ゆうちょ銀行のデビットカード「mijica」(ミヂカ)はどんなカード?mijicaのメリット・デメリットについて解説!

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「mijica」(ミヂカ)をご存知でしょうか?mijicaは、電子マネーのような名称ですが、ゆうちょ銀行が発行しているデビットカードになっています。

 

ゆうちょ銀行の口座数は、1億2千万にものぼり日本の人口から言うとほとんどの人が開設している口座とも言えますが、そんなゆうちょ銀行が発行しているmijicaを知る方は少ないかもしれません。mijicaは、キャッシュカードの機能としてもデビッドカードとしても使えるので、とても便利なカードになっています。今回はmijicaについて記事をまとめていきますので、ゆうちょ銀行の利用が多い方はこの機会に利用されてみるのもいいかもしれませんよ。

mijicaの基本概要

東京2020エンブレムデザイン 東京2020マスコットデザイン

年会費 永年無料
発行手数料 無料
対象年齢 満12歳以上
付帯ブランド VISA
ポイント還元率 基本還元率0.25%

優待店0.5%

チャージ方法 ゆうちょ銀行からチャージ

ゆうちょATMから現金チャージ

上限金額 100万円まで

mijica(ミヂカ)は、ゆうちょ銀行のキャッシュカードとは別にはなりますが、ゆうちょ銀行と紐付けして利用するデビットカードになっています。

デビットカードなので、ゆうちょ銀行残高内でVISAの加盟店であればキャッシュレスで買い物ができる便利な決済ツールになっています。このmijicaの基本概要として、簡単に上記の表にまとめていますが、この利用方法を中心にmijicaの内容を説明していきます。

mijicaの利用方法

mijicaは、デビットカードですのでクレジットカードのように後払い方式の支払いではなく、その時の買い物をリアルタイムで口座から引き落とすカードになります。ただ、デビットカードでありながら、事前にチャージして支払うプリペイドカードとしても利用ができるカードになっています。そんなmijicaの利用方法について詳しく見ていきましょう。

支払機能

mijicaは、支払いの際にクレジットカードと同様に利用ができるカードになるので、店頭もしくはインターネットでカード払いを行なっていきます。

利用頻度として店頭での支払いがもっとも多いかと思われますが、店頭で店員にカードを渡して読み取ってもらい、承認が取れれば決済完了といった支払い機能になります。

mijicaはデビットカードなので、3万円以下の買い物は基本的にはサインや暗証番号入力が不要となっているので、支払いにおけるスピード決済が可能になるのが利便性として一つあります。インターネットの決済もクレジットカード同様で、カード番号や有効期限などの必要情報を入力して承認が取れれば支払い完了となるので、支払いにおいては特に難しいことはありません。

ですが、mijicaで支払う際、デビットカードとしてゆうちょ銀行口座から引き落とし決済を行う場合mijicaにチャージしてチャージ金額内で使うプリペイドカード方式があるので、それぞれ説明していきます。

mijicaをデビットカードとして使う

mijicaをデビットカードとして使う場合には、必ずゆうちょ銀行の口座残高に注意する必要があります。支払いの際は、リアルタイムでゆうちょ銀行の口座から直接引き落としされるので、支払い金額が残高を上回ってしまうと支払いができません。

また、これはデビットカードに限りませんが、mijicaを利用する場合は1回払いのみの支払い方法になります。クレジットカードのように回数払い等はできませんので、基本的なことにはなりますがこれら2点を注意しておきましょう。

mijicaをプリペイドカードとして使う

mijicaをプリペイドカードとして使う場合には、mijicaのデビットチャージ機能をオフにする必要があります。mijicaは、優先的にデビットカードとして利用されるようになっていますが、デビットチャージ機能をオフにすることで、あらかじめチャージしておいた金額だけしか使えないプリペイドカード方式の利用が可能になっています。

mijicaへのチャージする方法としては、

  • 紐付けしたゆうちょ銀行からのチャージ
  • ゆうちょ銀行ATMからのチャージ

の2つの方法があります。

どちらも1,000円単位でチャージをすることができますので、使いすぎが気になる方にも安心して使えるのが特徴です。

チャージの方法としては、紐付けしたゆうちょ銀行から直接チャージする際には、会員サイトから指定した金額を簡単にチャージすることできます。

ゆうちょ銀行ATMからのチャージをする場合には、

「クレジットカード・プリペイドカード・簡易保険・生命保険」のメニューからプリペイドカードを選択してチャージを行うことができます。どちらも特に難しくはありませんので、自身にあった支払い方法で利用していきましょう。

