仮想通貨は本当にもう遅いのか?過去のバブルとの比較とまだ間に合う訳

初めてのバブルじゃない

2017年に大きな高騰が起こり、いわゆる「バブル」状態になっていた仮想通貨市場。

バブルの波に上手く乗れたという方もいるでしょうし、バブルの波に乗れなかったという方もいる事でしょう。

しかし、どのような立場にいたとしても、気になるのは「もう仮想通貨は参入するのには遅いのか?」という点です。

事実、ビットコインの価格はピーク時に比べると、かなり低いものになっていますし、アルトコインによっては「10分の1以下になってしまった」という仮想通貨もあります。

そんな中で「仮想通貨が復活することはないのか?」「投資するには遅すぎるのか?」という点を、この記事では詳しくご紹介していきます。

まずは、これから「過去にあったバブル」「なぜ、バブルは起こったのか」「ビットコインの価格推移」などについてご紹介していきます。

バブルは過去にもあった

Man
仮想通貨を知ったきっかけが2017年のバブルだったけど、仮想通貨のバブルってこれだけなの?
Expert
いいえ、実は過去にもビットコインのバブルは起こっており、見方によっては過去のバブルの方が大きな価格変動が起こったと言えるかも知れません。

過去に起こったビットコインバブルの中で、最も大きなものは「2013年のキプロス危機によるバブル」だと言えるでしょう。

キプロス危機とは
2013年にギリシャ危機に連鎖して、起こったキプロス共和国の金融的なショックの事です。
タックスヘイブンとしてマネーロンダリング等に、利用されていた疑惑があり、EU加盟国が救済策を手厳しくした事も話題になった事案です。

なぜ、このキプロス危機がビットコインバブルと関係があるのかと言うと、キプロス共和国が金融危機に伴って行った政策が背景にあります。

その政策とは「国民の預金」に手を付けた事です。

事の背景としては、キプロス危機が発生してからキプロス共和国はまず「EU」に加盟している国々に助けを求めます。しかし、EUと合意した再建案では、国民が預金を取り出す事を禁止・銀行預金に課税という内容が盛り込まれていました。(結局は中止となりましたが、お金持ちの預金への課税は行なわれました)

このような背景があり、キプロス共和国の国民はこぞって、避難先として「ビットコイン」を購入し始めたのです。

そこからは、「2013年3月には約5000円」だったビットコインが「2013年12月には12万円」を突破し、一年で20倍以上の高騰を見せました。

2014年の2月には中国の規制によって、ビットコインの価格は2万円以下に暴落し、ビットコインの初代バブルは幕を閉じました。

このような一時的な暴騰・暴落は、有名な仮想通貨なら大抵一度は発生しています。
ポイントは「仮想通貨バブルは一度きり」ではないという事です。

なぜ、バブルは起こったのか

先程、過去のバブル事例に関してご紹介させて頂きましたが、日本での知名度を確立させた「2017年仮想通貨バブル」はなぜ起こったのでしょうか?

諸説ありますが、以下のような事が理由と言われています。

・取引所が増えた
・ポジティブなニュースが多かった
・ビットコインが年々着実に価格を挙げていた

まず、初めに2017年に仮想通貨バブルが発生した理由は、取引所が増えたというのが大きいでしょう。

というのも、2016年~2017年にかけて多くの取引所が設立され、仮想通貨最大の取引所と言われている「バイナンス」も「2017年7月」に設立されています。

取引所が多くなる=流通量が増ますし、各取引所が積極的に広告活動を行う事によって、仮想通貨の知名度が徐々に上がっていた事も大きいです。

また、仮想通貨の上場に際しては、価格が上昇する傾向にあるので、「色々な仮想通貨」が「色々な取引所」に上場することで、価格上昇が頻繁に発生し、投資家の注目を集めました。

また、2017年は仮想通貨に関してポジティブなニュースが多かったというのも、価格を上昇させた1つの要因でしょう。

特に、これまで「中国」が主な仮想通貨の取引量を締めていましたが、ポジティブなニュースを見かけるにつれて、投資に奥手な「日本人」のお金も大量に仮想通貨業界に入ってきました。

