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こんな気持ちを持っていませんか?
FXを初めてやる場合、何からやれば良いのかわからないという声は非常に多く聞かれます。FXは専門用語も多く、難解なイメージがあることもその原因といえるでしょう。実際に、FXは理解をしっかりと深めようとすると、相当な時間や勉強が必要になるため、挫折してしまう初心者の方が多いのも事実です。
そこで今回の記事では、FXが初めての人が必ず覚えておきたいことを重要なポイントだけに絞って解説していきます。また、初心者向けの信頼性が高いおすすめFX会社も合わせて紹介していきます。気になったら今日からすぐにでもFXを始められる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXが初めての人は何から始める?覚えておきたい4つのこと
FXが初めての人は何から覚えれば良いのか、気になるポイントの1つですよね。具体的には、以下の4つを覚えることから始めると良いでしょう。
①専門用語
②FX取引のリスク
③テクニカル分析
④ファンダメンタル分析
この項目では、これら4つのポイントの詳しい内容を例などを踏まえながら確認していきたいと思います。
その① 専門用語
まずは専門用語です。FXでは難解な専門用語も多いのですが、基本的な用語だけ絞って覚えることで、取引の仕組みとセットで理解することができます。その中でも必ず抑えておきたいのが、下記の3つの専門用語です。
証拠金・・・FX会社に入金するお金のこと
レバレッジ・・・証拠金に適用できる倍率のこと
ショート・・・売却したと仮定して後から買い戻すことで利益を出す手法
ショートに関しては、価格が下がった時にでも利益を出せる特殊な投資手法です。日本語では「空売り」なんて呼び方もされています。その他にも多くの専門用語がありますが、この3つだけとりあえず覚えておけばOKです。
レバレッジと証拠金の例
簡単な取引の例題で、専門用語への理解を深めましょう。たとえば、証拠金が1万円でレバレッジが10倍だった場合をイメージしてみましょう。
用語だけ聞くとなんだか難しく感じるかもしれませんが、実はとっても簡単な掛け算だけでわかるのがレバレッジと証拠金です。このように、レバレッジを使うことで証拠金を大きくすることができ、FXでは自己資金よりも大きな金額で取引をすることができるのです。証拠金とレバレッジはFX取引で必ず覚えておきたい用語であり仕組みなので、この機会に覚えてくださいね。
ショートの例
ショートの取引例も確認してみましょう。たとえば、1ドル110円の時に、1ドルをショートしてみます。ショートして金額は後から買い戻す必要があるため、1ドル109円になった段階で買い戻しを行いました。
つまり、この取引でドルの価格が下落したことで、1円の利益が出たことになるのです。一般的に投資のイメージは、価格が上昇しなければ利益が出ないと考える人が多いでしょう。しかし、FXであれば価格が下落した時にでも利益を出せるショートの仕組みを使うことができるのです。こうしたショートを使った取引手法は、世界的に経済が不況に陥った時にこそチャンスで利益を出すことができるので、必ず覚えておきましょう。
その② FX取引のリスク
続いて覚えておきたいのが、FX取引のリスクです。具体的には、証拠金とレバレッジの仕組みが大きく関わってきます。FXでは、この2つの仕組みを使うことで、本来であれば取引で利用できない大きな金額を動かします。いっぽうで、このメリットに対するデメリットとして、場合によっては自己資金以上の損失、つまり借金を背負ってしまう可能性も出てくるのです。
実際にこれまでにも急激な価格変動の影響で、FXでは多くの債務者を生み出してきました。億万長者から一気に破産者へと落ちてしまった人も存在します。こうした点を踏まえても、FX取引には借金や多額の損失が発生する取引リスクがあることを、事前にしっかりと覚えておきましょう。
その③ テクニカル分析