VISAタッチ決済機能も利用可能

mijicaは、支払いの際にVISAタッチ決済機能も搭載されているので、クレジットカードやデビットカードの中でもよりスピーディな決済が可能になります。

VISAタッチ決済機能とは、クレジットカードやデビットカードで支払う際、専用端末でカードを読み取る作業が不要となっていて、電子マネーやQUICPay、Apple Payのようにかざすだけで決済を可能にした機能になります。

VISAタッチ決済機能の専用端末が設置している店舗のみにはなりますが、支払いにおいて最も速い決済方法と言えるでしょう。

mijica利用者同士の送金も可能

mijicaは支払い機能の他に、送金機能も備わっています。これはmijica利用者同士でなければ利用はできませんが、mijica利用者同士であればお互いのカードID(カード番号ではありません)を教えておくことで、mijicaへチャージした残高内で送金が手数料無料でできるサービスになっています。

ゆうちょ銀行では、ゆうちょ銀行口座同士の振替であっても月に5回までが手数料無料となり、6回目以降から有料(113円)となるので、mijicaを使うことでいつでも送金が可能になります。mijica保有の方には、優先的にmijicaの送金を利用していくのが望ましいかもしれません。

mijicaへチャージした残高なら出金も可能

mijicaはキャッシュカードとしての機能はありませんが、mijicaのチャージ残高が送金できるようにチャージ残高内であればゆうちょ銀行ATMから出金も可能になります。

ただし、この場合には手数料が55円(税込)かかるので、手数料無料ではないので注意しておきましょう。

mijicaの申込方法

札幌版デザイン 仙台市版デザイン 千葉県版デザイン 熊本市版デザイン

続いては、mijicaの申込の方法について説明していきます。mijicaの申込は、店頭で申込を行うかもしくはWEBから申し込むかの2通りになります。いずれの場合においても、mijicaを申し込む際には必ずゆうちょ銀行の総合口座を開設しておく必要がありますので、もし持っていない方は事前に準備しておきましょう。

では2つの申込方法についてそれぞれ説明していきます。

店頭でmijicaを申し込む方法

mijicaを店頭で申し込むには、すべての郵便局で申し込みができるわけではなく、札幌市・仙台市・熊本市・千葉県の郵便局でなければ店頭申し込みはできません。また、千葉県以外の市ではすべての郵便局が対象ではなく、以下の表にまとめた郵便局になるので、店頭で申し込みたい方はお近くの郵便局が対象かを確認しておきましょう。

