FXのチャート分析ってどうやるの?初心者でもできるおすすめのテクニカル分析

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FXのチャート分析って、どうやるの?やる意味あるの?

こんな気持ちを持っていませんか?

FXは株と並んで代表的の投資として有名です。これから投資を始めようと考えている人であれば、FXを検討している方も多いでしょう。いっぽうで、FXで勝つためにはテクニカル分析などトレードのための分析テクニックが必要になります。これらを活用することで、FXにおけるチャートの先読みをすることができ、より効率的に利益を出していくことが可能です。

そこで今回の記事では、FXにおけるチャート分析について解説していきます。具体的には、FXでチャートを分析するとはどのようなことか、そのやり方や指標・インジケーター、メリット・デメリットや注意点などを解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

FXのチャート分析方法とは?やる必要はある?

FXのチャート分析には、いくつかの種類があります。既存の指標やインジケーターを使ったり、チャートの高値や底値にラインを引くなどして分析をすることが一般的です。

こうした分析を行うことで、チャートの先の動きを予想することに役立てることができます。これによって、FXではより効率的に利益を狙っていくことができるのです。

どんな一流投資家でも、チャート分析を行うことの重要性を説いています。逆をいうと、チャート分析の力を身につけず成功したトレーダーは1人たりともいないのです。こうした点を踏まえると、チャート分析は重要であり、なおかつやる必要があることは明白といえるでしょう。

チャート分析に使える各種指標・インジケーターを覚えよう!

チャート分析の指標やインジケーターは、現在さまざまな種類のものが出されています。そのすべてを理解することは難しいでしょう。そこでここからは、チャート分析に使える指標・インジケーターの中で代表的なものを確認していきましょう。これらを抑えておくことで、ある程度ではありますが、分析に役立つ力を身につけることができます。

①移動平均線

移動平均線はもっともオーソドックスな指標の1つで、5分や10分といった時間ごとに区切った平均価格を線で結んだシンプルな指標です。具体的な使い方としては、チャートのレジスタンスやサポートの目安として考えることができるほか、移動平均線をローソク足が下回ったり上回ったりしたタイミングなどで、トレードチャンスを見極めることに役立ちます。

また、異なる移動平均線の交差したタイミングは、ゴールデンクロスやデッドクロスなどと呼ばれています。たとえば、ゴールデンクロスは短期の移動平均線が長期の移動平均線を上回ったタイミングのことを指しています。一般的にこうしたタイミングでは、価格が上昇トレンドに転換したことを示しており、ロングでポジションを持つ絶好のタイミングといえます。

いっぽうで、こうしたゴールデンクロスやデッドクロスも100%的中するわけではありません。指標に反して価格が下落する時もあれば、そのまま上昇する時もあります。あくまでもトレードの参考として使うことを忘れずに覚えておきましょう。

②MACD

MACDは長期の移動平均線と短期の移動平均線など、2つの移動平均線を用いることで相場の流れを読み解く指標のことです。一般的に、MACDとシグナルと呼ばれる2つの線を利用してトレードに役立てます。

この2つの線が交差したタイミングや0を超えたり下回ったタイミングでは、トレンド転換が起こる可能性があります。上昇トレンドであれば一時的な下降トレンドへ、下降トレンドであれば一時的な上昇トレンドへ移行する可能性が高いということです。

MACDは移動平均線と並んで代表的な存在です。どのようなチャートツールでも利用することができますし、相場を先読みするためによく利用される指標なので、ぜひ覚えておきましょう。

③フィボナッチ

フィボナッチは自然界の数値をもとにしたトレード分析手法です。具体的な使い方としては、チャートの下落や上昇の際に、どのあたりまで買い戻しやショートが入るかを予想するために使います。

フィボナッチでは、チャートの流れの中でとりあえずの最高値・最安値を決めます。そしてフィボナッチを引き、38.20%、50.0%、61.80%のいづれかのラインまで買い戻しやショートが入るという予想をしてトレードを行います。たとえば、買い戻しの勢いが強い(弱い下降トレンド)であれば、61.80%の比較的深めの水準まで価格が反発するなどと見立てを立ててトレードを行います。

フィボナッチ数列はトレンドが発生したタイミングで利用されます。つまり、チャートが動いていない状態から使う指標ではありません。もともとはニワトリの出生率など自然界の数値をもとに作られた、だいぶ昔の数列を利用しています。これがチャートに応用されていることには、チャートの動きも自然界の法則にあてはめて考えることができるからだといえるでしょう。

