そもそもリフォームローンとは?住宅ローンとの違いやメリットとデメリットをやさしく解説します。

この記事に興味を持たれた方は、リフォームローンに興味はあるがよくわからない、インターネットで色々リフォームローンについて調べたが、よくわからずこの記事を見つけたという人たちだと思います。

リフォームローンは、金融商品であるため、正確な説明が必要とされるので、各社のホームページやパンフレットでは説明が煩雑になったり、結局、自分がどれくらいの金利になるのかなど大事なところがあやふやになりがちです。

そのため、ここでは、リフォームローンの基本から、住宅ローンとの違い、リフォームローンの金利相場や、その最安金利、手続き上の注意点などについて紹介していきます。

リフォームローンとはなにか

リフォームローンとは、住宅ローンの一種ですが、新築購入時とは借入金額、金利、返済年数、担保など多くの部分が異なります。担保を必要としない借入先が多いため、借入金額上限が低くなりそれに伴って返済年数期限も短くなり金利も住宅ローンに比べると高い傾向にあります。

担保の有無により、どのような違いがあるのか順に見ていきましょう。

担保とは・・・

リフォームローンは担保の有無により条件が大きく異なります。担保とは、融資を受けるときに、万が一、その債務の履行が困難になった場合に備え、債権者があらかじめ弁済の確保のために、債務者に提供させる対象のことです。債務の履行が困難になった場合、その履行に代えて、担保による債務の弁済を行うことになります。

リフォームローンの借入上限額

外壁から内装までフルにリフォームする予定なのであれば新築購入時に近い金額が必要となるパターンもあります。

しかし、リフォームローンの多くは借入上限金額が500万円前後に設定されているため、それ以上の借入を望む場合は借入先が限られてきます。担保を必要とするしないに大きく関わってくる部分ですが、担保を必要とするリフォームローンであれば新築購入時と同等の借入金額、金利で借り入れをおこなうことが可能です。

但し、それに伴って審査も住宅ローン同様に厳しくなり、手続きやそれに伴った事務手数料などの費用も発生します。

リフォームローンの金利

リフォームローンの多くは住宅ローンに比べると総じて金利が高いのが大きな特徴です。最大の理由は先ほど挙げた担保を必要としない点にありますが、担保を必要とするリフォームローンであれば1%を切る住宅ローン同等の金利で借入することが出来ます。

また、住宅ローン同様に固定金利と変動金利でも金利は変わってきます。ただ、担保を必要としないリフォームローンの場合は固定金利の借入先がほとんどです。

リフォームローンの金利は、各社とも毎月変わる可能性があるため、ホームページ上で公開していなかったり、様々な条件によって金利も変動したりするため、比較が難しく、相場が分かりにくくなっております。ここでは、公開されている情報をもとに、代表的な金融機関のリフォームローンの金利と、最安値金利のリフォームローンについてご説明します。

窓口対応の有無などの理由から、比較的にネットバンキング、地方銀行、都市銀行の順番で金利が安いことが分かります。また、固定金利と変動金利では、金利の変動リスクを顧客が背負う分、固定金利より低く設定されております。

現在のリフォームローンの最安金利は2.5%前後。条件次第ではさらに低くできる可能性もあります。

リフォームローンによって、具体的な条件は異なりますが、以下の条件に該当する場合は優遇される可能性があるため、リフォームローンの申込み候補の金融機関で優遇対象になるか確認しましょう。

以下のリフォームに該当する場合は、金利が優遇される場合があります。

  • エコリフォーム
  • バリアフリーリフォーム
  • 耐震リフォーム

2.5~4.5%など金利に幅があるリフォームローンは、審査結果によって金利が決まるものになります。具体的な審査項目は公開されておりませんが、完済時年齢、借入時年齢、返済負担率、勤続年数、年収、担保評価、健康状態などによって決まると考えてよいでしょう。

その他に、団体信用生命保険の有無、繰上返済費用、初期手数料、保証料の有無については各社異なってきますので詳細は各社のホームページなどで確認してください。

リフォームローンの返済期限

リフォームローンの返済年数は、担保を必要としない場合5〜15年前後が一般的です。毎月の返済金額は、期間の長い住宅ローンよりも多くなるケースが多いため事前にシュミレーションは必ずおこないましょう。

担保を必要とするリフォームローンの場合は住宅ローン同様に35年まで借り入れできる金融機関が一般的となります。

また、リフォームローンも住宅ローンと同様に自己資金に余裕が出来た場合は繰り上げ返済することが可能です。商品により繰り上げ返済手数料がかかる場合もあるので事前に確認するようにしましょう。

リフォームローンの審査と連帯保証人

リフォームローンの審査は担保を必要としない場合、源泉徴収表や勤続年数など住宅ローンのような厳しい審査はありません。連帯保証人も借入金額によりますが、必要としないケースが多いです。

