これ以上貯金を減らさない!赤字を抜け出すためのポイントと節約術

ちゃんと働いて給料をもらっているのに貯金が増えない、支出ばかりでお金が減る一方、よくわからないけれどお金が残らないなど。自分の意思とは反対にお金が貯まらなくて困る・使いすぎてしまっているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、お金が貯まらない・貯金が減りそうなどのお金の悩みを抱えている方の多くが言い訳を重ねているのも実際のところです。

そこで、普段の生活や現在のお金の使い方を改めて見直してみて、打開策につなげてみませんか。やってみることで「こんなことでお金を使うことをおさえられるのだ」というように、気付けるポイントもあるはずです。

今回は毎月の家計が赤字で貯金が減りそうな方、その他にも家計が赤字になりそう、貯金を減らさないためにはどうすればいいのかを知りたい方に向けて節約術を解説します。

その他にもせっかくの節約が無駄になる習慣も紹介しますので、現在の生活を振り返りながら新たな心がけへとつなげてください。

毎月の収入から予算の立て方を見直す

毎月の給料が入ったら、どのように管理しているのかがポイントになります。

特に何もしない方もいれば、毎月必要な予算を銀行から引き出す方、必要なタイミングで銀行からその都度引き出しているのかはその人それぞれでしょう。

しかし、お金をできるだけ残すようにするには、まずは予算を細かく立ててその範囲内で使うことがおすすめです。

簡単なようですが、最初は案外難しいかもしれません。しかし、慣れてさえしまえばその習慣が身に付くので予算管理も効率よく進められるようになります。

やり方しだいでは、毎月の予算からお釣りがくるかもしれません。

食費を一週間ごとに分けて管理

生活費をおさえるために手っ取り早い方法が食費の見直しです。

家計を見直そうと決めたものの、ただ何となく「食費を月〇万にしよう」と決める方もいるかもしれません。そして、一念発起したは良いけれど、いざ実践するとなると想像以上にハードルの高さを感じることになります。

そこでおすすめしたいのが「食費を一週間ごとに分ける」ことです。そのうえで予算を立てて管理していってください。

一週間ごとに予算を設定することで、給料日間近にお金がなくて困るなどのことも避けられますし、お金を減らしたくない心理も働きます。

また、一週間ごとの予算では財布にお金もあまり入っていない状態です。そのため、不必要なものを買うことも避けられるようになるでしょう。

予算を一週間ごとに組むのと合わせて、買い物の回数を見直してみるのも効果的です。毎日だったものを1~2回程度にすれば、お金を使う回数をさらに減らせるので、無駄遣いなどをするリスクもなくなります。

雑費を設けない

食費に生活雑貨の購入費、その他にも子どもの教育費などを、出費別に振り分けて管理する方もいるかもしれません。

そして、これらのお金以外に「雑費」も設けていたりしませんか。もしも分けているのであれば、あまりおすすめはできないでしょう。

雑費とは家計が足りなくなったときに使う、予備のお金です。
特に何に使うのかは決まっていない、もしもの場合の保険みたいなお金です。

しかし、この雑費が出費に影響を与えることがあり、何かを購入するのに迷ったときなど「雑費から出せば良い」という考えになってしまうのです。

それでは単に無駄遣いを増やすだけになります。雑費の中でも何に使うのかをしっかりと決めて分けるようにすれば、余るお金は出てくるかもしれません。

現金払いとクレジットカード払いを使い分ける

クレジットカードや電子マネーは現金を持ち歩かずに買い物ができることから、気軽さと便利さがあります。

しかし、そのメリットの半面で「お金を使った感覚がない」「考えなしに使い込みやすい」などのデメリットもあるのです。

確かにクレジットカードでは利用金額に応じたポイントを獲得できる魅力があります。しかし、実際に溜まるポイントはそう大きなものではなく、家計が潤うほどのものではありません。

また、クレジットカードや電子マネーを使うことで買い物の抑止力がなくなってしまい、獲得できるポイント以上に無駄な出費が増えやすくなります。せっかく節約を心がけても、この状態では本末転倒になるでしょう。

お金が貯まらないことに赤字家計を見直したいのであれば、支払いのすべてを一度現金に切り替えてみましょう。そうすることで、買い物をするたびに財布からお金がなくなることがわかるので、自然に「無駄遣いはなくした方が良い」と感じるようになります。

固定費はカードのままで問題なし

家賃に子どもの幼稚園や学校にかかるお金、その他にも水道光熱費などの、毎月ほとんど流動しない固定費はクレジットカード払いのままで問題ありません。

これらのお金は節約のしようのないお金なので、クレジットカード払いにしておけばその分はポイントを獲得できます。

その他にも発行される利用明細を確認すれば出費のすべてが確認できますから、家計の把握も簡単にできるようになるでしょう。

節約が無駄になる悪い習慣と行動

毎月の収入から予算を分けて管理して何とか節約を心がけたとしても、ちょっとした習慣や行動によって無駄になります。

そうなってしまったらせっかくの努力も台無しになるので、これから紹介することが自身に当てはまっていないかを見直してみてください。

「〇〇の素」の購入機会が多い

スーパーに買い物に行くと、さまざまなメーカーから「〇〇の素」が並んでいます。

野菜や肉などを用意して、炒めたり茹でたりした後は「〇〇の素」を入れるだけで料理ができるので簡単ですし便利です。

忙しい方であればぜひ活用したいと思うかもしれませんが、一度商品ラベルにある原材料をチェックしてみてください。実は、醤油に砂糖、チキンエキスをはじめ、家庭にありがちな調味料でまかなえるものが多いのです。

