IoT・AI・5Gで何が変わるのか?技術的なポイントとおすすめの投資先

IoT・AI・5Gの概要

「IoT、AI、5Gってよく聞くけど実際に何が変わるの?」

ディープラーニングを中心とした研究に注目が集まり、AIに関する技術に注目が集まっています。また、日本は2020年から5Gが導入される予定です。また、同時にIoT関連の事柄にも注目が集まっていると言えるでしょう。

AI・IoT・5Gに関連する情報を見ていると、研究が日々行われており、近い将来に技術的に可能になるかもしれない事について、刺激的な情報を拝見する事があります。

そんな中で、潜在的に「人間の職が無くなってしまうのでは?」と言った観点から、様々な不安を抱いてしまっている方も少なからず存在していると思います。

ただ何となく様々な可能性・リスクを秘めているものという認識はあるけど、実際の所「AI・IoT・5Gがどんなもので、何が変わるのか?」という点についてしっかりと理解出来ていないという方も、少なくありません。

なので、この記事ではAI・IoT・5Gと言った技術について、以下のようなポイントを中心的に

  • IoT・AI・5Gとは?
  • どんな業界にどんな変化が訪れる?
  • 日本の変化は?
  • どんな所に投資を行うべき?

と言った点についてご紹介していきたいと思います。まず、始めに上記した3つの技術について、1つ1つ分かりやすく概要をご紹介していきたいと思います。

AIについて

日本語表記では、一般的に人工知能と呼ばれる事が多いAIについては、日本でも様々な議論が行われています。楽観的な意見・悲観的な意見のどちらも沢山出てきていますが、1つ確かなのはAIがこれから活躍する場所というのは、もっと増えていくという事でしょう。

楽観的な見方でも悲観的な見方をするのも、個人の意見なので尊重されるべきですが、AIについてしっかりと理解していない状態では様々な情報に左右されてしまう事になります。なので、まず始めにAIの概要について押さえていきましょう。

AIの基本的な事

AIという言葉自体がよく使われるようになったのはここ数年間ですが、研究自体はかなり昔から行われていました。何かAIで研究的な成果が出る度にAIブームというものが訪れ、人々が脅威に感じるという流れは何も近年始まったものではありません。

ただ、これまでのAIブームと今回のAIブームの大きな違いは「ディープラーニング」が技術的にしっかりと使えるようになった事であり、日本語に訳すと深層学習が技術的な地位を固めてきた事にあるでしょう。

AIにもいくつか種類が存在しており、一般的に「機械学習」と「深層学習」のどちらかがAIの基礎的な仕組みとして利用されています。これまでは機械学習がベーシックな方法として用いられていました。

ここ数年のAIブームは、深層学習に注目が集まったことが要因であり、機械学習よりも様々な業界への応用が期待されています。また、この期待されている点が、同時に人類の職を奪ってしまうのでは?という懸念に繋がっていると言えるでしょう。

深層学習を簡単に理解する

深層学習については様々な解説がありますが、技術的な話が出てくるとどうしても、難解なものに見えてしまいます。なので、今回はかなり簡単に深層学習について解説していきたいと思います。

深層学習について簡単にまとめると「課題の解決方法を自ら学習する」というものです。一方の機械学習の場合は「課題の解決方法を与えられて、解決出来る」というものになっています。

例えば「動物と人の顔を見分ける」という課題をAIに与えたとしましょう。これまで主流だった機械学習では「人間の顔は、目・鼻・口・耳・肌の色に注目すれば見分ける事が可能」という解決方法を教えてあげる必要があります。

ただ、これでは予め課題の解決方法を人間がプログラムしないといけませんし、応用も難しくなってきます。

一方の深層学習は「人間の顔・動物の顔を見分けるコツを、自分で見つける」事が可能になるのです。つまり、課題の解決方法を与えなくても、大量のデータさえあれば精度が勝手に向上します。

また、研究段階ではありますが、深層学習で深層学習を作るという領域に足しており、機械学習ではある程度人間が制御した範囲での活動になっていますが、深層学習では「人間が理解出来ない領域で学習していく」という側面が強く出ています。

リスクが存在するのも事実ですが、同時に大きな可能性も秘めていると言えるでしょう。

IoTについて

現在、世界人口の約55%程度がインターネットに接続していると言われており、この流れはより一層強くなると言われています。また、先進国では積極的にインターネットを利用していなかったとしても、間接的にインターネットを恩恵を受けていると言えるでしょう。

ただ、現在そのインターネットの恩恵は、一般の方にとっては「スマホ・PC」に限られています。業務用に様々なコンピューターをインターネットに接続するというのは、既に広がりつつありますが、生活に浸透していないと言えるでしょう。

近年注目されているのは「IoT Internet of Things」つまり、モノのインターネットの広がりです。IoT自体はなにか特定の技術を指しているというよりも、モノのインターネットという概念の総称だと言えるでしょう。

よく例えで使用されるのは、自動運転です。車とインターネットが接続される事によって、自動運転・交通情報をリアルタイムに集計できるので、交通整理を行え事故を防げたりすると言った事が可能になります。

