スマホを買い替えなくても、格安SIMで通信費を大幅削減!

毎月の支出の中で、固定で支払う通信費が家賃や住宅ローンの次に大きな比率となっている人は多いのではないでしょうか。スマホを買い替えなくとも、手持ちの端末を使って格安SIMにて通信費は大幅削減することが可能です。

一旦決めた通信プラン(スマホプラン)は、変更することもできますが、やはり大手キャリアの通信費は格安SIMと比較すると割高であるのが現状です。

もし、大手キャリアにこだわらないのであれば、MVNOと呼ばれる通信会社の通信サービスを格安で利用することができます。

わざわざ端末を購入する必要もありませんので、初期費用もほとんどかかりません。違約金を払ったとしてもメリットのある人がたくさんいます。

今回は、通信サービスのみを端末と分離して契約できる格安SIMについて解説していきます。

分離プランとは何?

毎月のスマホや携帯電話にかかる通信費を安くするなら、利用中の大手キャリアのプランを見直すことがまず1つの選択肢となります。

料金プランの変更を検討しようかな、と思った時に、

最近、通信大手3社がそろって開始している分離プランが気になっている人もいるでしょう。

Woman
この分離プランとはそもそも何?
Man
現在すでに契約している人でも、分離プランを利用することはできるの?
Woman
分離プランにすると安くなるの?
などと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。この分離プランとはいったいどのような料金プランになるのかを、最初に解説していきます。

端末とのセット売り禁止

何となく不信感を持っている人もいるようですが、実は、端末と通信サービスをセットで契約する営業手法は日本独特のスタイルです。

本来、スマホ端末と通信サービスは全く個別のものであり、PCや固定電話のように、端末さえ所有していればどこの通信サービスも使えて当然のものなのです。

今までは、各通信会社の競争が激しかったこともあり、大手3社のサービスを利用するにあたっては、その大手キャリアから端末を購入し通信サービスを契約するのが当たり前の風潮となっていました。

便利なセット売りではあるけれど・・・

もちろん、このようなセット売りによって、ひとまずは手出しなくスマホや携帯電話が使えて助かるのは事実です。

しかし、このセット売りと呼ばれる契約が、多くのユーザーを混乱させてきました。一体端末にいくら払っているのか、通信費は本来いくらで割引がいくらになっているのか、よくわからないまま利用している人が多かったのです。

このことが以前から消費者問題として総務省によって改正が検討されていました。

2年縛りに半永久的に縛られる

さらに、このセット売りに付随してくるのが2年縛りです。

  • 端末が安く購入できる
  • 端末が分割で手出しなく購入できる
  • 通信費の月額料金が割引になる

といったセット売りの恩恵を授かるために、必ずついてくるのが半永久的に繰り返される2年縛りです。

大手キャリアに支払う月額料金が何だかよくわからないまま、ユーザーは2年に1度しか解約できないという何とも不可思議な契約形態の渦に巻き込まれていきます。

とうとう、このような通信サービスの迷宮にはまり込んでしまった人達からの苦情・相談は、もう軽視できないほど深刻になっていたのです。

完全分離が義務づけられる

そこで、総務省は通信サービスの不透明感や不満をなくすために、大手キャリア3社に対してセット売りを法令として禁止することが決定しました。

本格的なセット売りの禁止は夏以降に予定されています。

確かに、今までのように割引にて新しい端末を購入することができなくなりますが、現在のようにSIMフリー端末が市場に安く出回っている状況であれば、消費者が受けるダメージはほとんどないといえます。

分離プランとは

今、大手3社で実施が開始された分離プランとは、

端末は端末のみで、通信サービスは通信サービスのみで契約する、という料金プランのことです。ですから、すでにセット売りで端末と通信サービスを契約している人は現状のままの料金プランが適用となります。

これから、新たに端末の購入と通信サービスの契約を考える人にとっての選択肢となるわけです。

分離プランの一環として、大手3社はこれまでよりも月額利用料金が安くなるお得なプランを開始しています。端末の分割払いが終了しているユーザーであれば、手持ちの端末のままで、大手キャリアの安い料金への変更は可能です。

スマホがあれば通信会社が選べる?