札幌市 札幌駅パセオ郵便局 / 札幌大通公園前郵便局 / 札幌大通郵便局 / 札幌北一条中郵便局 / 札幌北一条郵便局 / 札幌北九条郵便局 / 札幌北五条中郵便局 / 札幌北五条郵便局 / 札幌北三十一条郵便局 / 札幌北三十三条郵便局 / 札幌北三条郵便局 / 札幌北十三条東郵便局 / 札幌北十二条郵便局 / 札幌北十八条郵便局 / 札幌北七条西郵便局 / 札幌北七条郵便局 / 札幌北二十五条郵便局 / 札幌北二十条東郵便局 / 札幌北二十四条郵便局 / 札幌北二十六条郵便局 / 札幌北二条中郵便局 / 札幌北二条郵便局 / 札幌北四条西郵便局 / 札幌合同庁舎内郵便局 / 札幌白樺郵便局 / 札幌桑園駅前郵便局 / 札幌中央市場前郵便局 / 札幌中央郵便局 / 札幌月寒中央通郵便局 / 札幌苗穂郵便局 / 札幌中の島郵便局 / 札幌西岡二条郵便局 / 札幌西岡郵便局 / 札幌平岸五条郵便局 / 札幌平岸三条郵便局 / 札幌平岸六条郵便局 / サッポロファクトリー内郵便局 / 札幌福住郵便局 / 札幌北大病院前郵便局 / 札幌本町郵便局 / 札幌丸井内郵便局 / 札幌美香保郵便局 / 札幌南一条中郵便局 / 札幌南一条西郵便局 / 札幌南一条東郵便局 / 札幌南一条郵便局 / 札幌南三条郵便局 / 札幌南二条郵便局 / 札幌南四条郵便局 / 水車町郵便局 / 月寒郵便局 / 豊平橋郵便局 / 豊平平岸郵便局 / 豊平郵便局 / 豊平六郵便局 / 苗穂駅前郵便局 / 中の島南郵便局 / 永山記念公園前郵便局 / 東月寒郵便局 / 北海道庁内郵便局 / 美園郵便局
仙台市 泉郵便局 / 泉高森郵便局 / 泉中央駅内郵便局 / 泉長命ケ丘郵便局 / 泉南光台郵便局 / 泉南光台南三郵便局 / 泉西郵便局 / 泉八乙女駅前郵便局 / 卸町郵便局 / 北仙台駅前郵便局 / 仙台荒井郵便局 / 仙台一番町郵便局 / 仙台駅内郵便局 / 仙台沖野郵便局 / 仙台花京院通郵便局 / 仙台川内郵便局 / 仙台北郵便局 / 仙台木町通郵便局 / 仙台小松島郵便局 / 仙台中央三郵便局 / 仙台台原郵便局 / 仙台田子郵便局 / 仙台中央郵便局 / 仙台鶴ケ谷郵便局 / 仙台富沢郵便局 / 仙台中田郵便局 / 仙台長町三郵便局 / 仙台東勝山郵便局 / 仙台東二番丁郵便局 / 仙台広瀬通郵便局 / 仙台福室郵便局 / 仙台南郵便局 / 仙台宮町郵便局 / 仙台八幡町郵便局 / 仙台大和町郵便局 / 東北大学病院内郵便局 / 宮城県庁内郵便局 / 若林郵便局
熊本市 尾ノ上郵便局 / 上熊本郵便局 / 九品寺東郵便局 / 熊本安政郵便局 / 熊本出水郵便局 / 熊本大江六郵便局 / 熊本上水前寺郵便局 / 熊本上通郵便局 / 熊本北水前寺郵便局 / 熊本京町郵便局 / 熊本京町台郵便局 / 熊本京町本町郵便局 / 熊本国府二郵便局 / 熊本九品寺一郵便局 / 熊本県庁内郵便局 / 熊本細工町郵便局 / 熊本市役所内郵便局 / 熊本新市街郵便局 / 熊本新町郵便局 / 熊本水前寺公園郵便局 / 熊本高平郵便局 / 熊本中央郵便局 / 熊本坪井五郵便局 / 熊本東郵便局 / 熊本米屋町郵便局 / 水前寺駅前郵便局
千葉県 千葉県内の簡易郵便局を除いたすべての郵便局

WEBでmijicaを申し込む方法

WEBからmijicaを申し込みする場合、基本的には24時間受付可能ですが、システムメンテナンスによって受付できない時間帯がありますので、注意しておきましょう。

申込は下記のサイトから以下の流れで申込を行なっていきます。

mijicaのお好きなデザインを選択する

会員規約へ同意しメールアドレスを登録

登録したメールアドレスに返信があればそこからURLをクリックする

リンクページから必要事項記入して申込完了!

デビットカードなので、審査もなく問題なければ約1週間後にはカードがご自宅に届けられます。実際WEBからの申込であれば行く暇も省けるので、WEB申込をおすすめします。

以上が、mijicaの基本概要についての内容になります。

mijicaはキャッシュ機能がないデビットカードになっていて、チャージ機能を使うことでプリペイドカードとしても利用ができます。

また、チャージすることで、mijica同士の送金や出金も可能になるデビットカードとなっています。それでは、mijicaのメリットやデメリットについても見ていきましょう。

mijicaのメリット

ではmijicaを使うメリットを端的にまとめていきます。

mijicaを使うメリットとしては、

  • 有効期限の無いポイントが貯まる
  • 中高生でも使える
  • 国内だけでなく海外での利用も可能

上記のようなことが挙げられますので、それぞれメリットの内容について見ていきましょう。

有効期限の無いポイントが貯まる

mijicaは、VISA加盟店で支払うことにより2,000円につき1ポイントのポイントが貯まります。ポイントは100ポイント貯まると500円分mijicaにチャージすることができます!そのため、還元率は0.25%とクレジットカードと比較するととても低い還元率にはなりますが、ポイントはセゾンカードと連携し永久不滅ポイントとなっているため、有効期限を気にすることなく貯めることができます。

セゾンカードのポイントが貯まることもあり、ゼゾンカードを別で持っている方は、セゾンカードで貯まったポイントもmijicaに移行することも可能になりますが、交換レートは9割になってしまうので、その点は注意しておきましょう。

特約店であれば2倍のポイントが貯まる

mijicaは、基本還元率0.25%としていますが、ポイントが2倍貯まる特約店もあります。特約店で利用することで、還元率が0.5%になるので可能な限り特約店で利用するとよりポイントを貯めることができるので、率先して利用していきましょう。主な特約店は、

