ダイナースクラブの審査通過難易度は高い?詳しい審査基準と審査落ちの原因を解説

ダイナースクラブのクレジットカードと言えば、ランクが一般であってもステータスの高いカードとして知られています。また、サービス内容も豪華だったり、充実した保険付帯のあるカードだったりすることも特徴です。

これまでは、勤続年数が10年以上で自己所有の家があり、年収1,000万円以上の法人代表者や医師に弁護士などといった方しか保有できないとされていました。

しかし、最近では平均的な年収の会社員でも取得の可能性が高く、これはダイナースクラブの発行会社が2015年にシティカードジャパンから三井住友トラストクラブに変更されたことがきっかけです。変更にともない審査基準も変わったということですね。

そこで今回は、ダイナースクラブの審査基準を中心に解説していきます。その他にもダイナースクラブがどんなカードなのか、申込みの流れも説明しますので導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

ダイナースクラブの審査基準を項目別に解説

ダイナースクラブの入会審査は以前より通過しやすいという話も多くありますが、一般的なゴールドカードなどと比べると通過難易度は高いと言われています。

なぜなら、ダイナースクラブは利用限度額を他社カードよりも高めに設定する傾向があるからです。そのため、審査を行う際は本人の信用をより慎重に確認しなくてはなりません。

こちらでは、ダイナースクラブの詳しい審査基準について解説します。

年齢

唯一、ダイナースクラブが入会の条件として公表しているのが「満27歳以上の方」という点です。

こう公表されている以上、いくら年収が高かったり安定した職業に就いていたりしたとしても必ず審査落ちしてしまうでしょう。

しかし、従来は満33歳以上であることが条件でした。そう考えると、現在は20代のうちにステータスの高いカードを作りたい方のニーズに対応していることになります。

収入

ダイナースクラブの入会審査に通過するための年収は500万円以上あれば安全圏と言えるでしょう。口コミなどでは年収400万円前後の方でも通過したケースもありますが、この辺は年収以外の属性が左右するポイントです。

これまで、ダイナースクラブのクレジットカードは富裕層かつ社会的信用のある方のみ持てるとされていましたが、審査基準における目安年収が下がったことで保有できる機会が多くなっていることもわかります。

国税庁「平成29年分民間給与実態統計調査結果」によると給与所得者の平均収入が432万円ですから、平均収入の年収を得ている方であればダイナースクラブの審査通過の可能性が高いです。

なお、申込書に記載する年収は総支給額になります。手取り額と間違えやすいので、十分に注意してください。

職業と勤務先

ダイナースクラブの審査基準において、有利となる職業は従来と同じです。法人代表者に医師に弁護士、大手企業の役員や社員などは社会的信用性が高いと判断されて有利なことに変わりません。

また、その他にも公務員などの安定した職業であれば、同様に審査通過が狙えるでしょう。

それに対し、雇用形態に安定性がない場合は審査において圧倒的不利となります。口コミでは個人事業主でダイナースクラブの審査に通過したという方もいましたが、その場合は年収の高さや営業年数の長さが求められてきます。

派遣社員、パート・アルバイト、専業主婦の場合は審査通過する可能性はほぼないと思っていてください。

勤続年数

ダイナースクラブの審査において、3年程度の勤続年数があれば審査通過の可能性が高いです。また、収入面の安定を判断する際に、勤続年数よりもどんな職業なのかや雇用形態を重視する傾向があります。

勤続年数1年程度で審査通過したという方もいますが、誰にでも当てはまるわけではありません。審査落ちするリスクを避けたいのであれば、勤続年数が3年以上になってから申込みをした方が賢明でしょう。

カード利用履歴

ダイナースクラブだけでなく他のクレジットカードにも共通しますが、審査では本人の信用力を判断するためにクレヒスと呼ばれる「これまでの借入れについての履歴」をチェックされます。

そこで、3カ月以上の長期延滞、債務整理などの記録があれば審査通過はほぼ不可能です。

だからと言って3カ月未満の延滞であれば審査通過するわけではありません。ダイナースクラブの審査では過去1年間に1~2日程度の支払い遅延をしただけでも、審査落ちすると考えていた方が良いでしょう。

他社カードであれば、少しの遅延くらいは見逃して審査通過とすることもあります。しかし、すでに解説したようにダイナースクラブは利用限度額が高いクレジットカードなので、本人の信用力を厳しくチェックしています。

その他にも、個人信用情報機関に登録済のカードローンや住宅ローンなどの利用履歴もチェック対象で、事故情報の登録があれば審査落ちは逃れられないと考えていてください。

ダイナースクラブの審査に落ちる理由

ダイナースクラブの申込み手続きを行い、審査結果が出るまでの目安は1週間程度です。しかし、3~4週間以上に長引いてくると、残念ながら審査落ちしている可能性が高くなるでしょう。

