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こんな気持ちを持っていませんか?
FXではスワップポイントというものが存在します。本来の取引のイメージといえば、通貨の売買を行うことでその差額を利益として稼いでいくイメージですよね。こうした取引は初心者の方にとっては読みが難しく、なかなか利益を出せずに悩んでいる方も多いでしょう。
いっぽうで、スワップ狙いの投資であればポジションを保有しているだけで利益を出すことができます。難しい知識も不要なため初心者の方でも取り組みやすく、FX会社を使い分けることでほぼ勝率100%に近い形で利益を出すことも可能です。
今回の記事では、FXのスワップポイントとはどのようなものか解説し、おすすめ銘柄から勝率の高いトレード手法まで紹介していきます。トレードで勝てないと悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXのスワップとは?概要と仕組みを覚えよう!
FXのスワップポイントとは、日本円と海外の法定通貨の金利差のことです。金利とは、お金を預けておくことで収益を受け取ることができる仕組みであり、その水準を示した指標です。日本の金利は0.1%と非常に低く、海外の法定通貨のほとんどは日本よりも金利が高くなっています。
上記の例でいえば2.9%の金利差が発生しているので、仮に100万円を運用していれば1年間で2.9万円を金利収益として受け取ることができます。実際にはFX会社の手数料が差し引かれるので、単純に計算した値よりも少ない金額がユーザーへは付与される仕組みです。スワップポイントがいくらになるのかは、FXの会社によって異なるのが一般的です。
プラスだけでなくマイナスの場合もある
スワップポイントは必ずしもプラスになるだけではありません。仮に日本円よりも金利が低い通貨を購入した場合には、マイナス金利となってしまいます。たとえば、現時点では欧州連合のユーロは金利が0%です。日本の金利は0.1%なので、スワップポイントもマイナス0.1%になるということになります。
また、スワップポイントがプラスの銘柄のポジションをショートで保有した場合はどうでしょうか。この場合も、スワップポイントはマイナスになります。これらの2つの例の場合は、スワップポイントがマイナスになるので、その都度支払いが必要となるのです。
1日ごとか3日分を合わせて付与するのが一般的
スワップポイントはポジションを保有している状態であれば、基本的に毎日付与されます。いっぽうで、FX会社が休みの土日や祝日を挟む場合には、2〜3日分を後日合わせて付与するのが一般的です。
スワップポイントのメリット
スワップポイントのメリットは、為替の売買益以外で収益を得られるという点です。通常のFX取引では、買ったり売ったりというやり取りを行うことで、その売買の差額を収益として稼ぐことになります。
しかし、スワップポイントは金利の差による収益になるため、こうした売買益を狙う必要がありません。そのため、チャートを分析するような難しい知識も不要で収益を得ることができます。
スワップポイントのデメリット
いっぽうで、スワップポイントにはデメリットもあります。基本的にスワップポイントが高い銘柄というのは、金利を上げないと欲しがる人がいない銘柄ということになります。つまり、その国の情勢が不安定であったり、経済が悪かったりといった国の通貨であることが多いのです。
こうした銘柄の場合、たとえ金利が高くても通貨の価格自体が暴落する恐れを持っています。つまり、金利収益以上に為替の価格変動で損失を受ける可能性があるということです。スワップポイント狙いで投資を始める人の多くが、安直な気持ちで考えていることが多いのですが、この点はもっとも気をつけなければいけないスワップポイントのデメリットといえます。
スワップが高いおすすめの通貨
続いて、スワップポイントが高いおすすめの銘柄を見ていきましょう。今回は2つの銘柄を紹介しますが、上述したようにどちらも為替の変動リスクが大きい銘柄です。投資をする際には自分自身でも十分に情報収集を行ったうえで、余裕資金で投資をすることをおすすめします。
南アフリカランド
南アフリカランドは、名前の通り南アフリカで流通する法定通貨のことです。南アフリカ自体が発展途上国であり、通貨の分類としては新興国通貨の枠組みに入っています。
金利は8%近辺を常に維持しており、高金利通貨として有名です。スワップ狙いの投資ではたびたびピックアップされているので、ぜひ覚えておきましょう。
トルコリラ
トルコリラはトルコが発行する法定通貨です。南アフリカと同じく途上国であり、新興国通貨の位置付けです。トルコでは現政権への不信感や経済収支の悪さから、ここ10年ほどの間にリラの価値が大きく下落しています。
こうしたこともあり、金利水準を引き上げることで資金を海外から集めている状態です。現在の金利は24%となっており、異常なまでの高金利が設定されています。スワップ狙いの投資銘柄としては、ここ最近特に人気を集めているのがトルコリラです。
勝率ほぼ100%の両建てスワップテクニック
スワップ狙いの投資において、両建てを使ったFX会社のサヤ取りを行うテクニックは、勝率が非常に高いことから多くのトレーダーが愛用している手法の1つです。
ここからは、この手法の仕組みやどのような点を意識して実践すれば良いのかを確認していきたいと思います。
両建てスワップのトレード方法・仕組み
両建てスワップトレードの仕組みをまずは確認しましょう。この手法では、FX会社ごとのスワップポイントの差を狙ってトレードを行います。上述したように、スワップポイントはFX会社ごとに異なります。また、ポイントがプラスであればショートではマイナスになりましたね。この手法では、このスワップポイントの差とショートとロングを組み合わせて取引を行います。
たとえば、A社というFX会社ではスワップポイントはロングでプラス100だったとします。いっぽうで、B社というFX会社ではショートでマイナス90です。この場合、同じ取引量でA社をロングで保有し、B社をショートで保有すれば、毎月10ポイントのプラスのスワップポイントが差として発生することになります。
