意外としらないクレジットカードでの分割払いの便利な使い方

「クレジットカードの支払が今月は多い」
今月はお金を使いすぎてしまったという方も多いともいます。

そこでこの記事ではそんなクレジットカードに関するお悩みを解決するため、分割払いについて解説します。

具体的には、

  • 分割払いとは
  • 分割払いの特徴
  • 分割払いを上手に活用するには

の順番に重要なポイントをご紹介していきます。

クレジットカードを使って買い物したけれど、請求金額が多くて困るというは是非とも参考にしてみてくださいね。

分割払いは難しくない

日常的に使うようになったクレジットカードですが、クレジットカードの中にももちろん支払いの方法が何個かあります。一括払い・分割払い・リボ払いなどが主に使われるものです。

この中でも特に一括払いは日常的に使っている方も多いでしょう。またリボ払いなどもクレジットカードはあまり使わない方でも、もしかしたら知識として知っている方も多いかもしれません。

ただ分割払いとなると、イメージはできるかもしれませんが使っている方は実は少ないのではないでしょうか?分割払いは上手に使いこなせるようになると、非常に便利な支払い方法です。

プリペイドカードや QR 決済、現金払いではできないクレジットカード特有の支払い方法ですので、是非とも有効に活用したいところです。しかし、慣れないことをしようとすると戸惑いますよね。

そこでここではまずそもそも分割払いとは何か、その概要について紹介していきます。分割払いも便利ではありますが、リボ払い同様使いすぎると大変なことになります。

ですので予め、分割払いの性質を知っておくことが重要でしょう。使いすぎなければ本当に便利なものになりますので、 今まで使っていなかった人は今後大きな買い物をする時は使ってみてください。

分割払いとはなにか

ではそもそも分割払いとはどういったものかということですが、クレジットカードの支払い方法の一つです。一括払いは商品を一括の金額で購入することですが、分割払いは金額を複数回に分けて支払う方法です。

難しそうですが、別に大したことはありません。例えば5万円の品物を5回に分けて支払うか一回で全て支払うかの差ということです。商品の金額を一回で支払うのが一括払い、5回に分けるのが分割払いです。

クレジットカードじゃなくてもおそらく何かしらで分割払いをしたことあるかと思います。あれは通常の買い物で行うと考えてください。10万円のものを分割払いするとすれば誤解なら2万円ずつという計算になります。

この分割の回数は選択できるのも特徴の一つです。今月は支払いが厳しいという際には、分割回数を多くしたり反対に少額のものでしたらわざわざ分割払いにするのではなく、一括払いで支払うという柔軟な対応ができます。

この分割払いはクレジットカード特有の機能であり、デビットカードなどでは使えないので分割払いができるということはクレジットカードを持てる理由となる場合もあるでしょう 。詳細を聞けばこれだけ便利な機能なのです。

支払い金額も毎月一定である必要もなく、長期の分割払いを選択した場合は繰り上げ返済といい通常の支払い金額を増やすことで早く分割払いを終えることができます。このように金額を調整できるのも分割の魅力です。

一括とは異なり手数料がかかる

分割払いは魅力的な支払い方法ではありますが、当然万能というわけではありません。やはりデメリットもあります。それは一括払いと違って手数料がかかることです。金利手数料が別途かかるため一括で買うより最終的な金額は大きくなります。

そもそも分割払いは住宅ローンや自動車ローンなどと仕組み自体はほぼ同じです。欲しいものはあるのだけれど、手元にお金がないため買えないからローンを組んで商品を購入するのと同じです。

分割払いは一括では支払うことの出来ない金額のため、クレジットカード会社からお金を借りてそれを少しずつ返済していくようなものです。そのため支払いをしていない残金には金利がかかってしまうのです。

店舗側といえば、クレジットカード会社が代わりに支払ってくれるため商品の金額が分割で支払われるということはありません。 10万円ならばその金額がすぐクレジットカード会社から入ります。

分割払いのやり取りはあくまでもクレジットカード会社と利用者で発生するものとなっています。中にはクレジットカード会社ではなく店舗側が、販促の手段としていって返すまで金利手数料を負担するというものもあります。