こちらでは、ダイナースクラブの審査に落ちる理由を知って、前もってできることはやっておきましょう。

安定した収入がない

ダイナースクラブでは、収入の安定性が審査通過において重要なポイントとなります。そのため、年金受給者や個人事業主などはどうしても審査通過が不利ですし、パート・アルバイト、学生に専業主婦などといった安定収入のない方が審査落ちするのは仕方のないことなのです。

一般カードや審査通過難易度の低いゴールドカードでしたら「パート・アルバイトであっても5~10年以上の勤続年数があれば安定した収入が得られる」と見なされることもあります。

しかし、ダイナースクラブでは勤続年数が重要視されないため、それらのことは期待できないと言えるでしょう。

他社借入が多い

消費者金融会社に銀行カードローン、その他にも他社カードのキャッシング利用が多いことで、お金に困っている方と判断されてしまいます。

また、ダイナースクラブでキャッシング機能を申込む場合は総量規制の対象です。すでに他社にて年収の3分の1近い借入れをしていれば、かなりの確率で審査通過しません。

キャッシング機能はあれば便利ですが、申込むことで審査通過が厳しくなるデメリットがあります。もしもキャッシング機能を利用しないのでしたら、最初から申込みをしない方がスムーズです。

信用情報に問題がある

審査ではクレヒスがチェックされることを解説しましたが、その他にも個人信用情報に登録された信用情報もチェック対象です。

債務整理などの事故は誰でも起こしていることではありませんが、見落としがちなのが奨学金の返済や携帯端末の分割払いの延滞です。これらも信用情報の登録対象となるので、もしも過去5~10年以内に該当があれば高い確率で審査落ちするでしょう。

その他にもクレジットカードやローンなどの利用履歴がゼロのスーパーホワイトとされる方、半年以内に複数の他社クレジットカードやローンに申込んだ方も審査落ちしやすいです。

自分がスーパーホワイトの方は、まずは審査通過難易度低いクレジットカードを使うことで、良好なクレヒスを築いてください。そして。その後にダイナースクラブの申込みをしてください。

また、複数の他社クレジットカードやローンに申込んだ方は、信用情報から申込履歴の消える半年後に再度申込むのがおすすめです。

個人信用情報機関に登録済の信用情報はインターネットなどから開示請求ができます。気になる方は一度手続きしてみてはいかがでしょうか。

高額な年会費も納得できる充実した特典

他社の一般的なゴールドカードの年会費でも1万円程度かかるのに対し、ダイナースクラブは22,000円(税別)という2倍以上の高額な年会費を支払わないとなりません。しかし、ダイナースクラブの特典は充実度が高いので、その金額を支払ってでも手にしたいと考える方がたくさんいます。

安心できる保険付帯

ダイナースクラブでは、最高1億円が補償される海外旅行保険(一部利用付帯)と最高5,000万円が補償される国内旅行傷害保険(利用付帯)があります。この補償金額はトップクラスの内容とも言えるでしょう。

その他にもショッピング・リカバリーでは、ダイナースクラブで支払った商品の故障・盗難被害にあった際に、1品につき自己負担1万円で年間500万円まで補償されます。なお、こちらにはダイナースクラブ会員から贈与された商品も対象となるため、高額の贈り物をする際にも安心できます。

贅沢な優待制度

ダイナースクラブの優待制度はとにかく豊富なので、その中でも特に贅沢感のあるものをまとめてみました。

グルメ
・エグゼクティブ・ダイニング
・サイレンス・スタイル
・ごひいき予約
・高級レストランの割引・おもてなしプラン
・予約困難な高級料亭の手配トラベル
・国内・海外の空港ラウンジ利用
・国内・海外の有名ホテルに旅館の割引
・空港送迎タクシーサービス
・海外旅行帰国後の手荷物宅配サービス
・海外旅行時の専門ドライバーによる送迎
・パッケージツアー料金の割引
・海外現地トラベルデスクの利用