逆に、担保を必要とするリフォームローンの場合、住宅ローン同様に厳しい審査があります。年金の滞納やクレジットカードヒストリーなど細かい部分にも注意が必要でしょう。

リフォームローンの団体信用保険

住宅ローンの場合、債務者が万一死亡してしまった場合の保険として団体信用生命保険に加入しますが、リフォームローンでは加入する商品としない商品があります。これにより残された家族の負担は天と地ほどの差が出るでしょう。万一の場合のものではありますが、必ず内容を確認するようにしましょう。

リフォームローンと住宅ローンの違い

リフォームで使用できるローンは、住宅ローンとリフォームローンの2種類がありますが、最大の違いは担保の有無があることでしょう。ここまでは上記でも紹介しましたが、それ以外の違いも含め、リフォームローンと住宅ローンの違いを以下でまとめて紹介します。

まずは住宅ローンの特徴を軽く紹介します。

住宅ローンの特徴

住宅のリフォームはもちろん、新築工事でも利用できるローンです。借入できる金額の上限が高く設定されています。また、リフォームローンと比べると金利が低く抑えられているのも特徴です。

つまり、リフォームローンは、リフォーム専用のローンで、住宅ローンは新築とリフォーム、どちらにも対応できるローンだということです。

リフォームローンのメリット

リフォームローンのメリットとして、まず挙げられるのは担保が必要ないということ、それに加えて金融機関の審査が比較的通りやすく、審査結果が出るのも早いです。なので、その分スピーディに事を運ぶことができます。

また、住宅ローンと比較すると、面倒くさい手続きが少ないということもメリットと言えます。

リフォームローンのデメリット

最大のデメリットは、借入金額の上限が低く設定されていることです。つまり、家をフルリフォームする場合や、耐震補強、間取りの変更といった大規模なリフォームには向かないかもしれません。さらに、返済までの年数が短いこと、金利が比較的高いことが挙げられます。

住宅ローンのメリット

住宅ローンの最大のメリットは、借入金額の上限が高いことが挙げられます。さらに、返済年数を長期に設定することができ、金利が安いことが多いのも大きなメリットですね。費用のかかる大規模なリフォームには、住宅ローンが向いていると言えます。

住宅ローンのデメリット

デメリットは、担保が必要となる場合が多いことです。これは、借入金額が多くなるため、必然的に避けては通れないことなのかもしれません。また、リフォームローンと比べると、審査が厳しい傾向があり、審査結果が出るまでに時間が必要となります。

結局どっちがおすすめなのか?

どちらがリフォーム工事におすすめなのかは、リフォームの規模に左右されます。例えば、数百万単位の比較的小規模なリフォームであれば、無担保での借入ができたり、審査のスピーディーさという面からリフォームローンが向いているかもしれません。

一方、1,000万円を超える予算がかかるような大規模リフォームであれば、ローンの手続きに多少手間がかかり、審査が厳しいとしても、住宅ローンの方が適している、といえるのではないでしょうか。なぜなら、返済金額に影響する金利が安いからです。

リフォーム工事のためのローン選びについては、必要な金額などを検討しながら返済の金額、期間などもしっかりと計画していきましょう。また、金融機関によって金利は少しずつ違ってきますので、まずは資料を集め、比較しながら検討することがおすすめです。

リフォームローンの選び方

リフォームローンは、住宅ローンの一種ではありますが、担保を必要としないためどちらかというとカードローンやキャッシングに近いイメージの金融商品です。金利も住宅ローンに比べると高くなり、返済期間も最長で15年の借入先がほとんどなので高額なローンを組めば毎月の支払額が10万円を超えてくる場合もあります。

また、借入上限金額も最大で1000万円というところがほとんどなので、1000万円を超える大掛かりなリフォームを検討中の方はリフォーム内容の打ち合わせと並行して借入先をを早急に見つける必要があります。

本題ですが、リフォームローンを探そうと思ったら、まずは、借り入れ可能な限度額を確認しましょう。リフォームローンの借入限度額は、500~1000万のものが多くなっています。が、ローンによっては500万が上限であったり、逆に1000万以上まで借りられたりと、限度額に大きな幅があります。

リフォームと一口に言っても、家全体をリフォームをする場合と、水回りやキッチンなど一部のみをリフォームする場合では、必要な金額に大きな差があります。予定しているリフォームの内容に合わせて、必要な金額が借りられるかどうかチェックしましょう。

次に、借り⼊れ年数も、しっかりチェックしておきましょう。リフォームローンの借り⼊れ年数は、⼤体10〜15年ですが、ローンによってまちまち。同じ金額を借りるにしても、借入年数によって毎月の返済額は変わってきます

