カードローンの仕組みとはどうなっているの?カードローンを申し込むのが初めての人にも分かるようにやさしく解説!

カードローンと言えば、出し入れが自由のためとても利便性の高い商品です。ちょっと生活費が足りなかったり、急な冠婚葬祭などでお金が必要になった場合に、カードローンがあれば簡単に融資を受けることができます。

このように便利なカードローンですが、良いことばかりではありません。資金使途が自由な分他のローンより金利が高かったり、利用限度額までなら何回でも借り入れすることができるため借入残高が減らなかったりするデメリットもあるのです。

ここでは、カードローンの仕組みについて、初めてカードローンを申し込む人にも分かるようにやさしく解説していきます。

カードローンとはどのような商品でどのような仕組み?

ここでは、カードローンとはどういう商品なのかや、どういう仕組みなのかを分かりやすく解説していきます。

カードローンの商品性

資金使途が自由

住宅ローンは住宅購入やリフォーム資金として、マイカーローンは車の購入のためなど大抵のローンは資金使途が決まっています。しかし、カードローンは資金使途が自由なので、急な飲み会や旅行や生活費などにも利用できます。

ただし、事業資金としての利用は、ほとんどの金融機関で禁止されています。

借入限度額までなら何度でも出し入れが可能

カードローンは利用者ごとの借入限度額が決まっていて、借入限度額の範囲内なら何度でも借り入れや返済をすることができます。お金が足りない時には借り入れをし、余裕資金がある時には返済をすることができるのです。

金利が高めに設定されている

カードローンの金利は、資金使途が自由なため他のローンと比較て高めに設定されています。また、借入限度額までなら何回でも借り入れができるため借入残高が減っていかない可能性もあり、他のローンよりも貸し倒れリスクが高い商品です。

そのため、高めの金利が設定されています。

以下は主なカードローンの金利になります。

カードローン金利(実質年率)借入限度額
イオン銀行カードローン3.8%~13.8%10万円~800万円
楽天銀行カードローン「スーパーローン」1.9%~14.5%10万円~800万円
住信SBIネット銀行MR.カードローン0.99%~14.79%10万円~1,200万円
オリックス銀行カードローン1.7%~17.8%最高800万円
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」1.7%~17.5%10万円~800万円
ジャパンネット銀行ネットキャッシング2.5%~18.0%10万円~1,000万円
ソニー銀行カードローン2.5%~13.8%10万円~800万円
みずほ銀行カードローン2.0%~14.0%10万円~800万円
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」1.8%~14.6%10万円~500万円
三井住友銀行カードローン4.0%~14.5%10万円~800万円
りそな銀行カードローン3.5%~12.475%30万円~800万円
アイフル3.0%~18.0%最大800万円
アコム3.0%~18.0%1万円~800万円
プロミス4.5%~17.8%1万円~500万円
SMBCモビット3.0%~18.0%1万円~800万円
レイクALSA4.5%~18.0%1万円~500万円
J.Score0.8%~12.0%10万円~1,000万円

このように、カードローンの金利は借入限度額が大きくなるほど金利が低くなり、小さくなるほど金利が高くなります。

上限金利

カードローンの金利は、利息制限法という法律により個人の借り入れに対する上限金利が決まっています。金融機関は、利息制限法で定められた上限金利を越えるような貸出は禁止されているのです。

以下は利息制限法で定められた上限金利です。

借入金額上限金利
10万円未満年20%
10万円以上~100万円未満年18%
100万円以上年15%

カードローンの借入方法

カードローンは借入限度額までなら何度でも貸し借り自由な商品と説明してきましたが、実際にお金を借りるにはどのような方法があるのでしょうか?ここでは、カードローンの借入方法について分かりやすく解説していきます。

ローンカードによる借り入れ

自社のATMやコンビニATMなどの提携ATMからローンカードを使って、借り入れをする方法です。普段利用しているキャッシュカードからの現金引き出しと同じように操作をして出金します。

注意点としては、カードローンや利用ATMによっては、利用手数料がかかるところもあります。頻繁に借り入れすることも考えられますがそのたび手数料がかかるのもバカにならないので、手数料のことも考えてカードローンを選択することが大切です。

振り込みによる借り入れ

電話やインターネットから申し込むことによって、利用者の口座に融資金が振り込まれる方法です。特徴としてはほとんどの金融機関で振込手数料はかかりませんが、時間帯によっては即日融資ができない金融機関もあります。

主なカードローンの借入方法は上記の2つですが、金融機関によっては振り込みによる借り入れを行っていないところもあります。また、最近では、ローンカードが発行されないカードレスのカードローンもあり、振り込みによる借り入れしかできない金融機関もあります。

