粗利が2000円を見込める商品Bがあるとしたら、どちらを選択するでしょうか。
答えとしては、選ぶべきなのは商品Bです。
初心者が陥りやすいのが、粗利を大きくとれる商品に目が行き過ぎて回転率が悪い商品を仕入れてしまうといったミスです。基本的に転売を行う上で資金ショートを避けることが一番大切ですので、多少利益が少なくとも比較的すぐ売れてくれる商品を仕入れるようにしなければなりません。
クレジットカードの支払いは1か月後に来ますので、目安として1か月以内に売り切れる商品をメインに仕入れなければなりません。特に慣れないうちは仕入れた商品が中々売れてくれないプレッシャーがすごいので、この原則は絶対順守です。
一見すると商品Aの方が良いと思うかもしれませんが、少額でも複利的にお金が増えていきますので長期的に見れば商品Bをたくさん仕入れるほうが効率が良くおすすめです。
3.バリューアップを頭に入れて仕入れする
結論から言うと、僕がおすすめする転売方法は古着転売です。古着転売の場合は基本的にメルカリやヤフオク、ゾゾユーズド、あるいはセカンドストリートなどのリサイクル系古着屋から仕入れてくることになります。
このような店舗からの仕入れで本当に利益がでるのか、と疑問の声を良くいただきます。古着転売で効率よく利益を上げるためには、「バリューアップ戦略」という考え方が重要になります。
基本的に古着屋などで販売されている洋服は洗濯などがされておらずシワ感や汚れが強いことがあります。そのため、ブランド品であってもかなり破格な価格で販売されていることも少なくありません。
そのためこれらの商品を自分で手入れを行うことできれいな状態に戻し、価値を上げること(バリューアップすること)で大幅に利益を上げることができます。
そのため、一見売れそうにないボロボロの商品を仕入れ、上手に手入れしてあげると大きく粗利を延ばすことが可能です。仕入れを行う際にはバリューアップを含めどの程度で販売できそうかを考えることが大切です。
転売初心者の僕が大失敗した話。
今でこそ安定して転売事業でも利益を上げられるようになった僕ですが、転売初心者の頃は大失敗し赤字を垂れ流していましたので、その時のお話を一部ご紹介します。
一眼レフ転売で大失敗
皆さんも聞いたことがあるであろう転売の一つに、一眼レフ転売があります。一眼レフ転売は初心者でもとっつきやすくおすすめだと当時言われていた転売方法です。一眼レフ転売に関する書籍も数冊出るほどの人気でした。
一眼レフ転売の特徴としては単価が高くそれほど多くの量を仕入れずとも安定した利益を見込むことができる点にありました。一眼レフ転売を行う上でのポイントは次の3点で、
- ジャンク品扱い品(動作未確認品を購入すること)
- 掃除器具などをセットにしてバリューアップを図ること
- 初心者(業者ではない人から)購入すること
でした。
つまり、相場観をつかめていない初心者が販売している商品や、動作確認が面倒なのでしていないためジャンク品として販売している商品を購入し、手入れを行ったり欠品している器具を補完してから販売することで粗利を出すことを目的としています。
一眼レフの相場は安いものでも本体+レンズで2,3万円はしますし、型落ちでも人気の機種であれば5万円程度するのが一般的です。高いものになると本体だけで20~30万円をこえるのが当たり前の業界ですので少ない商品でも効率よく利益を上げられることがわかっていただけるのではないでしょうか。そのため、サラリーマン等時間のない人におすすめされていました。
しかし僕はこの一眼レフ転売で大きな失敗をしてしまうことになったのです…
不良品を仕入れてしまう
先ほど動作未確認品を購入するのが良いという教えを信じて一眼レフを購入したのですが、仕入れた商品は見事に壊れている商品でした。
1つ8万円する商品でしたが、結果的にジャンク品の為なかなか売れなかったばかりが売却値段は4万円と大きく赤字を出してしまいました。当時は転売初心者でしたので、すごくショックだったことを覚えています。「やらなければよかった…」と。
それ以降も3個ほど仕入れてみたのですが型が古すぎて思うように売れてくれなかったりと様々な問題がありました。
結果的に仕入れたのは累計で4つで、そのうち3つは赤字を出しながらもなんとか売却できましたが、1つは半年たっても売れてくれず、結果的に私物化しています。
失敗から学んだこと
カメラ転売は少ない量で利益を出すことができるのが最大の魅力ですが、一つ当たりの単価が高いためよほどの人気商品でないかぎりすぐに売れてくれないケースが多々あります。また、単価が高い分手数料もどうしても高くなってしまいます。手数料と送料を抜きにしても十分に利益を出すためには仕入れ値をかなり安くしなければならない問題がありました。
また、当時は一眼レフ転売が至る所でおすすめされていた状況でした。そのため、WEB仕入れを行いたいと考えている競合はかなり多く、初心者が安定して仕入れできる状況ではありませんでした。特に一眼レフは古着などと比べ流通量が少ないので仕入れが難しいのは当然です。
