目次
みずほ銀行はメガバンクといわれる銀行の内の一つで、日本全国に450以上の店舗を持つ銀行です。もちろん、国内だけでなく海外にも数多くの店舗があります。
今回はメガバンクであるみずほ銀行のカードローンの申し込みから審査についてや、借入方法や返済方法までその特徴について徹底解析していきます。
みずほ銀行カードローンの商品概要
みずほ銀行カードローンのスペック
みずほ銀行カードローンのスペックは以下になります。
- 貸付利率(実質年率):2.0%~14.0%
- 借入限度額:10万円~800万円
- 申込条件:契約時の年齢が満20歳以上で66歳未満のこと、安定且つ継続した収入が見込めること、外国籍の場合は永住許可を受けていること、保証会社である株式会社オリエントコーポレーションの保証が受けられること
- 資金使途:自由(但し事業性資金は不可)
- 返済方式:残高スライド方式
- 担保:不要
- 連帯保証人:不要
みずほ銀行カードローンの金利や限度額
借入限度額 | 借入金利 | 優遇金利適用後 |
---|---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% | 年13.5% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% | 年11.5% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% | 年8.5% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% | 年6.5% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% | 年5.5% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% | 年4.5% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% | 年4.0% |
800万円 | 年2.0% | 年1.5% |
上記の表の優遇金利適用後は、みずほ銀行で住宅ローンを利用している人の特典後の金利になります。優遇金利は、みずほ銀行カードローンの店頭表示金利から年0.5%の引き下げです。
みずほ銀行カードローンの特徴
みずほ銀行カードローンの特徴は以下になります。
金利が低い
金利は銀行カードローンの中でも最低水準の金利です。さらに、優遇金利もあるため、みずほ銀行で住宅ローンを借りている人にはおすすめです。
最高利用限度額が800万円
利用限度額は、銀行カードローンの中でも最高水準の800万円です。そのため、低金利で資金使途が自由な高額融資が実現できます。
キャッシュカードをそのまま利用
みずほ銀行カードローンは利用者の希望により、みずほ銀行普通預金のキャッシュカードでの利用が可能です。もちろん、カードローン専用カードを発行することもできまます。
豊富な特典
みずほマイレージクラブに加入かつ月末時点のカードローン借入残高がある場合、翌々月の利用できる特典は以下になります。
- コンビニATM時間外手数料、利用手数、振込手数料(他行宛)が月4回まで無料
みずほ銀行カードローンの申込方法
申し込み方法
みずほ銀行カードローンの申込方法は、以下の4種類の方法があります。
- パソコンやスマートフォンなどのインターネットからの申し込み
- 郵送(メールオーダー)での申し込み
- 電話での申し込み
- 店頭での申し込み
それでは、一つ一つを見ていきます。
インターネットからの申し込み
パソコンやインターネットからの申し込みは、24時間受付をしています。みずほ銀行の普通預金を持っている人は、そのまま申し込みできます。
また、みずほ銀行の普通預金口座を持っていない人は、カードローンと普通預金の同時申し込みも選択できます。普通預金との同時申し込みを選択しない人は、契約書類の提出までにはみずほ銀行普通預金口座を開設しておく必要がありますので注意が必要です。
スマートフォンでの申し込みは、バーコードの読み取りから簡単にサイトにアクセスできます。
郵送(メールオーダー)での申し込み
みずほ銀行に備え付けてあるメールオーダーにより、郵送で申し込むことかをできます。みずほ銀行の普通預金を持っている人が、申し込みの対象になります。
申し込みには、本人確認書類のコピーと年収証明書のコピーを同封する必要があります。
電話での申し込み
みずほ銀行カードローン専用ダイヤル(フリーダイヤル:0120–324–555)から、オペレーターを通して申し込むことができます。受付時間は、月曜日から金曜日の9時00分~20時00分です。(12月31日〜1月3日、祝日や振替休日は利用することができません。)
店頭での申し込み
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行窓口でも申し込むことができます。印鑑と本人確認書類のコピーと年収証明書のコピーを持参する必要があります。