カードローンの返済方法

ここでは、カードローンを返済していくにはどのような方法があるのかについて解説していきます。

約定返済

カードローンの返済方法として、まず毎月返済していく約定返済という方法があります。約定返済はどのカードローン会社でも採用していて、毎月の返済日に決められた金額を返済していくものです。

現在、ほとんどのカードローン会社が、約定返済に残高スライドリボルビング方式という返済方式を採用しています。リボルビング方式とは、いわゆるリボ払いのことであり毎月決められた一定額を返済していく方式です。

また、残高スライド方式とは、借入残高に応じて決まった最低返済額を返済していく方式です。そして、残高スライドリボルビング方式とは、両方の方式を組み合わせた方式で、借入残高により決められた一定額を毎月返済していく方法です。

この方式が数多く採用されている理由として、金融機関にとって利益が上がりやすい方式ということが挙げられます。なぜなら、残高スライドリボルビング方式は、毎月の返済額を金融機関が少なく設定しているため、元金はあまり減らず利息ばかり返済しているような返済方法なのです。

さらに、借入残高ごとに毎月の返済金額が決まりますので、借入残高が減っていっても毎月の返済額も減るためになかなか借入残高が減っていきません。そのため、カードローンの返済は、毎月の約定返済だけでは完済までにかなりの時間がかかる仕組みになっているのです。

約定返済の方法は、金融機関によって違います。口座からの引き落としの他にも、提携ATMからの返済や振り込みによる返済やインターネットバンキングからの返済ができるところもあります。

随時返済

カードローンの返済は約定返済だけではなかなか借入残高が減っていかないことを説明してきましたが、早く返済する方法はないのでしょうか?

カードローンを早く完済させるためには、随時返済という方法を利用すると良いでしょう。随時返済とは繰り上げ返済とも言われていて、カードローンの利用者が約定返済の他にも都合に合わせて好きな金額を返済できる方法です。

随時返済は約定返済と違って、元金を減らしていく方法なので返済した分だけ確実に借入残高が減っていきます。そのため、余裕資金がある場合には、積極的に随時返済をすることをおすすめします。

借入残高が減っていけば、利息も少なくなりますし完済までの年月を減らすことができます。随時返済の方法も金融機関によって違いますが、提携ATMからの返済や振り込みによる返済やインターネットバンキングからの返済などの方法があります。

カードローンの審査とは?

カードローンを利用するには、どこの金融機関であっても必ず審査が必要になります。ここでは、カードローンの審査はどのようなことを確認するのかについて解説していきます。

属性情報

カードローンは、住所や氏名や年齢などの基本的な情報から勤務先のなど職業情報までの属性情報と呼ばれるものを基準に審査が行われます。以下はカードローンの審査に必要な属性情報になります。

  • 年齢
  • 職業
  • 年収
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 雇用形態
  • 収入形態
  • 住宅ローンや家賃の負担額
  • 居住年数
  • 居住形態
  • 家族構成
  • 固定電話の有無
  • 健康保険の種類

上記の属性情報は、カードローンの申込時に申込者が入力することが多いです。金融機関は、入力された情報を基に審査を行っているのです。

信用調査

金融機関は、属性情報の他にも個人信用情報機関の信用情報照会により申込者の借入状況返済状況事故情報などを確認します。その結果、他社の借入件数や借入額が多かったり、過去や現在に返済遅延や金融事故を起こしていた場合は、審査に通過することができません。

在籍確認

在籍確認とはほとんどの金融機関が行っている審査方法で、カードローンの申込書に書いた勤務先にちゃんと勤めているかの確認のため勤務先に電話をすることで行われます。在籍確認のタイミングとしては、信用情報が問題なかった場合の最終確認として行わることが多いです。

ほとんどの金融機関ではカードローンの審査のためとわからないように個人名で電話をかけてきて、不在で申込者が電話に出ることができない場合でも在籍していることがわかれば確認が終了したことになります。

カードローンの種類

カードローンの種類

カードローンの種類は、銀行や信用金庫などが発行する銀行系カードローン、消費者金融会社が発行する消費者金融系カードローン、信販会社などが発行する信販系カードローンなどに分類されます。それぞれの種類ごとに特徴やメリットやデメリットがありますので、自分の状況にあったカードローンを選択することが大切です。

銀行系カードローンの特徴

銀行系カードローンの特徴は以下になります。

  • 金利が低めに設定されている
  • 信用度が高い
  • 借入限度額が大きい
  • 審査が厳し目
  • 審査スピードが遅い
  • 即日融資ができない
  • 総量規制の対象外

消費者金融系カードローンの特徴

消費者金融系カードローンの特徴は以下になります。

  • 無利息サービスを行っているところが多い
  • 即日融資など審査スピードが早い
  • 審査基準が比較的ゆるめ
  • 金利が高めに設定されている
  • 総量規制の対象