結果的に総支払額は大きくなるかもしれませんが、毎月の支払いをなるべく軽くしたいなら、できるだけ長く借りられるところを選ぶと、月々の負担は軽減されるでしょう。逆に、支払いが長引くのが嫌だなという方は、最短で半年ほどというローンもあるので、確認してみると良いでしょう。

次は、金利の種類です。短期間で返済予定なら、変動金利型をチェックしてみましょう。変動金利型は、市場の金利に連動して、定期的に金利が変わるシステムです。金利が下がると返済額は安くなるのがメリットですが、逆に金利が上がると返済額も増えるというリスクもあります。小規模のリフォームで金利が上がらないうちに返済を終えられるという方などにおすすめですが、金利が上がってしまうと、返済が苦しくなるという方は、慎重に検討した方がよさそうですね。

一定の金額を返済し続けたいなら、固定金利型がおすすめです。市場の金利に関わらず、返済開始時に決めた金利で固定されているタイプです。途中で金利が上がるリスクがないのがメリット。市場の金利が下がっても返済額は下がりませんが、安定した返済計画を立てたい方にはぴったりです。

また、金利を固定する期間を選択できる、固定金利選択型というタイプが設定されているローンもあります。これは、変動金利型と固定金利型の中間のようなタイプです。どちらを選んでいいか迷ってしまう場合には、こういったタイプを選択肢に入れてみるのもおすすめです。

次は、担保の有無です。ちょっとしたリフォームで少額を借りたい、⾯倒な⼿間はできるだけ省きたいという⽅は、無担保型のリフォームローンがおすすめ。リフォームローンは、ほとんどがこちらのタイプですね。担保の審査がないので、審査がスピーディーで、早ければその⽇のうちに審査が終わることも多いのが特徴です。

ただし、有担保型に⽐べると、⾦利は2%前後⾼めです。また、担保という保証がない分、借り⼊れできる⾦額も低めです。少額なので⾦利はあまり気にせず、⼿間をかけずに借りたいという⽅におすすめです。

金利を少しでも抑えたいなら、担保有りのリフォームローンを検討してみるのもおすすめです。リフォームする家を担保にしたり、保証人を立てたりすることで、金利が低く、また、借り入れできる金額も大きくなるのがメリットです。

ただし、手続きが複雑で、審査にも時間がかかるのがデメリットです。また、担保の評価額によって融資金額が決まるので、手間がかかった割に必要な金額を借りられないこともあるかもしれません。それでも、大規模なリフォームで、まとまった金額が必要という場合は、有担保型をチェックしてみると良いでしょう。

おすすめリフォームローン3選

イオン銀行のリフォームローン

ネットバンキングでもおなじみのイオン銀行。イオン全店で使える特典もあるためクレジットカードを含めて利用している方も多いでしょう。

イオン銀行のリフォームローン。固定金利型ですが、低めの金利設定で、安定して返済していきたい方にぴったりです。申込はネットのみで完了。繰上返済は、ネットでも店舗でも手数料無料なのも嬉しいポイントです。小規模なリフォームで、手軽に利用できるローンを探している方におすすめです。

借入上限は500万円、期間は最長10年、担保はなし、金利は固定で2.5%です。

みずほ銀行のリフォームローン

みずほ銀行のリフォームローンは変動金利と固定金利の2種類から選択することが出来ます。最大500万円、最長15年の、手軽に返済できるタイプのローンです。

金利は、変動金利型・固定金利型から好きな方を選択可能。環境に配慮したリフォームやバリアフリーのためのリフォームなら、金利優遇措置を受けることができます。みずほで住宅ローンを返済中、または完済済みの方にはさらにお得な金利のローンもあります。自分に合った返済がしやすく、特にみずほ銀行ユーザーの方におすすめのリフォームローンです。

三井住友銀行のリフォームローン

三井住友銀行のリフォームローンは、変動金利が適用されています。借り入れ条件の中に指定の団体信用生命保険へ加入する必要があり、無担保でも、1,000万円まで借入できるのが特徴です。

団体信用生命保険、いわゆる団信に加入することが条件にはなりますが、その他の手数料等は無料。返済期間を1か月刻みで設定できるので、自由に返済計画を立てられる点も特徴です。無担保で、大規模なリフォームをしたい方におすすめです。

借入上限金額が1,000万円となるため大がかりなリフォームを希望している方に適しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。リフォームローンの金利相場や、住宅ローンとの違いなど理解していただいたのではないでしょうか。また、みなさま自身に合ったローンの選び方についても学んでいただいたかと思います。この記事が皆様のローン選びの一助になれれば幸いです。

白井 貴也
白井 貴也
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1996年生まれ、神奈川県在住。金融業界歴6年、ファイナンシャルプランニング技能士。独立系FPの立場からの中立な意見で、皆様の役に立つ情報を伝えていきます。

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