スキー保険とは?日帰りならこの保険で対応!

スキー保険とは?

今回は、スキー保険についてご紹介します!。紹介するのですが、今現在スキー保険という名前の保険はありません。以前はスキー保険という名称の保険が存在していたものの、現在では、スキーやスノボーのみの保障に特化した保険商品は販売されていません。

ですが、今はその代わりにスキーやスノボのトラブルも含めて対象とした旅行保険やスポーツ・レジャー用の障害保険がスキー・スノボ向けの保険として販売されています。 現在のスキー・スノーボード保険と、一般的な障害保険や生命保険との大きな違いは、「他人に怪我をさせてしまったり、物を壊してしまった時の賠償金を負担してくれる」ということです。

また、ほとんどの保険には、事故を起こしてしまった相手との示談交渉の代行というサービスも含まれています。当事者同士の話し合いというのはなかなかスムーズにはいかないものですから、プロが代行してくれるのは大変助かります。

また、通常の怪我だけを想定した障害保険では、救援費用を「事故で現地から移動できなくなった時に、親族などが現地へ迎えに来るための費用」と考えられています。そのため、支払われる金額はそれほど多くはないのですが、スキー・スノボ向け保険では、この金額が数百万円〜とかなり多めになっています。 人気のない場所やコース外で事故を起こし、動けなくなってしまった場合、その捜索には人手も時間もかかります。もし救命ヘリコプターが出動するようなことになれば、100万円以上請求されることもありえますから、このような金額になっているわけです。

高価なスノボやスキー板が壊れてしまったり、盗まれてしまった時のための補償ももちろん、多くのスキー・スノボ保険に用意されています。ただし、携行品の範囲は持ち物全てではなく、高価な腕時計や最新のスマートフォンなどに代表されるような高価で壊れやすいものなどは対象外となる品物もあることに注意しましょう。

さらに、最も特徴的な違いは契約期間です。年単位での契約が基本となる生命保険などに対し、スキー・スノボ保険には一回の旅行、数日といった単位で契約できるものも多くあります。趣味や仕事で毎日または、定期的にスキー場へ行くなら、年や月単位の保険に加入するとお得ですが、1シーズンに1~2回しか滑らない方には、このような1日毎や旅行毎の保険が向いています

スキー・スノボ保険に必要な補償

冬のスポーツであるスキーやスノボは、プレイできる時期や場所が限られているため、混雑しやすい傾向にあります。他のプレーヤーとの接触も多くなりがちで、注意しなければならない事がたくさんあります。

スキーやスノボは常に足を固定された状態で行うため、初心者などは転倒時に骨折や靭帯損傷等の傷害につながる危険性があります。熟練者であっても久しぶりに滑るという人も少なくなく、普段の生活よりも怪我をしやすい環境である分、怪我への保障は必要と言えるでしょう。

他人に怪我をさせたり、他人の物を壊してしまったりした時の賠償責任に関する保障も、スキー・スノボーと無関係ではありません。混雑したゲレンデで人に衝突して怪我を負わせてしまったり、他人の物を壊してしまったりする可能性がゼロとは言えないためです。

スキー場には様々なリスクがあるため、どのようなリスクがあり、どの補償が必要かを確認しながら選びましょう。

救援費用

スキー・スノーボード中に、遭難したりコースを外れて戻れなくなったりし、緊急を要する捜索・救助活動が必要となった場合に、救援にかかる費用が補償されます。捜索に民間のヘリコプターを利用すると、ヘリコプターの費用だけでも約100万円以上かかることもあります。

障害補償

スキー・スノーボード中のケガによって死亡、後遺障害、入院、手術、通院となった場合に保険金が支払われます。

柔らかい雪の上での転倒では怪我をしにくいと思われるかもしれませんが、10〜60キロと自転車や原動機付き自転車並みの速度で滑っているため、打撲程度の軽傷で済むことは少なく、骨折や怪我の状態によってはその後障害を負ってしまう場合もあります。

また、自分自身では安全な速度で滑っている場合でも、他人から接触されることも十分ありえますし、逆に自ら他人に接触してしまうケースも考えられます。

その場合、どのような状態で接触したのか認識の食い違いが生じることも多々あり、その後の話し合いなどにかなり手間がかかることもあります。

賠償責任

個人賠償責任補償は、負わせてしまった傷害の治療費、壊してしまった財物の修理費用等、他人に対する損害賠償を保障してくれるものです。他人に怪我をさせてしまった場合、状況によっては高額な治療費が必要となることもあるため、加入しておくと安心かもしれません。

携行品障害

スキー・スノボー用具の中には高価なものもあり、接触などの際に破損してしまうことも十分考えられます。保管所などの管理の甘いところや、食事や休憩の際には道具が盗難されるリスクも存在します。自分の持ち物が破損した場合、時価または修理費用が保障されるのが携行品損害補償です。ただし保険金の支払いに関しては、自己負担額が発生する場合もあるため、注意が必要です。