大手キャリアにて料金プランを変更したとしても、大まかには削減できる料金は1000円から2000円程度が限界です。

しかし、格安SIMであれば、それぞれの利用状況によっては3000円~5000円の削減が可能です。もし仮に月額料金が4000円安くなったとすれば、いったい年間でどれだけの金額になるでしょうか。

それに、今後はわざわざ大手のショップで高額な端末を購入しなくとも、いくらでも安いスマホや携帯端末をネットショップやリサイクルショップで探すことができます。

中古や格安ブランドの端末であれば、3万円以下の端末を探すことも可能です。比較的高額なiPhoneでも中古で状態がよいものを5万円程度で探すことだって可能なのです。

端末と分離して通信サービスの契約ができる

分離プランが開始されたことは、スマホや携帯の端末さえ持っていれば、その他の通信会社の中から自分に合った安いプランを検討する機会につながります。

もし、大手キャリアにこだわりがないのであれば、通信費を大幅に安くできる格安SIMを購入することが可能です。

格安SIMとは、大手キャリア以外の通信会社が提供する通信サービスのことです。大手キャリ以外でもかなりの数の通信会社が国内にはあり、それらを総称して格安SIMと呼んでいます。

つまり、手持ちのスマホがあれば、それを何処で購入したとしても、格安SIMを使って大幅に通信費を安くしていくことが可能だということです。

セット売りが今後は禁止されることによって、スマホや携帯端末と通信サービスは、そもそも分離できるものなのだという認識が高まることが予想されています。

そもそもSIMとは何?

そこで、格安SIMの存在は知っていても、いまいちSIMのことがわからないという人もいるでしょう。この機会に、SIMについてわかりやすくご説明していきます。

SIMとは

SIMとは、携帯電話やスマホなどのモバイル端末に挿入されてある、小さな電子カードのことです。この電子カードはICカードとも呼ばれるもので、街中に飛び交っている通信電波を端末に接続するために必要なカードのことをいいます。

普段、その通信会社がどこであろうと、モバイル端末で通話やインターネットができるのはこのSIMがあるからです。

それぞれのSIMカードにはID番号が内蔵されています。
このID番号が電話番号やインターネットの接続IDとなっているのです。

つまり・・・
SIMカードさえあれば、基本的にどんな端末でも電話やネットを使うことが可能になります。海外では、プリペイドのSIMなどを家電店などで、簡単に購入することができます。

SIMを購入するということは、そのSIMを販売している通信会社のサービスを利用するということなのです。ですから、SIMの販売会社に通信料を支払う仕組みになっています。

大手キャリアとMVNO

このSIMは大手キャリアのものと、大手以外の通信会社のものと大きく2種類に分類されています。

大手以外のSIMは比較的に格安のものが多いことから、格安SIMと呼ばれるようになりました。

大手キャリア以外の通信会社のことをMVNO(エムブイエヌオー)と呼んで区別しています。

格安SIMの仕組み

では、大手キャリアのSIMとMVNOの格安SIMとはどのように異なるのでしょうか。

SIM自体の機能は、大手もMVNOもほとんど違いはありません。何が違うかというと、MVNOは自社でモバイル通信に必要な通信基地局を保有していないことです。

国内で通信基地局を独自に保有しているのは、NTT、KDDI(au)、ソフトバンクの3社のみとなります。

MVNOはそれぞれ各社で、大手3社のいずれかと提携して、通信設備を借りています。つまり、結局のところ、MVNOで契約しても大手キャリアで契約しても同じ通信電波を使っているということになります。