みずほ銀行カードローンの審査について
みずほ銀行カードローンの審査
ここでは、みずほ銀行カードローンでどのようなことを審査するのかを解説していきます。
申込条件
みずほ銀行カードローンの申込条件は、満20歳以上66歳未満で安定且つ継続した収入が見込めることです。毎月継続して安定した収入があれば、勤務形態は問われませんのでパートやアルバイトの人も申し込みができます。
ただし、同じ所での勤務年数が1年たってなかったり、収入が高くてもお金が入ってくる時期が不定期だった場合は継続安定した収入と認められない可能性があります。
信用情報照会
カードローンのみならず借入金の申し込みをした場合は、個人信用情報機関の信用情報照会で個人の借り入れに関する情報を照会します。信用情報照会で照会することにより、他社を含めた借入状況や返済状況や申込情報や金額事故情報などがわかります。
借入状況
申込者の他社を含めた借入状況がわかります。借入件数が多い場合は、多重債務者と判断される場合があります。また、借入合計額が多いと、審査に通らない可能性がありますので注意が必要です。
みずほ銀行カードローンは貸金業法の総量規制の対象外ですが、自主規制による規制が進んでいます。そのため、借入金総額が年収の2分の1から3分の1以上になる場合も、審査に通らない可能性があります。
返済状況
信用情報照会では、他社も含めた返済の状況がわかります。延滞があったり返済状況が良くない場合には、審査に通らない可能性が高いです。
申込情報
審査に通過したかしなかったかにかかわらず借入金の申込情報は、申込後半年間は信用情報に残っています。そのため、申込前半年間に他社の借入金に申し込みをした履歴があった場合は、お金に困っていると判断される可能性があります。
金融事故情報
過去5年くらいの間に延滞などの金融事故を起こしていてブラックリストに登録されている場合は、審査に通過することはありません。
在籍確認
みずほ銀行カードローンでは、審査の段階で勤務先への電話での在籍確認が行われます。在籍確認とは申込者が申込時に記載した勤務先に本当に勤務しているかを確認するために、みずほ銀行の担当者が個人名で申込者の勤務先に電話をかけることです。
在籍確認は、申込者が実際に勤務先に勤務しているかを確認するためなので、実際に電話にでるでないは重視されません。
必要書類
みずほ銀行カードローンの申し込みに必要な書類は、本人確認書類と収入証明書類です。みずほ銀行カードローンでは、本人確認書類や収入証明書類として有効なものが決まっています。
本人確認書類
みずほ銀行カードローンを申し込むには、本人確認書類の提出が必須です。申込方法によっても違いますが、基本的に本人確認書類の提出は仮審査通過のタイミングで必要になります。
本人確認書類として有効な書類は以下になります。
- 運転免許証(変更のため記載のある場合は両面必要)
- パスポートの写真および住所のページ
- 印鑑証明書(発行後3ヵ月以内)
- 特別永住者証明書(変更のため記載のある場合は両面必要)
- 運転経歴証明書(変更のため記載のある場合は両面必要)
- 各種健康保険証の被保険者および被扶養者のページ
- 住民票(発行後3ヵ月以内)
- 在留カード(変更のため記載のある場合は両面必要)
- 住民基本台帳カード(変更のため記載のある場合は両面必要)
みずほ銀行カードローンで有効な本人確認書類は、住所、氏名、生年月日が書かれているものです。
収入証明書類
収入証明書類の提出が必要な場合は、借入希望額が50万円を越えた場合です。また、借入希望額が50万円以下だった場合でも、みずほ銀行が請求する場合には収入証明書類の提出が必要です。
収入証明書として有効な書類は以下になります。
- 源泉徴収票(最新年度分)
- 住民税決定通知書(最新年度分)
- 課税証明書(最新年度分)
- 納税証明書(その1・その2)(最新年度分)
個人事業主や会社経営者の場合の収入証明書類の中で、確定申告書は認められていませんので注意が必要です。
みずほ銀行カードローン借り入れ方法
借入方法
みずほ銀行カードローンの借入方法は以下4種類あります。
- 提携ATMからのキャッシング
- みずほダイレクトを利用しての借り入れ
- 自動貸越機能
- 自動融資サービス
それぞれについて、詳しく説明していきます。
提携ATMからのキャッシング
みずほ銀行の本支店ATMや提携しているコンビニATMからのローンカードを利用しての借り入れであれば、ATM手数料無料でキャッシングができます。
みずほダイレクト
みずほダイレクトを利用すれば、パソコン、スマートフォン、携帯電話、固定電話から借り入れの手続きができます。借り入れの利用時間は、銀行営業日の0時00分~15時00分までです。
ただし、テレホンバンキングは利用時間が異なりますので、みずほダイレクトの商品内容ページにて確認が必要です。
自動貸越機能
自動貸越機能とは、みずほ銀行普通預金のキャッシュカードとの兼用型のカードから普通預金の出金した時に、残高が不足していた場合は自動的に不足分をカードローンから補填するサービスです。
自動融資サービス
