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お買い物と言えば今や楽天市場やYahoo!ショッピングなどで済ませる事も日常的な光景です。
ネットで注文し自宅に商品を届けてくれ、しかもいっぱいポイントまで付けてくれるのですから、便利でお得なのは間違いありません。
でも実は、大手ショッピングサイトばかり見てますと、近所のデパートで大バーゲンセールを実施していたり、家電量販店がいつでも無条件でポイント高還元だったりということをつい見逃がすことにもなってしまいます。
個別の店舗においても楽天等に負けないサービスをやっている所がありますので、そういったお店でうまく買い物を行うのも賢い選択です。
そこでこれから、有名オンラインストア以外のお店でお得な買い物ができる店やサービスについて詳しく解説していきます。
大手ショッピングサイトに負けないポイント攻勢
インターネットの発展によってショッピングもネットの時代となっておりますが、既存店舗におきましてはそこで手をこまねいているばかりでは生き残ることができません。
これは、リアルな店舗同士であっても、近所に新しい大きな店がオープンすればそれに対抗すべく激安セールやバーゲンなどを行うことと同じです。
今回につきましては、「大手ネットストア VS. 個別店舗(ネット・リアル)」という構図の中で生まれた個別店舗における精力的なポイント高還元サービスということになります。
大手オンラインショップのデメリット
では、有名ネットストアならではのデメリットをポイント還元以外のものも含めて上げてみます。
- ポイント獲得ルールが複雑で理解するのが難しい場合がある
- 実際の商品を手にできない
神経質な方であればその他にも以下の点が気がかりとなってくるでしょう。
- 類似商品間の価格差
- キャンペーン等によるポイント還元率の変化
- 商品のスペック/品質
- レビュー状況
- 配送業者の種類 など
上記のような事をいちいちチェックしなければならずこれでは多すぎて大変です。しかしネットではこういったことが自宅でできてしまいますので、気になる方はやってしまうものでしょう。
ポイント高還元な個別店舗の特徴
サービス精神が旺盛となっている従来型店舗の一般的な特徴としましては、次のようなものが挙げられます。
- 専門性が強い商品を取り扱っている
- 比較的高価な商品が多い
また個別店舗を利用するメリットとしては、
- ポイントルールが複雑でないものが多い
- 商品を手に取って品定めができる(実店舗の場合)
- 商品をそのまま持って帰ることができる(実店舗の場合)
- ネットとリアルとのポイントの併用も可能
そしてデメリットも挙げてみますと、
- 独自ポイントは別のサービス(会社)に転用できずポイントの分散が起こりやすい
- リアル店舗の場合出向く必要がある
- 上記について天候、道路事情、閉店時間等をクリアする必要がある
- 地方では店舗数が限られ実践できない可能性がある
上記のように個別・リアル店舗の特徴をしっかりと踏まえ、「ここぞ!」というケースではこれからご紹介しますようなポイント高還元店舗を狙っていくことをおすすめします。
電化製品
ビックカメラ
「ビックポイント」を運営しているビックカメラは、基本的なポイント還元率は10%となっております!ただ、商品の種類が多く電化製品以外のものでは10%にならない場合があります。
ネット店舗と実店舗において若干の違いがあり、ネット店舗では支払方法の種類に関わらず10%の還元。
一方実店舗では「BIC CAMERA Suica」などビックカメラと交通系電子マネーがタッグを組んだクレジットカードや、WAON・nanaco・Edyといった電子マネー、そして「現金」払いが10%還元。
一般的なクレジットカードや、LINE Pay・PayPayなどのコード払いが8%となっています。
ちなみにキャッシュレス決済の波が押し寄せる昨今において、実店舗での現金払いが優遇されている所が不思議です。
出典:(株)ビックカメラ
ヨドバシカメラ
こちらは「ヨドバシゴールドポイント」の取扱いとなっておりますが、基本的にはやはり10%還元でお得です(商品にもよります)。
ビックカメラと同じく実店舗では支払い方法によってポイント還元率が異なってきます。
「ポイント10%還元の決済方法」
- 現金
- デビットカード
- 楽天Edy
- ゴールドポイントカード・プラス
「ゴールドポイントカード・プラス」とは、ヨドバシカメラでの買い物に特化されたクレジットカードで、実はこのカードのポイント還元率は11%となっております!
