初心者が抑えておきたいFXのチャートの見方を画像を使ってやさしく解説

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FXのチャートの見方って、どうやれば良いの?わかりやすく教えて欲しい!

こんな気持ちを持っていませんか?

FXをはじめて間もない方であれば、チャートをどうやって見れば良いのかわからないことでしょう。FXではチャートの見方が非常に重要になります。あなたのトレードスタイルによってチャートの見方を変えていかなければ、思うように利益が出せないことでしょう。

そこで今回の記事では、初心者向けのFXのチャートの見方をトレードスタイルなどと合わせて、まとめて紹介していきます。

FXのチャートの見方【基礎編】

FXのチャートの見方を確認していきましょう。はじめに確認するのが、基礎的な以下の3点です。

3つの確認事項

①ローソク足の見方

②赤と青の違いと見方

③円安の時の見方

①ローソク足の見方

まずはローソク足を確認します。ローソク足は主に、「ヒゲ」と「胴体」の2つの要素で構成されています。まず、「ヒゲ」は時間ごとの最高値と最安値を表した数値です。上ヒゲが最高値を示しており、下ヒゲは最安値を示しています。

また、胴体は「始値」と「終値」を表しています。胴体の上の部分が始値(または終値)であり、胴体の下の部分も同様に(始値または終値)となっています。前のローソク足の終値によって、これらの表現はどちらになるかが決まります。

たとえば、前の終値より次のローソク足の終値が高ければ、胴体の上側が終値となります。逆に前の終値より次のローソク足の終値が低ければ、胴体の胴体の上側が始値となります。

つまり、終値が前のローソク足より高ければ上昇したと考えることができ、逆に低ければ下落したと考えることができます。そしてこれは、次に紹介するローソク足の色の分類にも関係してきます。

②赤と青の違いと見方

ローソク足を見ていると、色の違いがありますよね。一般的に、前の終値と次のローソク足の終値を比較することで、このローソク足の色が決まっています。表記で特に多いのが、赤と青でしょう。

ただし、ローソク足の色に関しては、表記に明確なルールがありません。たとえば、赤を上昇のローソク足として表記するチャートシステムもあれば、青を下落のローソク足として表記するチャートもあります。たとえば、上記のチャート画像では下落を赤で表記していますが、上昇は緑で表記されています。

このように、一概に決まりはありません。そのため、自分が使っているチャートのローソク足がどのような表記方法を取っているか、その都度確認しておきましょう。

③円安の時の見方

円安の時の見方についても確認していきましょう。一般的に円安は、ドルが高く円が安い状態です。つまり、1ドルを購入するのに、より多くお金が必要になる状態が円安です。

結論をいってしまうと、円安や円高はチャートの見方がどうこうよりも、ファンダメンタルが大きく関係してきます。チャートを見るときにも、基本的に経済に関連したファンダメンタルと合わせて、長期的な見通しを持つことが非常に重要です。

下記では、円高や円安とファンダメンタルの関係性や、経済との結びつきを確認していきましょう。これらの知識を身につけることで、チャートの見方もより深いところまで確認することができます。

円安・円高とファンダメンタルの関係

歴史を振り返ってみましょう。こうした暴騰や暴落の要因は、基本的にさまざまなファンダメンタルが関連してきます。

たとえば、1998年頃には1ドルが146円ほどで取引されていた時期があります。このドルの価格が高かった時期は、ITバブルの時期でした。アメリカを中心にIT企業が大きな注目を集め、株価も異常なほど高騰していた時期です。

いっぽうで、今ほどIT技術が発達していないにも関わらずこうした銘柄の価格上昇が起きたことから、その後一気に株価は急落しています。株価上昇と合わせて価格が上がっていたドルですが、バブルの崩壊と合わせてドルの価格も大きく下落しているのです。

いっぽうで、2008年にリーマンショックが起こった頃には、ドルの価格は77円ほどまで下落しています。世界的に大不況となり、ドルの価格もそれと合わせて大きく下落したのです。

両者には2倍近くの大きな差がありますね。そして、2019年現時点ではちょうど中間くらいの110円で取引が行われています。この時期にような大規模なファンダメンタルが現時点ではないため、価格も中立の状態であることがわかります。

円高・円安は経済へ大きな影響を及ぼす

円高や円安は、経済へ大きな影響を及ぼします。たとえば、円高の場合は国内の輸出産業が大きな打撃を受けます。日本製品を海外の人が買おうと思っても、円が高いため製造コストが上がってしまい、価格も相対的に高くなるからです。