公共料金の自動引き落としや、クレジットカードの自動引き落としで、決済口座であるみずほ銀行の残高が不足していた場合、カードローンから不足分を自動的に融資するサービスです。ただし、カードローンの利用限度額を越える融資はできません。
みずほ銀行カードローンの返済方法
返済方法
みずほ銀行カードローンの返済方法は、3種類あります。
- 自動引き落としによる返済
- ATMによる返済
- みずほダイレクトによる返済
それぞれについて詳しく解説していきます。
自動引き落としによる返済
みずほ銀行カードローンは、毎月10日(銀行の休業日の場合は翌営業日)の約定返済日に、現在の利用残高に応じて残高スライド方式により約定返済が行われます。約定返済は、設定したみずほ銀行の返済用普通預金口座から自動引き落としにより返済される方法です。
引き落としは引き落とし日の当日の夜間に行われますので、前日までに返済額以上の金額を入金しておく必要があります。
約定返済額の決定方法
毎月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)時点の利用残高に応じて、翌月の返済額が決定されます。
- 2012年7月31日以降に契約を締結、または変更を行い、且つ利用限度額が200万円以上(変更を行った場合は変更後の利用限度額が200万円以上)の場合
<残高スライド方式>
前月10日の利用残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
1万円未満 | 前月10日現在のご利用残高 |
1万円以上100万円以下 | 1万円 |
100万円超200万円以下 | 2万円 |
200万円超300万円以下 | 3万円 |
300万円超400万円以下 | 4万円 |
400万円超500万円以下 | 5万円 |
500万円超600万円以下 | 6万円 |
600万円超700万円以下 | 7万円 |
700万円超800万円以下 | 8万円 |
800万円超 | 9万円 |
- 上記に該当しない場合
<残高スライド方式>
1万円未満 | 前月10日現在のご利用残高 |
---|---|
1万円以上50万円以下 | 1万円 |
50万円超100万円以下 | 2万円 |
100万円超150万円以下 | 3万円 |
150万円超200万円以下 | 4万円 |
200万円超250万円以下 | 5万円 |
250万円超300万円以下 | 6万円 |
300万円超350万円以下 | 7万円 |
350万円超400万円以下 | 8万円 |
400万円超450万円以下 | 9万円 |
450万円超500万円以下 | 10万円 |
500万円超550万円以下 | 11万円 |
550万円超600万円以下 | 12万円 |
600万円超650万円以下 | 13万円 |
650万円超700万円以下 | 14万円 |
700万円超750万円以下 | 15万円 |
750万円超800万円以下 | 16万円 |
800万円超 | 17万円 |
ATMによる返済
ATMからの返済は、提携ATMから利用者の都合に合わせて随時好きな時に好きな金額を返済する方法です。
注意事項
ATMによる返済は任意返済になりますので、ATMによる返済を行った月であっても毎月10日の利用残高による約定返済は必ず行われます。
ATMからの返済は、貸越利息の精算を含めた全額精算はできません。利息を含めた全額精算を行いたい場合は、みずほ銀行の窓口での手続きをする必要があります。
みずほダイレクトによる返済
みずほダイレクトを利用して、パソコンやスマートフォンや携帯電話や固定電話から随時返済をすることができます。みずほダイレクトからの返済は24時間365日受付はできますが、営業日の15時以降または土日祝日に受付した分は翌営業日扱いとなりますので注意か必要です。
みずほダイレクトからの返済はATMによる返済と同じくに任意返済のみとなりますので、毎月10日の利用残高による約定返済は必ず行われます。また、貸越利息の精算を含めた全額精算は、ATMからの返済同様にできません。全額精算を行いたい場合は、みずほ銀行の店頭での手続きが必要です。
まとめ
- みずほ銀行カードローンの特徴は、銀行カードローンの中でも最低水準の金利を設定していることや、最高水準の利用限度額を設定していることです。
- みずほ銀行で住宅ローンを利用している人は、店頭金利よりも0.5%金利が優遇されます。
- みずほ銀行カードローンの申込方法は、インターネットからの申し込み、郵送での申し込み、電話での申し込み、店頭での申し込みの4種類です。
- みずほ銀行カードローンは、満20歳以上66歳未満で安定且つ継続した収入が見込めればパートやアルバイトでも申し込むことができます。
- みずほ銀行カードローンの借入方法は、提携ATMからのキャッシング、みずほダイレクトを利用しての借り入れ、自動貸越、自動融資サービスの4種類です。
- みずほ銀行カードローンの返済方法は、自動引き落としによる返済、ATMによる返済、みずほダイレクトによる返済の3種類です。