プラチナカードを徹底解説!メリット・デメリットに審査基準

SHARE

知名度やステータスも高く、会計時に提示すれば周りからも一目置かれやすいカードがプラチナランクのクレジットカード(プラチナカード)です。

ライフスタイルに合わせた1枚を選ぶことで、毎日の生活の中のさまざまな場面で活かすことができるのではないでしょうか。

そこで、実際にプラチナカードを持ってみたいけれど、富裕層しか持てないのでは?審査通過するのはすごく大変なのでは?などの疑問を持つ方もいるかもしれません。

今回は、プラチナカードの概要を解説し、その他にも導入することで得られるメリットや審査基準などをまとめています。

最後まで読むことでプラチナカードに対する知識を多く得られるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

プラチナカードの概要

1984年にアメックスことアメリカン・エキスプレス社がアメリカで富裕層向けに作ったクレジットカードがプラチナカードです。

そして、現在までにアメックス以外のクレジットカードを代表する5大国際ブランド「ダイナースクラブ」「VISA」「MasterCard」「JCB」のすべてで、プラチナカード、もしくは相応のランクのカードが発行されています。

どのカード会社も基本的に一般、ゴールド、プラチナ、ブラックの4種類のランクをそろえていて、その中でもダイナースクラブは名称が異なるものの、ほとんどのクレジットカードでゴールドカードの次にランクが高い位置付けがプラチナカードです。

入手するための基本的な流れはゴールドカードを保有する方の中から選ばれた方にだけプラチナカードへアップグレードするインビテーションが届きます。

どうすればインビテーションが届くのかは確実な情報はありませんが、とにかくかぎられた方しか持てないのがプラチナカードであり、ステータスカードとされも呼ばれるほどです。

プラチナカードの魅力

プラチナカードは富裕層が満足できるサービスを提供することを目的に作られています。そのため、一般やゴールドのカードにはない特別感を得ることができるでしょう。

しかし、プラチナカードは富裕層をターゲットにしたステータス重視のカードもあれば、年会費が安くて誰でも手に入れられるカードもあります。サービス内容もカードによって差が激しいのも事実です。

さらにインビテーション制ではなく、申込制のプラチナカードも徐々に増えていますから、自身のライフスタイルに合わせてプラチナカードを選ぶこともできます。

海外旅行や出張が多い方であれば、世界各国の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスのサービスを受けられるカード、とにかくステータス重視の方であればダイナースクラブやアメックスのプラチナカードを選ぶのがおすすめです。

まずは数あるプラチナカードの中から自分に適した1枚は何なのかを知って、そのカードを入手するための対策を立てることから始めてみてください。

プラチナカードの年会費

プラチナカードはほとんどで年会費が発生しますが、その金額は各カードによって大きな違いがあるのも確かです。

こちらでは主なプラチナカードの年会費をまとめているので比較しながら見てみてください。

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード :21,600円
家族会員年会費:1名無料、2人目より1名3,240円セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード :21,600円
家族会員年会費:1名3,240円ミライノ カード PLATINUM:27,000円
家族カードなし

JCBプラチナカード:27,000円
家族会員年会費:1名無料、2人目より1名3,240円

エポスプラチナカード:30,000円
家族会員年会費:無料(家族カードはゴールドカードになります)

楽天ブラックカード:32,400円
家族会員年会費:非公開
(名称はブラックカードですが、他社カードと比較するとプラチナと同等)

JAL・JCB カード プラチナ:33,480円
家族会員年会費:1名16,740円

SuMi TRUST CLUB プラチナカード:37,800円
家族会員年会費:無料

デルタ スカイマイルSuMi TRUST CLUB プラチナ VISA:3,200円
家族会員年会費:無料

Mileage Plusダイナースクラブファースト:46,440円
家族会員年会費:1名9,720円

JCB ザ・クラス:54,000円
家族会員年会費:非公開

三井住友プラチナカード:54,000円
家族会員年会費:無料

ANA VISAプラチナ プレミアムカード:86,400円
家族会員年会費:1名4,320円

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード:140,400円
家族会員年会費:4名まで無料

ダイナースクラブ プレミアムカード:140,400円
家族会員年会費:非公開

みずほ銀行アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード:140,400円
家族会員年会費:非公開