WEBだけでなく実店舗仕入れなどができる技術が無ければ、当時おすすめされていた一眼レフ仕入れとは言えども生き残ることはできなかったでしょう。
僕が失敗から学んだことは次の3点です。
- 初心者はいきなり単価の高い商品を仕入れてはいけない
- 流通量が少ない商品を扱ってはいけない
- 仕入れが容易なジャンルに参入するべき
これらの点を踏まえて、転売初心者におすすめなジャンルと、おすすめできないジャンルについて解説していきたいと思います。
転売初心者におすすめなジャンル
ここではまず、転売初心者におすすめなジャンルについてご紹介します。
古着転売
先ほどもご紹介しましたが、最も初心者にもおすすめな転売ジャンルは古着の転売になります。古着転売は一部のハイブランド衣料、服飾を除き初心者でも手を出しやすい価格帯の物ばかりです。
衣料品はどんな人にとっても欠かせないものなので流通量もかなり多い他、リサイクルショップなども比較的多いので仕入れの難易度としてもそれほど高くありません。また、その気になればメルカリで仕入れてメルカリで販売するだけでも利益が上がるのでかなり気楽なものです。
もちろん利益幅はすごく高いわけではありませんが、一般的に1000~3000円程度の粗利を積み重ねていくようなイメージになります。大きく稼ぐのは少し難しいですが、かなり簡単で初心者でも初月5万を簡単に達成できるおすすめジャンルです。
福袋転売
また、正月限定にはなりますがお勧めなのが福袋転売です。福袋は皆さんご存知の通り、1万円分の福袋の中に2,3万円分の商品が入っている夢のある商品です。
福袋を購入して、ばら売りで販売すれば当然利益を出すことができます。
ヨドバシカメラの一眼レフ福袋や、PC福袋、あるいは人気セレクトショップの福袋などを仕入れることができればそれだけで利益を出すことができます。
ただし、少し前には福袋の買い占めなどモラル面で問題があったため近年は福袋転売は縮小傾向にあります。節度を持って行うことが大切です。
転売初心者におすすめでないジャンル
次に、転売初心者におすすめできないジャンルについてご紹介します。
カメラ転売
先ほども紹介したように、カメラや一眼レフなど高額な商品を扱う転売方法はおすすめできません。利益を上げられないという意味ではなく、今まで全く転売を行ったことが無い初心者が行うには敷居が高いためです。
初心者がいきなり一つ数万円する在庫を抱えるのは非常に不安なもの。回転率もすごく高いわけではないのでお勧めできないジャンルの一つです。
家電転売
家電転売はその名の通り家電を転売する方法です。新品を扱う場合もあれば中古品を扱う場合もあります。
おすすめできない理由は大きく二つあり、まず一つ目は価格が高いこと。一眼レフ同様一つ当たりの単価が高いため、誤って販売できないものを仕入れてしまうとかなりの痛手になってしまいます。二つ目の理由としては、メインの販路がアマゾンになること。家電を販売する場合はメルカリ等よりも、アマゾンで売買されることが多いです。
そのためアマゾンで出品登録を行う必要があるほか、モノレートを利用して売れるか売れないか、分析しなければなりません。場合によってはFBA(発送などを代行してくれるサービス)などを利用するのですが、いろいろと面倒なので初心者にはおすすめできません。
中国輸入転売
また最後に、中国から輸入してくる転売方法についてですが、こちらもおすすめできません。中国から輸入するとかなり安い値段で仕入れることができるのですが、あくまでノーブランド品ですので販売の難易度がかなり高めです。
また、安く仕入れることができる反面仕入れなければならない数量も多いため、販路が主にメルカリやヤフオクとなる初心者の方にはおすすめできません。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は初心者でも失敗しない転売ジャンルについてご紹介しました。初心者が参入する前に確認するべきポイントをもう一度まとめておくと、
【転売でやってはいけないこと】
- 仕入れの手間が大きいジャンルに参入する
- それなりの資本が必要なものを仕入れること。
- 工程が多く、めんどくさいこと(続かないため)
- 回転率が低い商品を仕入れること
- 送料がかかる大きなアイテムを扱う事
【転売で大いにやるべき事】
- 小さな利益を積み重ねること
- 回転率の高い商品を扱う
- 仕入れやすい商品を仕入れる
- 工夫して粗利率を高くする
となります。
転売初心者において大切なのは大きな利益を上げることよりも、失敗せずに続けていくことです。小さな利益でも数を販売すればまとまったお金になるので、自分の欲しい利益から逆算して仕入れる数を決めるなどの目標をもって頑張ることが大切です。
古着転売はリスクもかなり少なく、利益を安定して出しやすいジャンルなのでぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!ではまた。