事実、現在最も仮想通貨取引量の多い国は「日本」です。(現在、中国は仮想通貨がかなり厳しくなっています)

出典:Cryptocompare https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/JPY?type=Currencies&period=ALL

ビットコインが年々着実に価格を上昇させたという部分に関しては、次の章で「ビットコインの価格推移」と共に書き留めていきます。

ビットコインの価格推移を見ていく

先程、仮想通貨バブルが発生した理由について「取引所が増えた」、「ポジティブなニュースが多かった」という2点をご紹介させて頂きましたが、これから価格推移と共に「ビットコインの価格上昇」を見ていきます。

ビットコインは「2009年」に、初めて取引が行なわれました。

はじめての取引の内容は、ビットコインの開発者と言われているSatoshi Nakamotoという人物が、Hal Finneyという人物にビットコインを送信したというものです。

そして、2010年の5月にはじめて「ビットコイン1万枚とピザ2枚」が交換されました。この例が、確認されている中で最も古い「物・サービスとビットコイン」が交換された例です。

ビットコイン1万枚なんて、今保有していると億万長者確定です。

Expert
当時は、それほど「ビットコイン」の価値が低く、知名度も低いものでした。

2009年~2010年は、ビットコインの知名度は高くなく、資金も集まりませんでした。

しかし、2011年にメディア(アメリカのTIME)に取り上げられた事で、ビットコインは大きな価格上昇を見せます。

・2011年4月「1ビットコインあたり87円」
・2011年6月「1ビットコインあたり一時約30ドル(3000円)」
・2013年3月「キプロス危機」
・2013年12月「1ビットコインあたり12万円」
・2014年4月「1ビットコインあたり4万4000円」
・2014年7月「1ビットコインあたり7万円」
・2015年~2016年「4万円~6万円を行き来する」
・2017年3月「14万円の高値をつける」

キプロス危機後のバブル崩壊後の低迷期はありましたが、基本的には年々上昇しています。何年も掛けて安定的に上昇していたのも、仮想通貨へ投資資金が集まった1つの理由でしょう。

このような事から推測するに、仮想通貨歴3年以上の筆者は「まだまだ上がる」と考えています。また、仮想通貨にバブルはつきものであり、その度に仮想通貨は規模を大きくなっています

まだまだ、仮想通貨へ参戦するには「遅くない」です。

一時期的なバブルがあり、暴落があっても仮想通貨は確実に成長している=まだまだ遅くない

仮想通貨に投資するメリット・デメリット

先程、仮想通貨の過去のバブルやビットコインの価格推移などについてご紹介させて頂きましたが、これだけでは「仮想通貨は優良な投資対象なのか?」という疑問は解決出来ません。

なので、これから上記のような要素を参考にしながら、仮想通貨に投資する「メリット」「デメリット」についてご紹介させて頂きます。

メリット

Man
他の投資対象と比べて、仮想通貨にはどんなメリットがあるのですか?

仮想通貨を他の投資対象と比較した時に、少し変わった視点から見た時に、出てくるメリットは「他の投資対象に与える影響」になると言えます。

というのも、仮想通貨への投資をしていると、自然とこのような情報に触れていくことになります。

・未来を担う可能性のある仮想通貨の技術
・AIやブロックチェーンなどの最新技術
・IT企業の仮想通貨や様々な技術への対応

このような情報に触れておくことで、どのような事が期待出来るかというと「テクノロジー」に関して敏感になる事が可能です。

なぜ、テクノロジーに関して「敏感」になる事が重要なのか?

