FXと仮想通貨はどこが違う？リスクが少なく少額でも取引ができるFXがおすすめの理由を徹底的に解説！

これから投資を始めたい！でもFXと仮想通貨って、いったいどこが違うんだろう・・・

こんな気持ちを持っていませんか？

FXと仮想通貨は初心者にも人気がある分野の1つです。投資をこれから始めようと考えている方であれば、どちらにしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。実際にFXも仮想通貨も多くの人が経験したわけではないため、周りに投資経験者がいないとなかなかその違いがわかりませんよね。

そこで今回の記事では、FXと仮想通貨の違いはどこなのかや、そもそもFXとは何か、またそもそも仮想通貨とは何かを解説していきます。具体的には、取引時間の違いや取引できる銘柄の違い、狙える利益の違いや取引するリスクの違いなどを踏まえて、最終的に初心者ならどちらがおすすめなのかをまとめていきます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

FXと仮想通貨の違いはどこ？概要や特徴を知ろう！

FXと仮想通貨は、同じ投資でもさまざまな違いがあります。まずはその違いを理解するためにも、両者の概要や特徴について確認していきましょう。これらの内容を抑えておくことで、その違いがよりはっきりとわかるようになります。

そもそもFXとは？

FXとは、外国為替証拠金取引のことです。ざっくりいうと、海外の法定通貨をやりとりすることで利益を出していく投資のことを指しています。

このように、FXでは価格差をうまく活用すること、海外の法定通貨を取引することで利益を出していくことがメインの目的となります。

FXの良い特徴

FXには大きな特徴が2つあります。それは証拠金とレバレッジです。FXでは取引所からお金を借りて法定通貨をやり取りすることができます。この時に、借り入れの担保になるお金のことを証拠金と呼びます。レバレッジは、この証拠金に対してどれくらいのお金を借りることができるのかを表した数値のことを指しています。わかりやすくなるように、具体的な例で確認してみましょう。

本来であれば保有している資産は10万円しかないのにも関わらず、100万円もの資金を運用できるということは、普通であれば考えられないですよね。しかし、FXではこのようなことも実現できます。つまり、少額の資金でも大きな資金を運用できるという点がFX最大のメリットであり、投資の中でも人気を集めている理由となっているのです。

FXの悪い特徴

FXは数多くの億万長者を生み出してきました。いっぽうで、自己資金よりも大きな金額を扱えるという特徴から、ハイレバレッジの取引で借金を背負ってしまう人が増えたのも事実です。

リスクケアをしっかりと行っていれば問題ないのですが、こうした点はFXの持っている悪い特徴の1つということができるでしょう。

そもそも仮想通貨とは？

続いて仮想通貨の概要をまとめていきましょう。仮想通貨とはざっくりいうと、インターネット上のデジタルなお金のことです。FXでは法定通貨を扱っていましたが、法定通貨は国がその価値を保証している点が特徴です。これに対して仮想通貨は、国がその価値をいっさい保証していません。発行元は企業や個人が多く、世界で初めて誕生した仮想通貨であるビットコインは、サトシ・ナカモトという個人が開発を行いました。

仮想通貨のイメージがつかない人は、FXでやり取りする法定通貨をデジタルに置き換えたと考えればわかりやすいでしょう。また、仮想通貨の購入は、取引所と呼ばれるところで行います。売却する時も、原則として取引所で行います。FXと同じように、安い時に買って高い時に売ることで利益を出していくことで取引を行います。

仮想通貨の特徴

仮想通貨の特徴は、実際に決済などで利用できることです。送金の手続きも可能で、インターネット上ですべてのやり取りを完結することができます。国境をまたいでお金を送金することも可能なので、世界中どこへでも送金できる点が大きな特徴といえるでしょう。

こうした利便性から、将来的には既存の法定通貨から仮想通貨へ取って代わるという意見もあり、長期的な成長が見込まれているのも特徴です。長い目線で考えると、価格の上昇も期待することができるでしょう。

仮想通貨の悪い特徴

いっぽうで、価格の変動幅が大きい点から通貨としては使い物にならないという意見もあります。また、詐欺の多さなどから世間的なイメージもよくないのが仮想通貨の特徴の1つともなっています。

こうした点は、仮想通貨だけが持っている独自の特徴といえるでしょう。

FXと仮想通貨の4つの違い

ここまで、FXと仮想通貨の概要や特徴を見てきました。ここからはこれまでの内容を踏まえて、両者の具体的な違いを見ていきたいと思います。今回解説する違いは、以下の4点です。

下記ではそれぞれの詳しい内容を確認していきましょう。

その① 取引時間の違い

まず1つ目に挙げられる違いは、取引時間の違いです。FXの取引時間は平日が24時間可能で、土日は取引できません。これは、FXの取引に関連した銀行や証券取引所が、世界的に土日は休もうという習慣があるからです。対して、仮想通貨は土日平日を問わず、24時間365日の取引が可能です。特徴でも述べたように、仮想通貨はインターネット上ですべての取引が完結します。これによって、企業が休みのタイミングでも稼働することができるんですね。