テクニカル分析は、チャートをラインやインジケーターと呼ばれる指標などを使い、分析することでその後の価格を予想する手法の1つです。初心者の方でも必ず覚えておきたい重要のポイントの1つとなっています。
また、自分自身で勉強する以外のおすすめの方法としては、有名なトレーダーの方のブログやメルマガなどに登録することです。プロが分析した相場予想であれば、自分でテクニカル分析よりさらに信頼性が高まります。また、多少なりともその予想や取り込むことで、自分自身のテクニカル分析の価格予想が強固なものになるでしょう。
その④ ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析はテクニカル分析と同様に、FXトレードにおいて重要になるポイントの1つです。具体的には、経済指標(各国が配信する経済関連のデータ)などを基に、チャートがどう動くかを予想する分析手法のことです。情報を基にしてトレードをするため経験の浅いトレーダーの人でも比較的取り組みやすく、初心者の方であっても必ず覚えておきたいところです。
このように、ファンダメンタルはFX取引で勝率を上げるために必須の要因となります。GDPや雇用統計など、先進国の重要な指標だけで良いので常に把握できるよう心がけておきましょう。
初心者によくある失敗
ここまでで、FXで必要な知識などはわかりましたね。ここからは、FXが初めての人が陥りがちな失敗を紹介していきます。あらかじめ失敗の内容を把握しておくことで、これらのリスクを避けていきましょう。
そうすることで、初心者でも勝率を高めることができ、余計な失敗なしで最短経路で利益を出していくことができます。
①いきなりハイレバレッジで取引する
いきなりハイレバレッジで取引をすることは、初心者はもっとも多くやってしまいがちな失敗例です。FX取引を始めると、ついつい調子に乗ってレバレッジを最大にしたりして取引をしてしまいます。
国内ではかつてレバレッジ100倍で取引できる時期もありました。いっぽうで、法律の影響で現在では最大で25倍のレバレッジを使ってでしか取引をすることができません。しかし、それでもレバレッジ25倍の取引は危険です。はじめは5倍ほどからスタートして、取引に慣れてきたら徐々にレバレッジを高めに引き上げて設定を変更していきましょう。
②ポジポジ病にかかってしまう
初心者が陥ってしまいがちな失敗として、「ポジポジ病」というものがあります。FXでは決済していない注文のことを、ポジションと呼びます。ポジポジ病はこのポジションの頭をもじった言葉で、「常にポジションを持っていないと落ちつかない状態」のことを指しています。
逆にこの段階で「ポジポジ病」を知ることができたのは、非常にラッキーといえるでしょう。まずはポジションを持ちたい気持ちを抑えて、無闇にエントリーすることを避けていきましょう。これだけでも、FXの勝率は飛躍的に高まります。
③損切りを入れず証拠金ギリギリで取引をする
FXでは損切りを入れずに、さらに証拠金ギリギリで取引をすることはおすすめできません。ポジションを保有後に証拠金に対してある一定水準以上の損失が発生すると、ロスカットの対象になってしまいます。ロスカットは強制的にポジションが決済される仕組みのことで、すべてのFX会社で導入されている制度です。
そもそもの話として、ロスカットの対象になるもっと前の段階で損切り注文を入れておくべきでしょう。こうした点を踏まえても、証拠金維持率には余裕を持ちながら、注文を出すタイミングと同じ時ん損切り注文も入れておきましょう。目安としては、証拠金に対して1%の損失が発生した段階で損切りが入るようにしておくと良いでしょう。
④「なんとなく」感覚でトレードをする
FX取引の初心者の方であれば、感覚でトレードをしている人も多くいます。感覚でのトレードは短期的には成功することができても、長期的に見ると確実に負ける可能性が高くなります。
最初の頃は、これらの分析手法をとにかく徹底して勉強しましょう。そして、エントリーするタイミングでは人に説明できるだけの根拠を常に持つようにしましょう。こうすることで、余計なトレードを省くことができ、より勝率の高いFX取引を実現することができるのです。