それは、テクノロジーが世の中に与えている影響を見てみると、理解する事が出来ます。

  • 「ビル・ゲイツ」
  • 「ジェフ・ベゾス」
  • 「マーク・ザッカーバーグ」

など、それぞれIT業界に大きな影響を与えている人物ですが、一方「フォーブスのお金持ちランキング」で、世界トップに毎年入っているメンバーでもあります。

また、この傾向は「今」始まったことではなく、ここ数年間は「テクノロジー」に関するスタートアップ(起業)で成功した人物が次から次へと、ビリオネアの仲間入りをしています。

つまり、どういう事かと言うと「テクノロジー」に敏感になれば、仮想通貨に限らず「他の投資対象(株など)」でも、いち早く優良な投資対象を見つける事が可能になるという事です。

例えば、Amazonの勢いに数年前に、気付いていれば「トイザらス」や「小売業」の現在の状況にいち早く気づけていたでしょう。(トイザらスの業績悪化は、Amazonとの「契約」が一因と言われています)

「テクノロジー」に敏感になっていれば、現在のシリコンバレーの不動産状況を予想出来たはずです。もしも10年前に、シリコンバレーの不動産を購入していれば、かなりのリターンを期待出来ました。(シリコンバレーの不動産は年々値上がりしています)

全く関係のないように思える「不動産」にまで、テクノロジーが影響している事が分かります。

世界最高の投資家の1人として、有名な「ウォーレン・バフェット」はテクノロジー株を「良く分からないから買わない」という理由で、購入を避けていました

しかし、近年「Apple株」や「IBM株」を、購入していた事で有名です。

つまり、様々なビジネスに影響を与える可能性のある「テクノロジー」に関する情報に、どんな投資家も敏感に接する必要性がありますし、仮想通貨はそのきっかけになる可能性が高いはずです。

デメリット

では、逆に「仮想通貨への投資」には、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか?

以下のような点が大きくデメリットとして出てくる可能性が高いでしょう。

・法整備が整っていない
・税金

まず、初めに挙げられる大きなデメリットは「法整備が整っていない」という点です。

仮想通貨は新しい技術なので、「法律」がまだ整っていません。つまり、どういう事かと言うと「合法なのか?違法なのか?」という点がはっきりしない事柄が多いのです。

なので、モラル的には「ダメ」なことでも、仮想通貨では違法行為に当たらない可能性がありますし、逆に言うと「法律的にはOK」だけど、実際「裁判」をしてみたら判例がなく、予想外の判決が言い渡されるかもしれません。

ネットに関する法整備でさえ「まだまだ整っていない」と言われる日本では、この点は大きなデメリットになります。

また、「税金」というのも大きなデメリットになるでしょう。

現在、日本の税制では仮想通貨の利益には「最大55%」の税率が掛けられます。他の投資対象である「一律 国内FX:20%・株式:20.315%」と比べると、かなり高い税率になっている事が分かります。

また、仮想通貨は「雑所得」に区分され、「損益通算」が出来ません

損益通算というのは、損益を最大3年間次の年に持ち越せる税制の事です。
例えば、
「2017年に200万円の損失が発生した」
「2018年は300万円の利益が発生した」
という損益状況なら、
「300万円-200万円=100万円」で、2018年は300万円の利益が発生していますが、損失200万円を引いた100万円のみが課税対象です。
税制も変化していく可能性はありますが、現状では「税金」というのも大きな仮想通貨へ投資する上でのデメリットになっています。

全然遅くない!今からでも始めれる仮想通貨

仮想通貨への投資は、まだまだ遅くありません!

もちろん、ビットコインに今から投資して、数百倍のリターンを望むことは難しいでしょう。しかし、堅実的にリターンを望める投資はまだまだあります。

これから、まだまだ「間に合う」仮想通貨の投資対象・投資法についてご紹介していきます。

草コインへの投資

まず、初めにご紹介したい仮想通貨の投資法は「草コイン投資」です。

Man
草コインって何?
Expert
一般的に、時価総額が低く、まだまだ規模が小さいアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を指します。

おすすめの投資方法は、短期トレードです。短期トレードというのは、数時間~1週間程度でポジションを決済してしまう投資法の事です。

草コインは、何かポジティブなニュースがあると、短期間で1.5倍~3倍程度まで価格を上昇させるケースが少なくないので、集中して行えば、大きな利益を積む事が出来る可能性があります

草コインへの投資は、様々な投資家が様々な投資スタイルで、投資・投機している投資対象なので、兼業でも自分のスタイルを確立させやすい事もメリットだと言えます。

ガチホ投資

ガチホというのは、長期ホールドの事で、仮想通貨のプロジェクトやその可能性を信じて、何年も持ち続ける事です。この投資法では、投資対象に関するリサーチを欠かさず、あまり大きな額を投資しない事が大切です。