確かに味付けのバリエーションが増えますので、使うこと自体は全然悪くありません。ただし、そればかりに頼ることは避けた方が良いでしょう。頑張って野菜やお肉などの食材を節約しても「〇〇の素」1つに200円前後使ってしまえば、それだけで節約の効果はなくなってしまいます。

調味料の作り方ですが、スマホアプリやレシピサイトの中にたくさんアップされているので見つけやすいです。自分で作ることを上手に取り入れてみて、「〇〇の素」の多用はしないようにしましょう。

「〇〇円以上で割引」「ポイント〇倍」などの言葉に釣られやすい

「1,000円以上買うと10%割引「毎月〇日はポイント5倍デー」「3つ買えば1つ無料」など。スーパーやドラッグストアに行くとさまざまなキャンペーンが行われています。

もちろん、1,000円以上の買い物をする予定があったり、3つ買う予定があったりすれば問題はありません。しかし、10%オフや無料を目的に必要のないものを買ってしまうのは本末転倒と言えるでしょう。

また、特に必要な物がないのにポイント目当てで買い物に行くことも同様にNG行為です。

節約してお金を残すために必要なのは、とにかく使うお金を減らすことになりますから、本当に何が必要なのかをしっかりと見極めることが重要になります。

「もしかしたら割引などの言葉に釣られているのではないか」と考え直したうえで、買い物をするタイミングを見つけるようにしてください。

限定品に弱い

本日限定〇〇円、店舗限定品をはじめ、買い物に行くと「限定」を強調した商品を見かける機会も多いでしょう。

食品はもちろん、生活雑貨に衣類までさまざまな商品で限定品はあります。そして、なぜか人は限定の二文字を耳にすると飛びついてしまう傾向があるものです。

しかし、買ってみたは良いけれど、実はそこまで必要でなかったということが多くあります。それだけ限定とは購入意欲を沸かせる魔法の言葉のようなものなのでしょう。

節約することで貯金を減らしたくない、赤字家計を何とかしたいという気持ちがあるのでしたら、限定の言葉さえもスルーできる強い意思を持つことをおすすめします。

つい外食をしてしまう

毎日頑張って料理しているけれど、できたら休みの日くらい何もしないで過ごしたいと思うことはよくあるでしょう。そして、外食をしてしまうという方も意外と多くいます。

毎日働いていれば、楽をしたい・手抜きをしたいと思うのは自然な気持ちです。しかし、一度でも外食してしまえば、それまでの節約がすべて無駄になり、それまでの苦労も意味のない結果になってしまいます。

そんなときにおすすめなのが、休日はシンプルな料理で済ませるなどの決まりを作ることです。ご飯に具たくさんのお味噌汁に主菜1品程度にして、あえて頑張らない日を作るようにしてください。

あとは時間があるときに作り置きをするのも効果的です。それで家族に愚痴や不満をこぼされたら、自分たちで作らせてみるのも良いかもしれません。

疲れているし、作るのが面倒だから外食するのではなく、冷蔵庫の中にあるもので適当に済ませられるにはどうすれば良いのかと考える癖をつけましょう。

こだわりやマイルールが多い

お肉を買うときは〇〇産のブランド牛肉、ウインナーは無添加のものにかぎる、調味料もこの銘柄でないと買わないなど。こだわりを持つことにマイルールを持つことは全然悪いことではありません。

しかし、そのこだわりやマイルールがあまりにも多すぎたり厳しすぎたりする場合、節約もお金を残すことも成り立ちにくいでしょう。

こだわりを崩すことはもしかしたら難しいことなのかもしれませんが、実はそのこだわりについて改めて考え直してみたら、そこまで重要なポイントでない可能性もあります。

コーヒー豆は高級店で取り扱っているものしか利用しないなどと決めているけれど、リーズナブルな価格のものでも美味しかったなどのことも意外とあるものです。

すべてとは言いませんが、できる範囲内でこだわりやマイルールを見直すことを検討してみてください。

普段のドリンクの購入が節約に影響を与える場合も

毎日、コンビニや自動販売機でドリンクを買っている方は一旦利用を考え直してみましょう。

本当に習慣化している方ですと、朝、昼、夜の3回くらい買っている方がいるかもしれません。それは、1日に500円前後使う結果になります。

もしも500円を1カ月続けると500円の30日分で15,000円となり、かなり大きな金額です。やはり、こちらもすべてとは言いませんが。タンブラーにドリンクを入れて持っていくなどの工夫をしてみてください。