  • 西友・リヴィン・サニー・THE MALL
  • ファミリマート・サークルK
  • ココカラファイン
  • ヤマダ電機
  • パルコ
  • 三井ショッピングパーク ららぽーと
  • 三井ショッピングパーク ララガーデン

など他にも多数ありますので、詳しくは下記HPより参照ください。

中高生でも使える

mijicaのメリットとしては、満12歳(中学生から)以上が申し込むことができます。クレジットカードであれば、満18歳以上と中高生は申し込みができないので、キャッシュレスになかなか対応できません!

ですが、デビットカードやプリペイドカードであれば、中高生でも利用が可能になるので、mijicaを使うメリットとなっています。※ただし、中学生(15歳未満はプリペイド機能のみ)

国内だけでなく海外での利用も可能

mijicaはVISAの国際ブランドが付帯しているので、国内の加盟店だけではなく、海外のVISA加盟店でも使えるというメリットもあります。mijicaを通常通り支払うことも海外でできますし、Plusのマークが付いた海外ATMであれば、紐付けされたゆうちょ銀行から直接現地通貨を引き出すことも可能になります。※出金手数料55円(税込)

わざわざ両替をする手間が省けるので、この点はmijicaの大きなメリットと言えます。

支払いの際や通貨を引き出す際には、海外事務手数料が4%かかりますが、現地での両替の手間を考えると高くない費用かと思います。

以上がmijicaのメリットについての内容になります。

mijicaは、

  • 有効期限の無いポイントが貯まる
  • 中高生でも使える
  • 国内だけでなく海外での利用も可能

をメリットとして、現金払いよりも利便性の高いカードになっていますので、上手く利用していくことで支払い時がより便利になります。

mijicaのデメリット

mijicaのデメリットとしては、

  • キャッシュ機能は付帯していない
  • ポイントの還元率は低い

上記の点がありますので、それぞれ中身について見ていきましょう。

キャッシュ機能は付帯していない

mijicaはゆうちょ銀行のデビットカードで、ゆうちょ銀行の口座と紐付けして支払いに利用できるのは便利ですが、キャッシュ機能が付いていないので、キャッシュカードとmijicaをそれぞれ持たなければなりません

銀行系のデビットカードでキャッシュカードとしても使えるカードは多数あるので、この点はデメリットになります。

ポイントの還元率は低い

mijicaは、ポイントの還元が受けれはするものの、お伝えしたように基本還元率0.25%、特約店で0.5%と還元率が低いことが2つ目のデメリットになります。

ただ、デビットカードのポイント還元は本当に高いもので1%のカードも稀にありますが、0.25〜0.5%還元のものも少なくなく、その点においては一般的な傾向と言えますが、やはりクレジットカードに比べると低い点は、デメリットとして受け止めなければならないでしょう。

以上の2点が主なデメリットにはなりますが、現金払いと比較した時には利便性が高いカードにはなっていますので、良い部分をより活用して利用していくのが望ましいかもしれませんね。

ポイント還元率・キャッシュバック率が高いおすすめデビットカードはこちら

まとめ

ゆうちょ銀行が発行する「mijica」について記事をまとめてきました。

mijicaの基本概要を簡単にまとめると、

  • ゆうちょ銀行の総合口座をお持ちであれば満12歳以上から申し込み可能
  • キャッシュ機能なしのデビットカード
  • チャージすることによってプリペイドカードとしても使える
  • mijica同士であれば送金も可能
  • mijicaチャージ残高内であれば出金も可能

上記のような特徴があります。mijicaを使う際のメリット・デメリットについてもまとめると以下のようになります。

【メリット】

  • 有効期限の無いポイントが貯まる
  • 中高生でも使える
  • 国内だけでなく海外での利用も可能

【デメリット】

  • キャッシュ機能は付帯していない
  • ポイントの還元率は低い

最後になりますが、日本で最も開設数の多いゆうちょ銀行のデビットカード「mijica」を今回ご紹介してきました。

デビットカードでありながら、口座から直接もしくはATMでチャージして支払いに利用できるmijicaは、これからのキャッシュレス決済にあったカードになっています。発行手数料も含めて費用は全くかかりませんので、ゆうちょ銀行の利用が多い方におすすめです。

親御さんでしたら、子供の修学旅行などにも安心して使えるカードになりますので、クレジットカードを保有する前の前段階としても使えるカードかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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