④RSI

RSIは相場の過熱感や失望感、強気相場や弱気相場の見極めに利用される指標・インジケーターです。具体的には、数値が80を超えていれば相場は強気であり過熱気味だと考えることができ、逆に20を下回っていれば相場は弱気であり失望感が強いと考えることができます。

RSIは上昇トレンドや下降トレンドの見極めだけでなく、転換点を把握することにも用いられています。たとえば、上昇トレンド中にRSIが80を超えた場合であれば、相場が加熱しすぎているため下降トレンドに転換する可能性がありますし、逆にRSIが下降トレンドで20を下回っていれば相場がその後上昇トレンドに転換する可能性もあります。

ただし、80を超えていても単純に相場全体が強気の状態であるとだけ考えられる可能性もあります。逆もしかりで、20を下回っていても弱気な投資家の心理状態が出ているだけで、その後上昇トレンドに転換することを保証しているわけではありません。あくまでも、目安として使うことを覚えておきましょう。

初心者におすすめのチャート分析手法・始め方

チャート分析の代表的な指標・インジケーターはわかりましたね。いっぽうで、分析をするといっても、初心者の方であれば何から始めれば良いのかわからないことでしょう。ここからは、初心者にもおすすめのチャート分析・手法を確認していきましょう。

①アプリを使う

アプリを使った分析は、初心者でも取り組みやすい手法の1つです。FXでは株取引と違い、関連するアプリが多数出されています。これらの点を踏まえても、こうしたアプリを使うことは非常に大切なことです。

また、スマートフォンで手軽にできるため、仕事の隙間時間などでも初心者の方でも手を出しやすいこともおすすめのポイントの1つです。積極的に細切れの時間で学習することで、より効率的な分析とそれに基づいたトレードを実現できるようになるでしょう。

②分析・予想サイト・メルマガを確認する

チャートの分析や予想をしているサイトは数多く存在します。また、有名なトレーダーの方であれば分析の手法をメルマガで配信している人もいます。こうしたサイトやメルマガの分析した情報を活用するのも、初心者の方にはおすすめです。

具体的には、どのような指標を使いどのような分析結果を得ているのかという点に着目してみると良いでしょう。これによって、指標・インジケーターの実戦的な使い方が身につくだけではなく、専門家の予想を活用したトレードも行うことができます。

FXでチャート分析をするメリット

ここまで、チャート分析の概要・代表的な指標や手法などを確認してきました。ここからは、チャート分析をすることの具体的なメリットを確認していきましょう。

①先読みの力が上がりFXの勝率が上がる

チャート分析の大きなメリットの1つとして、チャートの動きを先読みし、FXの勝率をあげることができるという点が挙げられます。チャート分析は、それまでのチャートの情報をもとに今後の価格を予想することがメインの目的の1つです。

そのため、チャート分析を徹底することで価格の動向を予想する力が上がり、結果的にトレードでの勝率をあげることにもつながります。

②テクニカルはファンダメンタルより強し

一般的にファンダメンタルは後付けの要因で語られることが多いです。つまり、価格がこう動いたのはこうしたファンダメンタルが出てきたからという具合です。いっぽう、テクニカルはこうしたファンダメンタルよりもはやく結果につながる点が特徴です。つまり、ファンダメンタルよりテクニカル分析の方が先読みには役立ち、強いということがいえます。

ファンダメンタルを使ったトレードは、情報をもとにして判断するためシンプルで簡単です。アメリカの雇用統計などはお祭りと呼ばれるほどチャートがすぐに反応するため、初心者の方でも取り組みやすいといえます。いっぽうで、さらに勝率を高めるのであれば、テクニカル分析、つまりチャート分析を徹底的に行うことが重要であるといえるでしょう。

③その他の投資のチャート分析に役立つ

チャート分析の力を身につけることができれば、その他の投資においても役立ちます。たとえば、FX以外であれば株取引が有名でしょう。その他にも、先物、債権、デリバティブなどの投資においても役立てることができます。最近では仮想通貨も投資の代表例として挙げられるかもしませんね。

このように、FXで身につけたチャート分析はその後の投資においてもあなたの力になってくれるはずです。これによって、仮にFXではうまく利益を出せなかったとしても、他の投資でなら成功することができるようになるかもしれません。

FXでチャート分析をするデメリット

ここまでで、チャート分析の概要や代表的な指標・インジケーターはわかりましたね。また、メリットを確認したことでチャート分析の重要性がよりわかったかと思います。

いっぽうで、チャート分析にはデメリットも存在しています。これから分析を始める方であれば、必ず覚えておきたいポイントの1つです。ここからは、FXでチャートを分析するデメリットを確認していきましょう。