大手キャリアとMVNOの違い

ただ、MVNOの場合は使用できる電波の容量に限界があります。大手キャリアのように100%の電波の容量を使うことができません。

これが、自社で通信基地局を保有する大手キャリアとMVNOの大きな違いになります。

それぞれの格安SIM(MVNO)によって、契約している電波の容量が異なります。日常的な通話やネットの利用に関しては、ほとんど問題ないといえるのですが、格安SIMによっては通信速度が若干遅くなる場合もあります。

容量に限界があるため、通信接続が込み合う時間帯や利用するエリアによっては、速度が遅くなりやすいというデメリットがあります。

100%の快速度、快適度を求めるなら大手キャリア

ですから、例えば仕事でスマホや携帯を頻繁に利用している人は慎重に選ぶ必要があります。

常に100%の快速度、快適度を求めるなら、多少通信費が高いとしても大手キャリアの方がいいでしょう。

もし、プライベートの使用のみで、状況によって多少速度に変化があっても差し支えがない、と思われる方は格安SIMがおすすめです。

とくに利用頻度が少ない方は、4000円、5000円ぐらい月額料金が安くなる場合も多々あります。

違約金を払ってもお得な場合もある

大手キャリアでは、2年縛りが一般的ですが、格安SIMの場合は最低利用期間があるだけのものが多くなります。

平均的には1年~2年の最低利用期間が派生するMVNOがほとんどです。もし、大幅割引プランや高額キャッシュバックなどを利用する場合は2年縛りになる場合もあります。

仮に、大手キャリアの違約金が10,000円前後だとすれば、格安SIMで月額3000円安くなるなら、約3か月で元がとれます。

例えば、

  • 6000円(5~4000円)の通信費を払い続けた方がいいのか
  • 違約金を払って、毎月2000円以上安くなる方がお得なのか
  • 端末の分割払いの残金は毎月いくら、何カ月になるか

などを参考に判断してみるといいでしょう。

それぞれの利用状況や、通信会社に求めるものが異なりますので、自分の場合はどうなのかをしっかり検討してみることが大切です。

格安SIMの料金の仕組み

格安SIMの場合は料金プランがシンプルなものが多くなります。スマホ端末を同時に購入することも可能ですが、基本的にどのMVNOでもSIMだけを販売しています。

SIMには、

  • データ通信のみが可能なもの
  • データ通信と通話が可能なもの

の2種類があります。

基本的にモバイル通信で電話を使うためには最低でもデータ通信接続のSIMが必要となるため、通話のみのSIMというのは存在しません。

データ通信量に応じてSIMを選ぶ

まずSIMを選ぶ際には、データ通信量を目安にすると、自分に合ったプランを探しやすくなります。最低限の利用でいい場合には、1GB以下の契約で月額500円以下のプランもあります。

平均的なデータ通信の利用料は概ね3GB。3GBであれば、データ通信のみで月額料金が800円~1000円ぐらいが相場です。

通話料に応じてSIMを選ぶ

次に考慮するのが通話料金です。

選んだデータ通信SIMに通話プランを付け足すイメージです。まず、通話プランの基本料金が650円~850円ぐらいかかります。データ通信のSIMの価格にこの通話プランの基本料金を足した金額が毎月の固定通信費となります。

それに、プラス使った分だけの通話料金がかかります。

通話料金

通話料金は、それぞれの格安SIM(MVNO)によって様々ですが、

  • 20円/30秒
  • 10円/30秒
  • 10分間かけ放題/月額500~800円
  • 3時間分無料通話/月額500~800円
  • 無制限で話放題・かけ放題プラン2000円~2500円

など、利用状況に応じて選ぶことが可能です。

※かけ放題や無料通話プランが通話料金の基本料金に込みになっている場合もあります。

※無制限で話放題・かけ放題ブランを提供しているのは今のところQTモバイルだけです。

格安SIMで通信費の大幅削減!