貯金を減らしたくない方のための節約術

節約でお金を残すのはもちろん、赤字会計にならないようにする・貯金を減らさないようにするためには、日頃の生活の中のちょっとした行動で叶えることはできます。

電気をこまめに消すなどの基本的なことも大切ですが、こちらではさまざまな節約術のなかから普段見落としがちなものを取り上げてまとめてみました。

フリマアプリを活用

要らなくなった洋服にバッグ、その他にも雑貨類に雑誌にCD・DVDなど。自宅の中にはもう不要と思える物がたくさん転がっていることもあるでしょう。そこで、家にただ置いておくだけでは場所もとってしまうので、思い切って売ってしまうことを検討してはいかがでしょうか。

おすすめなのがスマホさえあれば簡単に売買ができる、メルカリやラクマなどのフリマアプリです。もしかしたら、ゴミになるかもしれなかった物が、こちらを利用することで売れる可能性もありますよ。

顔の見えない相手との取引なので不安はあるかもしれませんが、事務局も設置されているので困りごとやトラブルがあった場合も安心です。

たとえば、子どもの洋服は成長にともないサイズアウトが早いです。我が子はもう着られないけれど、「洋服の程度は全然悪くない」「まだまだ着られるし捨てるには惜しい」なんてこともあるかもしれません。

そんなときはフリマアプリに出品して売上金を手に入れて、それを元手に新たな子ども服を手に入れるのもおすすめです。フリマアプリでお得な価格で購入することも、節約につなげることができます。

どこのお店で買うのが最安値なのかをチェックしておく

買い物をする際に、決まったスーパーしか行っていないなどのことも多くありがちです。確かに自宅から近かったり、行動範囲内にあったりしたら、便利に利用できるので当たり前のことかもしれません。

ただし、そのスーパーで売っている同じ商品が別のお店ではもっと安いなどのこともよくあります。そこで、定期的に購入している商品の最安値を知って手に入れることを心がけてみてください。

また、〇曜日は〇〇の日のように、特定の商品が安く購入できる日もあるので、そちらも合わせてチェックするのがおすすめです。

通常価格は200円だけれど、この日だけは100円というようになっていますし、その他にも特売などがあれば1回の買い物で得られるお得感は大きいことでしょう。

自宅からは少し距離があるから面倒だし、車ではガソリン代がかかると思うときは、徒歩や自転車移動も取り入れてみてください。お得さが手に入るだけでなく、健康にもつながりますから1回で2つのプラス効果があります。

詰め替え用の商品を買う

シャンプーに洗剤、柔軟剤をはじめ、詰め替え用の商品があるものは詰め替え用を買った方が節約効果は高いです。販売するお店にもよりますが、場合によっては100円近くの価格差があることも珍しくないでしょう。

本体に「同じ商品を詰め替えるように」との注意書きはありますが、ボトルをよく水で洗い、すすいで乾かせば他の商品と混ざる心配はありません。また、同じ商品を継続して使っていっても大丈夫です。

中身は完全に使い切る

もう終わったかなと思って捨てる前に、中身を再確認するようにしてください。よく見てみるとまだ中身が入っていることがあるからです。

ボトルの商品もですが、その他に歯磨き粉や化粧品などのチューブ状の商品も中身が残りやすいので、はさみで切るなどして確認しましょう。そして、見てみると中身がまだまだ入っていたなんてこともあります。

中身が残っているのに捨ててしまうのは惜しいことです。場合によってはあと5~6回分は残っているなどのこともあるので、完全に使い切ったのを確認してからら捨てるようにしましょう。

契約内容の見直し

スマートフォンにインターネットプロバイダー、生命保険をはじめ、さまざまな契約があるかと思います。しかし、その契約は本当に適したものなのでしょうか。

場合によっては受付担当者のすすめるままに契約してしまったケースもあるかもしれません。そして、無料通話〇〇分に死亡補償金〇億円のように、実際はそこまで必要としてない場合もあることでしょう。

契約内容を改めて見直してみて、今の状況や今後の状況を考慮した内容に見直すことも必要です。場合によってはそれだけで毎月数万円単位の支出をおさえられます。

ただし、スマートフォンなどは契約時にこのプランに加入することで端末代を割り引くなどの制限を設けている場合もありますから、その点は注意してください。

まとめ

毎月の家計が赤字で貯金が減りそうな方をはじめ、とにかくお金を減らしたくない方に取り入れてほしい方法に重要な節約術をまとめて解説しました。また、悪い習慣についてもまとめたので、自身に当てはまっているのかを再確認できたのではないでしょうか。

赤字を出さない・貯金を減らさないために節約を行うのは、決して楽しいことではないでしょう。しかし、節約が叶った後のことをイメージしながら継続してみてください。

ある程度継続しているとその状態も当たり前になってきますし、お金が残ることの楽しさを知ったら止めることができなくなっているでしょう。

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