IoT自体は、インターネットが出てきた当初から存在していた概念ではあり、IoTでアピールされるような事柄はかなり昔から技術的には可能でした。

ただ、近年インターネットが広がり、情報に関連する産業が主流な産業になった事で、様々な費用や整備が可能となり現実的に普及していくような段階に入っている事によって、近年注目を集めていると言えるでしょう。

5Gについて

日本でも2020年から導入される5Gですが、5Gは現在の4Gよりも高速・低遅延と言ったような特徴を持っていると言われています。3Gから4Gの進化よりも大きなインパクトが出てくると言われており、注目が高まっていると言えるでしょう。

ただ、5Gの実際の可能性について簡単にご紹介すると「これまで高速Wi-Fiで出来ていた事が、外でも出来るようになる」というのが、直近に起きる最も身近な変化だと思います。

高速・低遅延・同時に大量の端末と同時接続が可能と言った点から、高画質なものを外出先で見たり、WEB上のコンテンツでは、これまで以上にデータ量の多いものを扱えるようになると言われています。

もちろんこれは身近な一例過ぎず、様々な産業に大きな影響を与えると言われています。

なぜ、3つの技術が注目されているのか?

AI・IoT・5G一つ一つ魅力的なトピックではありますが、実は本質的に全てのトピックは深く絡み合っており、それによって近年大きな注目を集めていると言えるでしょう。

身近な部分で例を出すと、IoTとAIというテーマで考えた時に「家電」に大きな変化が訪れる事が予想されます。例えば、IoTによって冷蔵庫がインターネットに常時繋がっているので、冷蔵庫のデータをAIが解析し、最適な方法で冷蔵庫を稼働させる事が可能になります。

具体的には「この時間帯はビールが出ていくから、冷えたビールを出すために冷蔵庫を通常よりも冷たくしておく」「冷蔵庫の中の品物をチェックし、ものが切れたらAmazonに注文を出す」と言った事を、AIがデータを解析する事で可能になります。

また、自動運転というテーマで考えた時に、AI・IoT・5Gという3つの要素はかなり重要なものになります。車とインターネットが繋がり、そのデータをAIで解析し、データの送受信を5Gによって高速で繋げるという事が可能になります。

自動運転は人の命を左右するものなので、インターネットの高速化というのは重要な要素であり、5Gの強みが大きく活かされるでしょう。上記した事はほんの一例であり、3つのポイントが重なり合う事によって大きな可能性・インパクトが期待されているのです。

近い将来変化が訪れる業界

AI・IoT・5Gの概要が分かった所で、気になるのはこのような3つの技術的インパクトが、どのような業界に影響を与えるのか?というポイントだと言えるでしょう。

なので、これからAI・IoT・5Gによって大きく変わる業界等についてご紹介させて頂きますが、1つ前提として押さえておきたいのは「ほぼ全ての業界に変化が訪れる」というポイントです。

もちろん、ポジティブな影響なのか?ネガティブな影響なのか?は業界によって変化する部分ではありますが、何らかの形でほぼ全ての業界に影響が出てくるのは避けようがありません。

知的な仕事を代替するAI

AIはほぼ全ての業界に影響する事は間違いありませんが、大きなインパクトになるのは、これまで一般的に知識や沢山の経験が必要であると見られていた職業を代替する事が可能になる事でしょう。

つまり、「知識・経験が必要ですが、能力的には誰でも出来る」と言ったような仕事です。公認会計士・弁護士・医師と言ったような知的で難易度の高いと見られる職業には、大きな影響を与えると言えるでしょう。

これまで、上記した職業・業界というのは代替不可能と見られていました。何故なら、知識や経験というものに大きく依存する職業であり、専用の教育を受けていなかったような方が代替する事は難しかったのです。

しかし、深層学習を利用すれば、ほぼほぼ代替する事が可能です。もちろん技術的に可能であったとしても、規制・既得権益等の障壁が現れる事が一般的なので、上記したような職業が無くなる事はありません。

ただ、競争が激しくなり、給与の低下・絶対数の減少と言った影響が発生すると見られています。

交通に大きな影響を与えるIoT

日本の都市では電車への依存度が高く、一般的に日本の人口が集中する都市での通勤は、ストレスの高いものであると見られている事が一般的です。ただ、このような公共交通・自動車等に大きな影響を与えると言えるでしょう。

リアルタイムで交通の管理が可能で渋滞を避け、自動運転も導入されるので運賃が下がり、タクシーで通勤する事も簡単になると見られています。タクシーに限らず、他の新しい形での通勤・運転・交通管理が可能になるので、移動の選択肢が増える事によって、満員電車に悩まされる事も無くなるかもしれません。

自動運転の技術自体は実用段階まで進んでいるので、次の問題は「いつ・どのように普及していくのか?」という点だと言われています。技術的に可能であっても、規制等の問題で普及が思うように進まないケースも少なくありません。

ただ、高齢化が進み人的リソースが減っていく日本で、現状のような交通機関が維持できるのか?については大きな疑問が残るので、IoTを含めた様々な角度から取り組むべき課題であると言えるでしょう。