スワップ狙いの投資のデメリットを克服している
この取引手法の最大のメリットは、スワップ狙いの投資のデメリットである為替の変動による損失リスクが存在しない点にあります。仮に価格が10%下落しても、ロングのポジションを保有しているA社では損失がでますが、B社ではショートでポジションを保有しているため、ほとんど同じ金額の利益が出ることになります。
つまり、価格がいくら変動したとしても、両建てでポジションを保有しているためその影響をいっさい受けることはないのです。これによって、スワップポイント差だけを利益として安定的に受け取ることが可能となります。
ロスカットが最大の敵
この手法の最大の敵となるのが、ロスカットです。ロスカットとはある一定の水準以上に損失が発生した場合、強制的にポジションを決済する仕組みのことを指しています。仮に片方のポジションでロスカットが発生してしまうと、その後もう片方のポジションでは為替の変動リスクをもろに受けることになります。
このように、この手法ではいかにしてロスカットを避けるかという点が最大のポイントとなります。おすすめは、それぞれのポジションを保有する際にOCO注文や逆指値注文を活用し、同じ水準でロスカットが入るようにしておくことです。
これによって、仮に片方のポジションだけロスカットが入っても、もう片方のポジションでもロスカットが入るため、為替の変動リスクを下げて取引をすることができます。
スワップ狙いの投資でおすすめのFX会社TOP3
ここまで、スワップに関する投資手法を見てきました。実際に取り組んでみたいと感じた方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、スワップ狙いの投資でおすすめのFX会社TOP3を見ていきましょう。先ほど紹介した両建てスワップを実践するのにピッタリな3社を紹介するので、まだ登録が済んでいない方はこの機会に登録しておくことをおすすめします。
第1位 SBI FXトレード
SBI FXトレードは、最小取引金額が小さいことでも有名なFX会社です。同社では1通貨単位からの取引が可能となっており、ドル円であれば最小で4円からの取引を行うことができます。資金が少ない初心者を中心に人気を集めているのが大きな特徴といえるでしょう。
また、運営元の企業はSBIホールディングスであり、信頼性の高さや資金力の面では折り紙付きといえるでしょう。初心者の方でも安心して自分の資産を任せることができるため、スワップ狙いで投資をするのであれば非常におすすめです。
第2位 DMM FX
DMM FXはDMM.comが運営するFX会社です。同社は国内口座開設数第1位の確かな実績を持っており、取引ツールの使いやすさから多くのユーザーの支持を集めています。
また、運営会社はDMM.comのため、信頼性や資金力の面もバツグンといえます。安心して取引をしたい方には、SBI FXトレードと同様に非常におすすめなFX会社となっています。
第3位 ヒロセ通商
第3位はヒロセ通商です。ヒロセ通商ではスプレッドの狭さで初期費用を抑えられるうえ、スワップポイントの取り扱い通貨が多く、ポイントも高いという魅力があります。
先ほど紹介したDMM FXと合わせて、2社のデモトレードを使い両建てスワップ取引を練習してみても良いでしょう。ここで結果が出せれば、実戦に移行するという手順もおすすめです。
スワップ狙いの投資で注意すべきポイントやコツ
ここまで、スワップポイントの概要や取引手法、おすすめのFX会社まで見てきました。
ここからは、スワップ狙いの投資で注意すべきポイントや取引のコツを確認していきましょう。
①ファンダメンタルの収集を徹底する
上述したように、スワップポイントが高い通貨というのは、それだけリスクが高い通貨であるといえます。具体的には、情勢不安であったり貿易収支の悪さなどが該当します。
たった1つのファンダメンタルでも大幅に価格が下落する可能性が高くなっています。情報収集は日頃からしっかりと行うよう、心がけていきましょう。
②長期目線だが資金を引き上げる勇気も持とう
基本的にスワップ狙いの投資は、数ヶ月や数年の長期目線で行います。これらの長期的なトレードは、通常のFXトレードではあまり見られない取引といえます。
もしどうしてもポジションを決済したくない場合などは、途中からでも先ほど紹介した両建てのサヤ取りを行っても良いでしょう。これによって、価格の大きな変動が起こっても、損失をプラマイゼロにすることができます。
③分散投資をミックスする
スワップ狙いの投資では、分散投資をすることも効果的な手法の1つです。ついついポイントが高い銘柄にばかり目がいきがちですが、そこを我慢して資産を分散させることで、よりリスクを抑えた投資をすることが可能です。
事前にさまざまな予想記事やファンダメンタルを確認し、どの組み合わせであればもっともリスクを抑えられるかを確認しておきましょう。また、こうしたポートフォリオをしっかりと組むことで資金効率も上がります。そうなれば、利益率も向上させることができるので、一石二鳥といえるでしょう。
まとめ
以上、FXのスワップについて解説してきました。今回紹介したように、FXにおいてスワップは非常に重要な役割を持っています。特に日本円は金利が低いことでも有名で、ほとんどの場合、スワップポイントがプラスになります。こうした点を踏まえると、中長期の目線でスワップポイント狙いの投資を行うのも良いでしょう。
いっぽうで、スワップポイントの高さはその国の為替変動リスクが大きいことも示しています。トルコのリラであれば、現在24%の異常なまでのこう金利が設定されていますが、この点に関しては見落とされがちです。これ以上は下がらないだろうと多くの投資家が考えている場合、ヘッジファンドやファミリーオフィスはそれを狙って売り崩しを狙ってきます。
そのため、今回紹介したような両建てのスワップトレードを活用し、為替の変動による損失をリスクを抑えるなど、対策を行ってスワップ狙いのトレードをすることをお勧めします。