最低限揃えるべき保険

以上のようなことを踏まえて、スキーやスノボーに行く際に最低限入っておいた方が良いと思われる保険を考えてみましょう。

自分がコースから外れて遭難したり、自分のスキー用具が盗難に遭ったりなくしたりした時のために備えることは大切ですが、他人に怪我を負わせたり持ち物を破損してしまったりした場合の方が必要になるお金が高額になりやすいことを考えると、賠償に対応できる保険の必要性は高いと考えられますね。

賠償に関する保険の中でも、保障の範囲が広い個人賠償責任保険への加入は検討しておくと良いかもしれません。他人の身体や持ち物に損害を与えてしまうというのは、普段の生活でも起こり得る可能性があります。保険料が月々数百円程度と安価であることも多いため、スキー・スノボーへ出かけることを機に加入するのも一つの方法です。

また、個人賠償責任保険は、傷害保険や自動車保険、火災保険などに付帯することができるため、知らず知らずのうちに申し込んでいる人もいるかもしれません。自分が加入している保険とその内容について、一度きちんと確認してみましょう。

スキー・スノボ保険に1日だけ加入したい!?

一般的にスキーやスノーボードは冬シーズン限定です。頻繁にスキー場に足を運ばれる方もいるでしょうが、1シーズンに1、2回だけの方も多いのではないでしょうか。そのため、スキーやスノーボードに対するリスクの備えも、実際にスキー場に足を運ぶときだけで十分という考え方もあると思います。

しかし、現在スキーやスノーボード専用の保険は、多くの損害保険会社で取り扱いがなくなっています。したがって、必要な補償を備えたレジャー保険または普通傷害保険に加入することになります。

レジャー保険や普通傷害保険は、スキーやスノーボードなどのレジャーに対する備えだけでなく、日常生活の思わぬ怪我なども補償していますので、契約は1年単位での契約が多くなっています。

ですが、スキーやスノーボード以外のレジャーにほとんど行かない場合や、日常生活の怪我のリスクに対する備えはいらないかなという場合もあるでしょう。

スキーしかしないのであれば、スポーツ傷害保険は割高になる!?

現在スキー保険は、単体として扱われていることはほとんどない状態です。その代わりに、各損害保険会社のスポーツ傷害保険や国内旅行保険の一部として扱われている場合がほとんどです。

国内旅行保険を利用すれば、1日単位で保険に加入することができますが、スポーツ傷害保険に加入する場合は、スキーのみではなく他のスポーツも保険の対象範囲となるため、割高になってしまいます。

しかし、頻繁にスキー場に行く、あるいはスキーの季節以外には別のスポーツを楽しむという方であれば、スポーツ傷害保険への加入はおすすめです。したがって、年に2、3回程度しかスキーをしない方は、スポーツ傷害保険よりも国内旅行保険に加入する方が適していると言えます。

そんな時は、国内旅行傷害保険を活用しよう!

その場合は、損害保険会社が取り扱っている国内旅行傷害保険に加入する方法があります。旅行と聞くと、観光旅行や温泉、遊園地を想像されるかもしれませんが、国内旅行傷害保険はスキーやスノーボードも補償の対象になっています。

スキーやスノーボードに行く前に契約する必要がありますが、契約期間は1泊2日、2泊3日、3泊4日など、そのときの日程に応じて保険の契約期間を自由に設定できます。また、日帰りの契約もできますが、損害保険会社によっては、保険期間が1泊2日の保険料と同じ場合があります。

また、補償内容はレジャー保険とほぼ同じ内容ですが、プランによってはスキーやスノーボード用品の破損や盗難を補償する携行品損害補償がない場合もあります。加入前に補償の内容をしっかり確認したりない補償がないかチェックすると良いでしょう。肝心の保険料ですが、損害保険会社によって様々で、日帰りの場合は数百円程度で加入できます。補償の対象となる日数が短い分だけお手頃になっています。

国内旅行傷害保険の主な内容

主な補償内容
死亡・後遺障害旅行中の怪我で死亡または高度障害になった場合。
入院保険金旅行中の怪我で入院した場合。
手術保険金旅行中の怪我で手術を行った場合。
通院保険金旅行中の怪我が原因で通院することになった場合。
個人賠償責任保険金他人に怪我をさせ、賠償責任を負った場合など。
携行品損害保険金スキー板やスノーボードが破損した場合など。
救援者費用等保険金緊急の捜索・救助活動が必要な状態になった場合の救助費用などの補償。

スキー・スノーボード保険の選び方

スキー向け保険はどのように選べば良いのか、それは自身がどのくらいの頻度でスキーを行うか、そして補償をどこまで付けたいのかによります。

年に数回スキーを楽しむ程度の方であれば、1日単位から加入することのできる国内旅行保険がおすすめですね。その一方で、充実した補償を付けたい方、あるいは年に何度もスキーをする方であれば、損保各社の傷害保険に加入する方が良いでしょう。