たとえば、日本ではトヨタが実績No.1の大企業であることは間違いないでしょう。いっぽうで、トヨタは輸出が苦しくなるので、会社の営業利益に円高は大きな負担となります。

逆に円安が進めば、輸出産業にも大きくプラスに作用します。基本的に、日本は0.1%の超低金利を常に続けています。金利が高いと円買いが進んでしまい、円の価値が高くなってしまいます。金利の設定には、こうした自国経済の産業などとも、大きな関わり合いがあるのです。

FXのチャートの見方【応用編】

ここまでで、FXにおけるチャートの見方の全体像などはわかりましたね。基礎的な見方を学ぶことで、チャートを見る角度も変わってきたと思います。

ここからは、チャートの見方の応用編として、トレードスタイルに合わせたチャートの見方を確認していこうと思います。

FXのチャートの見方【応用編】

①スキャルピングのチャートの見方

②デイトレのチャートの見方

③スウィングトレードのチャートの見方

①スキャルピングのチャートの見方

スキャルピングのチャートの見方を確認していきましょう。基本的に、スキャルピングでトレードをする場合であれば、1分足でトレードをすることをおすすめします。具体的なチャートの見方からのトレードタイミングは、上記の画像のように3回「上→下→上」などのローソク足の動きが出たタイミングがおすすめです。

こうしたタイミングでは、それ以降別のトレンドへ転換する可能性が高くなります。実際に、「上→下→上」の動きのあと、価格は上昇から下落トレンドへ切り替わっていることがわかります。

1分足ではこうした上昇と下降のローソク足が頻繁に出現します。1つの足で判断するのではなく、複数の足の流れから次の展開を読み取るよう意識して取り組みましょう。

②デイトレのチャートの見方

続いて、デイトレードのチャートの見方も確認していきましょう。デイトレードは基本的に、トレンドを意識した順張りの手法がおすすめです。

たとえば、上記の画像の左側の青枠で囲ったところがあります。金曜日の終値が月曜日の始値と異なったことで、窓が開いていることがわかりますね。FXでは、こうした週明けと週終わりのチャート価格に差異がある場合、両者の価格を埋めるように価格が移動する傾向があります。実際に、いったんは月曜日の取引開始以降価格は上昇していますが、その後価格は下落し、窓で開いた分が埋まっていることがわかりますね。

また、画像の右側の青枠で囲ったところでは、直近の底値が切り上がっていることがわかります。つまり、底値を更新せず買い支えされている状態です。ダウ理論では、底値も高値も切り上がる状態が上昇トレンドだと言われていますが、その始まりには大きな買い圧力がよく見かけられます。そして、その後実際に上昇トレンドに転換していますね。

このように、トレードのポイントがトレンドを追いかけるデイトレードでもいくつかあります。チャートを見るときにも、こうした動きを意識的に追いかけるようにしておきましょう。

③スウィングトレードのチャートの見方

スウィングトレードは、長期的なチャートの大きな流れを読み取ることが重要です。いっぽうで、全体的な長期の流れはファンダメンタルで決まることが多くなっています。

そのため、チャートを見ることでトレードに役立つことはそこまで多くありません。どちらかといえば、ファンダメンタルを意識してトレードを行うようにしましょう。

FX取引とチャートの見方で気をつけておきたいこと

ここまで、FX取引のチャートの見方に関してさまざまな事項を確認してきました。ここからは、FX取引とチャートの見方で、気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。具体的には、下記の4点が該当します。

FX取引とチャートの見方で気をつけておきたいこと

①チャートパターンを覚えよう!

②エントリーには根拠を持とう!

③慣れるまでは低レバレッジで取引しよう!

①チャートパターンを覚えよう!

まずは、代表的なチャートパターンを覚えましょう。たとえば、長期と短期の移動平均線がクロスしたタイミングを指すゴールデンクロスやデッドクロスなどです。

また、トレンド転換を示すトリプルトップやダブルトップ、またはダブルボトムやトリプルボトムなども代表的なチャートパターンとして挙げられます。余裕があれば、こうしたチャートパターンも簡単にで良いので頭に入れておくようにしましょう。

②エントリーには根拠を持とう!

エントリー時には常に根拠を持って取り組みましょう。感覚でトレードをしていると、短期的には勝てても長期的に必ず負けてしまうからです。初心者の失敗談でもっとも多いのが、この感覚だけのトレードであり、プロとの大きな違いとなっています。

人に説明できるだけの根拠が持てた時だけエントリーをすることで、FXの勝率も飛躍的に高めることができます。そのためにも、日頃からファンダメンタルの確認をするクセをつけるだけでなく、テクニカル分析の知識ややり方を積極的に学んでいきましょう。

③慣れるまでは低レバレッジで取引しよう!