ANA ダイナース プレミアムカード:167,400円
家族会員年会費:非公開

このように、最安値となるMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの約2万円から約17万円弱くらいまでと年会費は幅広いです。なお、アメックスのプロパーカードは約14万円なのに対し、MUFGやセゾンカードから発行されるアメックスのカードは2万円代で保有できる点もみられます。

プラチナカードは何を目的に導入することを考えれば、選ぶカードも自然にわかるようになるでしょう。

そして、いつかはプラチナの次の最上位ランクとなるブラックカードを目指しているのでしたら、ランクアップにつながるようなカードを保有してインビテーションを待つことも可能です。

プラチナカードランキング

プラチナカードのメリットとデメリット

年会費の金額を上記でチェックしましたが、とにかく幅があることがわかったかと思います。

しかし、年会費2万円と17万円のプラチナカードでは、同じサービスを受けられることはありません。

プラチナカードではどれだけのサービスが受けられて、年会費相当・もしくはそれ以上の価値を感じられるか、その他にもプラチナカードだから得られる特別感があるのかなどが重要になるのではないでしょうか。

こちらではプラチナカードのメリットでもあるサービス内容として、どんなものがあるのかを解説します。そして、メリットに対するデメリットも合わせてまとめています。

コンシェルジュサービス

コンシェルジュサービスは24時間365日、会員からのさまざまな依頼や希望に対応しています。

旅行の手配に予約、取引先や友人などとのレストランやゴルフ場の場所選びや案内、それらを会員に代わって専任スタッフが対応。また、プラチナカードによっては海外滞在時のトラブル対応も24時間無休で行っています。

その他にも個人で購入するのが困難なコンサートチケットなども手配してもらえますし、希望ホテルがインターネット上では満室扱いだったとしても、コンシェルジュ経由で部屋が確保できる場合もあります。

まるで自分の秘書感覚で代行手配をお願いできますから、普段忙しく過ごしている方には重宝するサービスでしょう。

基本的に電話一本での対応となりますが、忙しい方ですと電話をする時間を確保できないかもしれません。そんな場合は、メールで用件の完結するコンシェルジュデスクもありますから、そちらの利用を検討してみてください。

空港ラウンジの利用

旅行好きな方に活用してほしいサービスの中に「プライオリティ・パス」があります。

プライオリティ・パスとは会員専用の空港ラウンジが利用可能のパスで、航空券の座席クラスに関係なくラウンジ滞在ができます。

プライオリティ・パスの会員は大きく3つに分かれ、年間維持費がもっとも高額なプレステージ会員に入会すれば、世界500都市、1,200か所以上ある空港ラウンジを1年間無料で回数も無制限で利用可能です。

そして、プラチナカードはこのプライオリティ・パスのプレステージ会員と同じレベルのパスが無料となり、カードの年会費だけで利用できます。

ただし、アメックスが発行するプラチナカードの場合、プライオリティ・パス以外に、アメックス独自運営のプラチナ会員専用ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」があるので、そちらも利用できます。

付帯保険

各プラチナカードの付帯保険内容を比較すると違いが大きいことがわかります。

付帯するのはショッピング補償に航空機遅延、その他にも国内・海外旅行保険などあります。そして。ほとんどのプラチナカードで海外旅行保険は傷害死亡、後遺障害、携行品の補償などが付くと思っていて良いでしょう。

補償設定も海外旅行保険での傷害死亡・後遺障害の場合は最高1億円となることが多く、カードによっては国内海外旅行保険のみ最高5,000万円の場合もあります。

また、航空機遅延保険は、搭乗予定だった飛行機の遅延や欠航で必要になった宿泊や飲食費、預けた手荷物が遅延・紛失した際の衣料購入費などが補償されます。

その他にも旅行出発前に急な体調不良で入院し、キャンセルが必要になった際の費用が補償されるキャンセルプロテクションもあり、もしものときにも安心です。

プラチナカードくらいのランクにもなると、カードを持っているだけで補償対象となる自動付帯になっていますが、中には旅費や品物をカード決済していないと補償対象にならない利用付帯になっていることがあるかもしれません。

どのプラチナカードにするのかを決める前に、自動付帯と利用付帯については把握していた方が良いでしょう。

グルメ優待

プラチナカードには、対象レストランにて2名以上のコース料理をオーダーすると1名分の料金が無料になるサービスを提供しています。もしも、対象のレストランにお気に入りがあればお得感はさらに高まるでしょう。