しかも年会費無料なので、安定したポイントを獲得するには大手オンラインサイトよりも簡単で確実なカードです。
出典:(株) ゴールドポイントマーケティング
一方、ポイント還元率が8%となる支払い方法を挙げてみます。
- 一般のクレジットカード
- 商品券
- ローン払い など
通常のクレジットカードでは還元率が8%とダウンします。それでも8%ですから高還元ではあるんですが、ここで「ゴールドポイントカードアプリ」を利用すれば10%にアップさせることができます。
ちなみにヨドバシ・ドット・コムなどネットでの買い物の場合、どの支払い方法でもポイント還元率は変らず、各商品ごとに定められた還元率が適用されます。
ヤマダ電機
同店も「ヤマダポイント」にて基本的なポイント還元率は10%となっていますが、ポイント還元が弱い商品から20%程度の高還元商品まで様々というのが正直な所です。
ただクレジットカード「ヤマダLABI ANAカード」は最大で10%還元及びセゾンの「永久不滅ポイント」が0.5%付き、10.5%の還元率となっております。
「その他ヤマダ電機のカード類やポイントが貯まるウェブサイト」
紳士服
洋服の青山
通常のポイントカードである「AOYAMA CLUBカード」は100円に付き1ポイントの還元率ですが、クレジットカード「AOYAMAカード」(年会費1,375円(税込))の場合は、100円に付き4ポイントの還元です。
同時に5%の割引きも実施されるので、合わせますと9%お得となります!
ポイントの有効期限は「ポイント付与された日から最初に到来する4月1日より3年間」という長期なものです。
スーツはある意味消耗品なところもありますので、次の買換えにも間に合いそうな有効期限の設定です。
AOKI
AOKIでは購入金額に応じたランク制度があり、1%から最上位のランク(ダイヤモンド)の5%までのポイント還元となっています。
出典: (株)AOKI
楽天市場にもAOKIがあり、楽天ポイントの獲得アクションを頑張る方や、ポイントを集中させたいという方でしたら楽天市場でのショッピングがおすすめです。
ただ、有効期限が楽天ポイントは最大で1年ですが、AOKIの場合「獲得後の翌4月1日から3年目の3月31日まで」という長期のもので悩ましく、どちらがお得となるかは利用者の状況にかかってきそうです。
フタタ
コナカグループである「フタタ」は、「FUTATA MEMBER’S CARD」にて100円で3ポイントの還元を行っています。
出典: (株)フタタ
また楽天ポイントが利用できたり(1%還元)ドコモの「dカード」加盟店舗でもあります。
dカード(GOLDを含む)を経由することでdポイントを100円につき3ポイント獲得することができます(dポイントとフタタのポイントいずれかを選択)。
dポイントをメインで貯めている方でしたらカード所有者に限りますが、もちろんdポイントを狙うべきです。
化粧品・サプリメント等
HABA
ポイント攻勢がすさまじい!
Yahoo!ショッピングにも出店している「HABA」ですが、ビックカメラや洋服の青山のようにポイント還元に積極的なショップです。
HABAの独自ポイント
ポイント還元の基本ルールは、年度内(4/1~3/31)におけるHABAでの利用料金が元となり、最低利用額(15,000円未満)でも翌年度の還元率は2%で、まずはこのポイント還元率は約束されます。
そして利用金額が上がるごとに還元率が2%ずつアップしていき、15万円以上の支払い実績で12%の還元率となっております!