①必ず的中するわけではない

FXでチャートを分析することは、その後の動きを必ず的中させることにつながるわけではありません。そのため、外れる可能性が少なからずあることを覚えておきましょう。

どんな有名なトレーダーでも、すべてのトレードで勝てるわけではありません。そのため、彼らの分析結果を鵜呑みにせず、自分自身でもしっかりと検証し、浅めの損切り注文も必ず入れるので対策しておくことも覚えておいてください。

②チャート分析を身につけるまでには時間がかかる

チャート分析は一朝一夕で身につくものではありません。もちろん人によって向き不向きがあるので、はやく身につく人も中にはいるかもしれません。ただし、ほとんどの人はチャート分析の力を身につけるには時間がかかります。

この点を踏まえると、根気強く勉強を継続することが重要です。できる限り継続して勉強をすることで、自分自身のスキルを常に高めていき、テクニックを身につけトレードに役立てることができるように取り組みましょう。

チャート分析におけるFX取引のコツ・注意点

ここまで、チャート分析の概要や代表的な指標・インジケーターだけでなく、分析することで得られるメリット・デメリットなどを確認してきました。ここからはチャート分析に関連した、トレードのコツや注意点を確認していきましょう。

①自分だけのテクニカル分析を見つけよう

自分だけのテクニカル分析を見つけることも、非常に重要なポイントです。FXではさまざまなチャート分析の手法が、有名トレーダーから発信されています。いっぽうで、こうしたチャート分析が必ずしも成功するとは限りません。なぜなら、人にはそれぞれ自分に合ったトレード方法があるからです。

この点を踏まえると、自分に合ったテクニカル分析を身につけることは非常に大切です。そのためにも、まずは有名なトレーダーの方が発信しているトレード手法や分析テクニックを身につけてみましょう。

ここから、自分に合ったテクニックだけ採用していき、将来的な自分に合ったトレード・分析テクニックを確立することができます。

②ファンダメンタルも忘れずに

チャート分析でのトレードに慣れてくると、ファンダメンタルをおろそかにしてしまいがちになります。そのため、ファンダメンタルも忘れずに確認しておくよう癖をつけておきましょう。

おすすめの方法としては、毎週土日に翌週のファンダ日程を確認することです。FXではさまざまな指標が常に発表されており、そのすべてを把握することは困難です。そのため、毎週第一金曜日のアメリカの雇用統計など、重要なものだけで良いので日程を抑えておきましょう。

また、確認した予定はスマートフォンやカレンダーなどにメモをしておくことをおすすめします。このような大事なファンダメンタルの発表されるタイミングでは、自分自身の予定をしっかりと開けておき、トレードをすぐできる環境を作っておきましょう。これによって、発表前にポジションを持つ不手際や、余計な損失を出すリスクをなくすことができ、なおかつトレードチャンスも失わずに済みます。

③低レバレッジで証拠金維持率にも気をつけよう

チャート分析を基にしたトレードで利益を狙う場合にも、リスクを抑えて取引をする必要があります。そのためにも必要になることとして、低レバレッジで証拠金維持率に気をつけることが重要です。

レバレッジは高くすればその分だけ、損失に振れた時の被害も大きくなります。仮に本来の資金に10倍のレバレッジをかけていれば、損失も10倍になってしまいます。加えて、証拠金ギリギリで取引をしていれば急激な価格変動が起こった場合にロスカットが追いつかず、借金をしてしまう可能性も出てくるのです。

こうした点を踏まえても、レバレッジは低めに設定することを心がけ、なおかつ証拠金維持率には余裕を持って取引をすることを意識してトレードするようにしましょう。

まとめ

以上、FXのチャート分析について解説してきました。今回紹介したように、FXではチャートを分析するテクニカルはファンダメンタルよりも強く、これを活かすことでより効率よく利益を上げていくことができます。そのため、FX取引をするのであればチャートの分析力は必ず身につけておきたいところです。

いっぽうで、チャート分析が必ず的中するわけではありません。取引をする時には予想が外れるリスクも考え、低レバレッジで証拠金維持率に余裕をもちトレードをすることを心がけていきましょう。これによって、分析が機能しなかった時にでもリスクを最小限に抑えて取引をすることが可能です。

ぜひ、みなさんもこの記事を参考にFX取引を楽しんでくださいね。

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