その場合は通常の分割払いやリボ払いで買い物するよりも断然にお得なので、是非とも大きな買い物をする際には活用してみてください。

ここまでクレジットカードの分割払いの金利についてその特徴を紹介してきました。確かに分割払いは金利が発生しますが便利であることは間違いありません。上手に扱えば非常に便利で優雅な買い物ライフができるでしょう。

ただし、何でも分割払いにすればいいというものでもありません。前述の通り金利が発生しますので、結果的には商品本体の代金より高い料金を支払わなくてはいけません。金にもそんなに安いわけではないので注意が必要です。

一括払いで支払いができるものであればそちらの方がいいでしょう。わざわざ分割払いで金利を払うことはありません。ただどうしても一括払いが厳しい時などは分割払いで支払うほうがいいです。

また後から分割払いにするという方法もあります。一括払いで支払ってもクレジットカード会社に問い合わせればあとから分割払いにすることもできます。一括払いで支払ったけどやはり今月は厳しいという際には使うといいでしょう。

金利がかかるということはここまでお伝えしましたが、実は2回払いまでは金利手数料はかかりません。10万円のものを購入する場合は2回払いですと1ヶ月5万円ずつ金利手数料は発生しません。3回払いからだと手数料は発生するので注意が必要です。

使えない店舗もあります

クレジットカードの分割払いについて紹介してきましたが、分割払いは全ての店舗で使えるわけでは残念ながらありません。 使えない店舗というものも中には存在します。一度使えるかどうかを事前に確認しておくといいでしょう。

使えない店舗の代表例としては商品単価が基本あまり高くない店舗は使えません。例えば、コンビニやスーパー、飲食店などは使えないことが多いです。スーパーで5万円ぶんの買い物をしたとしても分割払いできない事も多いので注意しましょう。

本屋なども使えない場合も多いです。これに関しては大型書店などは使えるケースもありますので事前に確認してみましょう。また後から分割払いも活用して使い過ぎてしまった場合などは分割払いも検討するといいかもしれません。

反対に商品単価が比較的高めなところ家電量販店や家具、洋服などは使えるケースも多いです。特に家電量販店に関しては金利手数料を代わりに支払ってくれるサービスなどもあるため上手に活用したいところです。

分割払いを詳しく確認

それでは分割払いの詳細をより詳しく確認していきましょう。もちろんですが分割払いも一定の基準があります。50回分割などは出来ない場合もありますので、予め知っておくことが肝心です。

分割払いで使える回数はどこもほぼ同じ

分割払いで支払える回数と言うには制限があります。何回でも分割払いができるというわけではありません。クレジットカードのランクが高くてもこれは同じで、企業によっても回数はほぼ同じです。

もし長期間の分割払いをしたい場合は、分割払いやり方リボ払いを選択する方が1回の支払い回数は減らせます。結果的に金利手数料で支払う金額は多くなるため、この方法は全くお勧めはできません。

あくまでも長期の分割払いをしたいという場合では、リボ払いと言う選択もあるということだけ覚えておいてください。では実際にどの程度の分割払いがそもそもできるのかという話ですが、これは会社によって若干異なります。

分割の回数が11種類だったり8種類だったりします。しかし、よく使う回数は概ね同じですのでそれを覚えておけば問題ないでしょう。使う回数は3回、6回、10回、12回、24回の5種類です。

この5種類に関してはどのクレジットカード会社でも問題なく使用できます。カード会社によっては15回や18回といったパターンもありますが、この5種類であればどのカードでも使えるので特に理由がなければこの5種類の中から選ぶのが無難です。

先ほど長期の分割払いはリボ払いのほうがいいと言いましたが、分割払いでも24回という対応があり、2年かけて払うと言う方法もあるためやはりリボ払いは最終手段としておいた方が無難です。

カードによってはそもそも分割払いはできないからだというものも存在します。ダイナースカードは分割払いがそもそもできません。楽天カードなどの一般プロパーカードは概ね分割払いができるので安心してください。

一度を分割払いをする場合にご自身のカードが、そもそも分割払いに対応しているのかということを事前に確認しましょう。

金利は会社によって異なります

分割払いの最大の敵とも言えるのが金利です。複数回にわけて料金を支払うことで高額なものをすぐ帰るというのは魅力ですが、その分の金利がかかるのが非常になんてと言えるでしょう。

実際にいくらぐらい金利がかかるのかというのは気になるところだと思います。これはカード会社によって大きく違うということはなく、ほとんどのカード会社では金利は 同じと考えても問題ありません。