また、保険にはそんなにお金をかけたくないので、最低限度の補償が付いている保険だけでいいと希望される方は、個人賠償責任保険だけでも加入しておきましょう。スキーでは他人に怪我を負わせてしまう事故が多いので、この保険が非常に重要です。また、素人同士の交渉は難しいので、相手との交渉を保険会社の専任担当者が引き受けてくれる示談交渉が付いているかどうかについても確認しましょう。

さて、スキー向け保険の選び方を確認したところで、次は各保険会社がどのようなスキー向け保険を提供しているのか、確認してみましょう。ここでは、JCB、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損保、グッド保険サービス、NTTドコモ、についてチェックしてみますね。

JCBの日常生活賠償プラン

JCBは個人賠償責任保険のみに加入したい方向けの、日常生活賠償プランを提供しています。こちらは毎月たった150円で家族全員が対象となり、最大1億円の補償を受けることのできる点が特徴です。

また、示談交渉が付いているので、事故が起きていざ相手の方と賠償などの相談を行なう必要のある時には、保険会社の担当者に引き受けていただくことができます。

加入・解約は気軽に行うことができるため、スキーの季節に限って加入できるというのも注目ポイントです。

損保ジャパン日本興亜のTHEケガの保険

損保ジャパンからは、THEケガの保険という保険が提供されています。この保険はスキーだけに限らず、様々なレジャーを行う際に加入しておきたい保険です。プランやコース、補償内容を自分で自由に選ぶことができるので、ご自身の必要に合わせてカスタマイズできる点が大きなメリットです。

THEケガの保険で付けることのできる補償としては、傷害補償、賠償責任、携行品損害、救援者費用が主です。怪我に備えた傷害補償以外は、全てオプションとなっているので、非常に自由度の高い保険であると言えるでしょう。

あいおいニッセイ同和損保の3つのプラン

こちらの保険は、スキーだけでなく、スポーツ全般に備えられたものとなっています。

あいおいニッセイのスキー向け保険には3つのプランがあり、それぞれ備えプラン・安心プラン・充実プランとなっています。「備えプラン」には後遺障害保険・死亡保険・入院保険・手術保険・通院保険の5つの補償が付いています。個人賠償責任補償は付いていませんが、他の保険で既に補償されているという方にはおすすめのプランです。

2つ目の「安心プラン」は、備えプランの内容に加えて個人賠償責任補償、受託物賠償責任補償、携行品損害補償が付けられています。特に、個人賠償責任はスキーで相手に怪我をさせてしまうことに備えて入っておきたい保険です。

3つ目の「充実プラン」は、安心プランに備えられている補償に加え、「法律相談費用補償」「弁護士費用等補償」の2つが付いています。この補償を付けていることで、弁護士の助けが必要となった時にすべて任せることが可能です。当事者のみでは、法律などの専門知識に関することは分かりません。専門家の力が必要な時には非常に心強いプランですね。

グッド保険サービス

グッド保険サービスでは、スポーツとレジャーの保険を取り扱っています。この保険はスキーのみならず、ゴルフやスキー、釣り、テニスなどのリスクをカバーしてくれる保険です。スキーだけでなく、他のスポーツも趣味の方にはおすすめの保険です。

契約期間は1年間。基本的な補償でしっかりとカバーしてくれる安心な保険です。ただ、幅広いスポーツ・レジャーに対応しているので、スキーのリスクに備えるということだけを目的としている方にはあまり向いていないかもしれません。

ドコモのワンタイムゴルファー保険

こちらはNTTドコモと東京海上日動が提供する1日300円から加入することができる保険です。こちらも基本的な補償は揃えられていますので、日帰り旅行など短期間で利用するならかなりおすすめとなっています。ただ、ドコモユーザーしか利用できないのが難点の一つですね。

まとめ

最近、スキー・スノーボードでの重大な事故を耳にする機会が多くなりました。悲しいことではありますが、私たちはその情報を聞いて、他人事ではなく自分も万が一の事態に備えた方がいいのかな、と思えるようにしましょう。

そして万が一の事態に備えるのであれば、やはり保険は必要不可欠となります。特にスキー・スノーボードは誰かをケガさせる可能性が高いスポーツですので、個人賠償責任保険には出来るだけ加入しておいた方が良いでしょう。

ただ、今回の一番の注意点としてご紹介したように、スキー保険に加入する際には、個人賠償責任補償が既にご自身の加入している他の保険に付帯していないか確認を取る必要があります。スキー向け保険の補償が他の保険で既にカバーされている場合には特に加入する必要は無いとも言えるでしょう。

ご自身の希望に合わせて、補償内容や契約期間が適切なスキー向け保険を選択しましょう。

白井 貴也
白井 貴也
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1996年生まれ、神奈川県在住。金融業界歴6年、ファイナンシャルプランニング技能士。独立系FPの立場からの中立な意見で、皆様の役に立つ情報を伝えていきます。

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