プラチナカードによっては有名ソムリエが厳選したワインを購入できるサービスがあったり、グルメ関連のイベントが開催されたりする場合もあります。

ホテルのアップグレード

旅行先のホテルで宿泊予定のルームタイプがアップグレードされていると悪い気はしません。スタンダードツインルームで予約したのが、実際に部屋に行ってみたらスイートルームにアップグレードされていたら、それだけで嬉しい気持ちになるかと思います。

しかし、このアップグレードはホテル側の好意なので、予約どおりの部屋に案内されるのがほとんどです。そこで、そんな運任せにするよりも、プラチナカードを所有すればアップグレードされる確率が高くなるのは魅力と言えるでしょう。

なお、アメックスプラチナカードの場合、以下の対象ホテルグループで上級会員プログラムに無条件で登録されます。

・ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
・シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ など

そして、アップグレードだけでなく、アーリーチェックインやレイトチェックアウトなどのおもてなしを受けることも可能です。

デメリットは年会費が高額

プラチナカードは付帯サービスの内容が充実していてメリットの多いカードになりますが、そのぶんだけ年会費は高く設定されています。

そのため、サービスは充実していても旅行にあまり行かない方、仕事が忙しくてサービスを活用できない方ですと不満を持ってしまう方もいるかもしれません。

その他にも付帯保険についての条件があるため、もしも条件クリアとならない場合は自身で高額出費に対応しなくてはならないので注意が必要です。

プラチナカードの審査基準

プラチナカードの審査基準は非公開なことが多いですが、利用金額の支払い能力がある、安定した収入がある方が対象となります。

また、その他にも対象年齢、年収、過去に他のクレジットカードやローンなどで延滞があるかどうかなど、カード会社の審査基準はそれぞれ異なるでしょう。

一般的な例ですが、まずはゴールドカードを作成。そして、その後半年間の支払いや利用状況を参考にインビテーション送付の判断をするケースもあります。

そして、インビテーションはカード会社が選んだ方に送ることから、プラチナカードを確実に持つには一番の近道と言えるのかもしれません。

年収

ゴールドカードの審査基準に30歳以上で年収400万円以上の方などと書いてあっても、プラチナカードでは年収についての記載がない場合も多いです。そのため、どのくらいの年収があれば審査通過となるのかは気になるところでしょう。

また、ゴールドカードの審査基準をクリアした方がプラチナカード会員になれることを考えれば、カード会社によって判断基準は異なるもののゴールドカードの審査基準の目安となる年収400万円は下らないとなるでしょう。

ただし、対象の年収がない方でも、カード利用金額が多くて延滞がなければ支払い能力がある方とみなされ、インビテーションが送られてくる可能性も高いです。実際にプラチナカードのインビテーションが送られてきた方の中には、年間利用金額を増やした途端に届いたなどの話をしている方もいます。

なお、インビテーションではなく自分から申し込みをする場合は、年間100~300万円以上をスムーズに返済できる年収が必要となります。

年齢

実際に30歳代でプラチナカード会員となっている方は多く、付帯するサービスは基本的には経済面や時間面に余裕のある世代に向けたものが多いです。

しかし、年収は高くても30歳代で忙しい毎日を過ごしている方には、豊富なサービスをほとんど受けられず、年会費が無駄に感じることがあるかもしれません。

インビテーションが送られてきたのであれば作成しても良いですが、その前に生活パターンを考えてからプラチナカード会員になった方が良いでしょう。

それか仕事が忙しい20代、30代の方には、趣味などのサービスや特典充実度が高く、年会費も高額でないプラチナカードの方が気軽に持てるかもしれません。

まとめ

プラチナカードはこれまでの自分が見たことのない、未知の世界に行くためのチケットのようなものです。

年会費や付帯サービスや特典の内容はプラチナカードの数だけさまざまですから、その中から自分のライフスタイルに合った1枚を選んでください。

そして、自分がプラチナカードを持ったら何をどのように活用したいのかも考えておくと良いでしょう。

プラチナカードを手に入れて、他のランクのカードにはない体験をして、仕事もプライベートも全力で楽しんでみてください。

コメントを残す