ガチホ投資の魅力は「数十倍~数百倍」というリターンを望める可能性がある点です。

例えば、代表的なアルトコインの1つであるリップルは、一時期「200円」を超えていましたが、2014年にはわずか「0.6円」程度の価格だったのです。

仮に、リップルが1円程度の価格だった2015年に、リップルを100万円分購入していれば、単純計算で「2億円」になっていた計算になります。

このように、通常では考えられないリターン得られる可能性があるのが、ガチホ投資の魅力だと言えます。

FXなどのトレード

次にご紹介したい仮想通貨の投資法は「FX」です。

FXというのは「証拠金取引」の事で、お金(証拠金)を取引所に預けることで、証拠金にレバレッジを掛ける事が可能です。

レバレッジとは
英語で「てこの原理」の「てこ」という意味です。投資においては小さな力で、大きな効果を出すという意味です。
例えば、証拠金10万円に対して、レバレッジ10倍で取引すると100万円のポジションを保有する事が可能です。

仮想通貨にも、証拠金取引は存在し、国内のものだと「ビットフライヤー」のFXが最もポピュラーでしょう。
しかし、おすすめのFX取引所は「Bitmex」という取引所で、

  • ビットフライヤーでは必要になる「追証」が存在しない
  • レバレッジが100倍まで掛ける事が可能な点など

ビットフライヤーを含めた国内仮想通貨FXにはない魅力があります。

追証とは
証拠金以上の損失を補填する事です。
例えば、10万円の証拠金に対して、20万円の損失を出してしまった場合は、10万円の補填が必要になります。
国内仮想通貨FXでは、ビットフライヤーなどの取引所で、追証が導入されています。

【損をしないために】

最後に、投資法とは直接関係ありませんが、損しないために押さえておきたい事をご紹介します。

どんな投資法にも言える事ですが「しっかりと勉強した上で投資」を行いましょう。情報を有さずに投資をするいうことは「目隠しをして車を運転」するようなものです。

目隠しをして車を運転すると、事故が起こる可能性が高まります。同じように何も学んでいない状態で、投資を開始してしまうのは「損(事故)をするために投資」をしているような状態です。

投資をする際は、仮想通貨の基本的な仕組みや概念はもちろんですが、有識者の情報発信を見逃さず、変化の早い業界なので「最新の情報」をしっかりと見逃さないようにしておきましょう。

まとめ

仮想通貨への投資は遅いのか?遅くないのか?

  • バブルは過去にもあり、その度に価格が回復している
  • バブルは一時的なもの・暴落も一時的なもの

仮想通貨へ投資するメリット・デメリットは、

  • メリットは、テクノロジーに敏感になれる
  • デメリットは、税率と法整備

今からでも間に合う仮想通貨投資は、

  • 短期トレードで、草コイン投資
  • 大きなリターンを狙う「ガチホ投資」
  • レバレッジで効率的「FX」

の3点です。

2017年の仮想通貨バブルから、仮想通貨を知った方にとって、バブルが弾けて暴落し、危ない投資対象という印象の方がほとんどでしょう。

しかし、仮想通貨への投資を3年~4年近く行っている筆者からすると「また来たか」くらいの感覚です。

なぜなら「また来る」と筆者は考えており、現在の仮想通貨がそのまま利用される日は、遠いかも知れませんが「仮想通貨の技術」は、これから必要となってくると考えているからです。

もちろん、投資に「リスク」はつきものですが、かと言って「仮想通貨への投資は遅い」とは言えないと思います。

むしろ仮想通貨の技術が発展し、沢山の人達に利用されてからが「スタートライン」でしょう。

senna
senna
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金融業界経験 4年 個人投資家 3年

個人投資家として「株式」「債権」「FX」「仮想通貨」などへの投資・投機を中心的に行っている。

資産運用はもちろん、ファイナンシャルプランナーの知識を活かしながら、税金やライフプランに関する情報発信を行っている。

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