取引に慣れるまでは、低レバレッジで取引をすることも大切です。高いレバレッジで急に取引をして、失敗するというのは多くのトレーダーが犯しているミスの1つです。

こうした事態を避けるためにも、まずは低レバレッジの取引からスタートしてトレードの感覚を養っていきましょう。取引に慣れてきたら徐々にレバレッジを引き上げていくことで、リスクを抑えてFXをスタートすることができます。

初心者におすすめのFX会社TOP3

ここまで、チャートの見方に関することをまとめて紹介してきました。ここからは、初心者におすすめのFX会社を紹介していきます。

今回紹介するのは、大手企業が運営をしてる信頼性の高い会社なので、まだ登録が済んでいない人はぜひこの機会に登録してみてくださいね。

第1位 SBI FXトレード

SBI FXトレードは、SBIホールディングスが運営するFX会社です。国内でも長年に渡って金融関係の事業を行ってきた同社だけに、その信頼性は非常に高いといえるでしょう。資金力も豊富にあるため、倒産の心配も不要です。

加えて、同社の最大の魅力は最小の取引単位が小さいことです。国内であれば、10,000通貨単位からの取引が一般的です。10,000通貨単位であれば、ドル円の場合10,000ドルから取引が可能ということです。法律でも認められている最大25倍のレバレッジで取引をすると考えると、40,000円ほど必要になることになります。

いっぽうで、SBI FXトレードであれば、なんと最小で1通貨単位から取引をすることが可能です。1通貨単位であれば、なんと1ドルから取引をすることができます。仮にレバレッジ25倍でトレードをした場合、必要になる資金はたったの4円で済むのです。このように、最小取引単位が非常に小さいSBI FXトレードは、投資に回せる資金がそれほど大きない初心者にとっては心強い味方になってくれることでしょう。

第2位 DMM FX

DMM FXは国内でも動画コンテンツの配信で有名な、DMM.comが運営するFX会社です。国内でも大規模に事業を展開する同社だけに、その信頼性はもちろんのことですが、資金力も豊富で初心者でも安心して取引をすることができます。

加えて、同社の最大の特徴は、デモトレードができる点でしょう。デモトレードを使うことで、最長で3ヶ月間、無料でFXの練習をすることができます。しかも、デモトレードで利用する環境は本番環境とまったく同じです。レートも実際の取引価格が反映されますし、取引ツールの使い方も全てが同じなのです。

これによって、デモトレードで慣れ親しんだ環境のまま、本番の取引に移行することも可能です。デモトレードで良い結果が得られれば、それはそのまま本番に移行することができるので、あなた自身のトレード結果にも大きくプラスに作用するはずです。SBI FXトレードと合わせて、初心者であればマストで登録しておきたいのが、DMM FXです。

第3位 ヒロセ通商

ヒロセ通商はDMM FXと同じようにデモトレードツールを提供しています。同社のデモトレードの最大の魅力は、土日にも取引ができる点です。

すでにFXトレードをしている方であれば知っているでしょうが、実はFXは世界的に銀行や証券取引所が土日に休む習慣があるため、平日しか取引をすることができません。そして、これはでもトレードでも同様です。実際に国内で提供されているデモトレードツールのほとんどが、土日は取引をすることができないのです。

いっぽうで、ヒロセ通商であれば土日にもデモトレードを行うことができます。具体的には、土日の期間だけ同社が仮想のレートを提供することで、ユーザーはそのレートを基にした取引を行うことができるのです。

FXをやっている方の多くは、副業で取り組んでいる人がほとんどでしょう。そのため、もっとも多く時間を取ることができる土日は、絶好の練習タイミングです。ヒロセ通商であれば、このタイミングでも取引をすることができるため、非常におすすめです。

まとめ

以上、FXのチャートの見方について解説してきました。今回紹介したように、FXではチャートの見方に関して覚えておきたいことなどが多数あります。また、トレードスタイルに応じて見るべきポイントなども変わってきます。積極的に活用していくことで、より効率的な利益を狙っていkましょう。

それだけでなく、チャートパターンを覚えることやエントリーに根拠を持つことなど、意識しておきたいポイントも存在しています。また、トレードに慣れてくるまでは、低レバレッジでの取引をすることも覚えておきましょう。いきなりハイレバレッジでの取引をするのは、リスク管理の観点から非常に危険だからです。

今回の記事の内容を参考に、ぜひみなさんもトレードで利益を出していってくださいね。

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