カードローンのメリット、デメリット

ここでは、カードローンのメリットとデメリットについて解説していきます。

カードローンのメリット

  • ほとんどの金融機関にある商品のため金利など自分に適した商品を選択できる
  • 借入限度額内であれば何回でも借り入れ返済ができる
  • 提携ATMや振込融資にて簡単に融資ができるため利便性が高い
  • 資金使途が自由
  • 大口融資も可能
  • 他のローンよりも審査が早い

カードローンのデメリット

  • 金利が高い
  • 毎月の返済額が小さいためなかなか元金が減らない
  • 何回も借り入れをしてしまう
  • 返済が長期になることが多い
  • 信用情報機関に履歴が残る

おすすめカードローンの紹介

ここでは、おすすめのカードローンを紹介していきます。

三井住友銀行カードローン

  • 金利(実質年率):年4.0%~年14.%
  • 利用限度額:10万円~800万円
  • 利用条件:申込時満20歳以上満69歳以下であること、原則安定した収入のあること、三井住友銀行指定の保証会社の保証を受けられること
  • 返済方式:残高スライド元利定額
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

  • 金利(実質年率):年1.8%~年14.6%
  • 利用限度額:10万円~500万円
  • 利用条件:原則安定した収入があること、満20歳以上65歳未満であること、国内に居住する個人であること、外国籍の方は永住権を持っていること、アコム(株)の保証が受けられること
  • 返済方式:借入金額スライドリボルビング方式
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

りそなカードローン

  • 金利(実質年率):年3.5%~年12.475%
  • 利用限度額:10万円~800万円
  • 利用条件:日本国内に住んでいること、申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満であること、継続安定した収入のあること、保証会社の保証を受けられること
  • 返済方式:残高スライド方式
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

横浜銀行カードローン

  • 金利(実質年率):年1.9%~年14.6%
  • 利用限度額:10万円~1,000万円
  • 利用条件:満20歳以上69歳以下であること、継続して安定した収入があること、一定のエリアに居住または勤務していること、保証会社であるSMBCコンシューマー・ファイナンス(株)の保証が受けられること
  • 返済方式:残高スライドリボルビング方式
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

J.Score(ジェイスコア)

  • 金利(実質年率):年0.8%~年12.0%
  • 借入限度額:10万円~1,000万円利用条件:契約時の年齢が満20歳以上で満70歳以下、国内に居住していること、安定かつ継続した収入が見込めること
  • 返済方式:残高スライドリボルビング方式
  • 返済期間:原則最終借入日後最長10年
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

レイクALSA

  • 金利(実質年率):年4.5%~年18.0%
  • 借入限度額:1万円~500万円
  • 利用条件:満20歳以上満70歳以下であること、国内に居住していること
  • 返済方式:残高スライドリボルビング方式、元利定額リボルビング方式
  • 返済期間:最長8年
  • 返済回数:最大96回
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

SMBCモビット

  • 金利(実質年率):年3.0%~年18.0%
  • 借入限度額:1万円~800万円
  • 利用条件:満20歳以上69歳以下であること、安定した収入のあること、SMBCモビットの条件を満たすこと
  • 返済方式:借入後残高スライド元利定額返済方式
  • 返済期間:最長5年、モビットが合理的な理由があると認めた場合は最長8年10ヵ月
  • 返済回数:最長60回、モビットが合理的な理由があると認めた場合は最長106回
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

アイフル

  • 金利(実質年率):年3.0%~年18.0%
  • 借入限度額:1万円~800万円
  • 利用条件:満20歳以上であること、定期的な収入と返済能力を有していること、アイフルの基準を満たすこと
  • 返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
  • 返済期間:借入直後最長14年6ヶ月
  • 返済回数:1回~151回
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要

まとめ

  • カードローンは、資金使途が自由で借入限度額までならお金の出し入れが自由のとても利便性の高い商品です。
  • カードローンの金利は、他のローンよりもやや高めに設定されています。
  • カードローンの借入方法は、提携ATMからのローンカードを使用しての引き出しや、振込による借り入れなどがあります。
  • カードローンの返済は毎月の約定返済だけではなかなか元金が減っていかないため、随時返済を利用すると良いでしょう。
  • カードローンの種類には、銀行系カードローンや消費者金融系カードローンや信販系カードローンなどがあります。
aktkaktk
aktkaktk
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金融機関勤務歴8年ですが、金融機関歴は、信用金庫で営業や融資の窓口を経験して住宅ローンやカードローンなどの個人ローンに強みを持っています。

現在は、銀行のシステムを開発しながら、カードローンや、クレジットカードや、社会保険労務士の資格を活かした年金など金融機関のライティングをしています。

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