FXが初めての人におすすめのFX会社
ここまでで、FX取引の概要や初心者が陥りがちな失敗は大方わかりましたね。逆をいうと、ここまでに紹介した内容をしっかりと実践すれば、初心者でもかなり早い段階でトレードをすることができるでしょう。
そろそろ、どのFX会社を使えば良いのかも気になる頃ですよね。そこでここからは、おすすめのFX会社を紹介していきたいと思います。初心者の方がFX会社を選ぶ際には、下記の4つの点に注目して選ぶと良いでしょう。
初めての人がFX会社を選ぶポイント
①信頼性の高さ
②FX会社独自の特徴
③ツールの使い勝手
④デモトレードはあるか
これらの点を踏まえて、下記では「SBI FXトレード」と「DMM FX」の2社を紹介していきます。
4円から取引できるSBI FXトレード
SBI FXトレードのチェックポイント
①信頼性の高さ→SBIホールディングスの運営で非常に高い
②FX会社独自の特徴→1通貨単位からの取引が可能(ドル円で最小4円)
③ツールの使い勝手→やや使いづらい
④デモトレードはあるか→なし
はじめに紹介するのがSBI FXトレードです。国内でも有数の大手企業であるSBIホールディングスが運営を行っているため、その信頼性は非常に高いということができます。
また、SBI FXトレードの特徴は何といっても、最小1通貨単位からの超少額取引が可能な点でしょう。これによって、ドル円であれば最小4円から取引することが可能です。
いっぽうで、デモトレードがない点や、取引ツールが少し使いづらいというデメリットもあります。ただし、最小の取引金額が非常に小さいため、初心者の方であれば数百円単位からのお試し取引も可能です。これをデモトレード代わりに使っても良いでしょう。
デモトレードで練習できるDMM FX
DMM FXのチェックポイント
①信頼性の高さ→DMM.comの運営で非常に高い
②FX会社独自の特徴→最長3ヶ月のデモトレードを提供している
③ツールの使い勝手→非常に使いやすい
④デモトレードはあるか→あり
続いて紹介するのが、DMM FXです。国内でも有数の大手企業であるDMM.comが運営しているため、信頼性の高さはバツグンだと言えます。また、FX会社独自の特徴としてはデモトレードを提供している点が挙げられます。
最長で3ヶ月間のデモトレードができることで、しっかりと練習をしてから本番の取引に移行することが可能です。急に自分のお金で取引をするのが不安だという方であれば、非常におすすめだといえるでしょう。また、取引ツール自体も使いやすく、デモトレードと本番環境でまったく同じ使いやすいツールが使える点も、大きな魅力といえます。
ただし、DMM FXでは1,000通貨単位からの取引となります。ドル円でいえば、最小で4,000円からの取引となるため、SBI FXトレードほどの少額資金では取引することができません。注意点として覚えておきましょう。
FX初めてのまとめ
以上、FXが初めての人が覚えておきたいことについて解説してきました。今回紹介したように、FXではいくつかの専門用語や仕組みなどを覚えておく必要があります。もっと突き詰めていけば、勉強に終わりはありません。しかし、必要なものだけ最低限覚えるだけでも、取引自体は問題なくできるのです。
いっぽうで、初心者であれば今回紹介したように、ハイレバレッジの取引やポジポジ病など必ず同じような失敗をします。これによって、かなり早い段階でFXから身を退く人が多いことも事実です。取引をする時には、今回紹介した失敗を繰り返さないよう気をつけて取り組むようにしましょう。
加えて、テクニカル分析やファンダメンタル分析をデモトレードなどを使いながら練習し、ポジションを持つタイミングでは人に説明できる根拠を持てるようにしておきましょう。これらの点を意識して取り組むことができれば、あなたのFXにおける勝率も飛躍的に向上するはずです。初心者でも勝てるトレーダーになれるよう、ぜひとも頑張ってみてくださいね。