ダイナースクラブには、他社カード以上にプレミアム感のある特典がそろっています。そのため、審査基準が変わっても多くの富裕層の方に支持されているのでしょう。

ダイナースクラブの申し込みの流れ

ダイナースクラブの審査期間は1~2週間程度となり、ステータスの高いクレジットカードとしては一般的な長さです。

申し込みの流れですが、方法はオンラインのみとなっています。

・ダイナースクラブ公式サイト内のオンライン入会申し込みから申込情報を記入
・本人確認書類の写真をアップロード

上記の流れで進めて申込みが完了したら1~2週間程度で審査結果の連絡がメールで届きます。

その際に審査通過していれば「オンライン申し込み確認書」が送付されてきますから、そちらに記入後返送すれば2週間を目安にクレジットカードが郵送されます。

また、本人確認書類として以下の中からいずれかを用意しておいてください。

・運転免許証(運転経歴証明書)
・パスポート
・健康保険証
・写真付き住民基本台帳カード
・在留カード
・特別永住者証明書

前もって手元に用意しておけば手続きがスムーズに完了するでしょう。

ダイナースクラブの基本概要とポイント制度

ダイナースクラブは5大国際ブランドの中でもステータスが高いですが、シェア率の面ではVISAやMasterCardなどと比べると低めになります。

そのため、ダイナースクラブは利用場所が限定されるイメージもありますが、JCBカードとの提携があることからほとんどのJCB加盟店で利用可能です。

JCBカードは日本唯一の国際ブランドなので、日本国内における使い勝手は申し分ありません。また、アジア圏やハワイなどの日本人が多い場所でも困ることなく使えるでしょう。

その他にもダイナースクラブの大きな特徴となるのが利用限度額の高いことで、公式サイトでは「利用限度額に一律の制限なし」と表現をしています。しかし、これは誰でも無制限に利用できるという意味ではありません。

たとえば他社のゴールドカードでしたら、利用限度額が50万円~200万円程度に設定されることが多いです。そして、どんなに信用力が高くて返済能力があったとしても利用限度額の上限以上の利用は不可能となります。

ダイナースクラブはあらかじめこのくらいの金額という設定がなく、あくまでも保有者本人の返済能力に合わせた制限のない利用限度額を決めているだけです。もしも返済能力がとても高い方であれば、それに見合った利用限度額が設定されるということですね。

実際にダイナースクラブで設定される利用限度額の初期金額は200~300万円程度に設定されるケースが多いですが、この金額だけ見ても他社よりはるかにゆとりがあることがわかるのではないでしょうか。

家族カード年会費は5,000円

ダイナースクラブの家族カードは年会費5,000円(税別)で、本会員の配偶者・親・子供(18歳以上)が発行可能です。

他社カードの家族会員ですと、本会員よりもサービス内容が限定されることも多いですが、ダイナースクラブの場合は家族会員と本会員で利用できるサービスはほとんど変わりません。

たしかに年会費5,000円(税別)は高額ですが、年会費22,000円(税別)を支払って付帯するサービスを4分の1ほどの価格で利用できると考えればお得に感じることになるでしょう。

ダイナースクラブのポイントの貯め方と使い方

ダイナースクラブの魅力は優待特典だけでなく、ポイントを貯めるにも便利な特徴があります。

ポイント還元率は0.4~1.0%となりで、有効期限のないポイントは100円で1ポイント、公共料金の支払いが200円で1ポイント貯められます。なお、本会員だけでなく家族カードやETCカードの利用も合算されるため、ポイントを効率的に貯めていけるでしょう。

ポイントの交換率は以下のようになっています。

・カード利用代金に充当:交換率 0.3%
・旅行代金に充当:交換率 0.4%
・ANA SKYコインに交換:交換率 0.4%
・スターバックスカードにチャージ:交換率 0.4%
・楽天スーパーポイントに交換:交換率 0.4%
・マイルに交換:交換率 1%
(ANA、デルタ航空、ユナイテッド航空、大韓航空、アリタリア航空)

ポイント交換先としてマイルが特におすすめで1ポイント1マイルにて交換できます。

1マイルの価値はそのときによって変動しますが、大体で3~6円分の価値があるので、マイルに交換することでポイント還元率は実質3%以上になる計算です。

また、年間参加料6,000円(税別)がかかりますが「ダイナースグローバルマイレージ」に入会することでマイルへの移行手数料は無料。その他にも100以上のショップが参加する「ダイナースクラブポイントモール」経由で買い物をすればポイント還元率が2~10倍になります。

まとめ

ダイナースクラブの入会審査にカードの具体的な特徴について解説しました。

現在のダイナースクラブでは、平均的な収入のある正社員であれば審査通過の可能性は十分に高いです。これまでの審査難易度とは異なるので、比較的チャレンジしやすいカードになっているでしょう。

年会費は高額ですが、持っているだけで贅沢な体験もできますから支払った以上のお得感も得られるのではないでしょうか。

現在、ダイナースクラブの導入を検討している方は、ぜひこれを機に申込み手続きを行ってみてください。

とさかおみ
とさかおみ
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メガバンクに勤務経験あり。

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