データ通信と通話料金と合わせたトータルの月額料金が、大手と比較して2000円以上は安くなるようであれば、切り替えを検討した方がよいといえます。

節約シュミレーション

月に2000円安くなったとしても、年間で2000円×12カ月=2万4千円が節約できることになります。

  • 3000円×12カ月=3万6千円
  • 4000円×12カ月=4万8千円
  • 5000円×12カ月=6万円

月に節約できる金額が3000円以上であれば、切り替えるメリットはかなり大きいです。年間で3万、4万と浮いたお金が発生するなら、

  • 3万円×3年間=9万円
  • 4万円×3年間=12万円
  • 5万円×3年間=15万円

というように、3年間ではこんなに大きな金額になります。もはや、面倒だから、よくわからないからと素通りするには、もったいない金額です。

インターネットとセットなら

インターネット回線を合わせて提供しているMVNOも多く、インターネットとセットにすると500円~700円程度の割引が適用される場合もあります。

そうすると毎月の通信費の金額は、さらに安くなります。

電気やガスもセットなら

おまけに、電気やガスもセットにした場合に、もっと安くできる場合もあります。電気やガスの料金プランを変更する場合は、利用量が多いほど節約効果が高くなる傾向にあります。

あるいは、単にセットにしただけでも、毎月のスマホやインターネットの月額料金が500円~1000円ぐらい割引となる場合もあるのです。

格安SIMの切り替え方法

では、実際に格安SIMを切り替えるには、どのような流れで進めていけばいいのでしょうか。

最後に、格安SIMの切り替え手順を簡単にご紹介しておきます。

  1. 自分に合った格安SIMを探す
  2. 手持ちの端末で使えるか調べる
  3. 電話番号をどうするか決める(そのまま継続することも可能)

電話番号をどうするか

電話番号をどうするかによって、解約方法や、格安SIMの申し込み方法が異なってきます。

電話番号を継続する場合

電話番号を継続したい場合は、大手キャリアに「MNP(電話番号移行)で解約したい」と伝えます。そうすると、MNP番号が付与されます。(MNP手数料が3000円ぐらい)

  1. MNP番号を大手キャリアからもらう
  2. 格安SIMのサイズを調べる
  3. 格安SIMをMNP手続きで申し込む
  4. 格安SIMが自宅に届く
  5. SIMカードを入れ替える
  6. 自動的に通信会社が切り替わる

電話番号を継続しない場合

電話番号を継続しない場合は、完全に解約したい旨を大手キャリアに伝えます。解約の際に注意したいのは、格安SIMが完全に接続できてから解約することです。

  1. 格安SIMを申し込む
  2. 格安SIMが自宅に届く
  3. SIMの入れ替えをして、接続操作を行う
  4. 格安SIMの接続を確認
  5. 大手キャリアを解約する

といった流れになります。

格安SIMで最初にかかる初期費用は、MNPでもMNPなしでも3000円ぐらいです。キャンペーンなどで無料にできる場合もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

それぞれのスマホの利用状況によっては、格安SIMに切り替えることの節約効果は非常に大きいことがわかりました。

格安SIMの切り替え方法が不安な方は、チャットやメールで相談しながら進めていくことも可能です。また、MVNOの中には店舗を構えていて、店舗の窓口で相談できる場合もあります。

2000円以下の節約度であれば、手間や違約金を考えれば、果たして切り替える方がいいのかどうかは微妙です。

しかし2000円以上安くなる見込みがあれば、ぜひ、前向きに検討してみることをおすすめ致します。まずは、いくつかの格安SIMを、各自で料金シュミレーションをしてみましょう!

mi001you
mi001you
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投資信託、株式投資、外貨預金、FX、金、プラチナ、不動産投資などのバランス投資を副業として5年目。自己流の金融ライターが投資や資産運用をわかりやすく解説します!

これまでの経験を活かした節約・お得な金融情報なども公開しています。

職歴:飲食関連、IT業界、住宅設備等の営業職を経て、独学にて投資を学び個人投資家・金融ライターとして独立。

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