さらにネット購入の場合1%がプラスされ、3%~13%の還元率になります。
出典:(株) ハーバー研究所
ヤフー店舗 vs. 本店舗
ヤフーショッピングにおきましては、基本的に100円で3ポイントの還元となっており専門オンラインストアかヤフーショッピングかで非常に迷うところです。
判断のポイントとしましては、
- ソフトバンク携帯やヤフープレミアム会員などヤフーの関連サービスを利用しているか
- 年間利用金額が15万円未満
上記に当てはまる方でしたらヤフー関連サービスの利用で相応のポイントアップが期待できるので、ヤフーショッピングの方がお得となってきます(実際の購入金額にもよりますが)。
年間利用金額が15万円以上の方の場合、無難にポイントを稼ぐという意味では専門店(サイト)がベターです。
ソフトバンク・ヤフー系サービスの利用が無くヤフーショッピングでTポイントのみをターゲットにしますと、どんなに購入金額が高くても専門サイトのような10%以上の還元に届きません。
DHC
DHCはヤフーショッピング及び楽天市場ともに出店してますが、自社サイトでは「5%のポイント還元率」が基本です。
無条件で5%は結構大きい方ですので楽にポイントを獲得したいのでしたら、本オンラインサイトからの購入がおすすめです。
ただし、獲得したポイントは次回の支払いには使えず、「DHC商品との商品交換」という利用方法になっています。
宿泊予約・ホテル
アパホテル
公式サイト又はアプリからの予約で10~11%のポイント還元が基本です!また下記のサービス利用でもポイントを獲得することができます。
- 対象レストランの利用・・・10%
- 宴会場の利用・・・1%
- 指定パートナーホテルの利用・・・2%
また「アパエポスVisaカード」というクレジットカードの併用で、「エポスポイント」が宿泊代金200円につき5ポイント、対象レストランの利用の場合10ポイントが貯まります。
またこのクレジットカードは年会費無料、宿泊代金の割引、各種優待など豊富なサービスが備わっていて同グループ内の利用においては非常にお得です。
JRホテルメンバーズ
「JRホテルメンバーズ」とは、JR東日本ホテルズ・JR東海グループホテル・JR西日本ホテルズ・JR九州グループホテルが共通で提供し、全国75カ所のホテルで利用ができる会員サービスです。
ポイント還元(JRHMポイント)については、ホテル等の宿泊利用100円に付き5ポイント、レストランの利用で3~10ポイントが獲得できます。
入会にあたっては、ホテルが発行する一般的な会員カードを作成するか、Suicaなどのカードに会員登録情報を追記することで行います。
出典:JRホテルメンバーズ
「ポイントの利用」
100ポイント100円とし、1,000ポイントから100ポイント単位で対象ホテル・レストランにて利用することができます。
ワシントンホテル
宿泊ネット
全国70余りの加盟ホテルの予約・利用で5%のポイント還元。ポイントは10ポイント単位で次回の利用で使うか、Amazonギフトとしてネットで受け取ることが可能(1,000ポイント単位)となっています。
ワシントンレストランカード
全国のワシントンホテル等のレストランで、利用代金3%のポイント還元ですが、60歳以上の方でしたら6%還元となります。
ポイントは次回利用の際に利用できる他、5,000ポイント単位でキャッシュバックとして受け取ることもできます。
宿泊ネットとレストランカードにおけるキャシュバックは他ではなかなか見かけないサービスです。
複雑なポイント獲得アクションがなくポイント還元率もまずまずですので、ビジネス利用の方でしたらお得に活用できそうです。
その他高還元ポイントが得られるサービス
MIZUNO
利用代金に応じポイント還元率が変化するタイプですが、最低でも5%の還元が得られ、200,001円以上の利用で12%のポイント還元となります!
100,001円以上でも10%の高還元であり12%を目指さなくても非常にお得です。
スポーツに熱中している方、また家族でのセット購入や団体購入の場合におすすめとなります。
出典:ミズノ(株)
ニッポンレンタカー
最も基本となる「レンタカーポイント」は 5pt/100円(5%)でこれだけでもかなりお得です。更にTポイントかANAマイルが100円につき1ポイントも貯まります。
ポイントは500pt/500円単位で利用することができます。
そして利用実績が多い方には「プレミアムレッドメンバー」の案内が届き、登録をした場合TポイントかANAマイルを100円に付き2ポイント得ることができます!
他にも割引や深夜手数料無料サービス、初回利用時におけるボーナスポイントの進呈など豊富なサービスが用意されております。
紀伊國屋書店
CD・洋書を店頭で買う場合のみ100円につき5ポイントのポイント還元となっています。洋書の中でも学術書やCDの限定盤などは高額傾向ですので、5%還元は地味にお得です。
その他通常の買い物の場合は店頭・ネット問わず1%の還元です。
まとめ
Tポイントや楽天ポイントを取り扱ってない店舗や専門サイトにおいても、5%~10%のポイント還元を実施する所って実は結構あったりするのです。
そういった店舗はヤフーや楽天のような多角的なサービスを行っていませんので、ポイント獲得ルールがシンプルになりやすく、結果として簡単に高還元を得られるようになっています。
その他に外の実店舗にしか貼られていないチラシやスマホアプリなどにも注意していますと、穴場的なキャンペーンに出くわすことがあります。
以下に今回の内容を整理してみます。
- 「家電製品」:ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ヤマダ電機が10%程度のポイント還元
- 「紳士服」:洋服の青山がポイント還元に積極的
- 「化粧品・サプリメント等」:HABAは利用額によって自社サイトかYahoo!ショッピングかを判断
- 「宿泊予約・ホテル」:どこもポイント高還元傾向
- 「その他」:MIZUNOのポイント還元も強烈、ニッポンレンタカーは割引や優待が豊富