また分割払いの手数料は、リボ払いよりも金利が安くなります。当然といえば当然なのですが、金利も安く支払い回数も自由に調整できる分割払いと金利は高いが1回あたりの支払いを固定できるリボ払いは使い分けが重要です。

分割払いの金利としては3回払いで12%程度、24回で15%ほどです。つまり金利としては12%から15%の間に収まっています。ちなみにリボ払いの金利はどこもおおむね18%程度です。

これだけ見ると少し高いように感じてしまいますよね。実際に安いというわけではありませんが、実はこの数字はそんなに高いというほどの数字ではないのです。また注目するべきは高金利手数料じゃないということも次で紹介します。

注目するのは金利手数料じゃない

おそらく多くのかたは手数料の金利が12%と言われると高すぎて使えないと思うかもしれません。しかしこれはあくまで年利の話であり、1年間かりっぱなしにした場合にかかる金額となっています。

つまり3回払いの時には支払いは3回で終了するので、12%も手数料取られるということはありません。他の回数の時も基本的には同様です。この分割手数料の時に100円あたりの手数料というものがカード会社から発表されています。

12%の時の金利手数料は2.01円で100円あたり約2円の手数料がかかることになっています。金額が大きくなればこの数を大きくするだけです。1000円なら20円、1万円なら200円の金利手数料がかかります。

こう聞くとそこまで高いという金利ではないかということが分かると思います。1万円を3回払いした場合は、1万円と201円の金利負担がかかります。これが100万円になっても基本的には同じです。

計算方法も慣れればあまり難しくはありません。金利手数料もそんなに大きなものでもありません。使い過ぎに気をつければ、かなり便利な方法だと思います。もし大きな出費で分割が必要になった場合には使ってみてください。

分割払いの上手な活用法

そこまで分割払いの金利について紹介してきました。それでは分割払いの上手な活用方法というものを次に紹介していきます。是非とも参考にしてみてください。

必要がないときは使わない

まず基本中の基本ですが、必要のない時以外は使わないことが分割払いにおいて何よりも大切です。あたりまえと思われるかもしれませんが、どんな効果よりもこの方法が一番確実で効果があります。

分割払いの手数料はそこまで高くはないと言えども、無駄な手数料が発生してしまう支払い方法です。もしも手数料を払わずに買える額ならわざわざ分割払いにする必要性はありません一括で買った方が無駄な手数料は省けます。

少ないから大丈夫といってむやみやたらに分割払いにしているとリボ払い同様に金利手数料がかなりの負担になり、それだけで首が回らないという事態も起こりかねません。使う必要がないのなら使わないのが一番です。

買い物をしなくてはいけないけれども、現状お金があまりないという場合には分割払いを使うというのは一つの手段としてありだと思います。しかしそれ以外の場合は極力分割払いは避けた方がいいでしょう。

2回か3回が基本

分割払いは基本的に2回払いか3回払いで済ませるのが一番です。2回払いなら手数料は発生しませんし、3回払いでも金利はあまり高くありません。もしも3回以内で払える金額ならば3回程度に収めておくといいでしょう。

ポイントの獲得なども含めると手数料はかなり下がりますので、上手に活用するのが肝心です。

ショッピングクレジットを有効活用しましょう

分割払いの効果的な方法としては、 ショッピングクレジットというものもあります。これは自分のクレジットカードで分割払いを行わず、店舗側が用意した分割払いを使用して商品を購入する方法です。

主に家電量販店や家具などの高額品を販売している店舗で導入されている分割方法です。ショッピングクレジットを導入している店舗では、クレジットカードの分割払いよりも金利の優遇キャンペーンがあったりします。

店舗によっては分割の金利手数料を全額負担してくれるなんていう太っ腹なサービスもあります。自分のクレジットカードで分割払いをするのと店舗での優遇サービスを比較して上手に活用しましょう。

まとめ

ここまで分割払いについて紹介してきました。クレジットカードは色々な決済方法がありますが、高額の物を買う時に分割払いは非常に便利です。注意して使えば金利も安くで月々の支払いも少なくて済みます。

金利手数料に気をつけながら計画的に分割払いを活用すれば、欲しいものを負担が少なく買うことができるでしょう。今まで怖くて使っていなかったという方は是非とも活用してみてください。

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