WEB業界と5G

WEBの広告市場というのは年々成長を続けていますが、その中でも成長が著しいのは動画コンテンツに付随する広告市場でしょう。この流れをより一層強くするのが、5Gであると言われています。

4Gの恩恵によって、スマホで動画を見るという文化は広まりつつありますが、データ制限や通信速度の関係から、やはり外出先でモバイル端末を利用して動画を視聴するという文化は、まだまだ広がりきっていませ

5Gの恩恵によって、外でも高画質の動画を視聴したり、高品質な動画の生配信等が可能になってくるでしょう。

また、WEB業界における5Gも大きな影響が予想されています。まだまだ、WEBのコンテンツとして主力になっているのは、文字という動きがないものです。JavaScript等を利用するとある程度動きのあるWEBサイトを作る事は可能ですが、限界があります。

しかし、5Gによって動画が今以上に身近なコンテンツになれば、WEB業界にも動くコンテンツというものが徐々に主流になっていき、既にその動きはありますが、この風潮を後押しするものになると言えるでしょう。

どんな所に投資をすれば良いのか?

AI・IoT・5Gと言った大きな技術的インパクトが来ると言われている中で、どんな業界・企業に投資をすれば良いのか?という点について、疑問をお持ちの方もいると思います。

なので、最後にどんな所に投資しておけば良いのか?というポイントについてご紹介していきたいと思います。

GAFA

AI・IoT・5Gと言った技術をリードしている企業は、やはりGAFAが多いです。特に「Google(Alphabet)」と「Amazon」がその流れを牽引している形になっていると言えるでしょう。

Googleは、最も利用されている検索サイトであるGoogleを保有しているのはもちろんですが、その他にもYoutube、Gmail、Google mapと言ったような生活の一部になっているインフラとも言えるようなプラットフォームを持っています。

そこから入ってくるデータ量は膨大で、ディープラーニング(深層学習)においてはAI=データ量の勝負という側面が大きく出ているので、AIと言った分野で大きな躍進を遂げるかもしれません。

また、Googleは自動車運転の開発にも取り組んでおり、Googleは昔から検索エンジンを運営していた事もあってAI・データに強いので、十分に覇権を握る可能性はあるでしょう。

AmazonはAIはもちろんですが、IoTの恩恵を受けやすい業界(小売)で活躍している企業なので倉庫の管理、運送・配達、店舗の管理等を、最終的には全てIoT・AIを活用し自動化する事を目指しています。

既に倉庫の管理は一部ロボットが行っていますし、自動運転が普及すれば配達・運送と言った作業を自動化する事は可能で、店舗の管理も無人のコンビニ等もAmazonは運営しているので、IoTと自動化するAIという点においては、最も実現に近い企業です。

また、AWSというサービスで近年成長しているクラウドでもシェアを拡大しつつある企業なので、十分にAI・IoT・5G時代に大きく成長する可能性があります。

半導体関連株

ソフトバンクグループが、半導体企業のARMを2兆円で買収した事が数年前に話題になりましたが、AI・IoTと言ったものが産業の中心を担う時代で、半導体のニーズというのは巨大なものになります。

というのも、半導体というのは言わばコンピューターの心臓とも言える部分なので、これから最もコンピューターが増えていくと見られる中で、半導体の企業に投資を行っておくというのは賢明かもしれません。

ただ、半導体に関してもGAFAに関しても長期的には成長していますが、短期間で見た時に安い時期と高い時期を行き来しており、例えば仮想通貨バブルの際には半導体企業の株価も上昇しました。

しかし、一過性のものだったので仮想通貨の熱が冷めると、同じ様に半導体企業の株価も下落しました。

今回、ご紹介したのはあくまで長期的な保有を前提としたものなので、成長する可能性が高いというだけで現状の価格とは乖離があり、株価が割安の時を慎重に見計らう必要性があるでしょう。

まとめ

IoT・AI・5Gの基本的な事

  • AIは深層学習によって、近年注目されている
  • モノとインターネットがより一層繋がるIoT
  • 5Gによって、通信速度・安定性が向上する
  • 3つが重なり合うという点が重要

近い将来変化が予想される業界・職業

  • 士業を中心とした知的な仕事
  • 交通に大きな影響を与えるIoT
  • WEB業界に動きをつける5G

どんな所に投資を行うべき?

  • GoogleやAmazonは相性が良い
  • 半導体企業・関連銘柄

今回は、近年注目されているIoT・AI・5Gの概要や可能性、変化が予測される業界、投資を行うべき企業・銘柄についてご紹介させて頂きました。

今回は、IoT・AI・5Gと言ったものを中心的に、様々な可能性についてご紹介させて頂きました。ただまだ可能性の段階であり、技術的に可能であっても普及するまでには時間が掛かります。

そのため、これからも冷静に分析し、様々な可能性について精査する必要があるでしょう。ただ時間の問題である事は確かで、投資を行っておきたいという方にとってはチャンスでもあります。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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