このように、FXと仮想通貨には概要と特徴を踏まえた取引時間の違いがあります。ざっくりポイントをまとめておきましょう。

その② 取引できる銘柄の違い

続いて、取引できる銘柄の違いを見ていきましょう。冒頭でも述べたように、FXでは世界各国の法定通貨を取引します。これに対して仮想通貨は、企業や個人が発行しており、なおかつ取引所に上場している銘柄をやり取りします。

たとえば、FXであればアメリカのドル、ヨーロッパのユーロ、トルコのリラといった感じですね。仮想通貨であれば、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどが国内で取引することができます。仮想通貨に関しては、現在1,600種類以上発行されていますが、日本国内では金融庁が安全だと定めた一部の通貨しか取引することができません。

このように、FXと仮想通貨には取引できる銘柄に違いがありません。投資の面をもっと突っ込んで解説すると、FXの法定通貨は価格が安定しているのに対して、仮想通貨は価格の変動が激しいことでも有名です。リスクを抑えたい人であればFX、ハイリスクを狙うのであれば仮想通貨といった感じで覚えておきましょう。

その③ 連動性の違い

FXと仮想通貨の違いとして、連動性や相関関係が違う点が挙げられます。たとえば、FXは国の法定通貨を取り扱うため、経済に関するさまざまな事象と連動する傾向があります。具体的には、原油の価格が上がれば新興国の通貨の価値が下がったり、アメリカの金融政策でその他の国の通貨の価格が変動したりといった感じです。法定通貨は国の経済と密接に結びついているため、さまざまな商品と相関関係、つまりは連動性を持っているのです。

こうした点が、FXと仮想通貨の違いであることはまちがいないといえるでしょう。ここのポイントもかんたんにまとめておきましょう。

その④ リスクの違い

リスクの違いもFXと仮想通貨の違いとして挙げられます。一般的にFXで取引する法定通貨は国がその価値を保証しているため、リスクが低い点が特徴です。これに対して、仮想通貨は価値の保証がいっさいないため、リスクが高い点が大きな特徴といえます。

投資をするうえでは、リスクのケアをすることはとても重要です。十分に認識したうえでトレードを行うことを強くおすすめします。

初心者ならどちらがおすすめ？

ここまでで、ざっくりとFXと仮想通貨の違いを解説してきました。全体的な両者のイメージは、大方つかめたのではないでしょうか。初心者ならどちらがおすすめか、ここからはこれまでの両者の違いを踏まえて確認していきましょう。

リスクを抑えたいならFXがおすすめ

先ほども確認したように、FXは比較的リスクが低い点が特徴です。国が発行している法定通貨は、その価値がしっかりと保証されています。その国の信用不安などが怒らない限りは、安定している資産であることは間違いないでしょう。

初心者の人が急にリスクの高い投資をするということは、基本的にあまりおすすめできません。こうした点を踏まえると、リスクを抑えて投資をしたいという方であればFXから始めると良いでしょう。

どちらも少額投資からスタートしたい人には適している

FXと仮想通貨は、どちらも少額からの投資に適しています。たとえば、投資の中でも代表的な存在である株は、初期投資にも大きな費用がかかることで有名です。ざっくり数十万円は、投資を始めるために準備しなければいけません。

初心者の方であれば、投資に回せる資金はそこまで多くないことでしょう。FXと仮想通貨であれば、この点に関してはどちらも問題ないことがわかります。

長期的に運用するのであれば仮想通貨

もしあなたが投資ですぐに大きな利益を求めていないのであれば、FXよりは仮想通貨の方がおすすめです。仮想通貨は長期的にみると、AIやIoTなどの新興技術のように市場が成長する可能性がもっとも大きな分野の1つだと言われています。また、実際に現時点では株式市場などと比較しても市場規模がとても小さいため、その成長の伸びしろは十分にあると考えることができるでしょう。

そのため、数年単位での長期的な運用ができるのであれば、仮想通貨への投資でリターンが期待できます。長期的な運用がしたい方であれば、FXよりも仮想通貨の方が適しているといえるでしょう。

結論「短期投資でリスクを抑えたいならFX、ハイリスクか長期運用なら仮想通貨」

ここまでのポイントをまとめて結論を出すと、短期投資でリスクを抑えたいのであればFXがおすすめで、ハイリスクで長期運用を狙うのであれば仮想通貨がおすすめです。

これらの点を踏まえると、初心者の方でリスクを抑えて短期投資をするのであればFX、ハイリスクか長期運用を目指すのであれば仮想通貨に投資をすると良いでしょう。

まとめ

以上、FXと仮想通貨の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。今回紹介したように、同じ投資でも両者には大きな違いがあります。どちらが良いとは一概に言えませんが、FXの方が歴史も長く信頼性は高いといえるでしょう。いっぽう、仮想通貨は長期的にみれば市場が成長する可能性もあります。長い目で投資を考えるのであれば、仮想通貨に資金を投入してみても良いかもしれませんね。

また、どちらにも共通していえることとして、投資にはリスクがつきものです。FXであれば自己資金以上の損失が出る可能性もありますし、仮想通貨であればボラティリティの激しさから大きな損失を受ける可能性もあります。そのため、資金には余裕を持って取引することを強く推奨します。あくまでも余剰資金で投資をすること、リスクをとりすぎないように投資をすることを心がけましょう。

ぜひ、みなさんもこの記事を参考に、FXや仮想通貨にチャレンジしてみてくださいね。